ポータブルゲーミングPC「AYANEO NEXT Advance」レビュー|限定300台の特別モデル

AYANEO NEXT Advance レビュー

ポータブルゲーミングPC「AYANEO NEXT Advance」は、特別仕様の限定モデルです。
本体背面にはナンバリング、署名カスタマイズに加えネームプレートが付属。金属のようなカラーリングを採用した世界限定300台で先行リリースされた特別モデルです。

主要スペックは Windows 10 Home、7インチ(1280×800)、AMD Ryzen 7 5800Uプロセッサ、AMD Radeon Vega 8 グラフィックス、メモリー16GB LPDDR4x 4266Mhz、ストレージ容量 2TB を搭載しています。


AYANEO NEXT Advance の価格・販売ストア

AYANEO NEXT Advance 販売ストア・価格

ポータブルゲーミングPC「AYANEO NEXT Advance」は公式ストアの専売商品です。
先行リリース価格は 1345ドル、小売価格は 1465ドルと発表されています。
別途送料(98.74ドル)・税金が発生します。

AYANEO NEXT Advance は一般販売はしません。
一般販売モデルとして AYANEO NEXT、AYANEO NEXT Pro をリリースしています。


AYANEO NEXT Advance のスペック

AYANEO NEXT Advance のスペックは、次のとおりです。
スペック違いの AYANEO NEXT、AYANEO NEXT Pro もリリース予定です。

  • ディスプレイ:7インチ(1280×800)、H-IPS液晶(215ppi)、5点マルチタッチ対応
  • リフレッシュレート 60Hz
  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:AMD Ryzen7 5800U
  • GPU:AMD Radeon Vega 8 グラフィックス
  • RAM:16GB DDR4-4266 LPDDR4X
  • ストレージ:2TB NVMe(M.2 2280)
  • バッテリー:12300mAh(4,100mAh × 3)、47Wh、PD対応
    I/Oポート:USB Type-C× 2、イヤホンジャック
  • 無線:Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2
  • その他:ステレオスピーカー、ジャイロスコープ、加速度センサー
    振動モーター、指紋認証
  • 大きさ:267 × 112 × 30mm
  • 重量:720g

免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。

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AYANEO NEXT 登場

AYANEO NEXT Advance レビュー

AYANEO NEXT Advance をしっかりチェックします。
特典が付いたパッケージ・付属品、基本的な特徴、インターフェース、操作性、ベンチマークテスト、評価すべき点、欠点についても詳しくレビューします。

開封・付属品

AYANEO NEXT Advance 開封

AYANEO NEXT Advance は、大きなブラックボックスで到着しました。
開封してすぐに目に入るのが手袋です。

AYANEO NEXT Advance アクリルケース

手袋はアクリルケースを取り外すときに、指紋・皮脂がつかないようにするためです。
このアクリルケースを上に引き抜きます。

AYANEO NEXT Advance 付属品

パッケージは重箱のような構成になっています。
一番上には薄く細長いボックスがあり、その下にメモリアルネームプレートが収められています。ネームプレートにはナンバリング、購入者の署名が印字されています。

AYANEO NEXT Advance 付属品

細長いボックスの中身は、本体を拭くためのクロス、マニュアル(各種ボタン操作)です。
マニュアルは英語・中国語表記のみです。

AYANEO NEXT Advance 開封

その下に AYANEO NEXT Advance が収められています。
半透明の機能ガイダンスシートからのぞく本体の存在感は隠しきれません。

AYANEO NEXT Advance 付属品

最下部には USB Type-Cケーブル、USB Type-C変換アダプタ×2、ACアダプタ、変換アダプタ(3種類)、ネームプレートスタンドが収められています。

大きさ・重さ

AYANEO NEXT Advance 大きさ・重さ

AYANEO NEXT Advance の大きさは 267 × 112 × 30mm、重さは 710g(実測値)です。
金属のように見えるカラーリングの ABS素材(プラスチック)、シンプルで曲線があるデザインは美しく、ビルドクオリティも文句なしで格好良いです。

AYANEO NEXT Advance サイズ感

手に取ってみるとずっしりとした重さが感じられます。
従来モデルと比べると大きさ・重さは増しており、このあたりは賛否両論となりそうです。
筐体品質の高さ、質感は他社製品よりも優れています。

任天堂から発売された携帯型ゲーム機を基準に考えると、重さは 500g未満がストレスなく使える印象を持ちます。AYANEO NEXT Advance はそれよりも重たいので、長時間のゲームプレイに向いておらず1~2時間のライトユースに使うのが最適です。

インターフェース

AYANEO NEXT Advance インターフェース

AYANEO NEXT Advance のインターフェースは、上部に USB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャック、音量ボタン、電源ボタン一体型の指紋認証センサー。下部には USB Type-Cポート、左右にステレオスピーカーを用意。

AYANEO NEXT Advance インターフェース

本体左右にはグリップがあり、背面には滑りにくい素材を採用しています。
従来モデルと比べると USB Type-Cポートが1つ減っています。

AYANEO NEXT Advance インターフェース

背面左側には内蔵ファンの吸気口、右側には購入者の署名、ナンバリングが印字されています。
静音タイプ冷却ファンが採用され、高温時に風切り音が目立ちますが冷却能力は優れています。

残念なポイントは、従来モデルの純正ドッキングステーションは認識しないことです。
また、背面の吸気口を押し込むと内蔵ファンに干渉するので、平らな場所に置くように配慮が必要です。

画面

AYANEO NEXT Advance 画面

AYANEO NEXT Advance は液晶ディスプレイは鮮明ですが調整が必要です。
7インチ液晶ディスプレイ(16:10)、解像度 1280 × 800、画素密度 215PPI は従来モデル相当です。タッチスクリーン操作・感度、画面の明るさ(輝度)は良好です。

個体差かもしれませんが、液晶ディスプレイの黄色っぽさが目立ちます。
AMD Radeon Software(デスクトップ画面で右クリックメニュー表示)や Windows標準ツールでの色補正・調整が必要です。

操作性・持ちやすさ

AYANEO NEXT Advance 操作性・持ちやすさ

AYANEO NEXT Advance の操作性・持ちやすさは優れています
各社から登場したポータブルゲーミングPC の操作性・持ちやすさを圧倒、手汗をかく人でも、しっかりと本体をホールドできるのが特徴です。

ABXYボタンサイズは 7.7mm、ストロークは 1.5mm。各種ボタンはメンブレン、LT/RTボタンはアナログトリガーを採用しています。アナログスティックの移動可能範囲、トリガーの押し込み調整は別物です。

右側には 無地の大きめな AYAキー、少し小さめのカスタムキーを配置。
AYAキーは長押しで専用アプリ AYA Space画面、短押しで簡素な AYA Quick Tool表示に対応し、カスタムキーは長押し・短押しの機能を AYA Space で割り当て可能。

左側には Xboxボタンと同等機能を持つビューボタン、メニューボタンが配置されています。
従来モデルよりもボタン数は減り、ゲーミングにフォーカスした作りに生まれ変わりました。

専用アプリ AYA Space

AYANEO NEXT Advance 専用アプリ

専用アプリ AYA Space がプリインストールされています。
スタートアップ起動が採用されており、初回起動時は電話番号認証、メールアドレス認証のどちらかが必要です。マウス操作・ソフトウェアキーボード操作をするうえでも必須アプリです。

AYANEO NEXT Advance AYA Space

省電力、TDP設定(カスタム、ゲーム、バランス、省電力)、解像度などの各種変更のほか、インストールしたゲームアプリなどの表示、コントローラー設定(バイブレーション強弱、キャリブレーション)などが可能です。

AYANEO NEXT Advance カスタムキー

カスタムキーは長押し・短押しに、それぞれ1つの機能を割り当てできます。
割り当てできる機能は「デスクトップを表示する」、「スクリーンショット」、「アプリをオフにする」、「オンスクリーンキーボード」、「ESC」、「Steamを開く」、「Xboxキー」、「タスクビュー」、「タスクマネージャー」の9つです。

AYANEO NEXT Advance AYA Space

AYANEO NEXT の新機能として、クイックオープニングコントロールが実装されました。
ジェスチャー機能(RT・RBボタンを同時押しで方向ボタン)を搭載したことで Windows操作のショートカットを簡単に呼びだすことが可能です。

スクリーンショットは AYA Space内のスクリーンショットブックに保存され、共有(AYAサーバーにアップデート後に QRコードで読み込み表示)できます。

ストレージ状態・初期化

AYANEO NEXT Advance 初期ストレージ

AYANEO NEXT Advance のストレージ容量は 2TB です。
AYA NEOシリーズ共通してパーティション分割はされておらず、専用アプリ「AYA Space」がプリインストールされています。

搭載されている OS は「Windows 10 Home」です。
初期インストールの際に日本語設定も可能なので安心です。万が一のトラブルがあっても、カスタムキー(タスクマネージャー)と音量ーボタンを押しながら起動すれば、初期化ユーティリティで解決できます。

AYANEO NEXT Advance ストレージ情報

ストレージのブランド・種類は、AYANEO CyberThunder SSD です。
2022年1月27日に発表があった AYANEO社とコラボした独自ブランド製が採用されています。

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AYANEO NEXT Advance のベンチマーク

AYANEO NEXT Advance ベンチマーク

AYANEO NEXT Advance のベンチマーク結果を簡単に確認します。
設定・環境によっては変わることがあるので、あくまでも参考程度にとどめてください。

冷却能力

AYANEO NEXT Advance ベンチマーク

ベンチマークテストで負荷をかけた状態で温度を計測しました。
最大温度は 70度後半となりましたが、一定時間経過後には 40度台で安定します。

内蔵ファンの音は平常時では気にならず、負荷がかかる際には一時的に大きくなりますが許容範囲といった感じです。電源接続のまま2~3時間のゲームプレイで体感的に温かくなります。

ストレージ速度

AYANEO NEXT Advance SSD速度

AYANEO NEXT Advance に標準搭載されているのは AYANEO CyberThunder SSD です。
従来モデルに採用された SSD よりも高速なものが採用されています。

バッテリー状態

AYANEO NEXT Advance バッテリー情報

AYANEO NEXT Advance のバッテリー状態です。
バッテリーの基本情報、容量、状態などの参考としてください。

ベンチマークテスト結果

AYANEO NEXT Advance のベンチマークテスト結果はご覧のとおりです。
標準設定の『バランス(15W)』、高性能設定の『ゲーム(20W)』設定それぞれのベンチマークスコアを比較しています。

ベンチマークテストバランスゲーム
ドラゴンクエストX ベンチマーク 標準品質 フルスクリーン1936519406
ドラゴンクエストX ベンチマーク 最高品質 フルスクリーン1757518046
ドラゴンクエストX ベンチマーク 標準品質 ウィンドウ1918419503
ドラゴンクエストX ベンチマーク 最高品質 ウィンドウ1750017809
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 標準品質88289105
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 標準品質 ノートPC87439128
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 高品質61006311
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 高品質 ノートPC73127613
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 最高品質57525995
PCMARK 1056026023
3DMARK Time SPY13111412
3DMARK Fire Strike35103799
3DMARK Night Raid1387915327
CINEBENCH Release2375738768
CINEBENCH Release23(Single Core)14221433

ゲーミング性能についてはスペックありきなので、遊ぶゲームタイトルによっては画面設定のテクスチャクオリティ、低設定などに変更する必要がありそうです。

従来モデル(AYANEO 2021 シリーズ)のベンチマーク結果はこちらです。

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連続稼働時間

AYANEO 2021 Pro レトロパワー の連続稼働時間の測定結果です。
測定にはベンチマークテスト BBench を使用しています。

  • ディスプレイの明るさは 50%
  • ボリューム 50%
  • スリープしない
  • 無線LAN / Bluetooth:ON
  • 電源プラン「バランス」
  • AYA Space設定「バランス」

上記の測定条件で、強制休止までの時間を計測したところ、計測結果は2時間30分でした。
ゲーミング使用に限定した場合では、設定ありきで2~6時間ほど持つようです。

まとめ

AYANEO NEXT Advance レビュー

AYANEOシリーズは『ゲーミング体験』に特化した実力モデルです。
従来モデルの弱点であったセキュアなログインに対応(指紋認証機能)、Windows操作についても特定ボタンを組み合わせたジャスチャー機能やカスタムキーを新たに採用することで克服しています。

評価されていた操作性・持ちやすさ、デザイン性、ビルドクオリティはさらに向上しています。
特に注目すべきは操作性の良さです。ライバル機を含めてほとんどのポータブルゲーミングPC をレビューしてきましたが、その中でも優れたモデルだと評価します。

AYANEO NEXT Advance まとめ

主要スペックに AMD Ryzen 7 5800Uプロセッサを採用したことで性能向上、省電力化によりバッテリー稼働時間も期待できます。一方では、液晶ディスプレイのカラープロファイル調整が必要なことがあり、大きさ・重さに加えて価格増しとなるのは難点です。

ただ、ポータブルゲーミングPC に重要視するのが「操作性・持ちやすさ」であるのなら、AYANEO NEXT Advance を含めた AYANEO NEXTシリーズは最適なデバイスだと評価します。

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