最近になって多くの中華ゲーム機が発売されて “どれを買えば正解なのか” と迷っている人はいませんか。結論から言うと超小型・軽量なゲームコンソール「LDK Game」は、そういった悩みを解決できる決定版です。
なぜ、多くのレトロゲーマーに LDK Gameが人気で、売れているのでしょうか。そういったポイントが全部わかる実機レビューをご紹介していきます。
超小型・軽量ゲームコンソールの決定版「LDK Game」とは
最近になって多くの中華ゲーム機が続々と発売されています。
ほとんどが「超小型・軽量」、「ゲームタイトルを数百本収録」を売りにして販売されていますよね。
しかし、操作性やディスプレイの見やすさが残念だったり、許諾を得られていない違法なゲームタイトルが収録されていたり・・・満足できる製品が少ないのが事実です。
手当たりしだいに気になる中華ゲーム機を買い物するお金の余裕はないし、安かろう悪かろうでは本末転倒です。そうなると「どれを買えば正解なのか」と迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで注目をしたいのが Linux系ベースのOSであるDinguxを搭載した LDK Gameです。
多くのレトロゲーマーからの人気を集め、海外通販サイトで “とにかくよく売れている” ゲームコンソールです。
その人気の秘密・売れている理由を実機レビューを通してご紹介していきます。
LDK Gameを見ていく
海外通販サイト AliExpressで注文していた Dingux搭載、超小型・軽量ゲームコンソール「LDK Game」が届きました。
海外通販サイトでも人気が高い商品で、品切れだった在庫が最近になって復活しました。
LDK Gameの本体カラーは3種類(ホワイト・ブラック・イエロー)で、購入したのはホワイトです。
3種類のカラーの内、ホワイト・ブラックは どちらもスケルトン(半透明)カラーです。
イエローは半透明ではない原色カラーです。
LDK Gameのスペック
LDK Gameの気になるスペックをご紹介します。
大きな特長として、Linux系ベースのOSであるDinguxを搭載しているので、数多くのエミュレータに対応しています。
メーカーから公開されているスペック表には記載がありませんが、本体重量はおよそ100g、microSDカードは最大32GBまで対応(オリジナルファームウェアの場合)です。
ゲームコンソールの形状・画面の大きさは異なりますが、スペック的には根強い人気の中華ゲーム機「RS-97」の互換機とみて良いでしょう。
付属品をチェック
LDK Gameの付属品は AVケーブルとmicroUSBケーブルのみです。
操作マニュアルは付属していないので、やや玄人向けの中華ゲーム機といえるでしょう。
なので、こういったデバイスの知識がまったくない人には難しいかもしれません。
ここでは、そういった初心者でも簡単に使えるように初期設定・使い方についても後ほど説明します。
LDK Gameをしっかりチェックしていきます
それではLDK Gameの本体をしっかりチェックしていきます。
本体のボタン・ディスプレイ・バッテリー・microSDカードスロットなどの気になるポイントをしっかりチェックします。
保護フィルムがついてます。
LDK Gameにはディスプレイ保護を目的としたフィルムが貼られています。
あくまでも出荷時の保護を目的につけられたフィルムなので、小さな傷などがついています。
小さな傷が気になる人は保護フィルムをはがして LDK Gameを楽しみましょう。
「画面が傷だらけだ!」とクレームをつける人がいるようなので注意してください。
音量は細かな調整ができるダイヤル式
右側面には、電源ボタン・音量調整ダイヤルがあります。
電源ボタンのON/OFFはスライドさせるだけ、音量は細かな調整ができるダイヤル式です。
音量調整ダイヤルを最小にしても「消音」にはできません。
気にしなければ聴こえないような小さな音声ですが、これはスピーカーで聴く場合だけの問題で、イヤホン使用では問題ありません。静かな室内でゲームプレイする場合には注意をしておきたいポイントです。
ただし、スピーカーをまったく使わなくて良いのであれば、設定のAudio volume数値を「0」にすることで完全消音にできます。
音質はノイズもなく良好
上部には、I/Oポートであるイヤホンジャック・microUSBがあります。
まれに音声にノイズ・乱れがみられますが、これはエミュレータでの再現性の問題です。
イヤホン使用での音声はノイズもなく良好です。
ちなみに、電源ランプはONで緑色、給電中・データ移行時には赤色に点灯します。
バッテリー残量が低くなっても電源ランプの色は変わりません。
明るさは5段階から選べる
左側面には、明るさ調整ボタン・Sleepボタン、microSDカードスロットがあります。
明るさは5段階から選べるので、お好みに合わせて調整ができます。
Sleepボタンはエミュレータによっては「設定ボタン」としても割り当てられています。
microSDカードは最大32GBまでしかサポートしていないので注意しましょう。
それよりも大きな microSDカードはデータ移行はできるものの認識しません。
ただし、この問題はカスタムファームウェアを導入することで解決できます。
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ストラップホールあります
本体下部にはストラップホールがあります。
こういったポータブルゲームコンソールでは「ストラップをつけたい!」という要望が多いようです。落下防止や持ち運びを考えて、お気に入りのストラップをつけるのも良さそうです。
スピーカー音量は大きい
本体裏側にはスピーカー・バッテリーボックスがあります。
スピーカー音量は大きく、迫力あるサウンドを楽しめます。ただし、上記でも説明したとおり、音量調整ダイヤルを最小にしても「消音」にはできません。
かすかな音声でも気になる人は、イヤホンで LDK Gameを遊ぶか、スピーカー穴をテープなどでふさぐなどの対策をすると良いでしょう。
スピーカーからの音声が一切なくても良いという人は、設定画面の Audio volume数値を「0」にすることで完全消音にできます。
バッテリーは交換できる
LDK Gameでは、バッテリー「BL-5C」が採用されています。
多くの中華ゲーム機でも採用されているバッテリーで、汎用バッテリーは国内の通販サイトでも購入できます。
バッテリーの持続時間は、明るさを最大・音量(中)でおよそ2時間30分です。
ディスプレイの明るさを暗く、イヤホンを使用すればバッテリー持ちはかなり良くなります。
不安がある人は予備バッテリーを用意しておきましょう。
バッテリーを取り外すと micrsoSDカードスロットが見つかります。
こちらは、システム(Linux系ベースのOSであるDingux)が搭載されている microSDカードなので、目的がない限りは取り外さないようにしましょう。
LDK Gameの大きさをチェック
LDK Gameの大きさは 76 x 88 x 17mmと超小型です。
そして、重量も100gと軽量なゲームコンソールです。
初代ゲームボーイの大きさと比べてみると、その圧倒的な小ささ・コンパクトボディが目立ちます。カバンにさっとしまえて、いつでもどこでも手軽に遊べるゲームコンソールです。
鮮明で見やすいディスプレイ
LDK Gameには 2.6インチの大きなディスプレイを搭載しています。
鮮明で見やすいディスプレイは、レトロゲームのドットをはっきり・くっきりと映し出します。
ゲームボーイシリーズ、ゲームギア、PCエンジンなどのゲームタイトルをよく遊ぶという人は体験してみる価値は大きいです。
LDK Gameのエミュレータ(ゲームギア)のゲーム画面を撮影してみました。
オリジナル(実機)よりも、きれいで見やすいのがわかるはずです。
データ移行はPCと接続するだけ
データ移行をするのに、いちいち microSDカードを取り外すのって面倒ですよね。
LDK Gameはパソコンと接続するだけでデータ移行ができます。
電源OFFの状態でパソコンと microUSBケーブルを接続して、電源ONで「Select USB mode」と表示されたら Aボタンを押すだけで接続完了です。
LDK Gameには2つの microSDカードスロットが用意されています。
パソコンと接続することで、どちらの microSDカードも認識するので、お好みに合わせてデータ移行を進めてください。
操作性は満点ではない
LDK Gameの操作性は満点ではありません。
メーカー純正品との差は仕方がないことですが、一般的な中華ゲーム機と比べると操作性は満点ではないものの、それほど悪くはありません。
慣れれば問題はありませんが L/Rボタンが押しづらく、1回押したつもりが、2回押した感じに反応することがありました。
個人的には、LDK Gameは 角(かど)ができて丸みがない外装シェルなので、持ちづらくゲームプレイに熱中するあまり指に力が入ってしまい、角が指に当たり痛くなることがありました。
初期設定・内蔵ゲームをチェック
LDK Gameの初期設定・内蔵ゲームをチェックしていきます。
メインメニューで L/Rボタンのどちらかを押すことで、各種設定タブを切り替えできます。
初期設定では LDK Game本体言語は「Chinese」が選択されています。
日本語は項目にないので「English」を選択すると良いでしょう。
Settings(設定)では、言語のほかに日付、スリープ時間、オーディオボリュームなどをお好みで変更できます。
内蔵ゲームは CaveStory(洞窟物語)、Quake、Chocolate Doom、Zelda風ゲームなど61ゲームタイトルを収録。
ざっと調べてみた感じでは、ファミコンのゲームタイトルなどの許諾を得られていないゲームイメージは収録されていないようです。
ただし、すべてを確認したわけではないので、許諾を得られていない違法なゲームタイトルが含まれているかもしれません。
メインメニューのスキンは7種類、壁紙は100種類以上を収録しています。
気分に合わせて自分好みのスキン・壁紙に変更できます。
スキン・壁紙・フォントなどは、microSDカード(システム)の「apps」 → 「gmenu2x」 → 「skins」 → 「Default」で変更・追加できます。
エミュレータの種類と使い方
総合的なスペックが高い LDK Gameは、エミュレータで多くのゲームタイトルを遊べます。
ゲームイメージは microSDカードの好きな場所に保存してください。
半角英数字のほかに日本語のファイル名にも対応しています。
標準搭載しているエミュレータ
対応しているゲームイメージは多く、幅広いゲーム機のエミュレータを標準搭載しています。
標準搭載しているエミュータの名前/種類を簡単にまとめてみたので参考にしてください。
公式では ファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ、セガ・マスターシステム、PCエンジン、ネオジオなどに対応しているとアナウンスしています。
基本的な使い方は、エミュレータを起動してゲームイメージを選択するだけです。
あくまでもエミュレータ機なので、すべてのゲームタイトルが完全に動作するわけではありません。
エミュレータを起動して各種設定をしたい場合は、次のいずれかを押すことで設定画面を呼び出せます。Sleepボタン、L/Rボタン同時押し、Selectボタン、Start/Selectボタン同時押しなどです。
プレイステーション(PS1)のゲームイメージを遊ぶ場合は、最初にPlaystation(Settings)を起動して設定をしておくと良いでしょう。
標準では設定項目 Core settingsの HLE emulated BIOSが「ON」、設定項目 GPU settingsの Frame Skipが「OFF」になっているので遅延が発生します。
設定項目 Core settingsの HLE emulated BIOSを「OFF」にして、自前のBIOS(SCPH-1001など)を設定し、設定項目 GPU settingsの Frame Skipを「Auto」に変更すればそこそこ遊べるようにはなるようです。
ファームウェア(オープンソース)のアップデートも発表されています。
また、Dinguxで動くエミュレータも公開されているので、うまくゲームが動かない・不具合が発生するといった場合には試してみるのも良さそうです。
小型ゲームコンソールの決定版「LDK Game」
Linux系ベースのOSであるDinguxが採用、超小型で軽量なゲームコンソール「LDK Game」は、総合的なスペックも高く、対応しているゲームイメージも多い、そして何よりもレトロゲーマーに人気のゲームコンソールです。
メーカー純正品(実機)ではないので、ゲームの再現性や操作性に問題はあるものの、一般的な中華ゲーム機と比べてみても高い性能・満足する結果が得られました。
バッテリー持ちは明るさを最大・音量(中)で2時間30分程度、手のひらに収まるコンパクトサイズ・100gという重さは、持ち運んで手軽に遊ぶのにも最適です。
「いつでもどこでもレトロゲームを楽しみたい」
そんなあなたの願いを小型ゲームコンソールの決定版といっても良い LDK Gameなら実現できます。
また、こういった中華ゲーム機の「どれを買えば正解なのか」と迷っている人に、Dingux搭載、超小型・軽量なゲームコンソール「LDK Game」はおすすめです。
中華ゲーム機でレトロゲームを遊んでみたいと考えている人は、LDK Gameの購入を検討してみてください。
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