
中華ゲーム機「TRIMUI Brick Pro」は、従来モデルのデザインをベースに、3.95インチディスプレイとデュアルスティックを搭載した縦型モデルです。画面の見やすさや操作性が強化されています。
TRIMUI Brick Pro の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
TRIMUI Brick Pro について
TRIMUI Brick Pro に関する情報をまとめたページです。
レビュー用にサンプルを提供してもらいましたが、コンテンツの内容には影響していません。
※販売ストアによっては、権利者の許可を得ていないゲームが含まれている可能性があります。ご利用の際は、ご自身の責任でご確認ください。
価格・販売ストア

TRIMUI Brick Pro は、公式ストアを中心に販売されています。
カラーラインナップは、ブラック、ホワイト、レトログレーの全3色です。
・TRIMUI Brick Pro
公式ストア価格:99.99ドル~
クーポンコード「BPO10」で 10%オフが適用されます。
販売価格やクーポンの適用状況は変更される可能性があります。
製品仕様とスペック
TRIMUI Brick Pro のスペックについて詳しく見ていきます。
| 製品名 | TRIMUI Brick Pro |
| システム | Linux |
| 画面 | 3.95インチ液晶ディスプレイ 解像度 1024 × 768 IPS、4:3 |
| SoC | Allwinner A133 Plus |
| RAM | 1GB LPDDR3 |
| ストレージ | 8GB eMMC microSDカード |
| バッテリー容量 | 5000mAh (5~10時間駆動) |
| インターフェース | USB Type-Cポート イヤホンジャック microSDカードスロット デュアルスピーカー LEDライトエフェクト バイブレーション |
| ワイヤレス通信 | Wi-Fi 4 Bluetooth 4.2 |
| 大きさ | 130 × 86 × 22mm |
| 重さ | 236g |
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
TRIMUI Brick Pro のレビュー
付属品

1. マニュアル
2. 交換用ショルダーボタン
3. USB-Cケーブル
大きさ・重さ

本体サイズは 130 × 86 × 22mm、重さは 235g(実測値)です。
従来モデル Trimui Brick よりも大きく、重さは乾電池なしの初代ゲームボーイ(約220g)に近いです。
本体にはプラスチック素材を採用し、背面にはメタルプレートを採用しています。
金属筐体の TRIMUI Brick Hammer とは異なり、本体サイズの割には重さが抑えられています。
サイズ感

参考として、TRIMUI Brick Hammer と Analogue Pocket を並べてみました。
TRIMUI Brick Pro は、中間くらいのサイズ感です。
従来モデルと比べて縦横ともにサイズアップしています。
そのぶん携帯性はやや低下していますが、画面の見やすさやグリップした際の安定感は向上しています。

画面サイズやバッテリー容量が強化されたことで、従来モデルのような超小型モデルというより、操作性を重視した標準的な縦型モデルに近づいた印象です。
インターフェース

インターフェースは通常モデル(TRIMUI Brick)を引き継いでいます。
背面に外部デバイス接続用の USB Type-Cポート、下部に microSDカードスロット、充電・データ転送用の USB Type-Cポート、イヤホンジャックを備えています。
本体正面の左右にはデュアルスピーカーを搭載し、音量・音質ともに十分なクオリティです。
また、10W充電(5V/2A)、映像出力(1920 × 1080 / 60Hz)にも対応しています。

左側には音量ボタンと HOMEボタン、右側には 電源ボタン、スライド式の Fnキーを配置。
ファンクションキー・ボタンは合計 3つあり、任意の機能を割り当てることができます。
ワイヤレス通信機能は Wi-Fi 4 と Bluetooth 4.2 に対応しています。
そのほか、マイク、バイブレーション機能も搭載しています。

ショルダーボタンのカスタマイズが可能です。
形状や高さの異なるボタンへ交換でき、手の大きさや好みに合わせて調整できます。
ショルダーボタンは、上方向へ押し上げることで着脱できます。
あらかじめ装着されているものを含めて、3種類のショルダーボタンが用意されています。
LEDライトエフェクトも搭載されています。
背面上部のライトバー、ショルダーボタン、ファンクションボタン、スティック周囲にもライトリングが発光し、従来の TRIMUI Brickシリーズらしいデザインを受け継いでいます。
選択したエミュレーターに連動して LEDカラーが変化し、ゲーム機ごとに異なる演出で気分を盛り上げてくれます。

バッテリー容量は 5000mAh(5~10時間駆動)で、LEDライトを点灯した状態ではバッテリーの消費が増えます。冷却ファンは非搭載のため、ゲーム中に発生した熱は、本体背面やメタルプレートへ伝わります。
画面

3.95インチの IPSディスプレイを搭載しています。
解像度は 1024 × 768、アスペクト比は 4:3、画素密度は 324PPI、リフレッシュレートは 60Hzです。液晶パネルとカバーガラスを密着させたフルラミネーションディスプレイを採用しています。
従来モデルの TRIMUI Brickシリーズは、3.2インチの画面に同じ 1024 × 768 解像度を採用していました。TRIMUI Brick Pro では画面サイズが大きくなったことで、画素密度は 400PPI から 324PPI に変わっています。

画素密度は従来モデルを下回りますが、同サイズの競合モデルと比べて十分に高精細です。
文字やドットの輪郭も確認しやすく、ゲームボーイやスーパーファミコン、プレイステーションなど、4:3 の画面比率を採用するゲームとの相性に優れています。
画面輝度(cd/m2)を測定したところ、最大278nit を記録しました。
明るさはやや控えめですが、色温度やコントラストの調整にも対応しており、鮮明で美しい映像を楽しめます。
操作感

本体サイズの大型化により、従来モデルよりも両手で支えやすく、操作時の安定感は高まっています。主要ボタンの押し心地も良好で、全体としては扱いやすい操作性です。
本体サイズに合わせて、十字キーとショルダーボタンも大きくなっています。一方で、ABXYボタンや MENU / START / SELECTボタンは、従来モデルと同じサイズのままです。

そのため、本体サイズに対してボタンがやや小さく感じられます。
また、ボタン周りのクリアランスも狭く、指の太さによっては、十字キーの下方向や Bボタンを押す際に、スティックへ指が触れることがあります。
主要ボタンにはドームスイッチを採用しています。
ボタンは低めでストロークも浅く、適度な反発感と底打ち感のある押し心地です。ボタン側面の摩擦や、押す角度による引っ掛かりもなく、スムーズに操作できます。

新たに搭載されたデュアルホールセンサースティックは、キャラクターの移動だけでなく、コマンド入力を問題なく行えました。従来モデルでは対応できなかったアナログ操作が可能となり、遊べるゲームや操作方法の幅が広がっています。
縦型モデルということもあり、スティックやショルダーボタンを多用するゲームでは持ち方を選びます。ショルダーボタンは交換でき、高さや形状を手の大きさや好みに合わせて調整可能です。

一方で、ショルダーボタンは押した際にカタカタとした音が鳴りやすく、静かな場所では気になるレベルです。
ボタンのサイズや配置、ショルダーボタンの音には気になる部分があるものの、通常のゲームを気軽に遊ぶ分には大きな問題はありません。総合的には、カジュアルなゲームプレイに向いた操作性です。
システム

システムには、Linux をベースとした独自OS を採用しています。
メニュー画面は、ゲーム機ごとの一覧やお気に入り、履歴、各種設定へアクセスできるシンプルな構成です。
基本的な操作方法は従来モデルと共通しており、ゲームを選択するだけで起動できます。ゲーム中は MENUボタンから、セーブステートやロード、終了などの機能を呼び出せます。

ファンクションキーや RetroArch、PC接続設定などに関するツールは『アプリ』項目にまとめられています。また、画面の明るさや音量、テーマ、言語などは『設定』項目で変更できます。
設定画面の『Fnkey setting』では、ファンクションキーに割り当てる機能を変更可能です。
CPUパフォーマンスの変更、画面の明るさ調整、LEDライトのオン・オフ、連射機能などを設定できます。

日本語表示に対応していますが、メニュー画面の一部文字化けが見られます。
また、ゲームイメージのファイル名によっては正常に表示されないことがあるため、半角英数字を使用するのが無難です。
今後のファームウェアアップデートによる改善に期待したいところです。
・TRIMUI 公式ファームウェア
https://www.trimuistore.com/pages/firmware-update
エミュレーター性能

エミュレーター性能は、Trimui Brick や Trimui Brick Hammer と同等です。
SoC に Allwinner A133P を採用しており、画面サイズや操作系は強化されているものの、基本的な処理性能は従来モデルから変わっていません。
動作するエミュレーターは一般的なレトロゲームに加え、スーパーファミコン、プレイステーションが快適動作、ニンテンドーDS、PSP、ドリームキャストがそこそこ動作し、セガサターンも動作するスペックを搭載しています。

スペックに対して負荷が高めの PSP や ドリームキャストは、快適に遊べるゲームが多い印象です。セガサターンについては、処理落ちする場面もあり、すべてのゲームを快適に遊べるわけではありません。
本体側面の Fnキーをオンに切り替えることで、パワーセーブをオフにしてパフォーマンスを向上できますが、大幅な改善は期待できません。基本的には、ゲームボーイアドバンス、スーパーファミコン、プレイステーションまでのゲームを中心に楽しむのに適したモデルです。
必ずご自身で吸い出したものを使用してください。
まとめ

TRIMUI Brick Pro は、従来モデルよりも操作性と実用性を高めた縦型ゲーム機です。
3.95インチへの大画面化によって視認性が向上し、本体サイズが大きくなったことで両手でも支えやすくなりました。デュアルスティックの搭載により、従来モデルでは対応できなかったアナログ操作にも対応しています。
エミュレーター性能は従来モデルと同等で、大幅な性能向上はありません。
高精細な 4:3 ディスプレイや LEDライト演出、交換可能なショルダーボタンなど、TRIMUI Brickシリーズらしい特徴はしっかり受け継がれています。
一方で、本体サイズが大きくなったことで、従来モデルが持っていた「小さくて持ち運びやすい」という個性はやや薄れました。同じようなサイズの縦型モデルは競合メーカーからも登場しており、以前より差別化が難しくなった印象です。
また、Miyooシリーズのように、小型ながら操作性に優れた縦型モデルも存在します。画面の見やすさや持ちやすさは向上しましたが、TRIMUI Brickシリーズにコンパクトさを求めていた人にとっては、好みが分かれそうです。
総合的には、携帯性よりも画面の見やすさやアナログスティックによる操作性を重視する人に向いているモデルです。従来の TRIMUI Brickシリーズとは少し方向性が変わりましたが、より幅広いゲームを楽しめる縦型ゲーム機へ進化したモデルといえるでしょう。
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