「Alldocube iPlay60 mini Turbo」は、コスパに優れた 8インチタブレットです。
SoC に Snapdragon 6 Gen 1 を採用し、Android 14 をベースにした独自UI(ALLDOCUBE OS Lite)を搭載しています。既存モデルに比べて性能が 35%向上したモデルです。
Alldocube iPlay60 mini Turbo の価格、スペック、特徴、使用感についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
Alldocube iPlay60 mini Turbo について
Alldocube iPlay60 mini Turbo に関する情報をまとめたページです。
レビュー用にサンプルを提供してもらいましたが、コンテンツの内容には影響していません。
価格・販売ストア
Alldocube iPlay60 mini Turbo は、国内販売店で販売しています。
楽天市場とアマゾンで販売しています。
・Alldocube iPlay60 mini Turbo
販売価格:28,899円(税込み)
商品ページでは、割引クーポンが配布されています。
※記事執筆時点のアマゾン価格情報です。
製品仕様とスペック
Alldocube iPlay60 mini Turbo のスペックについて詳しく見ていきます。
製品名 | Alldocube iPlay 60 mini Turbo |
ディスプレイ | 8.4インチ IPSディスプレイ 解像度 1920 × 1200 |
プロセッサ | Snapdragon 6 Gen 1 |
システム | ALLDOCUBE OS Lite (Android 14ベース) |
メモリ | 16GB(8GB + 8GB仮想) |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 5500mAh |
カメラ | フロント5MP、リア13MP |
通信 | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.0 |
その他 | GMS認証 OTGサポート Widevine L1 高振動モーター 6軸ジャイロ デュアルスピーカー |
大きさ | 202.7 × 126 × 7.9mm |
重さ | 323g |
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
Alldocube iPlay60 mini Turbo のレビュー
Alldocube iPlay60 mini Turbo をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、カメラ、システム、使用感に加え、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。
付属品
1. マニュアル
2. SIMピン
3. ACアダプター
4. USB Type-Cケーブル
大きさ・重さ
大きさは 202.7 × 126 × 7.9mm、317g(実測値)です。
実際の重量は iPad mini と同等で、価格は 3分の1 なので気兼ねなくガンガン使えます。
人気シリーズの最新モデルということで、本体サイズや重量はほぼ既存モデルと変わりません。重量バランスも良好で、片手で楽に持ち運べる使いやすさが魅力です。
サイズ感
参考として、iPad mini Wi-Fiモデル(右側)と並べてみました。
横幅は iPad mini よりも細く、つかみ持ちしやすいサイズ感です。
Alldocube iPlay60 mini Pro(右側)と本体サイズや形状は全く同じです。
色味に若干の違いがありますが、これは製造ロットの差によるものかもしれません。
「Alldocube iPlay60 mini Pro」は、コスパに優れた 8インチタブレットです。Android 14 をベースにした独自UI(ALLDOCUBE OS 3.0)を搭載し、要望が多かったデュアルスピーカーや顔認証[…]
インターフェース
本体右側には電源ボタン、音量ボタン。左側には microSDスロットを用意しています。
バッテリーは 5500mAh で、長時間の使用を可能にします。
本体上部には USB Type-Cポートを備え、イヤホンジャックは非搭載です。
新たにデュアルスピーカーを備え、立体的で迫力のあるサウンド出力が可能になりました。
その他に Bluetooth 5.2、6軸ジャイロセンサー、光センサー(画面の明るさを自動調整)、重力センサー、バイブレーション機能を搭載しています。GPS は非対応です。
Wi-Fiモデルのため、SIMスロットは非対応です。
microSDカードは最大1TB まで対応しています。
カメラ
カメラはリア13MP、フロント5MP を搭載しています。
指紋認証や顔認証などの生体認証には非対応です。
タブレット背面のリアカメラは、約2mmほど突出しています。
カメラ性能は高くはありませんが、フラッシュ機能を備えており、メモ撮りに向いています。
画面
画面サイズは 8.4インチ、解像度は 1920 × 1200 です。
ベゼル幅は左右 5mm、上下 9mmほどの狭めの設計で、画面占有率は 85% です。
マルチタッチに対応し、リフレッシュレートは 60Hz です。
画面の明るさと輝度(cd/m2)を測定したところ、最大373nit を記録しました。
明るさは十分で、屋内での視認には問題ありません。
タッチスクリーンの操作感度(シングルタッチ・マルチタッチ)の平均値は 60Hz、呼び出しレートは平均 120Hz です。画面はコントラストが高めで視認性に優れていますが、色温度の調整機能は備わっていません。
システム
Android 14 に準拠した ALLDOCUBE OS Lite(カスタムUI)です。
名前のとおり、必要最低限の UI構成となっており、シンプルで扱いやすい印象です。
最近のファームウェアアップデートでは、『分割画面』機能が追加され、2つのアプリを同時に並べて表示することが可能になりました。また、タッチ操作やスクロールの遅延といった違和感も軽減されています。
その他に『コントロールパネル』の入れ替えも可能で、ユーザーの使いやすい配置に変更できます。不具合についても、OTAアップデートを通じて修正が進むと予想されるため、安定性の向上が期待できます。
使用感
Alldocube iPlay60 mini Turbo の動画再生、電子書籍、ゲームについてチェックします。
結論としては、ゲームやエンタメに最適なタブレットです。
動画
著作権管理方式のセキュリティレベルが最も高い Widevine L1 に対応しています。
Netflix などのサブスクリプションサービスで高画質な動画再生が可能です。Amazonプライムビデオでの HD画質再生についても対応済みです。
また、デュアルスピーカーを搭載しているため、これまで以上に臨場感ある動画視聴を体験できるのもポイントです。直近のシステムアップデートでプチフリーズ問題も解決されています。
電子書籍
片手持ちに最適な 8インチサイズで、ぬるぬるさくさくと読書を楽しめます。
横画面では見開きページを文庫本より小さく表示、縦画面ではほぼ単行本サイズで電子書籍を楽しめます。
記事執筆時点のシステムでは、目の負担を和らげる「読者モード」には非対応ですが、スマホの小さな画面に比べて視認性が高いことがポイントです。
ゲーム
定番の Antutuベンチマーク(V10)のスコア結果は 55万点です。
ミドルクラスの Snapdragon 6 Gen 1 を採用したことで、既存モデルに比べてゲーム性能は大きく向上しています。これまでに動作が厳しかったゲームアプリでも動作が可能になりました。
デバイス負荷が重めのゲームアプリ『原神』や『鳴潮』などは、グラフィック設定を「中」に落とし込む必要があります。洗練されたグラフィックの美麗さや快適さを楽しむことはできませんが、基本的なゲームプレイは快適です。
システムアップデートによりタッチ操作の遅延は軽減されていますが、音ゲーを快適に遊ぶには不向きといえるでしょう。リズムゲームなど、タイミングが重要なゲームをメインに楽しみたい方は注意が必要です。
まとめ
Alldocube iPlay60 mini Turbo は、電子書籍や動画、ゲームを楽しめるタブレットです。
Snapdragon 6 Gen 1 を採用し、Helio G99 を搭載した既存モデルから性能が 35%向上。基本機能をシンプルにまとめた独自UI(ALLDOCUBE OS Lite)を搭載しています。
サイズ感は既存モデルそのままながら、基本スペックを大きくアップデートしたモデルです。負荷が高めのゲームアプリでもある程度快適に動作し、日常的なタブレット用途に十分応えられるスペックを備えています。
一方で、バッテリー容量は減少、SIM によるモバイルデータ通信には非対応で、顔認証や GPS も非対応です。システムや機能についてはトレードオフが求められるため、人によっては価格面でのサプライズ感が薄れる可能性があります。
既存モデルを所有しているユーザーに対して、買い替えを推奨するモデルとはいえませんが、高負荷のゲームアプリまでカバーしたタブレット機として鉄板のラインナップといえそうです。
手頃な価格でコストパフォーマンスに優れているため、リーズナブルなタブレットを探している方に適したモデルと評価できるでしょう。
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