超小型ゲーミングPC「GPD WIN3」に旧世代チップが搭載されている可能性があります。
対象となるのは、海外クラウドファンディングサイト INDIEGOGO の出資者です。
お使いの GPD WIN3 が、対象デバイスにあたるかどうかを確認してください。
何が問題なの?
カタログスペックどおりではない通信モジュールを搭載しているモデルが存在します。
そのため、Wi-Fi6、Bluetooth5.0 に未対応です。
対象となる GPD WIN3 は、一つ前のバージョンである GPD WIN2 と同じ通信モジュールを搭載しています。機能としては Wi-Fi5、Bluetooth4.2 として動作します。
すでに GPD WIN3 を受け取っている INDIEGOGO出資者が対象者です。
対象デバイスの確認方法
- デスクトップ画面左下の「Windowsボタンを右クリック」
- 「デバイスマネージャー」を選択
- 「ネットワークアダプター」をダブルクリック
- 「Intel(R) Dual Band Wireless-AC 7265」であれば対象者です。
対象者は補償制度の申請を
補償申請は INDIEGOGO(IGG) に登録しているメールアドレスにて申請をします。
申請には Contribution ID(IGG backer # の xxxx に該当)が必要です。
- 宛先は「sales21@gpd.hk」
- メールタイトルは「[IGG backer #xxxx] -WIN3-WIFI AC7265 impacted backer」
- 購入証明書として、IGG「Contribution Details」のスクリーンショット画像添付
- GPD WIN3 全体とメモを置いた画像添付
1.デバイスマネージャー画面を表示させること
2.Intel Dual Band Wireless-AC 7265 が確認できること
3.手書きの Contribuition ID、日付のメモを置くこと - IGG に登録したお届け先の住所・名前を本文に書く
- PAYPALアカウントのメールアドレスを本文に書く
現時点での補償申請方法をご案内しています。
GPD社より、正式な補償制度の発表がありしだい、申請手順の見直しを行います。
GPD社は、補償制度の正式発表をするつもりなないようですが・・・
申請する前に慎重な判断を
通信モジュールは表面実装されているので、簡単に通信モジュールを取り換えできません。
そのため、補償として対象者には交換ではなく、一部返金での対応を実施予定です。
旧世代チップを搭載していますが、Wi-Fi5、Bluetooth4.2 でも問題がない環境が多いのが実情です。ただし、カタログスペックとは違うものを搭載している事実は明白で、これまでの高評価から一転してケチが付く形になってしまったのは残念です。
補償制度の申請をしてしまうと、「一部金額の返金扱い」に了承したことになります。
「交換」を望む声も多く出ていることから、しばらく様子を見つつ慎重な判断をした方が良さそうです。
GPD社から提示された2つの選択肢
5月末に申請手続きをしたところ GPD社より2つの選択肢を提示されました。
提示された選択肢は、次のとおりです。
- 30ドルの補償金を提供します
- AX200チップを送付します
AX200チップを選択した場合の、交換作業のサポート・保証は一切行われません。
そのため、実質的な選択肢は 30ドルの返金を受けるだけで、本体交換はしないことが決定されたようです。
品質管理上のミスで仕様とは異なる商品を発送しておきながら、Wi-Fiチップ相当の補償はするが、それ以上の責任はすべて出資者へ押し付ける補償内容となっています。加えて、申請をした対象者全員のメールアドレスがわかる CCメールで送信したことで、収拾がつかない展開となっています。
申請をして連絡を受けた出資者だけを対象としている点にも注意が必要です。
海外通販サイト Banggood で、携帯型ゲーミングUMPC「GPD WIN3」の一般販売を開始!Core i7-1165G7モデルの一般販売価格は 1,099.99ドル(およそ 12万2千円)で、入荷完了して出荷可能な状態になっ[…]