ゲームボーイアドバンスクローンとして大成功を収めた「Revo K101 Plus」が、5年ぶりにリメイクされて再登場しました。大きく変わったのはファミコンライクなデザインで、使いやすさ・機能・対応するゲームタイトルなどはそのままです。
ひっそりと製造・販売を終了していたモデルが、カスタムモデル制作で有名な Rose Colored Gaming の限定モデル Kenkin にそっくりなデザインを加えて戻ってきました。しかも価格は限定モデルのおよそ3分の一です。
5年ぶりに再登場してリメイクされた、ゲームボーイアドバンスのカートリッジがそのまま使えるゲームコンソール Revo K101 Plus をご紹介していきます。
Revo K101 Plus の価格・販売ストア
Revo K101 Plus は、海外通販ストアを中心に販売しています。
価格はざっくり調べると、8,599円~9,990円、カラーバリエーションは2つ(ファミコンモデル、ゲームキューブモデル)です。
海外通販サイトで購入する場合は PayPal などの保護措置がある決済方法を利用しましょう。
万が一の事故のとき返金手続きが、クレジットカード決済より安心・簡単です。
Revo K101 Plus のスペック
ゲームボーイアドバンスクローン Revo K101 Plus のスペックを詳しく見ていきます。
特化したゲームコンソールなので、基本スペックは高くはありません。
- システム:ゲームボーイアドバンスクローン
- CPU:ARM7+ARM9 16.67 MHz、DRAM:50 MHz
- グラフィックス:専用GPUハードウェア
- サウンド:専用SPUハードウェア回路
- スピーカー:シングルスピーカー(モノラル)
- 液晶ディスプレイ:2.8インチ TFT液晶、解像度:960 × 480(最大)
- バッテリー:890mAh(Nokia BL-5B)
- 大きさ:145 × 65 × 19mm(実測値)
- 重さ:141g(専用カートリッジ含む実測値)
- その他:イヤホンジャック、明るさ調整、ボリューム調整
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
Revo K101 Plus をしっかりチェックしていく
ゲームボーイアドバンスクローン Revo K101 Plus をしっかりチェックしていきます。
過去に Revo K101、Revo K101 Plus のレビューをしてきましたが、改めて付属品から基本的な使い方・設定、特徴、データ転送、対応ゲームタイトルなどを徹底解説していきます。
Revo K101 Plus の付属品
プラスドライバー、USB miniBケーブル、AVケーブル(TV出力)、ガラスフィルム、レンズクリーナーが付属します。過去製品と比べてみると、ACアダプタの付属はなく、液晶保護フィルムもガラスフィルムに変更されています。
使い方・基本操作が書かれたマニュアルなどは付属しませんが、ゲームボーイアドバンスクローンなので、基本的な使い方で迷うことはないはずです。
デザイン性・ビルドクオリティはさらに向上した
5年ぶりに再登場した Revo K101 Plus の最大の特長はデザイン性です。
2つのモデルがリリースされましたが、特にファミコンモデルは金属プレートを採用した Rose Colored Gaming の限定モデル kenkin にそっくりです。
もともとのビルドクオリティの高さに加え、過去製品の中でも最も優れたデザインの組み合わせは、実用性が高いだけでなく所有欲も十分に満たしてくれます。
必要に応じてはがしてお使いください。
充電・給電するのに USB miniBケーブルが必要
Revo K101 Plus は復刻モデルと位置づけです。
デザイン性が向上していますが、仕様はそのままで目新しさはありません。
現在は充電・給電するのに、microUSBケーブル、USB Type-Cケーブルのどちらかを使うことが一般的です。Revo K101 Plus を充電・給電するのには一昔前の USB miniBケーブルを使います。
明るさ調整・ボリューム調整は独立している
本体上部中央に5段階の明るさ調整ボタン、本体右側面にはボリューム調整ができるダイヤルを備えています。中華ゲーム機などにありがちなホットキー(複数キーを同時押し)ではないので、お好みで調整しやすくなっています。
ちなみに明るさ調整ボタンは、ホットキーの組み合わせボタンとしても使われています。
すべてのホットキー・ショートカットキーは後ほど詳しく説明していきます。
落下防止用のストラップホールを用意
Revo K101 Plus には落下防止用のストラップホールが備わっています。
ストラップを用意して取り付ければゲームプレイ・持ち運びするときの落下防止に役立ちます。
ボタンの押し心地・操作性は評判どおり
Revo K101 Plus の操作性・ボタンの押し心地は評価されています。
復刻された Revo K101 Plus には、ボタンの高さ・押し心地が改良された後期モデルのボタン、本体基板が採用されています。
Xボタン、Yボタンが備え付けられていますが、ゲームボーイアドバンスクローン機なので、使い道がない飾りボタンです。せめて、復刻したのならショートカットキーとして機能できるようにして欲しかったところです。
汎用バッテリー搭載で、気軽に交換できる
Revo K101 Plus の内蔵バッテリーは汎用性が高い Nokia BL-5B を採用しています。
海外通販サイト・国内通販サイトの両方で簡単に手に入るバッテリーなので、万が一持ちが悪くなっても気軽に交換できるので安心です。
バッテリー持ちは4~5時間といったところで、バッテリ―残量が 20%を切ると、LEDランプが緑色から赤色に変わります。
ゲームボーイシリーズと比べてみて
Revo K101 Plus が発売された当初から、液晶ディスプレイはゲームボーイミクロよりも大きく・鮮明で見やすい。ゲームボーイアドバンス専用カートリッジがほぼすべて動作すると評価されています。
ゲームボーイアドバンスの通信用ポートを備えているので、Revo K101 Plus 同士で接続したり、ゲームボーイアドバンスと接続して対戦などのデータ通信を楽しめます。
液晶ディスプレイはオリジナルよりも優れていますが、2020年になって発表されたゲームボーイアドバンスの IPS液晶交換キットと比べると、視野角や残像といった点で劣ります。
ほぼすべてのゲームボーイアドバンスゲームに対応
Revo K101 Plus には、専用カートリッジ「K-CARD」が採用されています。
microSDカードにゲームイメージを保存することでゲームタイトルを起動できます。
Revo K101 Plus は、ほぼすべてのゲームボーイアドバンスのカートリッジ、ゲームタイトルに対応しています。しかし、ファミコンミニシリーズなどの特定のゲームタイトルは起動できません。
また、ゲームボーイアドバンス以外の家庭用ゲーム機・携帯型ゲーム機のゲームタイトルを起動することはできますが、音割れ・画像乱れなどが発生しするので実用的ではありません。
あくまでもゲームボーイアドバンスクローン機として使いましょう。
フラッシュカートリッジは使えない
ゲームボーイアドバンスのフラッシュカートリッジとして知られている、EverDrive GBAシリーズ、EZ-Flashシリーズは Revo K101 Plus では正しく動作しません。
動作するのは、ゲームボーイアドバンス専用カートリッジ、専用カートリッジ K-CARD のみです。ゲームボーイアドバンスクローン機ですが、ゲームボーイ、ゲームボーイカラーなどのゲームカートリッジも動作しないので注意してください。
Revo K101 Plus の使い方・初期設定
Revo K101 Plus の使い方・初期設定を詳しく解説していきます。
基本はゲームボーイアドバンス専用カートリッジで遊んだり、専用カートリッジ K-CARD にゲームイメージを保存して起動するだけです。
Revo K101 Plus の日本化は簡単
L/Rボタンでオプション画面を表示させて、Language で日本語化すればよりわかりやすい設定が行えます。ヘルプを表示させればホットキー・ショートカットキーを確認できます。
ホットキー・ショートカットキー
Revo K101 Plus のホットキーリスト(ショートカットキー)をご紹介します。
よく使う便利なホットキーも含まれているので参考にしてみてください。
- 明るさい調整:*ボタン
- Auto-Fire Switch:*ボタン+Aボタン
- チートスイッチ:*ボタン+Bボタン
- バックアップセーブ:*ボタン+STARTボタン
- LCD/TV 切り替え:*ボタン+左ボタン
- NTSC/PAL 切り替え:*ボタン+右ボタン
- 表示モード切り替え:*ボタン+下ボタン
- スリープモード:*ボタン+Rボタン
- メニュー画面に戻る:*ボタン+Lボタン
- RTCスイッチ:*ボタン+上ボタン
懐かしさと新しさが共存したモデル
5年ぶりに登場したゲームボーイアドバンスクローン「Revo K101 Plus」は、使いやすさ・機能・対応するゲームタイトルは当時のままで特出した機能はありません。
本体のフラッシュメモリに書き込まれているファームウェアも、2016年3月10日バージョンで新しいものではなく、ゲームボーイアドバンス以外のエミュレータ性能も変らず、Xボタン・Yボタンも割り当てできないままです。
ただ、大成功を収めたモデルだけあって、ゲームボーイアドバンスクローンとしての互換性は高く、操作性・ボタンの押し心地も良いです。液晶ディスプレイの見やすさ・鮮明さはオリジナルよりも優れています。
もともとのビルドクオリティの高さに加え、新しく2つのモデル(ファミコンモデル、ゲームキューブモデル)を追加しました。特に Rose Colored Gaming の限定モデル Kenkin にそっくりなファミコンモデルをおすすめします。
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