中華ゲーム機「D-6A」は、液晶ディスプレイとゲームパッドが一体型になったモデルです。中南米をターゲットにした昔ながらの中華ゲーム機です。
D-6A の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能、初期設定・使い方をご紹介します。
D-6A の価格・販売ストア
D-6A は、海外通販サイトを中心に販売しています。
販売価格はざっくり調べると、4,000円~6,000円と安価です。
カラーは、ブルー、レッド、ミックス(レッド&ブルー)の3色です。
D-6A のスペック
D-6A のスペックを詳しく見ていきます。
- システム:独自システム(内蔵)
- SoC:不明(チップ記載なし)
- ディスプレイ:2.8インチ
- ストレージ容量:microSDカード(標準搭載:4GB)
- 大きさ:128 × 159 × 60mm
- 重さ:190g
- バッテリー容量:800mAh
- インターフェイス:USB Type-C、映像端子、microSDカードスロット
- その他:スピーカー(シングル)
- 素材:プラスチック(ABS樹脂素材)
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
D-6A のレビュー
メーカー提供を受けた D-6A をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、エミュレーター性能、初期設定・使い方にいたるまでを徹底解説します。
付属品
マニュアル(中国語・英語・スペイン語)、USB TypeCケーブル、AVケーブルが付属します。
大きさ・重さ
本体の大きさは 128 × 159 × 60mm、重さは 190g 。
ゲームパッド一体型でありながら、一般的なゲームパッドより軽いです。
Xboxワイヤレスコントローラーと大きさを比べてみました。
一回り大きなサイズですが、非常に軽いのが特徴です。
昔ながらの中華ゲーム機ということもあり、ビルドクオリティはチープそのもの。
それでも、格安モデルとして確実に進化が見られます。
インターフェース
インターフェースは、下部に USB Type-Cポート(充電・給電用)、上部に音量調整ダイヤル、映像端子、microSDカード、電源スイッチが用意されています。
本体中央にシングルスピーカー(モノラル)を備えたシンプル構造です。
コストカットのため、それ以外のインターフェースはありません。
画面
2.8インチ液晶ディスプレイを採用、解像度は未公開です。
液晶ディスプレイとプラスチックレンズを採用した作りです。
ちょうど良い明るさで、調整機能もありません。
操作性
価格相当の操作性でチープ感を楽しめます。
ABXYボタンのサイズは 9.8mm と大きく、ストロークは 2mm ほど。
全体的にボタンサイズは大きく、押しやすいのが特徴です。
方向ボタンの斜め押しは反応しないので、アナログスティック操作を推奨します。また、持ち手に対してボタンがやや外側に配置されているのは減点ポイントです。
エミュレーター性能・所感
対応しているエミュレーターは全10種類(ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、MAME、CP1、CP2、NEOGEO)
全体的にもっさりとした動作、フレームスキップが目立ちます。
試したかぎりで、一般的な中華ゲーム機並みに動作するのは、ファミコン、ゲームボーイ、メガドライブくらいです。
独自システム・エミュレーターで搭載されており、エミュレーターごとに対応するボタンが異なります。エミュレーター性能を期待できず、とりあえず動作して遊べれば良い
D-6A の使い方・初期設定
D-6A の基本的な使い方を解説します。
設定・変更できる項目は限定的です。
システム
独自システムを搭載しており、言語変更は「英語・中国語」のみです。
設定しても反映されない選択肢もあります。
ゲームメニューでは、クイックセーブ、クイックロード機能が用意されています。
ただし、スロットは1つしかありません。
基本操作
方向ボタン、Bボタン、L/Rボタンはゲーム中にのみ使用します。
エミュレーターによって対応ボタンが異なります。
- A:決定
- 戻る:右アナログスティックを左入力
- SELECT:右アナログスティックを下入力
- START:右アナログスティックを右入力
- ゲームメニュー表示:右アナログスティックを左入力
- 音量調整:ボリュームダイヤル
データ移行方法
microSDカードを取り出してゲームイメージを移行します。
2つのフォルダが用意されています。
- HOMEGAMEフォルダ・・・ホーム画面に表示される8つのゲーム(固定)
- gameフォルダ・・・各種エミュレーターフォルダー
まとめ
D-6A は、液晶ディスプレイとゲームパッドが一体型になったモデルです。
中南米をターゲットにした昔ながらの中華ゲーム機です。
総合評価としては「おすすめしない」と評価します。
中華ゲーム機を代表する ANBERNIC、Powkiddy といったブランドと比べると、エミュレーター性能は大きく下がります。はっきり言えば『理不尽を楽しめる人向け』です。
価格の安さが最大のアドバンテージです。
これ以外にも、某有名ゲーム機に影響を受けたモデル、モバイルバッテリーや携帯扇風機が一体となったモデルなど、多種多様なモデルが存在しています。
ここ数年で確実に性能・機能、ビルドクオリティは底上げされています。
昔ながらの中華ゲーム機を体感できる1台です。
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