1万円以下で購入できるコンパクトでコスパに優れた家庭用プロジェクターが注目を集めています。パソコンや Fire TV、Nintendo Switch などのゲーム機、iPhone や Android の画面も映し出せます。
設置するスペースは最小限にしたい、なおかつ大画面で多目的に使いたいという要望を満たせる1万円以下の家庭用プロジェクターは “はじめてのプロジェクター” に最適です。
今回はメーカー様よりご提供があった家庭用プロジェクター「VIVIMAGE Explore2」を使ってご紹介していきます。
価格は安いが機能性は十分!迷っているならコレからはじめよう!
はじめて使う家庭用プロジェクターは、家族の誰もが扱いやすい、コストパフォーマンスが高いモノがおすすめです。最近は在宅する機会が多くなり、自宅で映像コンテンツを楽しむ人が増えてきてプロジェクターの需要が増えています。
はじめてのプロジェクターは1万円以下で十分
本格的な映像・迫力を求めたいという映画愛好家には 4K対応の高額なプロジェクターがおすすめですが、実際にそこまでのスペックをプロジェクターに求めている人は少数派です。
さっと簡単に接続して映像コンテンツを気軽に楽しめることが重要です。
扱いやすさとコスパの高さが魅力的な1万円以下の家庭用プロジェクターをご紹介していきます。
1万円以下の家庭用プロジェクターをチェック!
いくら価格が魅力的でも「安かろう悪かろう」では本末転倒です。
ここでは1万円以下の家庭用プロジェクター「VIVIMAGE Explore2」を詳しくチェックしていきます。
すぐに始められる便利で充実した付属品
VIVIMAGE Explore2 プロジェクター には便利で充実した付属品がそろっています。
画像右から三脚スタンド、リモコン、電源ケーブル、HDMIケーブル、AVケーブルといった標準装備はもちろんのこと
すぐに始められるクイックガイド、ユーザーマニュアル、保証書(購入から1年間)、レンズカバー、メンテナンスキットが付属します。
ユーザーマニュアルをじっくりと読まなくても、イラストだけのクリックガイドを見れば、誰でも簡単にプロジェクターを始められます。
ボタンは少なく直感的に操作できる
本体ボタンはシンプルに6つだけ、左から入力切り替え、戻る、左、OK、右、電源ボタンです。レンズには台形補正(±15度)レバー、フォーカス調整ダイヤルが付いています。
基本的な操作をするのであれば本体ボタンだけで十分ですが、プロジェクターの各種設定を進めるにはリモコン操作が必須です。
また、タテヨコの歪みを補正するフレームフィット、シーンに合わせた画質モード、ピント合わせの手間がないオートフォーカス機能などの自動調整機能は搭載されていません。
そういった機能を求めるかによって購入価格が大幅(5万円以上)に変わってきます。
本当に必要かどうかを、じっくりと考えなおしてみて検討しましょう。
幅広い機器に対応できるのにコンパクトなスペック
家庭用プロジェクターで重要となってくるのは、幅広い機器に対応できるかどうかです。
VIVIMAGE Explore2 プロジェクター は、音声出力(3.5mmイヤホンジャック)、AV入力、microSDカードスロット、HDMI、USB、VGA といった幅広い機器に対応できる I/Oポートが備わっています。
主なスペックはこちらです。
- LED輝度:4500ルーメン
- コントラスト率:3000:1
- フォーカス・台形補正:手動
- 画面比率:16:9、4:3、Auto
- 投射サイズ:38~250インチ
- 解像度:ネイティブ 1280×720
- サポート:576i、720P、1080、1080P
- スピーカー:3W/4Ω
- ランプ寿命:50000時間以上
- サイズ:200 x 154 x 84mm
- 重量:927g(実測値)
本体サイズは 200 × 154 × 84mm、重さは 927g(実測値)で、一般的なプロジェクターと比べるとコンパクトです。
iPhone や Android の画面も映し出せる
VIVIMAGE Explore2 プロジェクター を Wi-Fi接続すれば、ネットワーク上の iPhone や Android の画面を大画面で映し出せます。
電源ボタンを押してすぐに表示されるメニュー画面で Miracast、iOS Cast といったボタンが用意されているので、すぐにアクセスできるのもポイントです。
内蔵スピーカーがあるので便利
コンパクトな家庭用プロジェクターは映像を映し出すだけでなく、内蔵スピーカーによる音声出力機能が搭載されていることも重要なポイントです。
VIVIMAGE Explore2 プロジェクター には内蔵スピーカーが搭載されています。
内蔵スピーカーの音声出力に満足できなければ外部スピーカーを接続してさらに大音量を体感することも可能です。
自由自在に向きを調整できる三脚スタンド
プロジェクター本体下部には床面に設置したときの高さ調整が備わっています。
しかし、高さ・位置・角度は自由に調整できず、雑誌などを土台にして高さ調整をしている方も多いようです。
付属の三脚スタンドを使えば、床面に設置するよりも安定した高さ・角度にロックできます。
市販されているスタンドも取り付けられることは評価したいです。
実際に使ってみてどうなの?
VIVIMAGE Explore2 プロジェクター を実際に使ってみた結果についてご紹介していきます。
1万円以下のプロジェクターでもここまで使えます。
1080P(フルHD)対応・4500ルーメンの実力
家庭用プロジェクターは 1000~2000ルーメンの製品が主流で、電気をつけたままの明るい環境では投影した映像を視認することは困難です。
VIVIMAGE Explore2 プロジェクターは、電気をつけたままの環境でも投影が視認できるレベルとされる 3000ルーメン以上の製品で、映像の明るさとコントラストのバランスが取れていることも魅力のひとつです。
1080P(フルHD)の高画質が楽しめる家庭用プロジェクターで、投射距離は 1.3m~7m、画面投影サイズは 38インチから最大 250インチの大画面で迫力ある映像を楽しめます。
実際に2~3m の距離からの投影で 80インチ超の画面、内蔵スピーカー使用、比較的明るめな薄暗い環境という条件下でも、映像コンテンツを快適に視聴できました。
効率よく熱を逃がす冷却システムを採用することで耐用年数は 25年以上(50,000時間)の長寿命です。ちなみに内蔵ファン音・ノイズは一般的なプロジェクターレベルです。
家族の誰もが簡単に設定できる
プロジェクター本体のボタンでは基本的な操作しか実行できません。
詳しい初期設定を進めるにはリモコン操作が必須です。
投影モードは、フロント、リア、フロント天井、リア天井の4モードを用意。
詳細設定では言語、起動入力ソース、スリープタイマー、アップデートなどを選択できます。
「起動入力ソース」は標準では “ホーム” に設定されていますが、“HDMI” に設定することで、起動してすぐに HDMI 接続した機器の映像を映し出せます。
Fire TV の映像コンテンツもすぐに楽しめる
ここからは実際にプロジェクターの映像を撮影した画像を見ていきます。
2~3m の距離から投影した映像でも、思っていた以上にクリアで鮮明な映像を楽しめます。
HDMI接続した Fire TV の映像コンテンツも十分に楽しめる
内蔵スピーカーの音量はかなり大きめに調整できるので、外部スピーカーを接続しなくても迫力あるグラフィックで堪能できます。
Nintendo Switch などのゲーム映像を大画面で楽しめる
家庭用プロジェクターのほとんどが反応速度が遅く、残像が発生しやすいといわれています。
10万円以上するプロジェクターには、本格的なゲーミングにも耐えうる遅延低減モードといった機能が搭載されています。
しかし、こういったプロジェクターを使って本格的なゲーミングをする人は少数派なので、ライトにゲームを遊ぶには安価なプロジェクターで十分です。
実際に Nintendo Switch でマリオカート8 デラックス、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドなどをゲームプレイしてみましたが、遅延はほとんど気にならず、いつもと違った迫力ある映像を体感できました。
1万円以下のプロジェクターだから試せる
室内の壁紙やスクリーンに映像を投影して大画面で楽しめるのがプロジェクターの大きなメリットです。はじめから2~3万円クラスのプロジェクターを迷うよりも、1万円以下のプロジェクターを気軽にはじめた方が良いです。
その悩んでいる機能、本当に使いますか
3万円以上のプロジェクターに搭載されている、歪みを補正するフレームフィット、シーンに合わせた画像モード、オートフォーカスといった自動調整する機能は1万円以下のプロジェクターには搭載されていません。
しかし、映像コンテンツにゲームに幅広く活躍できる十分な機能、設置場所を選ばないコンパクトさを兼ね備えています。リーズナブルで基本性能を備えたプロジェクターを探している人は、1万円以下のプロジェクターも検討材料に加えて自分に適した製品を探してみてください。