TRN TA1 の意思を引き継いだイヤホン「TRN TA1 Max」は、ダイナミックドライバーとして 10mm ベリリウムメッキ振動板、バランスドアーマチュアドライバーに Knowles 33518 を採用したモデルです。
独自カスタマイズされたドライバーユニットを搭載、全体的に明瞭感あるクリアサウンドとパンチのある低音が楽しめる TRN TA1 Max をご紹介します。
TRN TA1 Max の価格・販売ストア
TRN TA1 Max は、国内外の通販サイトで広く販売しています。
販売価格はざっくり調べると、6,000円~8,000円 と購入しやすい価格帯です。
カラーバリエーションは単色のみで、マイク・マイクなしの2種類が用意。
アマゾンで購入できるほか、安く購入したのなら HiFiGo公式ストアがおすすめです。
TRN TA1 Max のスペック
- DDドライバー:10mm ベリリウムメッキ振動板
- BAドライバー:TRNカスタム Knowles 33518
- 周波数応答範囲:10Hz~40000Hz
- インピーダンス:22オーム
- 感度:118db
- コネクタ:2Pin
- プラグ:L字型 3.5mm
- ハウジング素材:アルミニウム合金
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
TRN TA1 Max のレビュー
『高級なイヤホンは買えないけれど、安価で良い音質・解像度のイヤホンを楽しみたい』を方針に、購入した TRN TA1 Max を読者目線でレビューします。
付属品
付属品は、取扱説明書、保証書、収納ケース(ハードタイプ)、4芯銀メッキケーブル(2Pin、3.5mm)、変換プラグ、イヤーピース(S,M,Lサイズ)2セット、ウレタン製イヤーピースです。
この価格帯で DAP用に使える変換プラグが付属するのは珍しいと思います。
付属品については、非常に充実していると評価します。
ビルドクオリティ
TRN TA1 のデザインを踏襲した軽量なアルミニウム合金ハウジングが特徴的です。
鼓膜の空気圧を和らげる効果があるセミオープンバックキャビティ構造を採用しています。
付属イヤーピースを含めた片側重量は 4.5g で、装着時の負担にならない小型・軽量タイプ。
模様をあしらったハウジングのデザイン部分は穴あけされているので、音漏れがしやすい作りなのはデメリットです。
金メッキ処理された 3.5mm L字型プラグの 4芯銀メッキケーブル(2Pin、3.5mm)を採用。
リケーブルを推奨しますが、付属品としては標準的なイヤホンケーブルです。
音質・解像度
最も気になる TRN TA1 Max の音質・解像度をチェックします。
箱出しすぐの音質・音域ではなく、エージングを 20時間以上してからの感想です。
あくまでも付属イヤホンケーブル、イヤーピースのセットでの評価です。
音の傾向としては、中高音にフォーカスしたドンシャリ傾向。
高音域としては、明瞭感のあるスッキリとしたクリアな音質で、明るさ・鮮やかさに過不足はなく自然に仕上げられています。ベリリウムメッキ振動板の特徴が良くでており、暖かみがあるウォーム系なサウンドです。
中音域についても、高音域と同じようにスッキリしています。
低音域・高音域とのバランスもとれており、全体的なバランスを引き立てている印象です。男性ボーカル曲との相性も良好です。
低音域については、しっかりと表現できています。
ほかの音域に比べて頭一つくらい出ている印象で、過度に強調されているわけではありません。
エージングすることでもっさりした感じはなくなり、盛りすぎないちょうど良いバランスに仕上がります。
まとめ
従来モデル(TRN TA1)の意思を引き継ぎ、ダイナミックドライバーに 10mm ベリリウムメッキ振動板、バランスドアーマチュアドライバーに Knowles 33518 を採用、セミオープンバックキャビティ構造を採用したモデルです。
中低音にフォーカスしたドンシャリ傾向な音域・解像度にまとめられています。
ベリリウムメッキ振動板の特徴がうまく活かされており、ドンシャリ傾向であるものの音抜けも良く、過度に強調されていないサウンドなので聴きやすいのが特徴です。
オールラウンドに活躍できるイヤホンではあるものの、ズンズン・ドンドンといった重低音重視な人には物足りなさを感じます。1万円アンダーという価格帯としては付属品が充実しており、評価・評判が高いイヤホンです。
アルミニウム合金筐体を採用した中華イヤホン「NICEHCK EB2S」は、大口径 15.4mmダイナミックドライバーを搭載した従来モデル(EB2)のアップグレードモデルです。パッケージに大きく描かれた萌え絵が特徴的ではある[…]