「Alldocube iPlay60 mini Pro」は、コスパに優れた 8インチタブレットです。
Android 14 をベースにした独自UI（ALLDOCUBE OS 3.0）を搭載し、要望が多かったデュアルスピーカーや顔認証にも対応しています。
Alldocube iPlay60 mini Pro の価格、スペック、特徴、使用感についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックしていきます。
Alldocube iPlay60 mini Pro の価格・販売ストア
Alldocube iPlay60 mini Pro は、国内販売店で販売しています。
楽天市場とアマゾンで販売しています。
・Alldocube iPlay60 mini Pro
一般販売価格：27,999円（税込み）
楽天市場の商品ページでは、5,000円オフクーポンが配布されています。
※記事執筆時点の情報です。
Alldocube iPlay60 mini Pro のスペック
Alldocube iPlay60 mini Pro のスペックを詳しく見ていきます。
| 製品名 | Alldocube iPlay60 mini Pro |
| ディスプレイ | 8.4インチ IPSディスプレイ 解像度 1920 × 1200 |
| プロセッサ | Helio G99（8コア） |
| システム | ALLDOCUBE OS 3.0 （Android 14ベース） |
| メモリ | 16GB（8GB + 8GB仮想） |
| ストレージ | 128GB |
| バッテリー | 6050mAh |
| カメラ | フロント5MP、リア13MP |
| 通信 | 4G LTE、WiFi Bluetooth 5.2、GPS対応 |
| その他 | GMS認証、OTGサポート Widevine L1 高振動モーター 6軸ジャイロ、顔認証 デュアルスピーカー |
| 大きさ | 202.7 × 126 × 7.9mm |
| 重さ | 310g |
免責事項：スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
Alldocube iPlay60 mini Pro のレビュー
メーカー提供を受けた Alldocube iPlay60 mini Pro をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、カメラ、システム、使用感に加え、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。
付属品
1. マニュアル
2. ACアダプター
3. USB Type-Cケーブル
4. SIMピン
大きさ・重さ
大きさは 202.7 × 126 × 7.9mm、重さは 315g（実測値）です。
実際の重量感は iPad mini と同等、価格は３分の１なので気兼ねなくガンガン使えるのは大きなポイントです。
直角フレームから丸みを帯びたフレームに改良されています。
そのため、従来モデルよりもエッジに丸みがあり、持ちやすくなっています。
サイズ感
参考として、iPad mini（Wi-Fiモデル）を比較してみました。
いずれも実測値ではなく、公式発表されているスペックです。
| 製品名 | 画面サイズ | 大きさ | 重さ |
| Alldocube iPlay60 mini Pro | 8.4インチ | 202.7 × 126 × 7.9mm | 310g |
| iPad mini（Wi-Fiモデル） | 8.3インチ | 195.4 × 134.8 × 6.3ｍｍ | 293g |
横幅は iPad mini よりも細く、片手でつかみ持ちしやすいサイズ感です。
本体重量やサイズ感は絶妙で、日常使いに最適です。
インターフェース
本体右側には電源ボタン、音量ボタン。左側には SIM/microSDスロットを用意しています。
バッテリーは 6050mAh で、長時間の使用を可能にします。
本体上部には USB Type-Cポートを備え、イヤホンジャックは非搭載です。
新たにデュアルスピーカーを備え、立体的で迫力のあるサウンド出力が可能になりました。
その他に Bluetooth 5.2（オーディオコーディック LDAC対応）、GPS、6軸ジャイロセンサー、光センサー（画面の明るさを自動調整）、重力センサー、バイブレーション機能を搭載しています。
デュアルSIM
デュアルSIMスロット（SIM2は microSDカードと排他的使用）を備えています。
対応するバンドは下記のとおりです。
- GSM：B2 / 3 / 5 / 8
- WCDMA：B1 / 2 / 5 / 8
- FDD：B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28AB / 66
- TDD：B38 / 39 / 40 / 41 です。
カメラ
カメラはリア13MP、フロント5MP で顔認証に対応しています。
素顔でもメガネをしていても、正確に認証できます。
タブレット背面のリアカメラは、2mmほど突出しています。
カメラ性能はそれほど高くはありませんが、フラッシュ機能を備えており、メモ撮りに向いています。
画面
ディスプレイサイズは 8.4インチ（解像度 1920 × 1200）です。
ベゼル幅は左右 5mm、上下 9mmほどの狭めの設計で、画面占有率は 85% です。
マルチタッチに対応し、リフレッシュレートは 60Hz です。
画面の明るさと輝度（cd/m2）を測定したところ、最大383nit を記録しました。
明るさは充分で、屋内・屋外での視認も問題ありません。
タッチスクリーンの操作感度（シングルタッチ・マルチタッチ）の平均値は 60Hz、呼び出しレートは平均 60Hz です。また、タッチ操作の反応が鈍い画面位置などもありません。
３製品を試しましたが、特定位置が浮く症状を確認しました。
システム
Android 14 に準拠した ALLDOCUBE OS 3.0（カスタムUI）です。
使い勝手はかなり良くなっていて、非常に柔軟で直感的な操作性を提供しています。
左/右側からスワイプさせることで『サイドバー』を表示させることが可能です。
選択したアプリは小窓モードで画面に表示できます。また、画面下部の『Dockバー』の中心線を移動させることにより、左側には最大６つのアプリ、右側には直近起動のアプリが表示できます。
２つのアプリを『分割画面』で並べて表示させることも可能です。
アプリ起動時に２本指で上から中央へスワイプさせ分割画面にし、別のアプリを同時に開くことができます。ただし、別アプリに変更したり、同一アプリを分割画面で開くことはできません。
中央線をダブルタップさせることで画面を入れ替えたり、移動させて画面比率を調整することもできます。中心線を最端に移動することで片側のアプリを非表示にすることもできます。
『スクリーンショット機能』も強化されています。
３本指でスワイプさせることでスクリーンショット、３本指を長押しでエリアスクリーンショットを撮ることができます。
その他に『コントロールパネル』の入れ替え、『アイコンの配列と形状の変更』などオリジナルの画面設定ができます。新機能・操作については、システムの『特徴』項目から確認できます。
発売初期に報告されていた PINコード認証の不具合や、一部のプリインストールアプリがホーム画面に追加できない問題は OTAアップデートで解決済みです。
使用感
Alldocube iPlay60 mini Pro の動画再生、電子書籍、ゲームについてチェックしていきます。
結論としては、エンタメにも最適なタブレットです。
動画
著作権管理方式のセキュリティレベルが最も高い Widevine L1 に対応しています。
Netflix などのサブスクリプションサービスで高画質な動画再生が可能です。Amazonプライムビデオでの HD画質再生についても対応済みです。
また、従来モデルと比較してデュアルスピーカーを搭載しているため、これまで以上に臨場感ある動画視聴を体験できるのもポイントです。
電子書籍
片手持ちに最適な 8インチサイズで、ぬるぬるさくさくと読書を楽しめます。
横画面では見開きページを文庫本より小さく表示、縦画面ではほぼ単行本サイズで電子書籍を楽しめます。
スマホの小さな画面よりも視認性が高く、必要に応じて夜間モードや読取りモードに切り替えることができ、目の負担を和らげることができます。
ゲーム
定番のベンチマークアプリ AnTuTuベンチマークのスコア結果は 40万点です。
スペックをそれほど求めないゲームアプリやエミュレーター（PSP）なら、比較的軽めの処理で動作するものが楽しめます。
デバイス負荷が重めのゲームアプリ『原神』や『鳴潮』などは、グラフィック設定を「低」に落とし込む必要があります。洗練されたグラフィックの美麗さや快適さを楽しむことはできませんが、基本的なゲームプレイは可能です。
また、内蔵ストレージが 128GB なのでゲームアプリを厳選するか microSDカードを活用する必要性があることや、イヤホンジャックが非搭載のため、タイミングが重要な音ゲーを遊ぶというニーズには厳しいかもしれません。
まとめ
Alldocube iPlay60 mini Pro は、電子書籍や動画を気軽に楽しめるタブレットです。
使い勝手を向上した ALLDOCUBE OS 3.0（カスタムUI）が搭載されており、ユーザーフィードバックで要望が多かったデュアルスピーカーや顔認証にも対応しています。
総合評価としては「期待値以上、買い」と評価します。
これまでも好評だった重さやサイズ感は携帯性は損なわずにそのまま、丸みのあるエッジに改善され、さらに持ちやすくなりました。決して高性能なタブレットではありませんが、ライトからミドルレベルのニーズを満たすことができるタブレットです。
一方でカメラの画質はそれほど高くなく、改善されていますがバッテリー持ちも十分ではありません。高負荷のゲームアプリには向きませんが、動画や電子書籍などのエンタメを閲覧するのには十分な性能を持ち、軽量で持ち運びやすいタブレットとして活用できます。
スペック的には従来モデル（Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE）と大きな違いはなく、買い替えを推奨するモデルとはいえません。しかし、デメリットを上回る満足度が高く、ユーザーフィードバックを反映して使いやすさが向上したモデルと評価できるでしょう。
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Alldocube iPlay60 mini Pro
一般販売価格：27,999円（税込み）
楽天市場では、5,000円オフクーポンが配布されています。
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