GPD Pocket 2を実機レビュー!1週間使ってみた使い心地・ほかの製品との比較をしていきます。

いま注目を集めている「GPD Pocket 2」は、GPD社(SHENZHEN GPD TECHNOLOGY CO., LTD.)の新作UMPC(ウルトラモバイルPC)です。

初代(GPD Pocket)よりも薄く軽くスタイリッシュなデザインで、性能も大幅にパワーアップしています。海外クラウドファンディングで大成功を収めたGPD Pocket 2のテスト機の使い心地・類似するほかの製品を簡単に比較していきます。

GPD Pocket 2を実機レビュー!

日常で気軽に使えるUMPC(ウルトラモバイルPC)をコンセプトに作られたGPD Pocketシリーズ。その最新作である「GPD Pocket 2」のテスト機の使い心地、気が付いたことを発信していきます。

また、ほかの製品(GPD Pocket、GPD WIN2、One Netbook One Mix、Surface Goなど)についても簡単に比較しています。

この記事で公開しているのは GPD Pocket 2のテスト機での情報であり、製品版の情報ではないことを留意しておきたい。クラウドファンディング:INDIEGOGOの出資者への出荷は10月を予定している。

GPD Pocket 2を見ていく

初代(GPD Pocket)と比べて薄く軽くスタイリッシュになった GPD Pocket 2、手にとってみてシャープで持ちやすくなったと感じた。新規ユーザー獲得をターゲットにした製品だけにユニセックスで愛用できるデザインに仕上げられている。

CPUにIntel® Core™ m3-7Y30、メモリはLPDDR3-186で4GB/8GBの2モデル、ストレージ容量は128GB(eMMC 5.0)を搭載。

本体サイズ:181 x 113 x 8~14mm、本体重量:465g、バッテリー容量は6,800mAh(2 x 3,400mAh)…残念ながら実測したところ本体重量は510gで、初代(GPD Pocket)と変わらなかった。(ちなみにGPD Pocketの実測重量は496g)

スクリーンには第4世代のゴリラガラス、7インチの液晶画面(1920 x 1200)を採用。
トラックポイントを廃止し、光学式ポインティングデバイスを搭載した。

新たにmicroSDカードスロット、USB 3.0 Type Aポートが追加された。内蔵されているスピーカーはモノラルで本体左側(左側からのみ聞こえる)に搭載されている。

GPD Pocket 2では、初代(GPD Pocket)にあったmicro HDMIが廃止されている。
多くのデバイスを接続・拡張する場合はハブの使用を推奨している。
ハブ側からの電源給電も問題ない。画面を閉じてスリープ状態からの復帰も今のところ問題はない。

最大開度は178度でどの位置でも固定ができる。
Apple社のMacbookに搭載されているタッチバーに見える部分は、すべて物理ボタンでしっかりとしたクリック感がある。一番右端に見えるのが光学式ポインティングデバイスだ。

過去に発売されたGPD製品よりも大きな吸気口が用意され、冷却能力を大きく向上させている。初代(GPD Pocket)のユーザーフィードバックを生かした良い改善だと感じる。
本体両側が薄いので持ちやすく両手持ちスタイルでも操作しやすい。

排気口はヒンジ部の目立たない位置に配置している。
ゴム足は低く吸気口をふさいでしまいがち、給電をしながら作業を続けると内蔵ファンが大きく回転して音が大きい。光学式ポインティングデバイス付近が発熱する。給電しながらの作業はおすすめできない。

使用説明書にはWindows 10ライセンスシールが貼られている。中国語・英語・日本語で記載されている。光学式ポインティングデバイスは、赤外線フィンガーマウスが正式名らしい。

タッチバー(物理ボタン)と光学式ポインティングデバイス

GPD Pocket 2にはApple社のMacbookに搭載されているタッチバーに見える物理ボタンと光学式ポインティングデバイスをキーボード上部に配置している。初代(GPD Pocket)よりもスッキリとまとめられている。

タッチバー(物理ボタン)には、クリックボタン(左クリック、右クリック)・内蔵ファンON/OFF・音量調整・明るさ調整がある。ボタンはしっかりとしたクリック感がある。内蔵ファンをOFFにすると緑色ランプが点灯する。

一番右端に見えるのが光学式ポインティングデバイスで、思いのほか使いやすい。
押し込むことでクリック・ダブルクリック、長押しで右クリックの機能を備えている。

ドラッグやスクロール機能がないのは残念。(押し込みながらドラッグはできるが現実的な操作性ではない)

キーボードの使用感

GPD Pocket 2では初代(GPD Pocket)よりもキーストロークが浅い作りになっていて打ち心地も悪くない。慣れているせいもあり使用感は初代(GPD Pocket)が好みだ。

また、キーボードレイアウトも大きく変わっているため、初代(GPD Pocket)や One Netbook One Mixを使い慣れている人ほどてこずるだろう。

私は文字変換時に右手親指でスペースキーを押すクセがあるので、GPD Pocket 2のキーボードレイアウトでは頻繁に「:」をミスタイプする。そのほかにもTabキー・半/全キーなどの位置にも気をつけたい。

このサイズでこの性能は魅力的

GPD Pocket 2では発熱・バッテリー消費を理由にパフォーマンスが制限されている。
同じ理由でストレージにSSDは搭載されずeMMC 5.0を搭載した。そういった理由で意図的に GPD WIN2よりも性能は低くなっている。

電源を入れてから起動までの時間も GPD WIN2の方が早い。液晶画面はアナウンスされているとおり非常にきれいだ。

もちろん、GPD Pocket 2は初代(GPD Pocket)よりも大幅に性能はパワーアップしてできることが広がった。ストレージの読み書きスピードも速くなっている。この小さなサイズで、この性能は魅力的だといえる。

電源周りは強化されている

GPD Pocket 2は過去に発売されたGPD製品の中でも電源周りは特に強化されているように感じた。GPD WIN2の初期ロット(※1)では特定の充電機器では充電できないといった問題が確認されていたが、GPD Pocket 2では安心して良いだろう。ハブ経由の充電・電源供給も問題はなかった。

※1 現在出荷されている GPD WIN2の製造ロットでは解決済みの問題です。

ほかの製品と比較していく

ここからは GPD Pocket 2とほかの製品を簡単に比較していく。
手持ちのGPD Pocket、One Netbook One Mix、Surface Goで見ていきます。とはいっても全体的に比べていくわけではなく、GPD Pocket 2を主体に部分的に比べていきます。

GPD Pocket 2のキーボードレイアウトはUSキーボードを参考にした特殊なキーボードレイアウトだ。初代(GPD Pocket)と比べるとバックスペースキー位置は打ちやすくなったが、Tabキー・半/全キーは打ちにくい。

初代(GPD Pocket)、One Netbook One Mixに慣れている人ほどてこずる。ソフトウェア側でキーマップ変更すれば対応・解決できる。

多くのユーザーからの反発・要望に応えるために追加した光学式ポインティングデバイスは思いのほか使いやすい。

押し込むことでクリック・ダブルクリック、長押しで右クリックといった一連の操作ができるのはうれしい。ただ、この手の機能は操作する指の状態によって正しく反応しないケースが報告されている。

下画像はOne Netbook One Mixに搭載されいる光学式ポインティングデバイスだ。見てわかるとおりデバイス周辺にキーがあるので、ポインティングデバイスを動かす際にキーが指に当たって邪魔になる。

GPD Pocket 2にある押し込み機能はないが、すぐ近くにクリックボタンが用意されているので問題ない。個人的には初代(GPD Pocket)のトラックポイントが一番操作性が良いと感じている。

キーボードレイアウトを初代(GPD Pocket)と比べると GPD Pocket 2は大きなキーが多く、無駄なスペースが少ない。見比べてみるとスッキリしているのはGPD Pocket 2だが、全体の操作性(ポインティングデバイスを含める)は初代(GPD Pocket)が優秀だ。

奥行きは数ミリGPD Pocket 2が大きい。GPD Pocket 2の本体サイズは181 x 113 x 8~14mm(初代(GPD Pocket)の本体サイズは180 x 106 x 18.5mm)

厚みは数ミリ GPD Pocket 2が薄い。公式発表では本体重量は465gとアナウンスされているが、テスト機のためか実測値は510gで初代(GPD Pocket)とほぼ変わらなかった。

最大開度は178度と初代(GPD Pocket 165度程度)よりも大きく開く。液晶画面は本体側の下部に収まる形なので、天板下部が接触してキズが付きやすい。また、初代(GPD Pocket)と同じように画面下部へのタッチ操作は良くない。

初代(GPD Pocket)をマネしたといわれている One Netbook One Mixと GPD Pocket 2を並べてみる。One Netbook One Mixの本体サイズは182 x 110 x 17 mm、本体重量は536gと初代(GPD Pocket)、GPD Pocket 2よりも大きく重たい。

見比べると GPD Pocket 2がスタイリッシュに見える。
One Netbook One MixはGPD Pocket 2には搭載されていないバックライトキーボードがあるので暗い場所でもキーボードが見やすい。
液晶画面も本体側の上部にあるので天板が接触してキズが付くことは少ない。

One Netbook One Mixの大きな特徴は液晶画面が360度開くことだ。そのほかにもテントモード、2048段階の筆圧検知といった機能も搭載している。GPD Pocket 2は筆圧検知をサポートしていない。性能は求めずにそのほかの機能を優先する場合はOne Netbook One Mixが優秀だ。次世代機 OneMix 2の性能はGPD Pocket 2と肩を並べる。

比べる対象としてふさわしくはないが GPD Pocket 2は Surface Goよりも性能が高く、できることも多いだろう。しかし、一般的なオフィス作業だけを求めている場合には Surface Goの方が生産性は高く使い勝手は良いだろう。

ただし、ハブを使って多くのデバイスを接続・拡張して使うことを想定しているのであればSurface Goよりも生産性は高くなるだろう。

総合評価としては

総合評価として「GPD Pocket 2」は新しくUMPC(ウルトラモバイルPC)を活用していきたい人、初代(GPD Pocket)・One Netbook One Mixの性能では満足できない人におすすめしたい製品です。

性能は初代(GPD Pocket)よりも大幅にパワーアップして、できることも広がっています。
ちょっとした外出先や移動中の狭い環境でもきっとあなたの助けになってくれるでしょう。

ただ、初代(GPD Pocket)の性能で不満がない人は GPD Pocket 2を無理をして購入しなくても良いでしょう。新しいキーボードレイアウトに慣れる必要もあるし、初代(GPD Pocket)に搭載されているトラックポイントの操作性も優秀だからです。

とはいえ、初代(GPD Pocket)は生産中止が発表されているので、現時点で購入すべき製品は GPD Pocket 2といえるでしょう。

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