クレジットカードサイズの小さな中華ゲーム機「TRIMUI MODEL S」は、定番クラシックゲーム向けの低スペックなエミュレータ向けに活躍できる中華ゲーム機です。
独自チューニングされたシステムを搭載し、カードサイズの 8bitゲームマシンと知られる Arduboy によく似たデザイン、これまでになかった本当のポケットサイズを求めていた人向けの極小・軽量モデルです。
販売価格も安く購入しやすい TRIMUI MODEL S のスペック、特徴、使い方、エミュレータ性能などをご紹介していきます。
TRIMUI MODEL S の価格・販売ストア
TRIMUI MODEL S は、海外通販ストア・国内ストアで販売しています。
販売価格はざっくりと調べると、4,500~5,999円といった感じです。
カラーバリエーションは全5色で、金属バックプレート・基板カラーが異なります。
【日本国内向け】クレジットカード決済・代引き対応
万が一のサポートも日本語対応、クレジットカード決済・代引きにも対応している中華ゲーム機専門ストア:Whatsko.jp です。定期的にセールも開催されています。
【グローバル向け】安心のPayPal決済対応
通販サイトで「クレジットカード決済するのには不安がある」という人は、保護措置がある PayPla決済が利用できるストアがおすすめです。万が一の事故のとき返金手続きが、クレジットカード決済より安心・簡単です。
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TRIMUI MODEL S のスペック
中華ゲーム機 TRIMUI MODEL S のスペックを詳しく見ていきます。
極小・軽量モデル&スペックは限定的ですが、特定エミュレータ向けに活躍できるモデルです。
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
極小・軽量モデル「TRIMUI MODEL S」をチェックしていく
TRIMUI MODEL S の際立つポイントは、Arduboy のようなデザインに、クレジットカードサイズの小ささです。価格も安く・低スペックでも “ここまで遊べる” をチェックしていきます。
TRIMUI MODEL S の付属品
マニュアル(英語)、USB Type-Cケーブルが付属します。
マニュアルは英語のみの表記ですが、使い方・設定方法などが詳しく記載されています。
この記事では使い方・設定方法なども詳しく解説していきます。
Arduboyデザイン、ビルドクオリティはしっかり
カードサイズの 8Bitゲームマシンの Arduboy によく似たデザイン、価格も安いことから期待はできないという先入観を持っていましたが、その期待は良い意味で裏切られました。
手に取ってみるとビルドクオリティはしっかりしていて、実際に手に取ってみるとクレジットカードサイズでありながら手になじむサイズ感です。
Arduboy と TRIMUI MODEL S を並べてみると、まるで同じモデルシリーズのように見えます。
十字キー、ボタンなどもがたつきはなく、総合的なビルドクオリティも高いです。
液晶ディスプレイは2インチと小さく・シンプルな造形ながらも、同価格帯(4,000円~5,000円台)の中華ゲーム機よりもデザイン・ビルドクオリティは評価できます。
重さはわずか 65g、公式スペックよりも軽い
TRIMUI MODEL S の大きさは 56 × 106 × 10mm と公式発表どおりでしたが、重さはわずか 65g と公式スペックよりも軽い結果となりました。
スペックは異なりますが、直近で発売された極小サイズの中華ゲーム機 RG280V と比べると重さは半分くらい、ポケットに入れても重さを感じません。
シンプルで使いやすい初心者向け
TRIMUI MODEL S を使うのに、特別な知識は必要ありません。
搭載されている I/Oポートも USB Type-C、microSDカードスロットのみです。
その反面、イヤホンジャックや外部コントローラーは USB Type-C経由での接続、音量調整・明るさ調整はシステム設定のみに限定されます。必要最低限のシンプルな使いやすさを追求したモデルといえます。
バッテリー持続時間
TRIMUI MODEL S を Volume 15、BGM Volume 0、Brightness 10 でゲームプレイをしたところ、バッテリー持続時間は3~4時間ほどでした。
バッテリーが消耗してくると、液晶ディスプレイのバックライトが暗くなってきます。
完全にバッテリーが消耗する前にステートセーブ、給電・充電を行いましょう。
TRIMUI MODEL S の使い方・初期設定
TRIMUI MODEL S の使い方・初期設定を解説していきます。
わかりやすいシステム・UI なので、説明書を読まなくても操作できるでしょう。
ファームウェアが古い初期ロットの場合は、必ずファームウェアをアップデートしましょう。
一部エミュレータ・ゲームタイトルでは、本来のセーブ・ロード機能が使えません。
代替機能としてステートセーブ・ロード機能を使うことをおすすめします。
おすすめの初期設定
選べる言語は中国語・英語のみで、日本語はありません。
- SETTING(⚙アイコン)で「Language」を English に変更
- 音割れ防止のため「Volume」を 15 前後に変更
- メインメニューで常時BGMが再生されるので「BGM Volume」を 0 に変更
- ゲームタイトルによって使いやすい「Keys Map」を切り替える
基本的な使い方
microSDカード直下に「Roms」フォルダを作成して、その下に RETROGAMEメニューに表示されるエミュレータ名のフォルダを作成して保存すると読み込みがスムーズです。
同じように microSDカード直下に「Imgs」フォルダを作成して、同じフォルダ構成・ファイル名で画像ファイルを保存すれば GAMEINFO 画面で画像を表示させることも可能です。
- microSDカードにゲームイメージを保存する
- SETTING から「Refresh Roms」を選択する
- RETROGAME からエミュレータを選択する
- ゲームタイトルを実行する
- MENUボタンでステートセーブ・ロード、終了など
補足:メインメニューから「FILE」を選択して、microSDカードに保存したゲームイメージを探して直接実行することもできます。また、USB Type-C 接続しても本体内部ストレージ、microSDカードスロットにはアクセスできません。
ファームウェアのアップデート
TRIMUI MODEL S のファームウェアアップデートは簡単です。
下記の手順を参考にしてください。アップデート中は絶対に電源OFF にはしないでください。
- 公式サイトでファームウェアをダウンロード
- 解凍せずに microSDカードに ZIPファイル保存
- 本体に microSDカードを差し込み、電源ON
- メニュー画面から「FILE」を選択
- 保存した ZIPファイルを選択して Aボタンで実行
- アップデート完了するまで待つ(5分程度)
- SETTING から「Refresh Roms」または「Factory Reset」を実行
- 再起動して完了
定番クラシックゲーム専用機として活躍できる
TRIMUI MODEL S のスペックは決して高いものではありません。
最近の中華ゲーム機では当たり前のように遊べるプレイステーションは動作が厳しく、一部のエミュレータ・ゲームタイトルでは画面のチラつき・遅延が確認できました。
ゲームボーイ、ゲームボーイカラーのエミュレータでは、スケールが少しおかしな点も見られますが、小さいながらも操作性は良く、ファミコン、メガドライブ、ゲームギア、PCエンジンなどのエミュレータであれば、そこそこ快適に遊べます。
液晶ディスプレイは2インチでゲームボーイミクロサイズなので、文字が小さな RPGゲーム、弾をよけるシューティングゲームをメインで遊ぶ人は、視力・年齢によってはゲームプレイがかなり厳しくなる点には注意しましょう。
発展途上な独自システム・エミュレータにもかかわらず、動作可能なゲームタイトルは多いのが特徴です。今後のファームウェアアップデートによっては動作だけでなく、快適に遊べるレベルまで高められるポテンシャルを秘めた中華ゲーム機と評価します。
基本的には定番クラシックゲームを遊ぶことに限定されますが、購入しやすい価格に高いビルドクオリティに操作性、何よりも重さを感じさせない極小・軽量モデルを探している人におすすめな中華ゲーム機です。
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