ゲーマー向けスマートウォッチ「Gameband」
Gameband(ゲームバンド)は、本来の腕時計としての機能はもちろん、丈夫さも兼ね備え、ハイスペックな仕様、独自のAndroid OS、アプリを搭載した、初めてのゲーマー向けスマートウォッチです。すでに、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金調達を開始しており、初日に目標金額を達成した人気のクラウドファンディングです。
Gameband(ゲームバンド)とは
Gamebandは、カリフォルニアとバルセロナに拠点を置く、デザイナー、エンジニア、マーケターのチームにより開発されている、初めてのゲーマー向けスマートウォッチです。
開発チームのメンバーはApple、Epson、Lenovoといった有名企業で働いていたという経験・実績を持つメンバーばかりです。
デザインは、サンフランシスコに拠点を置く、スマートウォッチ、高級時計といった、様々なデザインを手掛けたデザインスタジオ Matter Globalが担当を行っています。
あなたは画像の時計を覚えているでしょうか。または、知っていますか?当時は、このようなゲームウォッチを身に着けて、どこでもゲームを楽しんでいました。
Gamebandで提供されるゲームは、スクリーンサイズが小さくても、十分にゲームを楽しむことができ、スマートウォッチの操作性にマッチしたミニゲームが提供されます。
Gameband の仕様(スペック)
現在、発売されているスマートウォッチの機能で、これほど魅力的なスペックが搭載されているスマートウォッチはあるでしょうか。なかなか探すことは難しいかもしれません。
- CPU:Qualcomm Snapdragon Wear 2100
- OS:Android Marshmallow 6.0.1(独自仕様)
- RAM:512MB
- ストレージ容量:4GB(eMMC)
- スクリーン:1.6″Square AMOLED
- 解像度:320 x 320
- ネットワーク:Wifi 802.11 b/g/n Dual Band、Bluetooth 4.2
- バッテリー:400mAh
- I/Oポート:microSD slot(最大256GBをサポート)、USB type-c
- センサ:3軸加速度計、ジャイロセンサ、光センサ
- 本体サイズ:34.28 x 39.74 x 11.38mm
- サポートデバイス:Android OS、iOS
Gameband の初期アプリ
出荷時に予定されている、初期アプリは下記のとおりです。スマートウォッチの基本的な機能は搭載されて、出荷されることになります。
カレンダー、連絡先、電話ダイヤラ、天気情報、警告、アレクサ(音声AI)、音楽プレーヤー。そして、5つのAtariミニゲームが搭載されています。
プラットフォーム「PixelFurnace」
Gameband独自の、ゲーム管理プラットフォームソフトウェア「PixelFurnace」をとおして、コンピュータ上で、ゲームのフルバージョンを起動したり、オーディオデバイスで音楽をワイヤレスで再生したりといったことができます。プラットフォームソフトウェアは誰でも無料でダウンロードすることができます。
Gameband 3種類のバージョンをリリース
クラウドファンディング Kickstarterバージョンとして、3種類のGamebandをリリースしています。もちろん仕様(スペック)はどれも一緒ですが、異なる部分は搭載されているウォッチフェイスの種類と、スマートウォッチのベゼル、シリコンストラップの種類でしょう。
- Gameband Edition
ベゼルカラーはブラック
Gamebandロゴが入ったシリコンストラップ
5つのGamebandウォッチフェイスを用意しています。
- Gameband Atari Edition
ベゼルカラーはレッドメタル
Atariロゴが入ったシリコンストラップ
5つのAtariウォッチフェイスを用意しています。
- Gameband Terraria Edition
ベゼルカラーはブラック
Terraria Treeロゴが入ったブラックシリコンストラップ
5つのTerrariaウォッチフェイスを用意しています。
Terrariaミニゲームが搭載されています。
すべてに共通する内容として、5つのAtariミニゲームが搭載されます。
今後、最大10つのミニゲームの搭載を目指していますが、資金調達:$200,000のストレッチゴールを達成した場合には、最大15つのミニゲームが搭載予定となっています。
Super Early Bird($99)の出資枠は埋まってしまいましたが、Early Bird($149)については、出資枠に空きがあることが確認できます。たとえ、出資枠が埋まっていたとしても、締切直前でキャンセルされる方もいるので、チャンスは十分にあります!
また、一定金額を上乗せして出資することにより、ストラップ、microSDカードを追加することが可能です。microSDカード(U3 95/90MB/s )には、ゲーム管理のプラットフォームソフトウェア「PixelFurnace」と、バックアップサービスを1年間利用できる権利が含まれているとのことです。具体的なサービス内容は、今後のアップデート情報として提供されることでしょう。
注意事項
発売されている多くのスマートウォッチ同様に Gamebandには防水機能はありません。また、バッテリーも1日中持つというものではないということが、開発チームから発表されています。
また、出資するコースの金額以外に、日本国内へ配送する場合には、別途送料:$25が上乗せとなるので注意しましょう。(国を選択すると、自動的に送料が追加されます)
開発担当者から
バッテリーの持ち時間について、開発担当者へ取材を行いました。
スマートウォッチの使い方は、人それぞれなので、稼働時間が〇時間であるといった回答をすることはできませんが、無線LAN、BluetoothをONの状態で、ミニゲームを遊ぶといった使い方の場合では、バッテリーは1日持ちません。
ただ、基本的な使い方のみであれば、バッテリーは持つでしょう。市場にでているスマートウォッチと比較してみても、Gamebandに搭載されている400mAhというバッテリーは大容量であることには変わりありません。我々のチームは、バッテリー寿命についても取り組んでいます。完成まで楽しみにしていてください!
まとめ
初めてのゲーマー向けスマートウォッチ「Gameband」は、非常に面白いコンセプトの製品です。独自のゲーム管理のプラットフォーム「PixelFurnace」、Gamebandの小さなスクリーンでもゲームを楽しめるように開発されています。
もちろん、PCと接続してフルバージョンのゲームを遊ぶことができるなど、いままでのスマートウォッチになかった新しいアイデアが詰め込まれています。
ただ、スマートウォッチの多くは、使用頻度によっては、バッテリーが数時間しかもたなかったり、防水仕様ではなかったり、といった仕様になっています。また、世界中で発売されているスマートウォッチ市場の売上は、例年をとおして、下降傾向になってきていることも事実です。
そういったスマートウォッチ市場に投じられた、新しいコンセプトをもつ「Gameband」が、 今後 どのような盛り上がりをスマートウォッチ市場で見せるのか、注目していきたいです。
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