コスパに優れたニューフェイス!8インチUMPC「CHUWI MiniBook」ファクトリーモデルを実機レビュー!

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

新たに CHUWIから 8インチ UMPC「CHUWI MiniBook」が正式に登場しました。
2019年6月19日にクラウドファンディングキャンペーンを開始したばかりの CHUWI MiniBookのファクトリーモデル(NG08)が届きました。

エントリーモデルとほとんど変わらないスペックを備えたファクトリーモデルを詳しく実機レビューしていきます。

コスパに優れたニューフェイス CHUWI MiniBook

最近になって多くの UMPC・ミニサイズの Ultrabookが発表・発売されています。
どれもが多くの機能を搭載していますが、高価格なので購入を見送っている人・買い替えをためらっている人が多いように感じます。

コスパに優れたニューフェイスが登場
実際にはそんなに多くの機能は使わない、その分 少しでも安い価格の UMPCが欲しい、そんな気軽さを求める人へスポットを当てた「CHUWI MiniBook」がクラウドファンディング Indiegogoに登場です。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

低価格でも機能が充実している CHUWI MiniBookの実際の使い心地・特徴・ベンチマーク結果・ストレージ速度などを気にしている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、クラウドファンディングを開始したばかりの CHUWI MiniBookの原型といえるファクトリーモデル(NG08)の実機レビューを詳しくご紹介していきます。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルのスペック

最初に CHUWI MiniBook ファクトリーモデルのスペックを詳しく見ていきましょう。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル スペック

CHUWI MiniBook 製品版と変わらないスペック

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルは、あくまでも製品版の原型(NG08)です。
製品版のエントリーモデルと変わらないスペック・機能を備えていますが、正式な製品版ではない点には注意をしてください。

サイズと重量を再確認

ファクトリーモデルの当初の大きさは 200.6 x 130.6 x 17.9 mm、重さは 500~600gとアナウンスされていました。しかし、実測した大きさは 201 x 129 x 18(最薄部)~19.7 mm、重さは 660gでした。

ファクトリーモデルの付属品

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルの付属品はACアダプタのみです。
CHUWI(メーカー)から直接提供を受けたサンプル品ではなく、中国現地協力者から製品版に最も近いモデルとして提供を受けた製品です。

CHUWI MiniBookファクトリーモデル付属品

ACアダプタの規格は画像のとおりです。
規格を満たしていない ACアダプタ・モバイルバッテリーでの給電・充電はできません。
発売されている GPD Pocketシリーズ、OneMixシリーズでも同じことがいえます。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル ACアダプタ

本体の外観をじっくりチェック!

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルの外観をじっくりチェックしていきます。
本体カラーは “スペースグレー”で、質感や触り心地も良く、安っぽさは一切ありません。

製品版の天板にはメーカーブランドロゴがプリントされていますが、もちろん ファクトリーモデルにはプリントはありません。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

右側面には、microSDカードスロット、USB 2.0、イヤホンジャックを配置しています。
本体両サイドの前方にはスピーカーが設置されていて、スリット穴=スピーカー穴です。
デュアルスピーカーで迫力あるサウンドを楽しめます。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

左側面には、USB Type-C、MiniHDMI、USB 3.0を配置しています。
インジケータ表示(ランプ)があるので給電状態が一目でわかります。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

背面には冷却ファンの熱を逃がす排気口が用意されています。
静かな環境で使った場合、冷却ファンの音は GPD Pocket2、OneMix2シリーズと比べると大きく感じます。ON / OFFを切り替えるスイッチはありません。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

底面には拡張スロット(M.2 SSD 2242 SATA3)、冷却ファンの吸気口が用意されています。
CHUWI MiniBook製品版では、エントリーモデルとデラックスモデルで拡張スロット(M.2スロット)の仕様(SATA3 or PCIe)が異なります。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

CHUWI MiniBook製品版は安価でありながら、豊富なインターフェイス・拡張スロット・機能を備えた UPMCです。

いろいろなスタイル・モードで使える

液晶ディスプレイが360度回転する
通常モードではキーボードを使ったPC、液晶を折り返してタブレット、動画鑑賞向けのテントモードとして運用できる “2in1” タイプの UMPCです。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

液晶部分を180度以上 折り返すとキーボード・バックライトは無効化され、元に戻すとキーボード・バックライトは有効化されます。

360度回転は OneMix2シリーズのような硬さはなく、しっかり・スムーズに回転できます。
タッチスクリーンには対応していますが、ペン入力はサポートしていません。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

液晶ディスプレイサイズは8インチ、解像度は 1920 x 1200。
液晶ディスプレイは綺麗で、発色もはっきり・しっかりとした色合いを確認できます。
GPD Pocketシリーズ、OneMixシリーズと比べても大きな差は感じません。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

指先でタッチするだけの指紋認証

最近の UMPCでは当たり前になりつつある指紋認証機能を搭載しています。
Windows Hello対応なので、サインインも軽くタッチするだけで済ませられます。
ただし、製品版では指紋認証機能の搭載はストレッチゴール(350,000ドル達成)が設定されています。

指紋認証機能搭載

ビデオチャット・テレビ電話に活用できる

CHUWI MiniBook製品版には標準で WEBカメラ(200万画素)を搭載しています。
お気に入りのアプリを使って、遠く離れた人とビデオチャット・テレビ電話といった利用が可能です。ディスプレイ横にカメラ・マイクが備えられています。

カメラ搭載

フルサイズキーボードと変わらない

キーピッチはフルサイズキーボードと変わらない 19mm程度あり、窮屈に感じることもありません。キーストローク・打鍵感は個人的には好みな感じです。
ただし、この手の製品はキーボード配列にクセがある点には注意してください。

バックライトキーボードを標準搭載
180度を超えてディスプレイを開くとキーボード・バックライトは無効化され、元に戻すとキーボード・バックライトは有効化されます。バックライトをOFFにしたままスリープモードに入ると、復帰する際に必ずバックライトONになります。

CHUWI MiniBook製品版では、英語キーボード/日本語キーボードを選べます
ファクトリーモデルでは、一部キー(PrintScreenキーなど)が省略されているので、よく使うキーは必ず確認しておきたいポイントです。

バックライトキーボード搭載

スタイラスペンに対応します

CHUWI MiniBookは、クラウドファンディングキャンペーンのストレッチゴールを達しました。これにより、製品版ではスタイラスペンをサポートすることが決定しました。

※ファクトリーモデルではスタイラスペンに対応していません。

スタイラスペンには未対応

ファクトリーモデルのベンチマーク

気になる CHUWI MiniBook ファクトリーモデルのベンチマーク結果をさくっと見ていきましょう。

ファクトリーモデルは熱くなるか

ベンチマークテストで負荷をかけた後の温度を計測しました。Intel® Celeron® N4100 Processorの最大温度は 76度まで上昇しました。

ベンチマークテスト後には、冷却ファンにより一定温度に下がることも確認できました。
本体を触ってみても、体感的にはそれほど熱く感じません。

ファクトリーモデルのベンチマーク

バッテリー状態を確認

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルのバッテリー状態です。
バッテリーの基本情報・容量・状態などの参考としてください。

ファクトリーモデルのバッテリー容量

ストレージの速度結果

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルに標準搭載されているストレージ速度です。
内蔵ストレージ(128GB eMMC)の速度は遅いので、M.2スロットを利用することをおすすめします。

内蔵ストレージの速度

拡張ストレージはどうなのか

多くの人が気になっているのが拡張ストレージ(M.2スロット)についてではないでしょうか。BIOS設定から M.2スロットをブートドライブに設定すれば、増設した SSDから OS起動ができます

M.2スロットにSSDを増設

拡張ストレージのSSD温度

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルは、エントリーモデルと同じ M.2 SSD 2242 SATA3に対応しています。

検証するために、余っていた SSD(Lenovo SL700 256GB)を増設しました。
システム環境の移行・クローン作業は、無料版の EaseUS Todo Backupで簡単にできました。

ベンチマーク後の SSD温度を赤外線温度計で測定したところ、最高温度は 37度でそれほど熱くはなりませんでした。

Lenovo製SSDを増設

拡張ストレージの速度結果

CrystalDiskMarkでのベンチマーク結果は画像のとおりです。
内蔵ストレージの速度よりもかなり速く、OneMix2シリーズには負けますが、GPD Pocket2のスコアを圧倒しています。

M.2スロットのSSD速度

ドラゴンクエストX ベンチマーク

ドラゴンクエストX ベンチマークソフトのスコア:1659

ファクトリーモデルのベンチマーク

Intel® Celeron® N4100 Processorを搭載したエントリーモデルは、一般的なオフィス作業(文章入力・WEB閲覧)にしか向いていません。

解像度が高くなったことで、ベンチマークスコアは伸び悩みました。
数年前のゲームタイトルならプレイはできますが、スペックを求めるゲームプレイは困難です。

ほかのベンチマークテストを実施する予定でしたが…この結果なので取りやめました。
もう少しハイスペックに使いたいという人は、Intel® Core™ m3-8100Y Processorを搭載したデラックスモデルをおすすめします。

ファクトリーモデルを分解する

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルの分解は、本体裏面カバーに取り付けられているネジを外すだけです。

ファクトリーモデルのバッテリー容量は製品版と同じ 7,000mAhが搭載されています。冷却ファンの ON / OFFのスイッチはなく、静かな環境では風切り音が気になりました。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルを分解

クラウドファンディングのキャンペーンページでも記載があるとおり、Intel 3165モジュール(Wi-Fi 2.4G / 5G)の搭載を確認できました。

技適マークを確認

7インチのUMPCを比べてみて

最近になって8インチサイズの UMPCが多く登場しています。
7インチサイズの UMPCを使っているユーザーにとって気になるのが、サイズ感・重さなのではないでしょうか。

大きいけど使いやすい
ずっと7インチサイズの UMPCを持ち出して使ってきたユーザーにとっては、やっぱり大きく・重さを感じてしまうでしょう。しかし、使いやすさは向上しています。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルと OneMix2

その一つが、液晶ディスプレイが大きくなったことで視認性が向上していることです。
また、キーピッチもフルサイズキーボードと変わらない大きさなので窮屈に感じることはありません。

並べて比べてみるとサイズ感がよくわかる
ただし、どこのメーカーもキーボード配列にクセがあるので、自分に合った製品を選ぶことがポイントになります。

キーボードに大きな差

当初発表された CHUWI MiniBook ファクトリーモデルのスペックでは、8インチサイズの UMPCの中で一番軽量になる予定でした。

各社から発表されている8インチサイズの UPMC(OneMix3、GPD P2 Max)と比べてみても 660gと、ほとんど差がない重さに仕上がりました。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルと OneMix2

CHUWI MiniBookの本体の厚さは、初代GPD Pocket、OneMix2シリーズと変わりません。8インチサイズの UMPCの中では、一番コストパフォーマンスに優れたモデルですが、一番厚みがある UMPCになりました。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデルと OneMix2

コスパに優れたニューフェイス

新たに CHUWIから 8インチ UMPC「CHUWI MiniBook」が正式に登場しました。
2019年6月19日にクラウドファンディングを開始し、すでに目標を大きく達成しています。

8インチサイズで一番コスパが高い
最近になって発表された8インチサイズの UMPCと、ほとんど変わらない機能・豊富なインターフェイス・拡張スロットを備えながら、一番コスパが高いことが大きな魅力です。

10万円近い金額を UMPCに出すんだったら、普通のノートパソコンを購入した方が良いという人でも、この価格帯であれば “遊べるデバイス” として十分に選択肢に入りそうです。

CHUWI MiniBook ファクトリーモデル

現在、CHUWI MiniBook ファクトリーモデルは Intel® Celeron® N4100 Processor版(エントリーモデル)しか完成しておらず、近日中には Intel® Core™ m3-8100Y Processor版(デラックスモデル)が完成する予定です。

製品出荷は 2019年9月を予定
CHUWI MiniBook」製品版は、一番コスパに優れた UMPCとして、クラウドファンディング後の一般販売でも期待できる製品といえるでしょう。

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