【レビュー】Retroid Pocket 6|有機EL&Snapdragon 8 Gen 2搭載のAndroidゲーム機

Retroid Pocket 6 レビュー

Androidゲーム機「Retroid Pocket 6」は、Retroid Pocketシリーズの次世代フラッグシップモデルです。Snapdragon 8 Gen 2 プロセッサを搭載し、左側の方向ボタンとアナログスティックの配置をユーザーが選択できる柔軟な設計を採用しています。

Retroid Pocket 6 の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。


Retroid Pocket 6 について

Retroid Pocket 6 に関する情報をまとめたページです。
公式ストアで購入した実機(12GB / 256GBモデル)です。
提供品の有無にかかわらず、コンテンツの内容には一切影響していません。

価格・販売ストア

Retroid Pocket 6 スペック・特徴

Retroid Pocket 6 は、公式ストアおよび海外通販サイトを中心に販売されています。
カラーラインナップは、シルバー、16Bit、ブラック、オレンジ、ライトパープル の全5色。

スペックの異なる 2モデルに加え、左側コントローラーの配置を選択できます。
シリーズを通して高い人気を誇るモデルで、現在はプレオーダーを受付中です。

・Retroid Pocket 6
 販売価格:229ドル~279ドル(送料別)

製品仕様とスペック

Retroid Pocket 6 のスペックについて詳しく見ていきます。

製品名Retroid Pocket 6
画面5.5インチ、有機EL(AMOLED)
解像度 1920 × 1080、16:9
400PPI、マルチタッチ
リフレッシュレート120Hz
OSAndroid 13
SoCQualcomm Snapdragon 8 Gen 2
RAM8GB / 12GB
LPDDR5X
ストレージ128GB / 256GB
UFS 3.1
バッテリー6000mAh
インターフェース

USB Type-Cポート
イヤホンジャック
microSDカードスロット
ステレオスピーカー
バイブレーション
アクティブ冷却ファン
RGBライトエフェクト

ワイヤレス通信Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3
大きさ210.4 × 86.6 × 17.2mm
重さ320g
素材ABS樹脂素材

免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。


Retroid Pocket 6 のレビュー

Retroid Pocket 6(12GB / 256GBモデル)をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、システム、エミュレーター性能に加え、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。

付属品

Retroid Pocket 6 付属品

1. デザインカード
2. マニュアル
3. 検査合格証
4. USB Type-Cケーブル

大きさ・重さ

Retroid Pocket 6 大きさ・重さ

大きさは 210.4 × 86.6 × 17.2mm、重さは 310g(実測値)です。
プラスチック筐体(ABS樹脂素材)を採用した標準的な重さで、ニンテンドーDSi LL(314g)に近い重さです。

コントローラー面にはオールガラスを採用しており、光沢感のある高品質な仕上がりです。
多くの Androidゲーム機が素材色そのままの仕上げである中、高品質な塗装が施されているのは印象的です。

シルバーは PS Vita(PCH-2000)のアイスシルバーを彷彿とさせる上品な輝きが特徴となっています。携帯ゲーム機の大手メーカー製品と比べても遜色のない、高いデザイン性とビルドクオリティを備えているのも大きな魅力といえるでしょう。

サイズ感

Retroid Pocket 6 サイズ感

参考として、PS Vita(PCH-2000)や Nintendo Switch を並べてみました。
サイズ感としては、Nintendo Switch Lite よりやや縦長で、グリップ部分のぶん厚みがある感じです。

Retroid Pocket 6 サイズ感

続いて、Androidゲーム機の AYN Odin3 と Retroid Pocket 5 を並べてみました。
従来モデル(RP5)よりサイズや重さはやや増していますが、体感的には大きな差は感じません。

重量バランスがよく、長時間使っても手が疲れにくい印象です。
大きめのポケットにも収まるサイズ感で、持ち運びもしやすく感じました。

インターフェース

Retroid Pocket 6 インターフェース

上部に電源ボタンと音量調整ボタンを配置し、下部には microSDカードスロット、イヤホンジャック、USB Type-Cポートが並んでいます。

デュアルフロントスピーカーはコントローラー面の左右に搭載されており、手でふさぎにくい配置です。音量も十分で、クリアさと臨場感を兼ね備えたサウンドを楽しめます。

Retroid Pocket 6 インターフェース

ワイヤレス通信機能として、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3 を搭載しています。
その他に、マイク、バイブレーション機能、6軸ジャイロセンサーを備えています。

Retroid Pocket 6 RGBライトエフェクト

左右のアナログスティック周りには RGBライトエフェクトが搭載されています。
LED のオン・オフや輝度調整、RGBカラーおよび照明効果の変更が可能です。

Retroid Pocket 6 インターフェース

バッテリー容量 6000mAhで、バイパス充電のほか充電制限にも対応しています。
また、冷却能力に優れた静音タイプのアクティブ冷却ファンが搭載されています。

体感的にも本体が温かくなるような発熱は見られませんでした。
デバイスから約50cm 離れた位置で測定したところ、最小時は騒音計が反応しないほど静かでした。

最大時でも「サー」という低めの風切り音に留まり、高音が目立つことはありません。
全体としては、標準よりも静かな部類(約34dB)に収まっています。

画面

Retroid Pocket 6 画面

リフレッシュレート 120Hz の 5.5インチ AMOLED(有機EL)を搭載しています。
全面ガラス張り・ベゼルレスのディスプレイが特徴で、アスペクト比は 16:9、解像度は 1920 × 1080、画素密度は 400PPI と高精細です。

ディスプレイはネイティブでポートレート(縦長)表示に対応しており、10点マルチタッチをサポート。リフレッシュレートは最大 120Hzで、用途に応じて 60Hz / 120Hz を切り替えて使用できます。

Retroid Pocket 6 ディスプレイ

明るさと輝度(cd/m2)を測定したところ、最大755nit を記録しました。
リフレッシュレート 120Hz 選択時のタッチスクリーンの操作感度(シングルタッチ・マルチタッチ)の平均値は 121Hz、呼び出しレートは平均 120Hz です。

有機EL ならではの引き締まったコントラストと高い輝度が魅力です。
多くのゲームジャンルに対応しやすい汎用性の高い解像度を備えていますが、定番レトロゲームの一部では 16:9 の画面比率には適していないことに注意が必要です。

なお、関連ブランドの AYN シリーズで採用されている OLED 残像防止やアンチエイジング保護、60Hz / 120Hz を自動で切り替えるスムースディスプレイ機能は搭載されていません。

Retroid Pocket 6 デュアルスクリーン

Retroid Pocket から販売されている「Retroid Dual Screen Add-On」を装着することで、Retroid Pocket 6 をデュアルスクリーン化できます。

1画面では視認性に課題があるニンテンドーDS や ニンテンドー3DS、Wii U などのエミュレーターでも、上下画面を分けて表示できるため、より快適なプレイ環境を実現できます。

なお、Retroid Dual Screen Add-On には 2種類のモデルがありますが、Retroid Pocket 6 の縦幅に合うのは『Retroid Device』向けモデルです。購入する際は対応モデルを間違えないように注意しましょう。

Retroid Dual Screen Add-On のバッククリップは交換可能です。
必要に応じて交換用クリップを別途購入しておくと安心でしょう。

操作感

Retroid Pocket 6 操作感

持ちやすさ、操作感ともに着実に洗練され、完成度を高めた仕上がりです。
ABXYボタンサイズは 7.7mm、ストロークは 1.5mm のメンブレン方式を採用。方向ボタンはドームスイッチが使われていて、全体としては軽快な操作感にまとめられています。

従来モデルの Retroid Pocket 5 と比べると、サイズや重量はやや増していますが、スティック形状の変更や大型化した ABXY ボタンにより操作性は向上。課題とされていたグリップ形状も改善され、完成度は一段引き上げられた印象です。

Retroid Pocket 6 操作性

左側のアナログスティックと方向ボタンのどちらを上部に配置するか選択できます。
公式が集計した結果を見ると、人気が高いのはスティックが上配置の STICK_TOP のようです。。

スティック形状は見直され、指先にフィットするグリップ感を備えた形状へと進化しました。
本体カラーに合わせて、ボタンやスティックも統一感のあるカラーリング(オレンジを除く)が採用されている点もポイントです。

Retroid Pocket 6 押し心地

ABXY ボタンのパチパチ音は大きく抑えられており、静音性は従来モデルから大幅に向上しています。
方向ボタンは PS Vita クローン形状を採用し、しっかりとした底打ち感があるのも好印象です。

また、L1 / R1 ボタンには、どの方向からでも押しやすいメカニカルな押し心地のボタンを採用。L2 / R2 ボタンはデジタルとアナログの両入力に対応しており、レースゲームなどで求められる繊細な入力にも対応できる構成となっています。

Retroid Pocket 6 トリガー

方向ボタンとABXYボタンには、透明感のあるクリアパーツが組み合わされており、光沢感のある質感が特徴です。トリガーボタンやグリップ部分も、丸みがあるつるりとした手触りに仕上げられています。

一方で、テクスチャー加工が施されていないため滑りやすく、指の置き方によっては、方向ボタンや ABXYボタンからアナログスティックへ指を移動する際や、ボタン操作時にアナログスティックに触れてしまう場面がありました。

Retroid Pocket 6 持ちやすさ

背面のグリップは従来モデルの Retroid Pocket 5 よりも高さがあり、しっかりと握りやすくなっています。バックボタンも搭載されており、操作の幅が広がる点は好印象です。

全体として操作感やデザイン性の完成度は確実に向上していますが、AYN Odinシリーズのコントローラーと比べると、どちらかといえばライトユース・カジュアル向けの仕上がりと感じました。

Retroid Pocket 6 デッドゾーン

アナログスティックのデッドゾーンや可動域は最適化されています。
スティック軸のわずかなズレもほぼ感じられず、測定結果も良好でした。

Androidゲーム機はエミュレーターアプリが豊富な反面、入力遅延を感じやすい傾向があります。ただし、繊細な操作を必要としないゲームなら特に問題はないでしょう。

システム

Retroid Pocket 6 システム

システムは Android 13 を搭載しており、Google Play ストアに対応しています。
プリインストールされているアプリは必要最小限に抑えられていて、エミュレーターアプリの導入や設定はユーザー自身で行う必要があります。

初期セットアップ時、設定画面で「日本語」に設定できます。また、ホームアプリは標準の『Androidデスクトップ』と独自UI の『ハンドヘルドデスクトップ』を選択できます。

Retroid Pocket 6 システム

画面上部から引き出せるパネル「クイック設定パネル」では、画面の明るさ調整や自動回転のロック、パフォーマンスや内蔵ファンモードの切り替え、ホバーアイコンのオン/オフなどの切り替えが可能です。

Retroid Pocket 6 システム

ホバーアイコンをオンにすると、ゲーム起動後に画面右側へのスワイプ操作でメニューを表示できます。リマッピング機能である「ボタンアダプテーション」を設定すれば、タッチ操作を物理ボタンに割り当てられます。

Retroid Pocket 6 システム

より詳細な設定は、システム項目内の「ハンドヘルドの設定」から変更できます。
なお、デュアルスクリーン(Retroid Dual Screen Add-On)を使用する場合は、事前に「テレビと接続」の項目を切り替えてから利用するとスムーズです。

システム全体の構成は、これまでの Retroid Pocketシリーズと共通と考えて問題ありません。
OTAアップデートに対応しており、継続的なシステムの改善が期待できます。

ベンチマーク

Retroid Pocket 6 ベンチマーク

各種ベンチマークテストの結果は以下のとおりです。

・Antutu(V11)のスコア
総合:1688788
CPU:629555、GPU:380867

・Geekbench 6 のスコア
CPU:シングルコア 2077、マルチコア 5701
GPU:9250

・3DMark のスコア
Steel Nomad Light:1101
Solar Bay:5332

エミュレーター性能

Retroid Pocket 6 エミュレーター性能

エミュレーター性能は、Androidゲーム機としてはハイエンドクラス(記事執筆時点)です。
Snapdragon 8 Gen 2 プロセッサを搭載しており、スペック上では AYN Odin2シリーズ や AYANEO Pocket S と同クラスといった印象を受けます。

動作するエミュレーターは一般的なレトロゲームをはじめ、セガサターン、PSP、ゲームキューブ、Wii、3DS、PS2、PS Vita のゲームタイトルが高解像度かつフルスピードで実行可能です。また、Wii U や Switch、PS3 向けタイトルも一部動作します。

Retroid Pocket 6 エミュレーター

設定を細かく調整したり、フレームレートを妥協したりする必要がなく、純粋なスペックの高さによって安定した動作が期待できます。縦型 Androidゲーム機の中では、現時点でもトップクラスの性能を備えたモデルといえるでしょう。

一方で、一部のエミュレーター(Wii U など)では動作遅延や操作の不安定さが発生する場合がありますが、ハード性能よりもドライバやエミュレーター側の最適化に依存する要素が大きいです。今後のアップデート次第では、さらに動作タイトルが広がる可能性を感じさせます。

エミュレーターで遊ぶにはゲームデータの吸い出しが必要です。
必ずご自身で吸い出したものを使用してください。

ゲームアプリ

Retroid Pocket 6 ゲームアプリ

デバイス負荷の高いゲームアプリ『原神』や『鳴潮』、『ゼンレスゾーンゼロ』なども、グラフィック設定を「最高」にした状態で快適に動作します。美麗なグラフィック表現とスムーズな描画を存分に楽しむことができます。

さらに、Steam Link や Xbox Game Pass を活用すれば、リモートプレイやクラウドゲーム(PCゲーム)も楽しめます。通信環境や回線速度に左右される部分はあるものの、条件が整えば携帯機とは思えないほど快適なプレイが可能です。

Retroid Pocket 6 クラウドゲーミング

ポータブルゲーミング PC と比べると、画面サイズは 5.5 インチとやや小さめです。
ゲームタイトルによっては文字の視認性に物足りなさを感じる場面もありますが、クラウドゲームにも対応しており、用途次第では十分に実用的なモデルといえるでしょう。

まとめ

Retroid Pocket 6 レビュー

Retroid Pocket 6 は、Snapdragon 8 Gen 2 と 120Hz 対応の有機ELディスプレイを搭載した、Retroid Pocketシリーズの次世代フラッグシップに位置づけられる Androidゲーム機です。

従来モデルから操作性やビルドクオリティが着実に向上しており、携帯ゲーム機の大手メーカー製品と比べても遜色のない仕上がりで、シリーズ全体の完成度を一段引き上げたモデルといえるでしょう。

十分な処理性能によって、エミュレーターから高負荷のゲームアプリ、クラウドゲームまで幅広く対応できる点は大きな魅力です。左側のコントローラー配置を選択できる設計や、静音性を意識したボタン、改良されたグリップ形状など、実際の使い勝手を重視したアップデートも随所に感じられます。

メリット
デメリット
  • Snapdragon 8 Gen 2
  • 120Hz AMOLED
  • ビルドクオリティ◎
  • サイズ・重さ
  • 冷却と放熱設計
  • 操作感・持ち心地
  • Google Play ストア対応
  • システム
  • 価格
  • 価格
  • Android 13
  • 滑りやすい素材
  • 指紋認証:非搭載
  • 技適未取得機器

一方で、5.5インチという画面サイズや 16:9 のアスペクト比は、レトロゲーム用途では好みが分かれる部分があります。また、操作感は確実に洗練されているものの、AYN Odinシリーズのようなハイエンド機と比べると、コントローラーの作りはライトユース寄りと感じる場面もあります。

総合的に見ると、Retroid Pocket 6 は「価格と性能のバランスを重視しつつ、完成度の高い筐体と安定したパフォーマンスを求めたい人」に向けたモデルです。最上位クラスの贅沢さを求める層には別の選択肢もありますが、汎用性の高い Androidゲーム機として、非常に完成度の高い仕上がりと評価できるでしょう。


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