マルチエミュレータ「RetroArch」で、PC-Engine CD、PC-FX、メガCDなどを遊んでみよう！起動・設定方法を簡単に解説！

2016年4月5日
2022年10月8日
エミュレータ
PCエンジン, RetroArch, 使い方, 問題解決

「RetroArch」は、数多く種類のエミュレータを動作できるマルチエミュレータです。
しかし、バージョンアップを重ねるごとに使い方が解りづらくなっているようです。

特にPC-Engine CD、PC-FX、メガCDなどは一般的なROMイメージのファイル設定では起動できません。設定に悩まれている人も多いようなので、この記事では起動・設定方法を簡単に解説していきます。

1 Retro ArchでPC-Engine CD、PC-FX、メガCDなどを遊ぶ！

Retro ArchでPC-Engine CD、PC-FX、メガCDなどを遊ぶ！

この記事ではマルチエミュレータ「Retro Arch」で一般的な方法で起動できないROMイメージの設定・起動方法について解説していきます。参考例として「PC-Engine CD」のROMイメージの設定・起動方法を中心に解説していきます。

私はAndroid 7.0を搭載し、性能も約２倍になったAndroidベースの携帯ゲームコンソール「GPD XD Plus」を使って遊んでいます！

ROMイメージを用意する

PC-Engine CDのROMイメージは「cueファイル」、「binファイル」の２つに分かれています。どちらかのファイルが不足していても起動はしないので注意しましょう。注意点として用意したファイルはリネーム（名前を変更）してはいけません。ただし、知識のある人は必要に応じて「cueファイル」を編集してリネームしましょう。

BIOSイメージを用意する

「PC-Engine CD」のROMイメージを起動するには、スーパーシステムカード（Super CD-ROM2 SYSTEM Ver.3.00）のBIOSイメージが必要です。ファイル名は必ず
「syscard3.pce」に変更してください。(.pceは拡張子です）

Games Express CDカードのBIOSイメージは「ge.pce」というファイル名にしてください。（.pceは拡張子です）
PC-FXのBIOSイメージは「pcfx.bios」というファイル名にしてください。（.biosは拡張子です）

ROMイメージ、BIOSイメージの保存場所

ROMイメージ、BIOSイメージをすべて同じフォルダに保存します。特に解説は不要だと思いますが…「tonchiki」というフォルダを作成し、その中に「tonchiki.cue」、「tonchiki.bin」、「syscard3.pce」を保存するという意味です。フォルダ名は機種依存文字・特殊文字を使わずに、半角英数字であれば任意の名前で大丈夫です。

ROMイメージを起動する

それでは、いよいよROMイメージを起動します。起動するには「cueファイル」を選択し、次にCore「PC Engine/PCE-CD(Mednafen PCE FAST)」を選択するだけです。この部分の詳しい解説については過去記事を参考にすると良いでしょう。

困ったときのトラブルシューティング

Q.1
cueファイルを選択した直後に強制終了してしまいます。（cueファイルを選択後に、coreを選択すると強制終了してしまう）
A.1
正しい設定になっていないことが原因です。どの部分が正しくないのかは、この状態ではわかりません。

Q.2
ROMイメージ、BIOSイメージも同じフォルダに保存しているのに起動しません。
A.2
ROMイメージ、BIOSイメージのファイル名は正しく設定されていない可能性があります。また、どちらかのファイルが壊れている、エミュレータ側が対応していないことも考えられます。

Q.3
何をやっても起動しない。
A.3
RetroArchの「Directory」の設定項目の赤枠部分は下画像のようになっていますか。自身好みの設定（カスタマイズ）をしている場合、その設定に合わせて変更する必要があります。

Android端末の一部の機種では、microSDカード内にフォルダ（cueファイル、binファイル、biosイメージ）を保存していると起動しない場合があるようです。その場合は本体（内部ストレージ）に保存してみましょう。

マルチエミュレータ「RetroArch」のシステムフォルダ内（/storage/sdcard0/Android/data/com.retroarch/files/）に保存することで起動したという報告もあります。

どうしても起動しないという場合には、マルチエミュレータ「RetroArch」をアンインストールして、改めてチャレンジしてみましょう。

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コメント（8件）

匿名より:
2020年1月3日 10:38 PM
＾こんにちは、とんちき様。
　現在、AndroidのRetroArchのバージョンは、1.8.2 GITになっています。
こちらで解説をされているバージョン(2016年4月5日時点で最新だったもの)
とは、いくらか、違いがあります。
Biosイメージに関する設定が、それに該当します。
　私の場合、こちらの解説と、
その後のバージョンとの違いを理解するまで、
かなり、手間取りました。
同様の経験をした人が、大勢、いるのではないかと思い、
それで、投稿させていただきました。
　■現在のバージョンにおける、Biosイメージの置き方
　現在、Biosイメージは、特に、専用フォルダ名などが指定されていなければ、
基本的に、内部ストレージの、RetroArch/system/に
裸で、置くだけになっています。
　但し、PC98など、PC系のコアなどは、
RetroArch/system/にBiosイメージを置くだけでは駄目で、
RetroArch/system/の中に、更に、専用フォルダを作成し、
その中に置く必要があります。
　■各コアのBiosイメージや、リネーム名、専用フォルダの調べ方
　Load Coreで、たとえば、PCエンジン系のコアを選択後、
Informationを選ぶと、
Core Informationという項目が出現しているので、
それを見ると、
そのコアの起動に必要なBIOSイメージ、
そのBIOSイメージのリネーム名などが分かります。
　もしくは、ネット検索で、
Retroarchと起動したいコア名を検索すると、
Libretro_Docsというサイトが出て来るので、
それを見ると、
Biosイメージの設定について、より、詳細な説明が見られます。
(ただし、英語ですので…)
　■Biosイメージの読み取りを旧バージョン式にする方法
　とんちき様のサイトの方法通りに、
Biosイメージをコアに認識させたい、
という方もいる、と思います。
現在のバージョンでも、実は可能なので、その方法も紹介しましょう。
　Settings→User Interface→Show Advanced Settingsをオンにすると、
Settings内の各項目内の、更に下の項目が、いくつか増えます。
その中で、Biosイメージに関する項目があります。
Saving→System Files are in Content Dirが出現するので、
ここをオンにすると、
Biosイメージを、systemフォルダからではなく、
「ゲームの実行ファイルのあるフォルダ」から読取る設定になり、
つまり、とんちき様のサイトで、紹介されている方法になります。
この設定にすると、Biosイメージをゲームフォルダごとに置く必要が出て来るので、
どう思われるかは、ユーザー次第です。
　■saves、statesの各フォルダについて
　Settings→User Interface→Show Advanced Settingsをオンにした時、
普段は隠れている項目が出現する事について、触れたついでに、
Saving→Sort Saves In Folders、
Sort Savestates In Foldersの事も述べておきましょう。
これらについて、
それぞれ、オンにすると、
RetroArch/内の
saves/
states/
内に、「起動したコアごとのフォルダ」が作成され、
各ファイルが、コアごとに分類、保存されるようになります。
savesやstatesの各フォルダについて、
初期設定のままだと、どのファイルが、どのコアのものか、
分かりにくくなってしまうものもあるので、
(多くの機種に渡って、移植されたゲームなど)
この設定にすると、人間の眼から見て、視覚的に区別がつくようになり、
管理の上で便利です。
Sort Saves In Foldersを例に挙げると、
・Gambatte
RetroArch/saves/Gambatte/ゲーム名.srm、
・Final Burn Neo
saves/Final Burn Neo/fbneo/ゲーム名.fsという風に。
(Sort Saves In Folders、
Sort Savestates In Foldersの各状態に拘らず、
Final Burn Neoのように、既に専用フォルダありのコアもある)
一部コアでは、セーブ方式が特殊で
(PC系コアなどは、セーブファイルを出力せず、
ユーザーディスクイメージに書き込む)、
Sort Saves In Foldersの設定が無意味なものもあります。
　私が、そうでしたが、このアプリの独特の仕様、初歩の部分で、
かなりの人が誤解し、挫折しているように思います。
理解さえ出来れば、本当に楽しいアプリです。
返信
- とんちきより:
  2020年1月4日 2:09 AM
  詳しい補足・解説ありがとうございます。
  最新バージョンの RetroArch を導入したことがなかったので大変助かりました。
  最近は Dingux 搭載の中華ゲーム機が主流となり、Android ベースの中華ゲーム機 or スマートフォンでエミュレータを遊ぶ機会が疎かになっています。
  こちらの記事を参考に RetroArch の導入を進めている人もいるようなので、古い情報を放置せずに関連記事のリライトを進めていきたいと思います。
  返信
匿名より:
2020年3月6日 6:28 PM
(今日、コメントをそちらに送ったのは、これで二回目ですが、これが正しい方です)
’とんちき様。こんにちは。
　このサイトで紹介されているPCEと同世代のゲーム機にはありませんが、それ以後に出た次世代型CD-ROM系ゲーム機で、たとえば、PSには「ゲーム中、CD-ROMの入替えが必要なゲーム」がありました。
これに関して、RetroArchでは「Quick Menu」→「Disk Control」という特殊操作や、「m3uファイル」という特殊ファイル作成での対処法があります。
これらは、「CD-ROMイメージを扱うコア」のみならず、「FDイメージを扱うPC系コア」にも関連して来る事で、Android版RetroArchを使う人なら、ぜひ知っておいてもらいたい事なので、お話をしたいと思います。
(以下、1.8.4_GITのバージョンで説明)
　■「Settings」→「Update Core Info files」について
　この項目は、
・「Core Updater」内部の表示を「display_name =」内に従い、「正式コア名」表示に、
・「Load Core」→目的のコア→「Infomation」→「Core Infomation」を表示させる、
ための、「infoファイル」をDL or 更新しますが、ここが、実は「Disk Control」「m3uファイル」関連では重要になって来ます。
「infoファイル」は、「Playlists」or「Scan Content」or「Import Content」での「Scan」関連項目による、通常、「RetroArch/playlists」への「lplファイル」作成にも必要なようです。
◇「infoファイル」のもう一つの役割
　「infoファイル」は、対応のコアについて、「起動可能な拡張子」を設定するためのファイルでもあります。
この事について、述べておきたいのが、「np2kai」コア用の「infoファイル」です。
「blueMSX」「px68k」「quasi88」の各自、PC系コアの「infoファイル」に倣い、「np2kai_libretro.info」の「supported_extensions =」の内容に、「m3u」を追加すると、なんと、「np2kai」コアで「m3uファイル」が起動出来るようになります。
（「np2kai_libretro.info」の編集は、「Settings」→「Directory」の「Core Info」を「/data/data/com.retroarch/…」から内部ストレージの任意のフォルダ等の「アプリ外」に変更する事で可能になります)
「m3uファイル」とは何かは、Libretro_Docsサイトの「blueMSX」「px68k」「quasi88」の各自コアの説明を見れば分かります。
(この方法は、どのコアでも可能というわけではなく、コアの中身が「m3u」に対応しているものである必要があり、実は「np2kai」コアの場合「もともと中身が「m3u」に対応していた」ので可能なのです。
これは「np2kai_libretro.info」に記述さえすればよい事なので、今後の「infoファイル」更新で、初めから、「np2kai_libretro.info」に記述された状態になる可能性があります)
　■「m3uファイル」の作成法
　「m3u」とは「音楽ファイルのプレイリスト」で有名ですが、エミュレータでいうと「交換用ディスクイメージのリスト」で、FDやCD-ROMのイメージなどを扱えます。
まず、『「目的のディスクイメージ」のあるフォルダ』内に、任意のファイル名で、「txtファイル」を作ります。
　FDイメージを扱う「np2kai」コアなら、その内容は、あるゲームならば、
xxxx Program Disk.d88
xxxx User Disk.d88
xxxx Disk A.d88
…という感じに、フォルダ内にあるディスクイメージ名を引用して、行末に改行を入れながら、記述します。
　「PCSX ReARMed」コアのように、CD-ROM系のイメージを起動するコアでも「m3uファイル」に対応しているものがあります。
(前述したように、「ゲーム中、イメージの交換を要する特殊なゲーム」が存在するためです)
xxxx (Disc 1).cue
xxxx (Disc 2).cue
xxxx (Disc 3).cue
…とフォルダ内にある実行ファイルイメージ名を引用して、行末に改行を入れながら、記述します。
仕上げに、「txt」の拡張子を「m3u」に変更します。
◇「m3uファイル」の起動
　「m3uファイル」が便利なのは、「複数イメージの同時起動」の再現も可能な点です。
　「px68k」「np2kai」「quasi88」の各コアのように、FDイメージの挿入口が「2つ」あるコアの場合、「Load Content」で、この「m3uファイル」を選択する事で、
・「m3uファイル」内に記述した「イメージのリストの一番目」
が「一つ目のドライブ用イメージ」として自動的に起動し、
・「m3uファイル」内に記述した「イメージのリストの二番目」
が「2つ目のドライブ用イメージ」に自動的に選ばれます。
　「PCSX ReARMed」コアのように、イメージの挿入口が一つしか存在しない場合は、
・「m3uファイル」内に記述した「イメージのリストの一番目」
がイメージとして自動的に起動します。
　以上のように「m3uファイル」自体がゲームイメージとなるわけではなく、『「m3uファイル」内部に記述した指定』を間接的に起動しているのです。
(この仕組みは、予め起動プログラムに設定変更等を指定する「iniファイル」に似ています)
◇「m3uファイル」内の交換用イメージ入替え法
　「m3uファイル」で起動すると、『「m3uファイル」内の残りの交換用イメージのリスト』は、以下の二つの方法で選択可能になります。
(「m3uファイル」に対応しているコアは、通常「Quick menu」内に「Disk Control」が存在しているコアで、「Disk Control」と関連して来ます)
(「Disk Control」内には「Load New Disk」という項目がありますが、これについては、他の所で述べます)
・「Quick menu」→「Disk Control」の「Eject disk」で「開く」→
「Current Disk Index」でイメージの挿入変更→
「Insert　Disk」で「閉じる」。
・「Input」→「Hotkey Binds」の「Disk eject toggle」割当てキーで「開く」の後、
「Disk prev」「Disk next」の各割当てキーでディスクイメージの挿入変更、
再び、「Disk eject toggle」割当てキーで「閉じる」。
以下は、その際の表示です。
・「Ejected virtual disk tray.」
・「Setting disk in tray: x/y」
・「Closed virtual disk Tray.」
(x…リスト内の現在の行番号、y…リスト内の末尾の行番号)
◇「Eject disk(開ける)」「Insert Disk(閉じる)」の意味合い
　「Eject disk(開ける)」「Insert Disk(閉じる)」は、「PCSX ReARMed」コア等で、「実機のCD-ROMの挿入口の蓋の開閉状態」を再現するために必要な操作です。
「PCSX ReARMed」コアの場合、起動時の、BIOS認識表示画面で「Eject disk(開ける)」をすると、「蓋が開いていて、イメージを認識出来ない状態」となり、実機にあった『「CD-ROMの音声トラック部分再生」や「メモリーカード」の管理画面』へ入れます。
　「blueMSX」「px68k」「np2kai」の各自コアの場合、上記の「Insert Disk(閉じる)」の操作は、別にしなくても交換用イメージの認識が可能ですが、他のコアへの習慣づけとして、行っておいた方がよいでしょう。
◇「Resume content after changing disks」の効果
　「Settings」→「User Interface」→「Resume content after changing disks」は「Disk Control」関係の項目で、以下のようになります。
「Insert Disk」や「Load New Disk」使用時、
・オフ…「Quick Menu」内に留まる。
・オン…「Quick Menu」から自動的にゲーム画面に戻る。
(上記の操作の度、画面が切り替わる事について、違和感があるなら、オフにしておきましょう)
◇「m3uファイル」と「np2kai」「px68k」の各コア
　「np2kai」コアでは、「m3uファイル」を起動すると、「Quick Menu」内に、通常はない筈の「Disk Control」が出現します。
「px68k」「np2kai」の各コアのように、ReroArch用のUIとは別に、「コア専用メニュー」がある場合、そこでのディスクイメージ指定も、きっちり指定になっているので、「Disk Control」関係を使わない場合でも、便利です。
◇「m3uファイル」と「quasi88」コア
　「Quasi88」コアでは、「Quick Menu」内に「Disk Control」がない代わり、
・ドライブ1は「L + Kp4」「L + Kp6」
・ドライブ2は「R + Kp4」「R + Kp6」
(kpとは、物理キーボードでのテンキー側のキーの事です)
でのディスクイメージの交換をします。
(UI画面を挟まず、ゲーム画面だけで切替えが可能)
以下は、その際の表示です。
・「Drive 1(2): No disk.」
・「Drive 1(2): xxxx.d88」
・「Drive 1(2): xxxx.d88 set.」
「quasi88」コアは、本家「Quasi88」のようなファイル参照機能がなく、「Load Core」→「quasi88」コア→「Subsystems」→「Load x-Disk Game」で「ディスクイメージを予め複数セットする機能」が代わりにつけられていますが、このセット可能なディスクイメージの数は、最高で「6」までになっています。
「6」でも多めですが、ユーザーディスクイメージを複数用意して、ゲーム中、要所ごとに入替えしてプレイしたいという人には、「6」でも不足と感じるかも知れません。
「m3uファイル」での起動の場合は、なんと、この制限に関係なく、
・「6」より多い数のディスクイメージがセット出来る、
・起動時の各ディスクイメージへの指定も「m3uファイル」一回で済む、
ので、「quasi88」コアの起動の際も、断然「m3uファイル」を利用した方が便利です。
(旧バージョンのRetroArchだと、たとえば、1.7.5の「Settings」→「Menu」→「rgui」等で「Load x-Disk Game」表示が不可能でしたが、この問題を「m3uファイル」で解決可能です)
◇「m3uファイル」と「Swap Disks on Drive」
　「m3uファイル」でのディスクイメージの挿入変更の指定ドライブは、「px68k」「np2kai」の場合、「Quick Menu」→「Options」→「Swap Disks on Drive」で指定になっているドライブが対象です。
「Quick Menu」からは「Disk Control」→「Eject Disk」→「Current Disk Index」で、ディスクイメージが指定可能です。
　注意点として、以下のコアでは「Swap Disks on Drive」が存在しません。
・「blueMSX」コアではドライブが一つ。
・「Quasi88」コアではドライブ2があるが、他のPCコアと異なり、なぜかディスクイメージの入替え方法が特殊なため。
◇「Load New Disk」の注意点
　「Disk Control」の「Load New Disk」について、これはディスクイメージを指定する項目で、「Eject Disk」→「Current Disk Index」より、こちらを選びがちですが、これは「Current Disk Index」とは似て非なるものです。
・「Load Content」のような効果がある。
・「Options」のファイル名が「そのディスクイメージに変更」になる。
・「Controls」は、そのまま。
『「PCSX ReARMed」コア等のCD-ROM系コア』では問題ありませんが、『「np2kai」コア等のPC系コア』では、「Load New Disk」について、問題があります。
「Load New Disk」で何らかのディスクイメージを指定すると、「Options」のファイル名が「ユーザーディスク等、起動用イメージでもないもの」まで選択されてしまうのです。
「Load New Disk」は、「交換用イメージが全て起動イメージになっているCD-ROM系コア」には向いていますが、「交換用イメージが起動イメージだけではないPC系コア」には使用しない方がよいでしょう。
　■CD-ROM系、FD系をより楽しむなら
　RetroArchで、CD-ROMイメージ、FDイメージを各自、扱うコアで、上記の知識は知っておいた方が、より楽しめます。
返信
- とんちきより:
  2020年3月6日 9:05 PM
  いつも有意義な情報提供をありがとうございます。
  精査されたこちらコメントのみを表示させていただきました。
  前回に引き続き、今回も RetroArch ついて不足している内容が補完されていることが確認できました。かなり使いこまなければ理解できない細かな設定・使い方までが網羅されています。
  こういった問題解決方法を知らない人・探している人はいると思うので、そういった人の助けるになるコメントだと思います。
  返信
PC-land より:
2020年4月19日 4:58 PM
記事読ませていただいております。
・Windows7
・RetroArch1.8.5
・コア:NEC – PC Engine / CD (Beetle PCE FAST)
の環境で
・ooo.cue
・ooo.iso
・ooo.bin(ooo.isoよりISO Worksを使用して作成)
・syscard3.pce(Super CD-ROM2 System V3.00(J).pce)
を一つのディレクトリに入れました。
・コンテンツをロード ==> ooo.cue ==> NEC – PC Engine / CD (Beetle PCE FAST)
を選択しました。すると画面には
PC Engine SUPER CD-ROM2 SYSTEN VER.3.00
と表示され
PUSH RUN BUTTON!
という文字が点滅しています。この状態でSTART BUTTON を押すと
LOAD ERROR!
と表示されます。どこか設定足りない箇所がありますのでしょうか？
おわかりになりましたらお教えください
返信
- 匿名より:
  2020年4月21日 7:53 PM
  ~こんにちは。
  　ISO Worksとは、ISO Workshopの事だと思いますが、私は使った事がないので、詳しくは分かりませんが、話を読む限りでは、PCEのBIOS認識画面が出ているので、関連BIOSイメージの配置の設定は、ちゃんと合っています。
  つまり、問題があるのは、ご使用の「ゲームイメージ」です。
  　「cueファイル」を使う場合、連動するのは「binファイル」で、「isoファイル」は必要ありません。
  「isoファイル」は、「isoファイル」のみで起動する場合のファイルです。
  ここでは、「isoファイル」は抜きにして考えて下さい。
  　　■「cueファイル」の意味合い
  　「cueファイル」について、説明しましょう。
  「cueファイル」の内容は、意外にも「binファイル」のようなバイナリファイルではなく、テキストファイルです。
  テキストエディタなどで「cueファイル」の内容を確認出来ます。(Windowsなら「メモ帳」で)
  　PCEのあるゲーム(「xxxx」とする)の「cueファイル」は、以下のような内容になっています。
  CATALOG 0000000000000
  FILE “xxxx (Track 1).bin” BINARY
  TRACK 01 AUDIO
  INDEX 01 00:00:00
  FILE “xxxx (Track 2).bin” BINARY
  TRACK 02 MODE1/2352
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:74
  FILE “xxxx (Track 3).bin” BINARY
  TRACK 03 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “xxxx (Track 4).bin” BINARY
  TRACK 04 AUDIO
  INDEX 01 00:00:00
  FILE “xxxx (Track 5).bin” BINARY
  TRACK 05 AUDIO
  INDEX 01 00:00:00
  FILE “xxxx (Track 6).bin” BINARY
  TRACK 06 MODE1/2352
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:74
  　「cueファイル」は、CD-ROMの各トラックのイメージとなる「binファイル」について、「音声(CD-DA)トラック」と「ゲーム用トラック」などの指定を記述して、かつ実行も、こなします。
  いわば「cueファイル」は、『起動時、複数の「binファイル」を同時指定するためのプレイリスト』なのです。
  　PCEの「cueファイル」の内容で重要なのは、以下の記述です。
  「 TRACK yy AUDIO」…「音声(CD-DA)トラック」
  「 TRACK yy MODE1/2352」…「ゲーム用トラック」
  　上記のゲームの場合、「ゲーム用トラック」は、「02」と「06」のトラックが該当し、それ以外は「音声(CD-DA)トラック」です。
  「ゲーム用トラック」のうち、「ゲーム開始用トラック」に当たるのが、「ゲーム用トラック」のうち、もっとも数の少ない「02」のトラックです。
  PCEでは、必ず「02」のトラックが「ゲーム開始用トラック」となっています。
  　◇PCEの『「02」から』の理由
  　PCEの歴史的経緯を振り返ると、PCEのCD-ROMは、「通常の音楽CD用プレイヤー」でも再生可能でしたが、「ゲーム用トラック」を音楽CD用プレイヤーで再生した場合、ゲーム対応ではない再生機器に悪影響を与える可能性がありました。
  ユーザーが過って、通常の音楽CD用プレイヤー等でPCEのCD-ROMを再生させた場合の配慮として、メーカー側は、ある工夫をしました。
  始点となる「01」は安全な「音声(CD-DA)トラック」にして、「警告メッセージ」を入れ、音楽CD用プレイヤーには問題のある「ゲーム用トラック」は「02」から開始にする、という「間」をもたせる事で、メーカー側は対処していました。
  つまり、PCEの『「02」から』は、メーカーからのユーザーへの気配りなのです。
  　　■「LOAD ERROR!」が出る状態
  　PCEのBIOS認識画面で「LOAD ERROR!」と出るのは、通常、「PCEとは全く別の機種のゲームイメージ」を起動している場合です。
  たとえば、別の、SegaのMCDなどのCD-ROMイメージの拡張子は、PCEと共通で「cueファイル」があり、PCEでも、これらのイメージの選択が可能です。
  しかし、PCEで上記の異種のイメージを読み込んだ状態で、PCEのBIOS認識画面から「RUNボタン要素」を押すと、PCEの規格に合わず、「LOAD ERROR!」と出ます。
  なぜ、MCDのCD-ROMイメージでは、PCEで「LOAD ERROR!」となるのか。
  その理由は「cueファイル」にあります。
  　MCDのあるゲーム(「aaaa」とする)の「cueファイル」の内容は、以下のようになっています。
  FILE “aaaa (Track 01).bin” BINARY
  TRACK 01 MODE1/2352
  INDEX 01 00:00:00
  FILE “aaaa (Track 02).bin” BINARY
  TRACK 02 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 03).bin” BINARY
  TRACK 03 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 04).bin” BINARY
  TRACK 04 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 05).bin” BINARY
  TRACK 05 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 06).bin” BINARY
  TRACK 06 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 07).bin” BINARY
  TRACK 07 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 08).bin” BINARY
  TRACK 08 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 09).bin” BINARY
  TRACK 09 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 10).bin” BINARY
  TRACK 10 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 11).bin” BINARY
  TRACK 11 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 12).bin” BINARY
  TRACK 12 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 13).bin” BINARY
  TRACK 13 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 14).bin” BINARY
  TRACK 14 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 15).bin” BINARY
  TRACK 15 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 16).bin” BINARY
  TRACK 16 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 17).bin” BINARY
  TRACK 17 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 18).bin” BINARY
  TRACK 18 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 19).bin” BINARY
  TRACK 19 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 20).bin” BINARY
  TRACK 20 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 21).bin” BINARY
  TRACK 21 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 22).bin” BINARY
  TRACK 22 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 23).bin” BINARY
  TRACK 23 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 24).bin” BINARY
  TRACK 24 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 25).bin” BINARY
  TRACK 25 AUDIO
  INDEX 00 00:00:00
  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 26).bin” BINARY
  TRACK 26 AUDIO
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  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 27).bin” BINARY
  TRACK 27 AUDIO
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  INDEX 01 00:02:00
  FILE “aaaa (Track 28).bin” BINARY
  TRACK 28 AUDIO
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  FILE “aaaa (Track 29).bin” BINARY
  TRACK 29 AUDIO
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  INDEX 01 00:02:00
  　上記のゲームの場合、「ゲーム用トラック」は、「01」のトラックが該当し、それ以外は「音声(CD-DA)トラック」です。
  「ゲーム用トラック」のうち、「ゲーム開始用トラック」に当たるのも、「01」のトラックです。
  MCDでは、必ず「01」のトラックが「ゲーム開始用トラック」となっています。
  　◇後発機種の『「01」から』の理由
  　PCEよりも後発のCD-ROM系ゲーム機は殆ど、と言ってよいほど、この『「01」から』の仕様です。
  後発のCD-ROM系ゲーム機が『「01」から』の指定になったのは、「ゲーム用」CD-ROMであっても、「ゲーム用」と「音声トラック再生専用」の起動の切り替えが可能になった事が挙げられます。
  このため、PCEのような『「02」から』の配慮は、あまり必要はないと判断されたのでしょう。
  (逆に、PCEでは「ゲーム用」CD-ROM」に対する「ゲーム用」と「音声トラック再生専用」の起動の切り替え機能がありませんでした)
  　前述したように、PCEの場合、『「ゲーム開始用トラック」は「02」から』という仕様です。
  MCDの場合、『「ゲーム開始用トラック」は「01」から』なので、PCEからは、イレギュラーと判断され、「LOAD ERROR!」の表示が出るのです。
  　PCEの「LOAD ERROR!」の原因を理解するには、この部分の理解が重要だと思います。
  　　■音楽CDの場合
  　これはエミュレータでは再現が難しいですが、PCEで「音楽CD」を読み込ませると、ゲーム画面ではなく、「音声トラック再生専用」の画面へ進みます。
  PCEでは『どこにも「ゲーム用トラック」が存在しない音声(CD-DA)トラックのみのCDイメージ』は、必ず、この反応になります。
  　◇「音声トラック再生専用」機能について、PCEの残念なところ
  　前述したように、通常、PCEでは、PCE用、他の機種用も含めて、「ゲーム用」CD-ROMを起動すると、強制的に「ゲーム用」としか認識しません。
  (他機種のものは「LOAD ERROR!」という表示が出て、それ以上、動きません)
  　しかし、PCEでは、CD-ROMに関して、「音声トラック再生専用」の機能が画面と共に、ちゃんと存在します。
  起動するCD-ROMが、「音楽CD」等であれば、この機能が出現しますが、「ゲーム用」だと通常は出ないのです。
  　現在のCD-ROM系ゲーム機では、「ゲーム用」CD-ROMであっても、「ゲーム用」と「音声トラック再生専用」の起動の切り替えが可能な事は、当たり前ですが、
  PCEは、CD-ROMメディアの黎明期の機種だったためか、「ゲーム用」CD-ROMの「ゲーム用」と「音声トラック再生専用」の起動の切り替えは考慮されていませんでした。
  　PCEのCD-ROMゲームの音声トラックのみの再生は、
  ・誤って、「ゲーム用トラック」を再生してしまうと、再生機器を破損させる可能性がある音楽CD用プレイヤーで聴く
  という本末転倒な対処法しかなかったのです。
  　しかし、時代は変わり、RetroArch等のエミュレータを使った場合は、話が違います。
  (当然、RetroArch以外でも可能です)
  RetroArchでは、PCE系コア以外に、CD-ROM系のコアがあるので、それを使えば、話は終わりですが、PCE系コアそのもので再生する方法があるので紹介しましょう。
  　◇エミュレータで、PCEの「ゲーム用」CD-ROMを「ゲーム用」ではなく「音声トラック再生専用」として起動する方法
  (私の環境上、Android版で説明します)
  　以下は、お遊びですが、PCEにおける「cueファイル」の働きが、どのようなものか、同時に実感が出来る事なので、試してみるとよいでしょう。
  　前述したように、ゲーム用CD-ROMイメージが収まったフォルダには、各「binファイル」のプレイリストとなる「cueファイル」があります。
  PCE用の「xxxx」というゲームがあるとしたら、まず、「xxxx」の「cueファイル」をコピーし、内部ストレージの任意のフォルダに貼り付けします。
  複製した方の「cueファイル」の名前の頭に、元の「cueファイル」との区別のため、「#audio」等とつけます。
  　この「#audio xxxx.cue」をテキストエディタ等で開きます。
  各「TRACK」のうち、「MODE1/2352」となっているところを確認します。
  前述したように、この「MODE1/2352」のトラックが、ゲーム用データの収まったトラックで、これが、PCEからすると、「ゲーム起動用の認識」になるのです。
  ここを他の音声トラックの表記に倣い、「MODE1/2352」の部分を削除し、代わりに「AUDIO」と記述し、保存します。
  その後、この「#audio xxxx.cue」を『元の「binファイル」のあるフォルダ』に移動させます。
  (「cueファイル」が二種類ある状態になる)
  　この「#audio xxxx.cue」を、RetroArchなら、PCE系コアで起動し、BIOS認識画面で「RUNボタン要素」を押します。
  なんと、これだけで、PCE系コアで、「ゲーム用」CD-ROMイメージを、「ゲーム用」として認識せず、「音楽CD」として認識して、「音声トラック再生専用」での起動が可能になります。
  (「ゲーム用」として起動したい場合は、『元の「cueファイル」』の方を実行して下さい)
  これで、PCEに対する、多くのユーザーの『「ゲーム用」CD-ROMを「音声トラック再生専用」で起動、再生が出来たなら』という悲願が達成されます。
  ・CD-ROMに書き込む筈の「cueファイル」の書換え、
  ・二種類の「cueファイル」がCD-ROM内に同時に存在する事、
  これらは「本来、あり得ない事」で、これらはイメージ化したファイルを扱うエミュレータならではの方法です。
  元のファイルの構成を忘れると、まずいので、追加したファイルは、どれなのか忘れないようにしましょう。
  　　■結論として
  　以上を踏まえて、万が一、PCEのゲームイメージであっても「LOAD ERROR!」が出るのなら、以下の部分で問題がないか、確認して下さい。
  ・「cueファイル」の記述内容、
  ・「binファイル」のトラック番号、
  　私は、ISO Workshopについて、CD-ROMのイメージファイル化の際、どのように「cueファイル」を作成するのか、分かりませんが、話を読む限り、以下の部分が問題のように思います。
  　PCEの『「ゲーム開始用トラック」は「02」から』という仕様について、ご自身の「cueファイル」は、そのような指定になっていますか。
  MCDをはじめとする、後発のCD-ROM系ゲーム機のように、一般的な、『「ゲーム開始用トラック」は「01」から』になっていないでしょうか。
  　もし、そうなら、「cueファイル」内にある記述について、
  FILE “xxxx (Track 1).bin” BINARY
  TRACK 01 MODE1/2352
  FILE “xxxx (Track 2).bin” BINARY
  TRACK 02 AUDIO
  ではなく、
  FILE “xxxx (Track 1).bin” BINARY
  TRACK 01 AUDIO
  FILE “xxxx (Track 2).bin” BINARY
  TRACK 02 MODE1/2352
  と修正して下さい。
  　私は、以上のような対処しか思いつきません。
  全て、的外れな意見だったら、申し訳ありません。
  返信
きんときより:
2022年11月21日 10:14 PM
　とんちき様。初めまして。
　貴重な解説ありがとうございます。
　ハッカー社のゲームをしたいのですが、gameexspressカードの表示ではなく、「PC Engine SUPER CD-ROM2 SYSTEN VER.3.00」の表示で、案の定、LOAD ERROR!になってしまいます。PCEのCD-ROMは問題無く起動します（自分の所有するゲームでは）。
　どうすればハッカー社のゲームが出来ますか?
　もう一つお伺いしますが、PC−FXのbiosというのは実際に存在しますか?ネット上から探してみましたが無い（若しくは違う）みたいです。
　申し訳ありませんが、ご回答の程宜しくお願いします。
返信
- 匿名より:
  2024年6月11日 5:12 AM
  　こんにちは。
  PCエンジンのゲームメーカー、ハッカー社とは、
  ハッカーインターナショナル社の事ですね。
  　　■PCエンジン
  　◆ハッカーインターナショル社について。
  このメーカーについては、以下に解説が載っています。
  ・https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB
  このサイトの解説を読むと、
  なぜ、ハッカー社のPCエンジンのゲームが、
  通常の、PCエンジンのシステムカード、
  つまり、NECの純正の、PCエンジン用の、BIOSでは起動が出来ないかが分かります。
  上記のサイト内の以下の項目について、以下のような説明があります。
  ・PCエンジン
  ・SUPER CD-ROM2
  「※SUPER CD-ROM2等の正規システムカードではなく、独自のシステムカードでのみ起動する仕組みとなる。
  なお、DUO以降の機種で動かす場合も必要。」
  ・ツール類
  「・HACKER CD CARD
  GAME EXPRESS製ゲーム専用システムカード。
  同社はNECホームエレクトロニクスとの正式ライセンスを結んでおらず、CD-ROM2を（法的に）利用できないため、その解消方法として開発された。
  旧CD-ROM2では動作せず、SUPER CD-ROM2/Duo専用。緑と青の色違いの二種類があり、性能は同等である。」
  つまり、ハッカー社のPCエンジン用ゲームを起動するには、以下のようなものが必要だという事が分かります。
  ・HACKER CD CARD
  　◆GAME EXPRESS社について。
  　この、HACKER CD CARDというのは、
  実は、以下の事です。
  ・GAME EXPRESS CD CARD
  上記は、以下のメーカーが製造、販売していたものです。
  ・GAME EXPRESS
  これらについては、以下のサイトに解説が出ています。
  ・https://monobook.org/wiki/Game_Express
  ・https://monobook.org/wiki/GAME_EXPRESS_CD_CARD
  もう、お分かりかと思いますが、
  GAME EXPRESSの、PCエンジン用の、BIOSを用意すれば、
  RetroArchでも、ハッカー社のゲームの起動が可能です。
  　◆ハッカー社のゲームイメージを起動する。
  RetroArch
  1.9.0で実証。
  　GAME EXPRESSのBIOSファイルを以下のように、名前変更します。
  ・gexpress.pce
  ファイルマネージャーアプリで、以下に配置します。
  ・Settings -> Directory -> SYSTEM / BIOS
  以下のいずれかのコアを、RetroArchにインストールします。
  ・Beetle PCE
  ・Beetle PCE Fast
  ・Beetle SuperGrafx
  方法は以下のいずれかで。
  ・Load Core -> Download a Core
  ・Load Core -> Install or Retore a Core
  関連コアで、関連のゲームイメージを読み込みます。
  ゲーム起動中の以下について。
  ・Quick Menu -> Options -> CD BIOS (Restart Required)
  複数のBIOSファイルのうち、以下を選択します。
  ・Games Express
  (ここは、コアによっては、項目を指定しなくても、
  BIOSファイルの配置さえしていれば、自動で、目的のものを読んでくれる場合があります)
  この時、optファイルを個別に作りたければ、以下を実行します。
  ・Save Game Options File
  optファイルの作成場所は以下です。
  ・Settings -> Directory -> Config
  その後、コアを再起動します。
  成功すれば、ゲームの起動時に、以下が出ます。
  ・GAME EXPRESS用のBIOSの画面
  Runボタン要素で、ゲームが開始となります。
  　　■PC-FX
  　◆PC-FXのBIOSについて。
  Retroarchでの関連コア。
  ・Beetle PC-FX
  上記を起動するには、以下のような、BIOSが必要です。
  ・pcfx.rom
  この情報は、以下のいずれかで確認が可能です。
  ・Load Core -> Beetle PC-FX -> Information -> Core Information
  ・Settings -> Directory -> Core Info
  早急に、RetroArchで、PC-FXのゲームがしたいと思っても、
  まず、考えないといけない事があります。
  ゲームイメージにしても、
  BIOSファイルにしても、前提となる事があります。
  著作権から言えば、
  ゲームソフトや、関連の実機を、ご自身で購入する事、
  更に、ご自身で、イメージファイル化する事…
  これらの過程が、エミュレータの前提です。
  それ以外の方法について、
  私は責任は取れません。
  そういう時は、一旦、今、考えている事を忘れて、他の楽しい事を考えてみましょう。
  retroarch
  bios
  それから、もう一度、向き合うといいかも知れないですね。
  返信