最新の AMD高性能プロセッサを搭載した世界最高性能の携帯型ゲーム機を目的として作られた「AYA NEO FOUNDER」が、中国国内限定モデルとして登場しました。
開発当初に発表された AMD Ryzen 5 4500U搭載した試作機は、おもちゃブロックを組み立てた筐体で製作を進められており、中国フォーラムなどでもフェイクであると指摘されていました。
ここにきて数々の苦難を乗り越え、完成版をプレリリースした AYA NEO FOUNDER は、GPD WIN 3 でも OneGX Pro でもない新たな選択肢になりえるかもしれません。
Ryzen 5搭載「AYA NEO FOUNDER」という選択肢
2020年11月14日から15日に開催された WePlay Expo 2020 のブースにてお披露目され注目を集めた 携帯型ゲーム機「AYA NEO FOUNDER」は、AMD Ryzen5 4500U を採用しています。
AYA初となるモデル名:NEO FOUNDER のスペックはこちらです。
- ディスプレイ:7インチ(1280×800)、IPS(215PPI)、5点マルチタッチ対応
- OS:Windows 10 Home
- CPU:AMD Ryzen5 4500U / 6スレッド
- GPU:AMD Radeon Vega 6
- RAM:16GB DDR4-4266 LPDDR4X
- ストレージ:512GB or 1TB PCIe NVMe(M.2 2280)
- バッテリー:12300mAh、47Wh、65W PD
- I/Oポート:USB Type-C×3、イヤホンジャック
- 無線:Wi-Fi6、Bluetooth 5.0
- その他:ステレオスピーカー、ジャイロスコープ、重力センサー
- 大きさ:255 × 106 × 20mm
- 重量:650g
Nintendo Switch サイズの本体、コントローラー配置は操作性は良さそうです。
左側コントローラー下の4つボタンは、RGBカラーボタン、Xboxホームボタン、SELECTボタン、STARTボタンです。
右側コントローラー下の4つボタンは、Windowsボタン、Ctrl + Alt + Delボタン、ESCボタン、スクリーンキーボード ON/OFFボタンに割り当てられています。
AYA NEO FOUNDER は中国国内限定モデルとして2020年11月7日に先行プレオーダーを開始。
早期予約分 1,000台は初日で即完売し、現在は通常予約分(早期出荷分より2~3カ月遅れ)の受け付け待ちです。
AYA NEO FOUNDER | 500GBモデル | 1TBモデル |
早期予約価格 | 3999元(およそ64,000円) | 4499元(およそ72,000円) |
通常予約価格 | 4999元(およそ80,000円) | 5499元(およそ88,000円) |
製品出荷時期は、2021年1月初旬を予定しており、海外ユーザー向けに INDIEGOGO でのクラウドファンディングキャンペーンを予定しています。
AYA NEO FOUNDER の本体カラーは透明(クリア)で、内蔵LED によりカラーリングを変更できます。また、冷却システムは優秀で本体温度は 30度~45度に抑えられ、バッテリー持ち時間は2~3時間ほどと報告されています。
専用ドッキングステーションと接続すれば Displya Port、HDMI、USB Type-A、USB Type-C、LANポート(RJ45)を増設できるとのことです。キーボード入力についてはスクリーンキーボードを採用しています。
AYA NEOを支持するファンからは、2020年11月7日にリリースした「AYA NEO FOUNDER」を見て、GPD社が翌日の 2020年11月8日に慌てて「GPD WIN 3」の情報を解禁したのではないかとウワサされています。
また、より高いパフォーマンスを求める声も上がっているので、クラウドファンディングの実施に合わせてハイスペック版が登場するかもしれません。ただし、生産ラインがそれほど大きくはなさそうなので、2021年1月の出荷時期及び2月21日のオンラインリリース時期がずれ込む可能性は高いです。
最終決定されたものではないので、変更される可能性があります。
Source:Ayadevice
海外クラウドファンディング Indiegogo でキャンペーンを実施していたモバイルゲーミングPC「AYA NEO」が、支援者へ向けた本格的な出荷がはじまりました。AMD Ryzen 5 4500Uを搭載していることが特徴[…]