アルミニウム合金筐体を採用した中華イヤホン「NICEHCK EB2S」は、大口径 15.4mmダイナミックドライバーを搭載した従来モデル（EB2）のアップグレードモデルです。
パッケージに大きく描かれた萌え絵が特徴的ではあるものの、インナーイヤー型（開放型）イヤホンとして音質・品質の評価が高い NICEHCK EB2S をご紹介します。
NICEHCK EB2S の価格・販売ストア
中華イヤホンブランドを代表する NICEHCK の商品は、国内外の通販サイトで購入できます。
販売価格はざっくり調べると 3,200～3,500円といった感じです。
カラーバリエーションは、グリーンとブラックの２色で、マイクの有無が選択可能。
パケ買いされているのか（？）かなり売れているイヤホンです。
NICEHCK EB2S レビュー
『高級なイヤホンは買えないけれど、安価で良い音質・解像度のイヤホンを楽しみたい』を方針に、購入した NICEHCK EB2S を読者目線でレビューします。
付属品
付属品は イラストカード、収納ポーチ、イヤーパッド（３セット）、説明書です。
ちなみに、イラストカードに描かれたキャラクターの名前は「伊ちゃん」です。
ビルドクオリティ
安価な価格帯のイヤホンでありながら、価格以上のビルドクオリティを実現しています。
軽量なアルミニウム合金筐体、万人受けするデザインが採用されています。ハウジング上部には赤・青、コネクタ接続部には R/L の印字がされており、判別しやすくなっているのがポイントです。
カナル型と比べると接着面が少ないので外れやすかったり、音漏れがしやすい点はデメリット。言い換えれば周辺の音が入りやすく、装着感も軽く使いやすいイヤホンといえます。
本体とケーブルはリケーブルができない一体型で、金メッキ処理された 3.5mm L型プラグの高純度銅ケーブルを採用。ケーブルは落ち着いた半透明の黒色ケーブルで、プラグ・スプリッター部分にアルミ素材が採用されているのは評価ポイントです。
音質・解像度
最も気になる NICEHCK EB2S の音質・解像度をチェックします。
あくまでも箱出しすぐの音質での評価です。
NICEHCK EB2S には、大口径 15.4mmダイナミックドライバーを採用しており、インナーイヤー型（開放型）ということで構造に目新しさはありません。従来モデル（EB2）と比べると異なる味付けがされているイヤホンです。
音の傾向としては、かまぼこ型でスッキリしています。
金属音など目立たず、映えるような感じの高音域ではありませんが表現力があり、中音域は出ていてボーカルの声も聴きやすいです。
開放型ということで低音域は期待できませんが、音の伸び方・響き方は自然で全体的に表現力・バランスの良いイヤホンに仕上げられています。
２～３万円台のイヤホンと比べると、音の迫力・メリハリ、解像度や空間の広がりに物足りなさは否めませんが、長時間の聴き流しに最適なイヤホンだと評価します。個人的にはゲームボーイシリーズをはじめとする携帯型ゲーム機に合うイヤホンだと感じています。
まとめ
低価格モデルのアップグレード版として登場した NICEHCK EB2S は、価格以上の品質を実感できるモデルに仕上げられています。パッケージに大きく描かれた萌え絵とは裏腹に聴きやすい音質に仕上げられています。
シンプルデザインの軽量なハウジング、万人受けするサウンドは評価ポイントです。
音の開放感はもちろん、低音寄りのスッキリとした音質は、長時間の聴き流しにぴったりです。はっきり言って普段使いとしては超優秀なイヤホンです。
インナーイヤー型（開放型）ということで、遮音性という部分で配慮は必要となりますが、どんなシチュエーションでも気軽に使えるイヤホンと評価します。
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