大切なゲームイメージとセーブデータを読み書きできる「Cartridge Reader」がクラウドファンディングサイト Kickstarter に登場しました。価格は 10,000円からで目標資金調達に向けたキャンペーンを実施しています。
この製品は『吸い出し機』、『ダンパー』という名称でも広く知られています。
大きな特徴は、デザイン性にも優れたコンパクトサイズで、パソコンや専用ソフトウェアを必要とせず単体動作し、これ1台で何役もこなせるマルチダンパーとして機能することです。
Cartridge Reader の対応カートリッジ
Cartridge Reader は標準仕様で、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ、スーパーファミコン、NINTENDO 64 のカートリッジからゲームイメージとセーブデータを読み込み/書き込みに対応しています。
将来的には、PCエンジン、セガ・マスターシステム、ワンダースワン、ゲームギア、ネオジオポケットなどにも対応したアダプターもリリース予定です。今回のキャンペーンではオプションとしてファミコン(FC)、海外版ファミコン(NES)用のアダプターをリリースしています。
また、カートリッジのデータを吸出しする際には、側面の4つのスイッチをデバイスに応じて切り替える必要があります。そういった部分もわかりやすく操作ガイドが描かれていることもポイントです。
バイナリ編集などを行う際には別途パソコンが必要になります。
Cartridge Reader の出資コースについて
Cartridge Reader の出資コース(リワード)について解説していきます。
すべての出資コースを日本語で簡単に説明します。内2つのコースは枠数を満たしています。
Cartridge Reader には同価格でオリジナル、工場生産の2種類が存在します。
目標に対して少数であれば工場生産はされないので、現時点では全く同じ内容の出資コースと見て良いでしょう。(工場生産は出資者1,000人(1,000台)を超えて意味を成すコースです)
枠数を満たしている木製+アクリルについては、在庫確保しだい再開予定です。
アドオン(追加リワード)として、後付けも可能となっています。
必要に応じてアドオン(追加リワード)を選択してください。
4つのアドオン(追加リワード)について
リワードを選択後に表示される4つのアドオン(追加リワード)はこちらです。
ご自身の環境に合わせたアドオンを追加しましょう。
それぞれのアドオンを簡単に説明すると・・・
- SNES SA-1チップ対応は、特殊チップを読み込めるようにするアドオン
- ファミコン/海外版ファミコンに対応するアダプターのアドオン
- N64コントローラーパックの記憶データを吸い出すケーブルが付属するアドオン
- 木製+アクリルに変更するアドオン(追加予定)
まとめ
どちらかといえばニッチな商品であるダンパーは、中華ゲーム機や EverDriveシリーズなどのフラッシュカートリッジ、エミュレータを遊ぶうえで必要不可欠なアイテムです。
採用されているプログラムは誰でも改良・アップデートできるのがポイントです。はんだ作業や部品調達ができる人は自作にチャレンジしてみても良いでしょう。
Cartridge Reader は、オープンソースプロジェクト(Open Source Cartridge Reader)を商用利用したもので、開発中心者の Sanni氏から正式許諾されたプロダクト商品です。
2021年12月3日から、家電のケンちゃんで一般販売が開始します。
Source:Save the Hero project(Kickstarter)
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