ネットワーク技術者向けの新製品「GPD MicroPC」のクラウドファンディングページが正式に公開されました。今までにないGPDシリーズの新しいコンセプト製品の詳細なスペック・価格・特長が公開されています。
本日(2019年2月15日)クラウドファンディングのキャンペーンが開始されました!
GPD MicroPCのクラウドファンディング
海外クラウドファンディングサイト:INDIEGOGOにGPD MicroPCのクラウドファンディングページが登場しました。2018年12月12日に『新製品』として発表されてから、いよいよクラウドファンディングを開始されました!
キャンペーンがスタートしたGPD MicroPCは、クラウドファンディング価格が歴代GPD製品の中でも安いので多くの人気を集めることが予想されています。GPD(SHENZHEN GPD TECHNOLOGY CO., LTD.)から正式に公開された詳細なスペック・価格・特長をチェックしていきます。
GPD MicroPCのスペック
GPD MicroPCの正式なスペックが公開されました。最終的なプロトタイプモデル(試作品)として公開されていたスペックと大きな違いはなく、開発は順調に進められているようです。
すでに試作品は海外の著名なYoutuberなどにも提供され情報公開されています。
GPD MicroPCは、CPUにIntel® Celeron® N4100 Processor、メモリー8GB、ストレージ容量は128GB(M.2 2242 SSD)を搭載するなど、それほど高いスペックとは言えませんが、超小型ゲーミングPCの初代GPD WINよりも性能は高いので、ちょっとしたレトロゲームであれば十分に楽しめます。
メモリーをアップグレード(有償)
2019年3月6日に、多くのユーザーフィードバックの要望を受けて搭載されるメモリーを4GBから6GBにアップグレードすることが告知されました。
このアップグレードは299ドルで出資をした人が全員対象の有償特典(追加10ドル)です。
追加特典に応じない場合には出荷はされず、返金に応じるようです。299ドルで出資をしている人で、GPD MicroPCが欲しい人は忘れずに追加の出資を行いましょう。
ちなみに、メモリーアップグレード告知後のクラウドファンディング価格は314ドルに値上がりしています。追加の出資をした場合でも、後から出資をした人よりも5ドル安い価格でGPD MicroPCが手に入ります。
GPD MicroPCの特長
クラウドファンディングページではGPD MicroPCの特長が17項目にわたり紹介されています。その中でも新たに詳しく紹介された項目をピックアップしてご紹介します。
頑丈な筐体
本体シェルには耐衝撃航空レベルのABS合成樹脂LG-DOW 121Hを採用しています。この素材は耐衝撃、耐熱、耐寒、耐薬品、電気特性に優れています。高さ5mの落下試験にも耐える頑丈な筐体です。
本体シェルの触りごこちは良く、マットな色合いで滑り止め加工がされています。
視野角178度、最大開度150度
Corning®Gorilla®Glass 4の6インチの超高精細(UHD)、ワイドカラーガマット(WCG)スクリーンを採用しています。解像度は1280 x 720、視野角は178度と広く、最大開度は無段階調整で150度まで開きます。
ユーザーインターフェース
GPD製品としては初のバックライトキーボード、タッチパッドを搭載。GPD MicroPCは両手でつかんで操作することを想定しているので、タッチパッドは右手側、マウスボタンは左手側に配置されています。
同じようにキーボードレイアウトも、両手でつかんで操作することを想定しているので一般的なものではありません。中央には内蔵冷却ファンのON/OFFスイッチが配置されています。
どこにでも取り付けできる
本体バックシェルには2つのネジ穴(直径2.5mm)を用意しています。あなたの発想しだいで回転式スタンド、脚立、スタンドなどに取り付けできます。ストラップホールも用意されているので持ち運びのときの落下事故を防止できます。
Windows 10 Pro、Ubuntu MATE 18.10をサポート
GPD製品としては初のWindows 10 Proを搭載します。基本的にすべてのGPD MicroPCはWindows 10 Proをプリインストールして出荷されます。Ubuntuを希望される人はUbuntu MATE 18.10ファームウェアをダウンロードすることでお使いいただけます。
レガシーポートを搭載
産業用デバイスに広く使われているRS-232シリアルポート、最大ダウンロード速度1Gbps(125メガバイト毎秒)のRJ45(有線LAN)を搭載しています。この2つのポート・インターフェースを搭載している最新PCはほぼないので、人によっては重宝しそうです。
そのほかの特長としてMicrosoft Surface Goとのスペックを比較するベンチマーク結果などが公開されていますが、GPD MicroPCと比較する意味は薄いように感じました。
キャンペーン開始日・出資方法は
海外クラウドファンディング:INDIEGOGOのキャンペーン開始を2019年2月と予告していますが、予告どおりGPDから正式な発表があり、2019年2月15日の午前11:00(日本時間)にクラウドファンディングキャンペーンがスタートしました!
はじめてキャンペーンに参加する人も、慣れている人も出資方法をよく見直しておきましょう!キャンペーン開始日(開始時間)までに登録・ログインをしておかないと早期出資枠などは狙えません。
クラウドファンディング価格は安い
GPD MicroPCのクラウドファンディング価格は299ドルと歴代GPD製品の中でも安いので大きな人気を集めるかもしれません。ちなみに一般販売価格は399ドルです。
※2019年3月6日以降に出資をした場合、メモリーがアップグレード(4GB→6GB→8GB)され、クラウドファンディング価格が314ドルに値上がりしました。
歴代GPD製品の初期ロットは不具合・改良されることが多いので、そのようなリスクを負いたくない場合は一般販売してから購入するのが良いでしょう。
ただし、日本国内での一般販売価格は5万円近くになることが予想されるので、気になる人はクラウドファンディングに参加することをおすすめします。
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