Androidゲーム機「GPD XP」レビュー。アクティブ冷却、着脱モジュール搭載機

GPD XP 実機レビュー

Android搭載の携帯型ゲーム機「GPD XP」をレビューしていきます。
この製品は、ゲームパッド、ポケットサイズ、Android搭載をコンセプトに作られた GPD XDシリーズに続く、新たな Androidゲーム機として注目を集めています。

クラウドファンディングを予定している製品ですが、国内外の通販サイトでは先行予約販売がすでに開始されています。リリース間近の GPD XP 製品版と変わらない試作機をお借りできたので、詳しくチェックしていきます。


価格・販売ストア

GPD XP 価格・販売ストア

GPD XP は国内外の通販サイトですでに先行予約販売を開始しています。
発売時期は 2021年11月頃、一般販売価格は 42,600円(税込み)を予定しています。

現時点ではクラウドファンディングは開始していませんが、すでに工場生産は進められています。今回はクラウドファンディングと一般販売の同時開始になるか、クラウドファンディングを実施しない可能性も考えられます。


スペック

GPD XP のスペックを詳しく見ていきます。
最も気になるポイントなので、しっかりチェックしていきましょう。

  • システム:Android 11
  • ディスプレイ:6.81インチ、第5世代ゴリラガラス
  • 解像度:2400 × 1080
  • リフレッシュレート:60Hz
  • 輝度:500nits
  • NTSC:84%(typ)
  • CPU:Mediatek Helio G95
  • GPU:ARM Mali-G76 MC4
  • RAM:6GB LPDDR4X
  • ストレージ:128GB USF2.1
  • 外部ストレージ:microSD(最大2TB)
  • バッテリー容量:7,000mAh
  • 通信:Wi-Fi、Bluetooth 5.0、802.11ac/a/b/g/n
  • LTEバンド:B1/2/3/5/7/8/12/17/20/26/28/34/38/39/40/41
  • SIM:nanoSIM 4G対応(通話非対応)
  • カメラ:イン5MP
  • その他:GPS、Gセンサー
  • 素材:プラスチック(ABS)

免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。

GPD XP レビュー

Android搭載の携帯型ゲーム機「GPD XP」をしっかりチェックしていきます。
付属品から基本的な特徴、実際の使い心地、エミュレータ性能、搭載アプリ、ベンチマークにいたるまで徹底解説していきます。

付属品

GPD XP 付属品

付属品はマニュアル(1年国際保証)、ACアダプタ、USB Type-Cケーブル、SIMピン、コントローラモジュール3つが付属します。

万が一の事故・故障を考えると、ストア保証・サポートがある日本国内代理店で購入した方が安心です。着脱式コントローラーの仕組みや操作性については、後ほど解説していきます。

大きさ・重さ・サイズ感

GPD XP 大きさ・重さ

GPD XP の大きさは、取り付けるコントローラモジュールによって異なります。
何も取り付けていない状態では、大きさ 201 × 84 × 18~39mm(最厚部を実計測)、重さは 323g です。

モジュール名大きさ重さ
Xboxモジュール238 × 84 × 18~39mm370g
FPSモジュール218 × 84 × 18~39mm353g
MOBAモジュール206 × 84 × 18~39mm336g

免責事項:あくまでも実測値ベースなので、正確性の保証はできかねます。

GPD XP 大きさ・重さを比較

Xboxモジュールを取り付けた状態では、Nintendo Switch と横幅はほぼ変わりません。
iPhone 13 Pro、GPD WIN3 と大きさを比べてみると、意外と細長く・サイズ感があることがわかります。

スマホよりもやや大きめなサイズ感を期待していましたが、残念ながらポケットサイズで気軽に持ち運べるサイズ感ではなさそうです。

インターフェース

GPD XP I/Oポート

本体上部には電源ボタン、音量調整ボタンを配置しており、下部にはマイク穴、イヤホンジャック、SIMスロット(nanoSIM を2つ、もしくは nanoSIM と microSDカードをそれぞれ1つ)、USB Type-Cポート、左右にステレオスピーカーを用意しています。スペック表にもあるとおり SIM は 4G対応で通話非対応な点には注意してください。

着脱モジュール、操作性

GPD XP 着脱式コントローラー モジュール

GPD XP の右側コントローラーが着脱可能となっています。
ゲーミングスタイルに合わせて3つのモジュール(画像左から MOBA、Xbox、FPS)を自由に組み合わせできます。

MOBAモジュールはボタンなどは無い単純なカバーで、右手操作をタッチスクリーン操作に特化したものです。Xboxモジュールは名称のとおりスタンダードな Xboxコントローラー、FPSモジュールは物理ボタン7つ(表5つ、トリガー2つ)を搭載したコントローラーです。ちなみに、FPSモジュールの赤ボタンは特別な機能はなく、そのほかのボタンと同じように機能します。

すべてのモジュールがマグネット構造を採用しており、ぐっと力を入れて引き抜く仕組みになっています。着脱は意外とスムーズに行えるように工夫されています。

GPD XP 操作性

コントローラー左側は着脱不可で、十字キーと ABXYボタンは GPD WIN Max、GPD WIN3 の共通部品を採用、リマッピングボタン、「戻る」「ホーム」「タスク」ボタンを配置しています。□ボタンが戻る、△ボタンがタスクとなっているは誤操作を招くのではないかと感じました。(単純にボタン取り付けミスなのかも)

アナログスティックは GPD WIN Max、GPD WIN3 よりも親指を置きやすく、一般的なゲームコントローラーサイズに近い大きさです。ぐるーっと大きく操作できるようになりました。

GPD XP インターフェース

L1/R1ボタン、L2/R2ボタン、トリガーボタンなどはアナログではなくマイクロスイッチを採用、指を置くポジションにもよりますが慣れるまでは誤操作となる可能性は高そうです。

一般的なゲームコントローラーには劣りますが、スマホ専用ゲームコントローラーよりもグリップ感、持ちやすさ、操作性は優れています。バイブレーション機能は着脱モジュールには搭載されておらず本体側のみです。

GPD XP リマッピング

GPD XP にはタッチ操作を物理ボタンに割り当てるリマッピング機能を用意しています。
リマッピングボタンを押すと、割り振れるボタンがオーバーレイ表示されるので、あとはお好みの位置に合わせて保存するだけです。スマホ専用コントローラーにありがちな専用アプリをインストールする必要はありません。

ただ、残念なことに右側アナログスティックに対応したオーバーレイ表示は移動できません。
特定位置でしか右アナログスティックが動作しないゲームタイトルやエミュレータでは、タッチスクリーン操作が必要です。ファームウェアのアップデートなどで問題解決して欲しいところです。

リマッピング設定はゲーム途中であっても変更できるので、自分のプレイスタイルに合わせたモジュール、マッピングをいろいろと試行錯誤できるのも GPD XP ならではの遊びといったところでしょう。

アクティブ冷却ファンを搭載

GPD XP アクティブ冷却ファン

GPD XP にはアクティブ冷却ファン(内蔵ファン)を搭載しています。
本体下部に吸気口、本体上部に排気口を備えており、冷却ファンの OFF、Low、High の3つをユーザーが任意に設定可能です。

重めのゲームアプリを操作していても本体の熱をほとんど感じず、冷却ファンの効果を十分に発揮できていると考えて良いでしょう。

GPD XP アクティブ冷却ファン

画面上からスワイプ表示されるステータスバーを押すことで調整可能です。
冷却ファンの風切り音は、GPD WIN Max や GPD WIN3 と比べると圧倒的に静かなのはポイントです。

アクティブ冷却ファンを常用するのであれば Low がおすすめです。
冷却ファンはスリープ状態では動作せず、画面表示されている状態でのみ動作します。

搭載アプリ、設定

GPD XP 特徴

システムは Android 11ベースで、標準では「GBox Desktop(GPD Metro UI)」という UI を採用しています。そのほかに Quickstep UI を用意しており、SETTING の Home Switch から切り替え可能です。

基本的な設定項目は SETTING 画面で、ひととおり網羅されています。
ディスプレイの解像度変更、バージョン、ストレージ、設定、コントローラーテスト、Wi-Fi、ビデオガイドが用意されています。日本語表示にしても UI アイコン・タブは英字表記ですが迷うことはないはずです。

GPD XP 操作テスト

コントローラーテストは、取り付けられている着脱モジュールの動作を確認できます。
操作しているアクティブボタンを黄色、動作確認済みボタンを青色で表示して、ユーザー側がコントローラー・着脱モジュールの動作確認を簡単にチェックできます。

GPD XP 解像度

解像度は標準では 2400 × 1080、そのほかにも 2200 × 1080、1920 × 1080、1600 × 720 の計4つから選択可能です。選択した解像度は瞬時に切り替え可能です。

GPD XP アプリ

Google Play非対応と発表されていますが、本機(試作機)では対応していました。
製品版についても、Google Play対応、技適承認済み製品であることが確認できました

個人的に気になったのは悪名高い Happy Chick系統のアプリ(ROMデータをダウンロードできるアプリ)がインストールされていたことです。日本国内版では削除されるかとは思いますが、海外通販サイトで購入を検討している方は注意が必要です。

ベンチマークテスト結果

GPD XP ベンチマーク

GPD XP のスペックは、スマホでいうところのミドルレンジです。
ゲームアプリに特化したハイエンドなゲーミングスマホ並みの性能はありません。

Antutu Benchmark の総合スコアは 309189で、それほど性能が高いとはいえません。
正直なところ、2万円台の安価なスマホと専用ゲームコントローラーを組み合わせた方が性能は高くなりそうです。ただし、スペック以外の使いやすさや操作性という部分においては GPD XP は優れています。

エミュレータ性能

GPD XP エミュレータ性能

エミュレータ性能はスペックありきですが、最近になって発売された中華ゲーム機よりもエミュレータ性能は高いです。PSP、ドリームキャスト、ゲームキューブ、セガサターンなどは思った以上に快適に動作します。

エミュレータを中心に遊ぶという人は、フロントエンド「Pegasus Frontend」の導入をおすすめします。詳しい導入手順については、こちらの記事を参考に進めてください。

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スマホゲームは快適か

GPD XP 原神

ゲームアプリ『原神』でのグラフィック画質は「中(デフォルト)」が自動選択されました。
この部分についてはスペックありきなので、遊べれば良いというレベルであれば問題はありません。カクツキなし・最高品質のグラフィック性能・快適さは求められません。

ほとんどの主要ボタンをリマッピングボタンで割り振ることができるので利便性や操作性においてはアドバンテージはありますが、総合的な快適さという点においてはハイエンドなゲーミングスマホには及びません。

GPD XP FPS

Call of Duty や PUBG Mobile といったゲームにおいては、タッチ操作だけでなく単純に物理ボタンが増えるので操作性はより快適になります。総合的にみるとスペック要件さえ満たしていれば、そこそこ遊べるゲーミングコンソールだと評価できます。

スマホゲームとは別に、Steam Link によるクラウドゲーミング(PCゲーム)も試してみました。通信環境・回線速度ありきではありますが問題なくゲームプレイができることが確認できました。左下のパンチホールカメラでアイコンやメッセージの一部が隠れてしまうのは邪魔に感じるかもしれません。


原点回帰なAndroidゲーム機

GPD XP クラウドストリーミング

GPD社はもともとは Androidゲーム機が人気となり、GPD WINシリーズ、GPD Pocketシリーズといった新しいコンセプトの製品を広く発表してきたという経緯があります。そういった意味では GPD XP は原点回帰した新製品だといえるでしょう。

ただ、GPD XDシリーズが登場した当時を取り巻く環境と比べると、操作性が良いスマホコントローラーや中華ゲーム機をはじめとするエミュレータ機も確実に進化しています。また、最近では AYN Odin、Steam Deck など同業他社から似たようなコンセプトの商品も発表されています。

世界初のアクティブ冷却ファン搭載、GPD製品として初の SIM対応、着脱式コントローラモジュールといった利便性・操作性を兼ね備えたデバイスです。単純にスペックを向上した Androidゲーム機として見るか、ゲーミングスマホの延長線上にあると見るかによって大きく評価が分かれる製品といえるでしょう。

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