ゲーミングコントローラー「GameSir T4 Cyclone」は、純正コントローラーよりも優れた操作性と精密さ、マルチプラットフォームで使える利便性を兼ね備えています。
超低遅延で高い精度の有線接続と、安定した無線接続をサポートしています。
動作環境は Nintendo Switch、Windows、Android、iOS です。
GameSir T4 Cyclone の価格・販売ストア
Gamesir T4 Cyclone は、国内外の通販サイトで広く販売しています。
販売価格は 5,800円~6,599円で、Amazon での販売も販売しています。
Amazonプロモーションコード「GST4CP01」で 15%オフです。
アマゾンの支払い時に入力して使ってください。
GameSir T4 Cyclone のレビュー
メーカー提供を受けた GameSir T4 Cyclone をチェックします。
付属品から動作環境、基本的な特徴、実際の使い心地にいたるまでを解説します。
動作環境
GameSir T4 Cyclone の動作環境はこちらです。
有線と無線接続の両方をサポートし、バッテリーを内蔵しています。
- Nintendo Switch
- Windows 7 / 10 以降
- Android 8.0 以降
- iOS 13 以降
通常版とプロ版
GameSir T4 Cycloneシリーズには2種類のモデルが存在します。
通常版『GameSir T4 Cyclone』と、プロ版『Gamesir T4 Cyclone Pro』です。
ざっくりとした違いは以下のとおりです。
製品名 | Gamesir T4 Cyclone | Gamesir T4 Cyclone Pro |
本体カラー | ホワイト | ブラック |
十字ボタンカラー | シルバー | ガンメタ |
L/Rボタンカラー | ホワイト | ガンメタ |
ABXYレイアウト | Switchレイアウト | Xboxレイアウト |
ABXYボタン | メンブレン | マイクロスイッチ |
振動モーター数 | 2個(デュアル) | 4個(クアッド) |
USBレシーバー | 付属なし | 付属あり |
本体サイズや形状は同じですので、ボタンの押し心地やフィードバックを重視するかどうかによって選ぶと良いでしょう。
プロ版(Gamesir T4 Cyclone Pro)については、こちらを参考にしてみてください。
ゲーミングコントローラー「GameSir T4 Cyclone Pro」は、純正コントローラーよりも優れた操作性と精密さ、マルチプラットフォームで使える利便性を兼ね備え、ボタンの押し心地とフィードバックに優れたプロ版です。[…]
付属品
1. 保証書
2. ステッカー
3. USB Type-Cケーブル(長さ 1m)
4. マニュアル(日本語あり)
5. 合格証
大きさ・重さ
大きさは 105 × 156 × 64mm、重さは 217g (実測値)です。
プロ版(Gamesir T4 Cyclone Pro )と比べて、大きさと重さはほとんど変わりません。
プラスチック(ABS樹脂素材)で、一般的なコントローラーサイズです。
同じような形状・サイズのコントローラーの大きさ・重さを比較してみました。
Gamesir T4 Cyclone 以外は、公式発表されているスペックです。
製品名 | 大きさ | 重さ |
Nintendo Switch Proコントローラー | 106 × 152 × 60mm | 246g |
Gamesir T4 Cyclone | 105 × 156 × 64mm | 217g |
Xbox ワイヤレスコントローラー | 105 × 150 × 60mm | 241g(電池なし) |
専用アプリ
専用アプリ『GameSir』は、Android版と iOS版を用意しています。
各ストアで検索してダウンロードし、接続するだけで使えます。
各ボタンのマッピング、スティックやトリガーゾーンの微調整などを設定できます。ボタンやアナログトリガーの感度に違和感がある方でも、かなり細かく調整できるのは大きな特徴です。
また、PCアプリからスマホアプリに切り替わったことにより、PC環境の特定環境下での認識しない・反応しないという不具合も解消されています。
インターフェース
上部に有線接続をサポートする USB Type-Cポート、ホルダースロットを備えています。下部には無線接続時に使用するペアリングボタンが用意されています。スマートフォンを固定するホルダースロットの付属はなく、ボイチャ用のイヤホンジャックは非搭載です。
アナログスティックとアナログトリガーにはホールセンサーが搭載されており、経年劣化や摩耗によるドリフト現象(触れていないのに入力操作が行われる不具合)が発生しにくいパーツを採用しています。
また、左右のグリップにはそれぞれ独立した振動モーターが内蔵されており、シームレスな操作と正確なフィードバックを実現しています。内蔵バッテリーとジャイロセンサーも搭載されています。
グリップ部分、LB / RBボタンや LT / RTボタンには、滑り止めのためのテクスチャー加工が施されています。ラバーグリップを採用している通常モデルよりも経年劣化に配慮した作りになっています。
背面には既存ボタンの割り当てが可能な L4 / R4ボタンを用意しています。
正統派コントローラーの形状とレイアウトを採用しています。
マクロ機能や連射機能については、ゲーム内の利用規約によっては禁止されていることがあるため評価しません。
操作性
操作性や持ちやすさは『優れている』と評価します。
Xboxワイヤレスコントローラーを模倣したデザインで、バッテリーを含めた本体重量も軽量です。また、ABXYボタンのレイアウトは Switchボタンレイアウトを採用しています。
ABXYボタンサイズは 10mm、ストロークは 1.0mm ほどです。
また、アナログスティックとアナログトリガーにホールセンサーが搭載されており、ABXYボタンはメンブレン方式です。LT / RTボタンのアナログトリガーは軽め・低反発です。
十字ボタンはゴム製パッドで、スイッチ式のようなクリック感はありません。また、ビューボタンやメニューボタンに相当する機能ボタンは、やや斜め上部に配置されています。普段から Xboxワイヤレスコントローラーを使っている方ほど、若干の慣れが必要です。
テクスチャー加工されたグリップは、ラバーグリップと比べて経年劣化に強い特徴を持っています。ただし、やや滑りやすくなり、グリップ力が低下する傾向があります。そのため、テクスチャー加工の範囲を広くし、指でしっかりとフィットできるように工夫されています。
実測したところ、有線接続の入力間の平均値は 1.93ms、ポーリングレートは 516Hz です。これは PC接続時の Xbox純正コントローラーや PS5コントローラーを圧倒する精度と反応速度を示しています。
一方で、Bluetooth接続時の入力間の平均値は 5.01ms、ポーリングレートは 199Hz でした。また、USBレシーバー(2.4G)接続では入力間の平均値は 6.57ms、ポーリングレートは 152Hz です。こちらについても無線接続時の Xbox純正コントローラーを超える結果を示しています。
標準設定のまま使用しても問題はありませんが、直感的な操作でプレイしたいという人は、専用アプリで感度調整をすることをおすすめします。
コントローラー中央下部にある Mボタンはファンクションボタンです。
特定のボタンと組み合わせることで、以下の機能を呼びだすことができます。
- Mボタン+LT / RTボタン:鋭敏トリガーのオン/オフ
- Mボタン+方向ボタン上 / 下:バイブレーション強弱
- Mボタン+LS / RSボタン長押し:各スティックのデッドゾーンモード
- Mボタン+Bボタン長押し:ABXYボタンのレイアウト変更
まとめ
Gamesir T4 Cyclone は、純正コントローラーよりも優れた操作性と精密さ、マルチプラットフォームで使える利便性を兼ね備えたモデルです。価格に対して、基本性能と耐久性はしっかりしています。
総合評価としては「純正コントローラーの代替モデル」と評価します。
Xboxワイヤレスコントローラーを圧倒する低遅延とシームレスな操作性、ホールセンサーを採用したスティックとトリガー有線接続・無線接続ともに安定したポーリングレートの高さが特徴です。正統派コントローラーとして活躍します。
GameSir製コントローラーとしては珍しく、USB Type-Cポートが奥まった配置になっておらず、自分好みの代替ケーブルを使用できるのは利点です。また、動作環境は PC だけでなく、Nintendo Switch やスマホにも対応しているのはポイントです。
評価が分かれる点としては、ABXYボタンが Switchボタンレイアウトであること、付属ケーブルの長さが短い(1mほど)こと、十字ボタンがメンブレンな押し心地であることです。ボイチャ機能やトリガーストップなどはありませんが、ワンアップした正統派コントローラーを求める方に最適なモデルと評価します。
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