
中華ゲーム機「MANGMI AIR Y」は、4.2インチ・アスペクト比 4:3 のディスプレイを搭載した縦型 Androidゲーム機です。SoC には Snapdragon 662、3GB メモリ+32GB ストレージを搭載。シングルアナログスティックを採用したシンプルな構成で、定番のレトロゲームを中心に楽しめるモデルです。
MANGMI AIR Y の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
MANGMI AIR Y について
MANGMI AIR Y に関する情報をまとめたページです。
レビュー用にサンプルを提供してもらいましたが、コンテンツの内容には影響していません。
※販売ストアによっては、権利者の許可を得ていないゲームが含まれている可能性があります。ご利用の際は、ご自身の責任でご確認ください。
価格・販売ストア

MANGMI AIR Y と AIR Y Pro は、公式ストアで販売予定です。
カラーラインナップは、ブラック、レトロGB の全2色。
2026年8月13日 午前11時(日本時間)から販売開始です。
早割価格は、販売開始から3日間の限定価格です。
・MANGMI AIR Y
早割価格:89.99ドル
通常価格:94.99ドル
・MANGMI AIR Y Pro
早割価格:145.99ドル~175.99ドル
通常価格:159.99ドル~189.99ドル
スペックが異なる MANGMI AIR Y Pro も同日発売です。
製品仕様とスペック
MANGMI AIR Y のスペックを詳しく見ていきます。
| 製品名 | MANGMI AIR Y |
| システム | Android 14 |
| 画面 | 4.2インチ 解像度 1280 × 960 IPS、4:3 タッチスクリーン |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 662 |
| RAM | 3GB LPDDR4X |
| ストレージ | 32GB eMMC |
| バッテリー容量 | 5000mAh |
| インターフェース | USB-Cポート イヤホンジャック microSDカードスロット シングルスピーカー バイブレーション アクティブ冷却ファン 15W充電 |
| ワイヤレス通信 | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.0 |
| 大きさ | 144.84 × 94.64 × 23mm |
| 重さ | 279g |
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
MANGMI AIR Y のレビュー
MANGMI AIR Y をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、システム、エミュレーター性能に加え、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
付属品

1. ユーザーマニュアル
2. 製品合格証
3. USB Type-Cケーブル
大きさ・重さ

大きさは 144.84 × 94.64 × 23mm、重さは 276g(実測値)です。
初代ゲームボーイに近いサイズ感で、一般的な 3.5インチクラスの縦型モデルと比べると、ひと回り大きめです。
成形精度や組み立ての仕上がりは良好で、筐体もしっかりとした作りです。
一方で、カラーリングや中央に配置された Mボタンはやや個性的で、デザインについては好みが分かれそうです。
個人的には若干チープな印象を受けました。
こうした印象を少しでも抑えたい場合は、落ち着いたカラーリングのブラックを選ぶのがよさそうです。
サイズ感

参考として、TRIMUI Brick Pro(左)と Analogue Pocket(右)を並べてみました。
4.2インチディスプレイを搭載しているため、コンパクトさを最優先したモデルではありません。

縦型ゲーム機としては横幅が広めで、手に持った際にも横方向のボリュームを感じます。
一方で、画面サイズと本体サイズのバランスは良く、レトロゲームを大きめの画面で楽しみたい場合には扱いやすいサイズ感です。
インターフェース

本体には microSDカードスロット、イヤホンジャック、USB Type-Cポートを備えています。
前面にはシングルスピーカーを搭載しています。
音質はクリアで、音量も十分に確保されています。シングルスピーカーながら、レトロゲームを遊ぶ用途では不満のない印象です。また、指で塞ぎにくい位置に配置されており、プレイ中も音を遮りにくい設計です。

側面には、電源ボタン、音量ホイールとカスタムボタンを配置しています。
押し込みボタンを備えた音量ホイールとカスタムボタンには、任意の機能を割り当てることができます。標準では、短押しでミュートのオン・オフ、長押しで「Button expansion」を呼び出します。
ワイヤレス通信は Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 に対応しています。
そのほか、マイク、バイブレーション機能も搭載しています。

LEDライトエフェクトにも対応しています。
前面の MANGMIロゴがあるホームボタン、スティック周囲のライトリングには LEDライトを内蔵しており、点灯演出にも対応しています。

バッテリー容量は 5000mAh、充電は最大15W に対応しています。
内蔵ファンを搭載しており、背面の吸気口から取り込んだ空気を側面の排気口へ逃す構造となっています。
画面

4.2インチ IPSタッチディスプレイを搭載しています。
解像度は 1280 × 960、アスペクト比は 4:3、画素密度は 381PPI です。
液晶パネルとカバーガラスを密着させたフルラミネーションディスプレイを採用しています。
5点マルチタッチをサポートし、リフレッシュレートは最大60Hz に対応しています。
4.2インチという画面サイズは、縦型モデルとしては大きめです。
画面輝度を測定したところ、最大 485nit を記録しました。
タッチスクリーンの操作感度(シングルタッチ・マルチタッチ)の平均値は 61Hz、呼び出しレートは平均 130Hz でした。

4:3 ディスプレイなので、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、プレイステーションなど、定番レトロゲームとの相性は良好です。
一方で、ガラスレンズの開口部ベゼルがディスプレイよりわずかに小さく、画面の端が少し隠れているように見えます。 実際のゲームプレイでは大きな支障はありませんが、気になるポイントです。
また、16:9 のゲームをオリジナル表示にすると上下に黒帯が入り、実際の表示領域は 3.9インチ相当になります。PSP など 16:9 のゲームを中心に遊ぶ場合は、画面が小さく感じる点には注意しましょう。
操作感

定番レトロゲーム向けのコントローラーと評価します。
ABXYボタンサイズは直径 7.5mm、ストロークは 1.3mm で、メンブレン方式を採用しています。LRボタンはマイクロスイッチ、それ以外の主要ボタンはメンブレン方式です。
左側には、ホールセンサー搭載のアナログスティックを 1基搭載しています。
十字キーやABXYボタンの押し心地は素直で、操作音もそれほど気になりません。

十字キーを中心に操作するゲームとの相性が良く、ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイアドバンスなどを遊ぶ場合には扱いやすい配置です。
背面は左右に丸みを持たせた形状で、横幅のある本体ながら指をかけやすく、安定して持てます。L1 / R1、L2 / R2ボタンにも自然に指が届きます。

L2 / R2ボタンは一体型のパーツとなっており、片方を押すともう片方もわずかに沈み込みます。そのため、同時押しを含めて押し分けの感触はやや曖昧で、操作感はあまり良いとは感じませんでした。(製品版では対応済みとのこと)
また、アナログスティックは 1基のみなので、デュアルスティック操作を必要とするゲームには向いていません。そうしたゲームまで重視する場合は、デュアルアナログスティックを搭載した MANGMI AIR Y Pro が選択肢になります。

アナログスティックのデッドゾーンはほとんど感じられません。
可動域を確認したところ、左下方向はやや狭く、ほかの方向と比べて入力範囲にばらつきが見られました。実際のゲームプレイでは支障は感じませんでしたが、測定結果としては気になるポイントです。
Androidゲーム機はエミュレーターアプリが豊富な反面、入力遅延を感じやすい傾向があります。ただし、繊細な操作を必要としないゲームであれば、それほど気になることはないでしょう。
システム

システムは Android 14 を搭載し、Google Play ストアにも対応しています。
プリインストールされているアプリは最小限で、初期セットアップ時に必要なエミュレーターアプリを自分で選んで導入するスタイルです。

初期設定でシステム言語を「日本語」に変更できます。
ホームアプリは、標準の「Androidデスクトップ」と独自UIの「Game Launcher」から選択できます。

また、ハンドヘルド機向けの独自設定機能「M SPACE」を搭載しています。
「Handheld Setting」では、節電設定やステータス表示、スティック・ボタンの設定、LEDライトの切り替えなど、細かな調整が可能です。

画面上部から引き出せる「クイック設定パネル」では、明るさ調整や自動回転ロックのほか、パフォーマンスモード、内蔵ファンモードの変更、ボタンレイアウトなどをワンタップで切り替えられます。

ホームボタンの長押し、またはクイック設定パネルから「Sidebar」を呼び出すことで、主要な設定へすぐにアクセスできます。
さらに、音量ホイールを長押しすると「Button expansion」を呼び出せます。音量ホイールやカスタムボタンには、任意の機能を割り当てることも可能です。
総合的なシステムの完成度は高く感じられます。
細かなバグ修正やシステム改善については、OTAアップデートで順次対応される予定です。
ベンチマーク

各種ベンチマークテストの結果は以下のとおりです。
・AnTuTu(V11)のスコア
総合:335340
CPU:151180、GPU:25845
・Geekbench 6 のスコア
測定不可
・3DMark のスコア
Wild Life:測定不可
Sling Shot:2056
本体温度

ベンチマークを実行し、負荷がかかった状態での発熱を測定しました。
背面の吸気口付近で、最高温度は 39.8度を記録しました。
実際の表面温度はそれほど高くなく、ほんのり温かさを感じる程度です。定番レトロゲームを遊ぶ分には発熱も気にならず、長時間でも快適に操作できる範囲です。
内蔵ファンの動作音は、最大45dB を記録しました。
高負荷時にはファンの動作音が聞こえますが、それほど気になる大きさではありません。
バッテリー持ち

PCMark Work 3.0 battery life でバッテリー持続時間を測定しました。
バッテリー残量 100% から 20% までで、結果は 9時間24分でした。
なお、測定時の輝度は 200nit にキャリブレーションしています。
また、スリープ状態でのバッテリー消費も少なく、待機時のバッテリー持ちも良好です。
エミュレーター性能

エミュレーター性能は、同社の MANGMI AIR X と同等のパフォーマンスです。
Snapdragon 662 プロセッサを搭載しており、スペック上では TRIMUI Smart Pro S より上、AYANEO Pocket Air Mini と同程度といった位置づけです。
一般的なレトロゲームに加え、プレイステーション、ニンテンドーDS、NINTENDO 64、PSP、ドリームキャストは快適に動作します。セガサターン、ゲームキューブ、PS2、PS Vita については、タイトルによって動作状況に差があります。

総合的なエミュレーター性能は高いとはいえませんが、同価格帯の Androidゲーム機と比べるとコストパフォーマンスは高めです。Snapdragon 搭載モデルならではの、各種エミュレーターとの相性の良さも強みといえます。
一方で、アナログスティックは左側の 1基のみなので、右スティック操作を必要とするゲームキューブや PS2 などを重視する場合は、性能面も含めて、Snapdragon 865 とデュアルアナログスティックを搭載した MANGMI AIR Y Pro のほうが適しています。
必ずご自身で吸い出したものを使用してください。
ゲームアプリ

軽めのゲームアプリを中心に楽しむ用途に向いています。
Snapdragon 662、3GB メモリ+32GB ストレージという構成のため、負荷の高い最新ゲームや、大容量ゲームを複数インストールする用途にはあまり向いていません。
また、Steam Link などを使ったリモートプレイにも対応しています。
ただし、4.2インチディスプレイなので、PCゲームでは文字や UI が小さく感じる場合があります。
まとめ

MANGMI AIR Y は、4.2インチ・4:3 ディスプレイを搭載した縦型 Androidゲーム機です。縦型モデルとしては大きめの画面を採用しており、ファミコンやスーパーファミコン、プレイステーションなどの定番レトロゲームとの相性に優れています。
Snapdragon 662 を搭載し、エミュレーター性能は MANGMI AIR X と同等です。
突出した性能ではありませんが、同価格帯では十分なパフォーマンスを備えています。また、縦型モデルでは珍しい音量ホイールを採用しており、昔のレトロゲーム機を思わせる操作感も、このモデルならではの面白さです。
一方で、4:3ディスプレイは 16:9 のゲームでは表示領域が小さくなり、アナログスティックも左側の 1基のみです。そのため、スペック上は動作するゲームキューブや PS2 などでも、実際に快適に遊べるタイトルは限られます。
総合的に見ると、MANGMI AIR Y は「大きめの画面で定番レトロゲームを楽しみたい人」に向いたモデルです。手頃な価格で個性のある縦型ゲーム機を探している人にとって、選びやすい一台です。
一方、価格差はあるものの、より幅広いエミュレーターを楽しみたい場合や、汎用性を重視する場合は MANGMI AIR Y Pro のほうが選びやすいでしょう。
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