オープンソースのゲームコンソール GCW Zero を知っていますか。
エミュレータだけでなく、自作したゲームもプレイできるゲームコンソールとして、2013年に出資募集を開始して、成功を収め商品化されたゲームコンソールです。
GCW Zero を進化させたゲームコンソール
その意思を受け継ぎ、発表された中華ゲーム機が「RG350」です。
操作性をパワーアップさせただけでなく、特にスーパーファミコン、プレイステーションのエミュレータ機能に特化しました。
海外通販サイトでも正式リリースされたことが確認できたので、ご紹介していきます。
「RG350」は、GCW Zero の後継機となりえるのか。
2013年にクラウドファンディングサイト:Kickstarter で出資募集を開始、実際に商品を発売した GCW Zero は、今でも多くのゲームコンソール マニアに愛されています。
GCW Zero の生産・サポートは終了
残念ながら、GCW Zero の生産・サポートは、数年前から音沙汰がない状況です。
公式ウェブサイト・提携通販サイトでも販売を終了しています。
そんな状況を打破すべく、GCW Zero の操作性・機能をパワーアップさせた後継機にふさわしい「RG350」が登場しました。しかも、GCW Zero とは関係なさそうな中国メーカーから。
この記事では正式リリース、海外通販サイトでの発売も始まった RG350 のスペック、特徴、カラーバリエーションなどを詳しくチェックしていきます。
RG350 のスペックを見ていく
GCW Zero をパワーアップさせた RG350 のスペックを詳しく見ていきましょう。
中華ゲーム機でも気になるポイントなので、しっかりとチェックしていきます。
購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
GCW Zero とよく似たスペックを搭載している
RG350 のスペックを確認してみると、CPU は JZ4770、RAM は 512MB DDR2、内蔵ストレージは 16GB、ディスプレイサイズ 3.5インチ・・・。
これ、GCW Zero とほぼ同じスペックなんです。
しかし、microSDカードスロット(128GBサポート)、中華ゲーム機では珍しい USB Type-C 対応、本体の大きさ・重さも小型・軽量化されています。
操作性も向上、チューニングされたファームウェア
GCW Zero にはなかったボタン( L2 / R2ボタン、音量ボタン、アナログパッドなど)を追加することで操作性を向上しています。
搭載されているファームウェアについても GCW Zero 時代に搭載されたものと比べるとチューニングされています。
メーカーからも発表されている通り、スーパーファミコン(SNES)、プレイステーション(PS1)の幅広いゲームタイトル、はるかに優れたエミュレータ機能を搭載しています。
本体の大きさ・重さはちょうど良い
RG350 の本体の大きさは、73 × 145 × 14 mmで、重さは 160g です。
Newニンテンドー3DS の大きさが、80.6 × 142 × 21.6 mm(折りたたみ時)、重さ 253g と比べるると小型・軽量で、おおよそのイメージができると思います。
Dingux搭載で多くのエミュレータをサポート
Dingux搭載の携帯型ゲームコンソールなので、多くのエミュレータをサポートしています。
縦画面・横画面のどちらでも遊べるのは大きなアドバンテージといえるでしょう。(すべてのゲームタイトルをサポートしていません)
今までに発売された中華ゲーム機よりも、ボタン類が充実しているので「本格的にゲームを遊べるデバイス」が登場した、という感じがします。
スーパーファミコン、プレイステーションだけでなく、 ファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ、セガ・マスターシステム、PCエンジン、ネオジオなどのゲームイメージに幅広く対応しています。
必要最低限の付属品のみ
当たり前のことを言いますが、RG350 は “中華ゲーム機” です。
付属品は必要最低限のモノしかなく、日本語が書かれたマニュアルもなく、詳しい操作説明・解説などは一切ありません。
一般的に中華ゲーム機は、設定や操作性にクセがあり、初心者向けではありません。
しかし、何とも言えない魅力があり、世界中のレトロゲーマーに愛用されています。
カラーバリエーションは3種類
この記事執筆時点での、カラーバリエーションは全3種類です。
GCW Zero をベースとした「ブラック」のほか、スケルトンカラーの「クリスタルブラック」、ゲームボーイライクな「グレー」を用意しています。
ゲームボーイ好きなので、グレーとかなり悩みましたが・・・ GCW Zero 愛用者・思い入れがある人なら、ブラック一択でしょう。
Dingux搭載の中華ゲーム機の中でも、3.5インチという大きなディスプレイ、好評だった GCW Zero のスペックに操作性・エミュレータ機能を強化した RG350。
GCW Zero の後継機として、ふさわしい携帯型ゲームコンソールかを、その目で確かめてみてください。海外通販サイトだけでなく、アマゾンでも購入できます。
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