【2019年版】8インチサイズUMPCの人気機種を比較|どれを選べば良い?

8インチ UMPC比較

ここ最近になって多くのメーカーから UMPCが発売されています。
しかし、同じような見た目、スペックで違いがわかりづらく、正直どれを選べば良いか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、8インチサイズの人気 UMPCにスポットを当てて、本体の大きさ・重さなどのスペック、搭載されている機能の違い、気になる価格などを細かくチェックしていきます。

人気の8インチ UMPCを徹底比較!

2019年に発売された 8インチサイズの人気 UMPCを徹底比較していきます。
ここでは日本国内で、需要が高かった “人気機種” だけにスポットを当てていきます。

スポットを当てたメーカーは、GPD、One-Netbook、CHUWI、Magic-Benの4社です。
それ以外のメーカーからも 8インチサイズの UMPCは発売されていますが、比較対象から除外している点には注意してください。

GPD P2 Max

比較対象としている製品は下記のとおりです。

  • GPD P2 Max
  • OneMix 3S
  • CHUWI MiniBook
  • Magic-Ben MAG1

すべての製品で性能が高いハイスペックモデルを比較していきます。

OneMixシリーズについては、バリエーションが多いのでここでは他社製品とスペックが近い OneMix 3S をチョイスしています。

人気 UMPCのスペックを比較してみる

最初に、人気の 8インチ UMPCのスペックをみていきましょう。
似たようなスペックが並んでいるので、どれを選べば良いのか悩んでいる人も多いはずです。それだけ横並びの製品が並んでいることが確認できます。

8インチUMPC スペック比較

どの製品も Windows 10 Home、第8世代インテル® Core™ m3-8100Yプロセッサー、メモリ 16GBという構成で、後はストレージ容量・種類、I/Oポート、バッテリー容量に違いがあるといった感じです。

この中でストレージが一番早いのは、PCle MVMe M.2 2280 SSDを採用した GPD P2 Maxです。逆に遅いのは eMMC 5.1を採用した CHUWI MiniBookです。

しかし、CHUWI MiniBookには拡張ストレージ(M.2 SATA SSD)が用意されていて、そちらをブートドライブに切り替えることができます。そうすれば、ほかの製品との大きな差はありません。

各社から発売されている UMPCには、Windows 10 Homeがプリインストールされています。
Windows 10 Pro や Officeシリーズが必要という人は、この機会に超格安で手に入れましょう。

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性能が高い製品は

OneMix 3Sと他社製品の性能を比べてみると大きな差はほとんどありません。
しかし、間違いなく OneMix 3シリーズが一歩リードしています。

他社製品と比べてみても似たようなスペックが並んでいますが、OneMix 3シリーズには、OneMix 3S Platinum Edition、OneMix 3Proといった上位モデルが存在します。

発売されている OneMix 3シリーズのスペックを比べてみます。
ここでは、オーソドックスなスペックを搭載した OneMix 3も加えています。

OneMix3シリーズ スペック

OneMix 3S 以降に発売された上位モデル OneMix 3S Platinum Editionは、 第8世代インテル® Core™ m3-8500Yプロセッサー搭載していますが、放熱対策が問題視されるケースがあるので注意が必要です。

新たに発表された OneMix 3Proは、さらにパワーアップした第10世代CPU i5-10210Yを搭載することを発表しています。

価格を気にしないから、スペックが高いモデルが欲しい!という人は OneMix 3シリーズ一択です。

搭載されている機能が多いのは

搭載されている機能が多いのは、OneMix 3S、CHUWI MiniBookです。

特に CHUWI MiniBookは、販売されている価格が低いのに、スペック・機能が充実しているのでコストパフォーマンスが高い製品だと評価されています。

8インチUMPC 機能比較

※OneMix 3シリーズで、拡張スロット(M.2 スロット)があるのは、OneMix 3だけです。

それ以外の製品が劣っているかというと、そんなことはなく体感的にはほとんど変わりません。また、搭載されている機能も使う必要がなければ “ 宝の持ち腐れ ” です。

本体の大きさ・重さがコンパクトなのは

8インチサイズの UMPCは大きく3種類に分かれます。
一つは 8インチサイズの CHUWI Minibook、もう一つは 8.4インチサイズの OneMix 3シリーズ、最後に 8.9インチの GPD P2 Max、Magic-Ben MAG1です。

GPD P2 Max vs CHUWI MiniBook

ディスプレイサイズは、もちろん 8.9インチサイズの方が大きいので、本体の大きさ・重さも少しだけ大きくなります。本体の大きさ・重さはネックになりますが、画面の見やすさ・視認性といった点では優位になります。

大きさを比べてみると、一番コンパクトなのは「CHUWI Minibook」です。
ただし、本体の「厚さ」があるので、一概にはコンパクトとは言えないかも。

  1. CHUWI Minibook 201 x 128.6 x 18~19.3 mm
  2. OneMix 3S 204 x 129 x 14.9 mm
  3. Magic-Ben MAG1 207.2 x 146.5 x 17.5 mm
  4. GPD P2 Max 213 x 149.5 x 5.5~14.2 mm

次に、本体の重さが一番軽いのは「GPD P2 Max」です。

  1. GPD P2 Max 650g
  2. OneMix 3S 659g
  3. CHUWI MiniBook 660g
  4. Magic-Ben MAG1 690g

本体の大きさ・重さのどちらも、公式発表した数値を基に比較しています。

実測値では、GPD P2 Maxが 213 x 149.5 x 5.5~22 mm(ゴム足を含めた厚さ)、重さは 665g なので、この公式発表されている数値はあまり信用できない・個体差があると考えた方が良さそうです。

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GPD P2 Max vs CHUWI MiniBook

ディスプレイサイズと解像度・色合いは

どの製品もディスプレイは綺麗で、発色もはっきり・しっかりとした色合いです。

GPD P2 Max & CHUWI MiniBook

この中でも特に綺麗なのが「GPD P2 Max」です。
Magic-Ben MAG1は、未発売ですが GPD P2 Max相当になることを予想して、期待を込めて次点としています。

  1. GPD P2 Max 8.9インチ、2560 x 1600
  2. Magic-Ben MAG1 8.9インチ、2560 x 1600
  3. OneMix 3S 8.4インチ、2560 x 1600
  4. CHUWI MiniBook 8インチ、1920 x 1200

液晶ディスプレイは個体差があるので、一概にどれが良いとは言えませんが、定評があるのは GPD P2 Maxです。

CHUWI MiniBookは、やや青みがかった色合いで、OneMix 3シリーズは個体によっては黄ばみがかった色合いが確認されています。

実際の使いやすさは

一般的なキーボードの大きさ・レイアウトと比べて、8インチサイズの UMPCは特殊なキーボードレイアウト、マウス操作が採用されています。

また、どの製品も標準機能としてタッチスクリーン、指紋認証を搭載しています。
あとは付加価値を高めた バックライトキーボード、タッチペンによる筆圧感知、ディスプレイが 360度回転する 2in1スタイルなどを求めるかどうかです。

この部分については、個人的な好みが強くなる部分ですが、総合的に操作性が優れているのは「Magic-Ben MAG1」になると思います。

ただ、Magic-Ben MAG1は、発売すらされていない製品なので未知数ですけど・・・。

  1. Magic-Ben MAG1
  2. GPD P2 Max、OneMix 3S、CHUWI MiniBook

どの製品も一長一短なキーボードと言わざるを得ませんが、キーボードレイアウトは OneMix 3シリーズ相当、マウス操作はタッチパッドを採用した Magic-Ben MAG1は、後発製品だけに “良いとこ取り” していると言えるでしょう。

一般的なノートパソコンライクで使いたいという人は、GPD P2 Max、Magic-Ben MAG1を選ぶのがベストです。

日本国内で購入しやすいのは

日本国内で購入しやすいのは、GPD製品、One-Netbook社の製品です。
正規販売店・通販サイトの販売だけでなく、家電量販店の店頭でも購入できます。

この中でもサポート体制がしっかりしているのは GPD製品です。
修理やサポート体制について熟練してきていると見て良いでしょう。

  1. GPD P2 Max、OneMix 3S
  2. CHUWI MiniBook
  3. Magic-Ben MAG1

今後、CHUWI MiniBook、Magic-Ben MAG1も日本国内で手軽に購入できるようになるとは思いますが、少し時間がかかりそうです。

Magic-Ben MAG1は、日本国内の販売店・代理店が決まっていないので最下位としています。

価格が安いのは

国内・海外で販売されている価格を比べると安いのは「GPD P2 Max」です。
※割引クーポンなどを適用していない価格です。

ただし、OneMix 3S は、メモリ 8GB、ストレージ容量 256GBの下位モデル OneMix 3がありお求め安い価格で販売しています。

製品名GPD P2 MaxOneMix 3SCHUWI MiniBookMagic-Ben MAG1
国内価格87,990円116,999円未発売未発売
海外価格95,634円99,697円未発売87,955円

国内価格はアマゾンを参考値にしています。
海外価格は GPD製品はオフィシャルサイトを、それ以外は GeekBuyingを参考値としています。

結局、どれを選べば良いの。

結論としては「どの製品を購入しても正解」です。

こういった UMPCを購入する人のほとんどは、別に使えるパソコンを持っている人だと思います。なので、サブ利用として “どこを重視しているか” が選ぶポイントになってくるはずです。

ということで、重視するポイント別に “おすすめ” したい製品をご紹介していきます。

ノートパソコンライクに使いたいのなら「GPD P2 Max」

8インチサイズの UMPCって大きそうで、意外と小さいです。
そうなると、ノートパソコンライクの操作性で使いたいという人も多いはず。

そんな人におすすめなのが GPD P2 Max です。
ディスプレイサイズは 8.9インチと見やすく・視認性は高く、ジェスチャー機能も対応しているタッチパッド付きです。

カテゴリとしては、UMPC というよりかは、UltraBook(ウルトラブック)が近いですね。

GPD P2 Max

他社製品と比べても GPD社の知名度は高く、日本国内でも多くの通販サイト・販売代理店・家電量販店で購入できます。お求めやすい価格に落ち着いていることもポイントです。

日本国内で修理・サポートといった対応も受けられるので、これから UMPCを初めて購入したいという人にも安心です。

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スペック重視で選ぶなら「OneMix 3シリーズ」

OneMix 3シリーズには、多くのバリエーションが用意されています。
そして、 他社を圧倒するスペックを搭載している分、平均的に価格が高いです。

「価格は気にしない」「高スペックは正義」という人は、OneMixシリーズ 一択です。
製品の完成度も高く、ネット通販・国内代理店・家電量販店で購入できるので、実際に手にして試せるのもポイントです。

OneMix 3S Platinum Edition

オーソドックスな機能を搭載した OneMix 3、ハイスペックモデルの OneMix 3S、他社を圧倒するスペックを搭載した上位モデル OneMix 3S Platinum Edition、それを超える新たな上位モデル OneMix 3Pro(発売予定)から選べます。

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コストパフォーマンスを重視したい人は「CHUWI MiniBook」

総合的なスペック・機能を搭載していて、安い UMPCが欲しい人はこれ!
一番コストパフォーマンスが高いのは CHUWI MiniBook です。

他社製品に搭載されている機能は “全部入り” 、弱点であるストレージ(eMMC 5.1)は SSDを増設すれば解決できるという点も評価できます。

8インチUMPC「CHUWI MiniBook」ファクトリーモデルを実機レビュー

8インチサイズの UMPCの中で CHUWI MiniBookだけが、プリントされた日本語キーボードをサポートするところもポイントです。

日本国内だけでなく、海外通販サイトでも発売はされていません。
現在は、クラウドファンディングでのキャンペーンでのみ受付しています。

一般販売が始まるには、もう少し時間がかかる UMPCと考えて良いでしょう。

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実力は未知数、ダークホースを狙うなら「Magic-Ben MAG1」

UMPCのベンチャー企業として登場した Magic-Benのデビュー作。
まったく実績がなく、実力は未知数、どちらかといえば “玄人向け” 。

そんな冒険心がある人におすすめなのが Magic-Ben MAG1 です。

GPD P2 Max の機能(液晶ディスプレイは 8.9インチ、タッチパッド)と、OneMix 3シリーズのキーボードレイアウト(6列)の “おいしいとこ取り” をした製品です。

MAG1 Magic-Ben

2019年10月10日に、海外通販サイト GeekBuyingで先行してプレセールが開始されます。
購入するのなら、他社製品に負けない Magic-Ben MAG1 ハイスペックモデル一択でしょう。

この記事では、8インチサイズの人気 UMPCにスポットを当てて、独自の基準で評価をしてきました。これからも成長が著しい UMPC製品の情報を追加していきます。

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