日本国内では8月上旬に出荷予定のゲーミングUMPC「OneGx1」ですが、中国本国では早くも到着したユーザーからのレビュー報告が海外フォーラムに寄せられています。
日本国内でも試作機のレビューが公開されていますが、その報告と同じように本体のビルドクオリティは高めで、キーボードや背面のイルミネーション演出は良い。だけど、肝心のゲーミング性能はイマイチと評価されています。
その中で、Tiger Lake を搭載した上位モデル「OneGx 1Pro」のスペック、独自ブランド開発の SSD ねどのリーク情報があったのでご紹介していきます。
上位モデル「OneGx 1Pro」は Thunderbolt 4 に対応
海外フォーラムで早くも上位モデル「OneGx 1Pro」のスペックが公開されました。
スペック的には、OneGxプロジェクト発表当初に公開された Tiger Lake を搭載しているだけでなく、OneGx1 にはない機能が備わっています。
OneGx1 と本体の大きさ・重量は変わらず、基本的なビルドクオリティ(筐体品質)についても大きく変わることはないようです。
FF14ベンチマークでは、標準品質:スコア 9216 という結果を出しています。
バリエーションはかなり多い
上位モデル OneGx 1pro では、CPU(i3、i5、i7)、通信規格(wifi、4G、5G)、カラーバリエーション(ブラック、ホワイト、シルバー、ブルー、グレー、レッド)の組み合わせが多く用意されているようです。
過去の商品ラインナップを見ても1モデル(OneGx 1Pro)だけで発売されることはないと考えられるので、性能差に応じて OneGx 1Pro、OneGx 2、OneGx 2Pro、OneGx 3、OneGx 3Pro ・・・のようなバリエーションになることが予想されます。
また、アニメーション制作会社:サンライズとのコラボレーション企画である “機動戦士ガンダム” モデルが、いつ投入されるのかも気になるところです。
次世代規格 Thunderbolt 4 に対応する
米インテルから発表された次世代の入出力規格 Thunderbolt 4 に対応します。
グラフィック性能を大きく向上できる GPUボックスの拡張に加え、Thunderbolt 3 では対応していなかった 4Kディスプレイの同時接続数が2台、8Kディスプレイにも対応できるようになります。
また、PCIeデータ転送速度も Thunderbolt 3 の2倍(32Gbps)となり、ストレージへのデータ転送速度は最大 3000Mbps に向上します。
自社ブランドの1チップSSD を開発か
それに合わせて自社ブランド BGAパッケージの1チップSSD 開発が進められています。
既存製品に採用している SSD との比較かは不明ですが、読み込み速度が 30%向上、消費電力は 40%削減されるとのこと。
1チップSSD は直接基板に実装して省スペース化を実現できるだけでなく、M.2仕様の SSD に応用することもできるので、将来的には One-Netbook社の幅広い商品で採用されることが予想されます。
1チップSSD は一流メーカーと OneNetbook社が技術提携をして開発を進めています。
この技術を採用した新しいSSD は OneGx 1Pro に搭載予定です。
クローズドベータテストを予定か
OneGx 1Pro のクローズドベータテストは、2021年6月予定されています。
Tiger Lake のローンチが遅れていることもあり、OneGxプロジェクト発表当初のスペックを搭載した OneGx の発売はまだまだ先になりそうです。
OneGx1 で弱点であったゲーミング性能が補強されていますが、問題視されている専用コントローラーのビルドクオリティ・仕様についても改善があれば評価が見直されるかもしれません。