2020年9月28日から正式リリースされた新世代オープンワールドRGP『原神』、セキュリティ問題などが指摘され話題になっていますが、持ち運んで遊ぶのにピッタリなのがモバイルゲーミングPC「GPD WIN Max」です。
『原神』を快適に遊ぶうえでの対応可能デバイス、推奨デバイスのスペックはそれほど高くはないので、GPD WIN Max でも思った以上に快適に遊べます。
それならば、より小さな GPD WIN2 でも遊べたら・・・ということで、実際に GPD WIN Max、GPD WIN2 を使ってゲームプレイをしたうえでの感想、設定方法などをご紹介していきます。
GPD WIN Max なら『原神』を遊べる
何かと話題になっている『原神』は、スマホ・パソコン・PS4 などで遊べるクロスプラットフォームに対応しています。その中でもロードが早く、長時間プレイに最適とされているのがパソコンです。
『原神』対応可能デバイス、推奨デバイスのスペック
はじめに、オープンワールドRPG『原神』を快適に遊ぶうえでのスペックを確認していきます。
対応可能デバイス、推奨デバイスのスペック共にそれほど高くはありません。
対応可能デバイス |
OS:Windows 7 SP1 64-bit, Windows 8.1 64-bit, Windows 10 64-bit (Windows 10プレビュー版はサポートされていません) CPU:Intel Core i5(第4世代以上)と同じ性能を持つもの RAM:8 GB ビデオカード:NVIDIAR GeForceR GT 1030及びより優れた性能をもつもの DirectXバージョン:11 ストレージ:30GB以上の空き容量を要する |
推奨デバイス |
OS:Windows 7 SP1 64-bit, Windows 8.1 64-bit, Windows 10 64-bit (Windows 10プレビュー版はサポートされていません) CPU:Intel Core i7(第4世代以上)及びより優れた性能をもつもの RAM:16 GB ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB及びより優れた性能をもつもの DirectXバージョン:11 ストレージ:30GB以上の空き容量を要する |
GPD WIN Max は条件を満たしているかも
ただ、やっぱりセキュリティが心配、パソコンは大きくてポータブルしにくい、ゲームコントローラーがないと遊びづらいという人向けに良さそうなのがモバイルゲーミングPC「GPD WIN Max」です。賛否両論はあると思いますが条件は満たしているかも。
- GPD WIN Max はゲーム専用機として遊べる人
- ぎりぎりポータブルできる大きさ・重さ
- 本体にコントローラーが付いている
マウスとキーボード、コントローラーでも遊べる
『原神』を起動してすぐの初期設定では、「マウスとキーボード」が選択されています。
本体とコントローラーが一体化した GPD WIN Max なら設定を「コントローラー」に変更することで快適に遊べます。
ただ、8インチサイズの本体の大きさは 207 × 145 × 26mm、重さが 845g(どちらも公式発表値) あるので、持ち上げたままでの長時間のゲームプレイには向いていません。座って GPD WIN Max の一部を机に置いてから斜めにして遊ぶというゲームスタイルが向いています。
特別な設定なしで結構遊べる
GPD WIN Max で『原神』を起動してすぐのグラフィックス設定です。
自動的に最適な設定が選択されているらしく、画質:中(デフォルト)、表示モード:1280×800、フレームレート:60 といった中堅クラスの設定が選択されています。
この設定で、オープニング映像からチュートリアルまでを無事に完走できました。
ゲームプレイ中も特にカクつきなども感じられず快適に遊べます。
『原神』はクロスプラットフォームに対応しているので、スマホ、PS4、パソコンと使い分けるヘビーユーザーにとって、GPD WIN Max はマストアイテムになる可能性も秘めているかもしれません。
GPD WIN2 で『原神』を遊ぶのは厳しい
結論から言うと、GPD WIN2 で『原神』を遊ぶのは厳しいです。
ゲームをはじめてすぐのオープニング映像から音声乱れ、画面が固まるといった症状が見られます。運が良ければキャラクター選択画面まで進めますが最終的にクラッシュします。
Windows10 ビルドのバージョンダウン、画面サイズ強制変更、ウィンドウ表示、レジストリなどの対策を実施しましたが結果は変わりませんでした。
解決策はオープニング映像をスキップ
それであればオープニング映像をスキップすれば遊べるのではと考え、実践してみたところ動作確認ができました。『原神』はクロスプラットフォームに対応しているので、対応したデバイスでアカウントを作成し、チュートリアルを少し進めてセーブをしておけば GPD WIN 2 でも一応は遊べます。
- 対応したデバイスでアカウント作成
- オープニング映像を終わらせ、チュートリアルを少し進める
- 設定画面からゲームを終了して、ログアウトする
- GPD WIN2 でログインして遊ぶ
グラフィックス設定を「低」にしても厳しい
GPD WIN Max でも確認できたように、『原神』では自動的に最適なグラフィック設定が選択されています。画質:低(デフォルト)、表示モード:1280×720、フレームレート:30 の低設定となっていますが、ゲームプレイ中にカクつき、フリーズ、クラッシュなどの現象が発生します。
いろいろと設定などを見直し・検証を進めてきましたが、オープンワールドRPG『原神』を遊べる唯一の GPD WINシリーズは「GPD WIN Max」だけのようです。
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