ゲームコントローラー「ANBERNIC RG P01」は、2,000円台の低価格ながら、有線接続 1000Hzのポーリングレート、アナログスティックとアナログトリガーにはホール効果センサーが搭載されています。
超低遅延で高精度の有線接続と、安定した無線接続をサポートしています。
動作環境は Nintendo Switch、Windows 10 / 11、Android、iOS です。
ANBERNIC RG P01 について
ANBERNIC RG P01 に関する情報をまとめたページです。
レビュー用サンプルを提供してもらいましたが、コンテンツの内容には影響していません。
価格・販売サイト
ANBERNIC RG P01 は、公式サイトを中心に広く販売しています。
カラーラインナップは、ホワイト、パープル、ブラックの全3色。
・ANBERNIC RG P01
一般販売価格:2,899円(送料別途)
プレセール価格:2,429円(送料別途)
動作環境
ANBERNIC RG P01 の動作環境はこちらです。
有線と無線接続の両方をサポートし、バッテリーを内蔵しています。
- Nintendo Switch
- Windows 10 / 11
- Android
- iOS
ANBERNIC RG P01 のレビュー
ANBERNIC RG P01 をレビューします。
付属品から基本的な特徴、実際の使い心地にいたるまでを解説します。
付属品
1. マニュアル(英語・中国語)
2. 2.4Gレシーバー
3. USB Type-Cケーブル
大きさ・重さ
大きさは 103 × 146 × 63mm、重さは 206g です。
同サイズの一般的なコントローラーと比較して『軽量』です。
プラスチック(ABS樹脂素材)と一般的なコントローラーのデザインです。
テクスチャーはマットで、価格相当の仕上がりです。
サイズ感
参考として、Switch Proコントローラーや Xbox ワイヤレスコントローラーを並べてみました。
ANBERNIC RG P01 は、サイズ感はほぼ同じに見えるものの、大きさや重さに関してはわずかに小さく、軽めな印象です。
専用アプリ
専用アプリの提供はありません。
最新のファームウェアは、ANBERNIC公式サイトからダウンロード可能です。
頻繁に使用する接続方法や設定ボタンの組み合わせは覚えておきましょう。
特定のボタンと組み合わせることで、以下の機能を呼びだすことができます。
- R3+CAP:RGBライトエフェクト・カラー変更
- Turbo+右スティック上 / 下:連射速度調整
- Turbo+左スティック上 / 下:バイブレーション強弱
- Turbo+Select:ABXYレイアウト変更
- Turbo+Start:連射機能解除
インターフェース
上部に有線接続をサポートする USB Type-Cポートを用意しています。
また、アナログスティックとアナログトリガーにはホール効果センサーが搭載されており、経年劣化や摩耗によるドリフト現象が発生しにくいパーツを採用しています。
右アナログスティックの R3ボタンと CAPボタンを同時に押すことで、正面の RGBライトエフェクトとカラーの変更が可能です。
NFCリーダーやイヤホンジャックは非搭載ですが、内蔵バッテリー(600mAh)、振動モーター、6軸ジャイロを搭載しており、シームレスな操作と正確なフィードバックを提供します。
背面グリップ部分には滑り止めのテクスチャー加工が施されており、ラバーグリップよりも経年劣化に強い仕様になっています。
背面にはトリガーストップはありませんが、速度調整が可能な Turbo機能(連射機能)の Turboボタンと、既存ボタンの割り当てができるプログラムボタンが用意されています。
マクロ機能や連射機能については、ゲーム内の利用規約によっては禁止されていることがあるため、それらの機能については評価しません。
操作感
すべてのボタンは、耐久性に優れたゴムパッドのメンブレンボタンを採用しています。
ABXYボタンサイズとストロークはプロコンと同様で、コントローラー形状はプロコンに近く、XBOXレイアウトが採用されています。
LB / RBボタンは、軽くスコスコとした押し心地で、LT / RTボタンはアナログトリガー仕様です。ストロークの深さはプロコンより深めですが、XBOXコントローラーよりは浅め。これにより、特定のゲームに特化した操作感というよりも、幅広く対応できる汎用性の高い設計となっています。
持ち心地に関しては、プロコンに似た形状ながら、XBOXコントローラーのような太めのグリップを採用しています。持ち心地や操作感については、特に不満を感じる部分は少ないと感じられます。
ただし、接続方法やボタンレイアウトの変更などは、すべてコントローラー本体で設定する必要があり、専用アプリがないため、頻繁に使用する設定ボタンの組み合わせを覚えておく必要があります。この点ではやや煩わしさを感じるかもしれません。
実測では、有線接続の入力間の平均値は 1.28ms、ポーリングレートは 780Hz で、PC接続時の Xbox純正コントローラーや PS5コントローラーを上回る精度と反応速度を示しています。
無線接続では、2.4Gレシーバー接続の入力間の平均値は 4.94ms、ポーリングレートは 202Hz です。Bluetooth接続の場合、入力間の平均値は 9.25ms、ポーリングレートは 108Hz でした。
まとめ
ANBERNIC RG P01 は、低価格・高ポーリングレートを誇るゲームコントローラーです。
PC はもちろん、Nintendo Switch やスマートフォンにも対応しており、内蔵バッテリーを搭載。さらに、連射機能やマクロ機能、有線・無線接続の両方に対応しています。
一般的な低価格帯のゲームコントローラーの機能を持ちながら、有線接続時には最大1000Hz のポーリングレートを実現。アナログスティックとアナログトリガーにはホールセンサーが採用されており、付加価値を高めているのも特徴です。
一方で、専用アプリは提供されておらず、ファームウェアのアップデートにはパソコンが必要です。また、販売価格が抑えられている点は魅力ですが、送料を含めた実売価格が4千円台となり、人によっては価格面でのサプライズ感が薄れる可能性もあります。
手頃な価格ながらも、ホールセンサーや高速応答など、必要な機能がしっかりと備わっています。本格的なゲーミングコントローラーには及びませんが、汎用性が高く、ワンランク上の低価格コントローラーを探している人には良い選択肢でしょう。
関連ページリンク
ゲームコントローラー「GameSir Tarantula Pro」は、レイアウトが切り替わるフェイスボタン、NFCリーダー、RGBライトエフェクト、カスタマイズ可能な9つのプログラムボタン、3つのトリガーモードなどを備えた多機能モ[…]
ゲーミングマウス「WLmouse Sword X」は、剣をテーマにしたエルゴノミクス形状デザインを採用し、マウスセンサー PAW3950HS を採用した超軽量ワイヤレスマウスです。スイッチは2種類から選択可能で、最大ポーリングレー[…]
ゲームコントローラー「GameSir Kaleid」は、透き通るようなクリアブラックボディを持ち、自在にカスタマイズ可能な 1680万色の美しい Kaleid(万華、RGBライトエフェクト)を備えています。さらに、マイクロスイッチ[…]
モバイルゲームコントローラー「GameSir X4 Aileron」は、左右分離型とカスタマイズ性に優れたスマホ専用コントローラーです。Xbox for Android スマートフォンの公式ライセンスを取得したモデルです。[…]
モバイルゲームコントローラー「GameSir G8 Plus」は、据え置きゲーム機のコントローラーに匹敵する持ちやすさや操作性を備えた、マルチプラットフォームに対応したモデルです。GameSir G8 Plus の価格、特[…]