超簡単!ネオジオポケットカラーをバックライト化する方法を徹底解説

ネオジオポケットカラー バックライト化

待望のネオジオポケットカラー バックライトキットが発売されています。
ゲームボーイシリーズばかりに注目が集まっていたバックライト液晶を、ネオジオポケットカラーに搭載できます。

超簡単にバックライト化できる!
ネオジオポケットカラーのバックライトキットは、初心者が面倒・難しそうだと感じる “はんだ作業なし” プラモデル感覚で改造できる優れものなんです。

この記事では、ネオジオポケットカラーをバックライト化する方法を画像たっぷりに徹底解説していきます。手軽にできる改造なので一緒にチャレンジしていきましょう。

ネオジオポケットカラーをバックライト化しよう!

1999年に発売されたネオジオポケットカラーのバックライトキットが販売されています。
このバックライトキットが、かなりの優れもので初心者でも簡単に改造できます。

通常モデル・新型モデルどちらも改造できる
ネオジオポケットカラーには、初期に発売された「通常モデル」、小型で廉価な「新型モデル」 が発売されています。少しだけ改造方法に違いがありますが、どちらも対応しています。

どちらのモデルかわからない・・・そんな悩みがある人は液晶ディスプレイのレンズ右上に注目です。“COLOR” と書かれている文字の書体が違いますよね。見分け方は簡単ですね。

ネオジオポケットカラー 改造方法

知っておいてほしいこと

ネオジオポケットのバックライト化するメリットは大きいです。
しかし、このバックライトキットは 液晶ディスプレイが “小さくなる” というデメリット があります。

汎用ディスプレイを使っている
このバックライトキットに使われている液晶ディスプレイは、ネオジオポケットカラー専用に作られたものではありません。汎用ディスプレイが使われています。
大きさとしては、ゲームボーイカラーよりも一回り小さなサイズです。

ネオジオポケットカラー バックライト化

しかも、付属するフレキシブルケーブルが違うだけで、ゲームボーイカラー、ゲームボーイポケット、ネオジオポケットカラーに使える1台3役のバックライトキットだったりします。

必要工具・パーツを用意しよう

この記事で使った工具・パーツは下記のとおりです。
バックライト化するのに最低限必要なモノなので、忘れずに用意しましょう。

プラスドライバー・ピンセットなどを持っている人は「Y型 特殊精密ドライバー」を、どちらも持っていない人は「精密ドライバーセット」を購入しましょう。

通常モデルを持っている人は「Thick(厚い)」と表示されたキット
新型モデルを持っている人は「Thin(薄い)」と表示されたキット
ネオジオポケットカラー バックライト液晶キット

このキットの違いは、付属のガラスレンズのサイズ(通常モデル or 新型モデル)です。
選ぶキットを間違えてしまうと、 ガラスレンズが装着できなくなるので注意してください。

初心者でも1時間~1時間半あれば改造できます。

必要パーツだけを購入できる

作業中にパーツを破損してしまった、無くしてしまった・・・大丈夫です。
各種必要パーツは個別でも販売しています。
必要に応じて購入しましょう。

もちろん、ガラスレンズも販売しているので、ガラスレンズを間違えた・スペアとして欲しいという場合も安心です。

ネオジオポケットカラー「通常モデル」を改造しよう

それではネオジオポケットカラーの通常モデル、新型モデルの改造方法を解説していきます。
基礎的な説明はこちらの「通常モデル」に書いています。

「通常モデル」を分解する

ネオジオポケットカラーの分解はとても簡単です。
一つずつ手順どおりに進めていきましょう。

まずは、正面のジョイスティックを抜き取ります。
指で上方向へ引っ張っても取れますが、マイナスドライバーで持ち上げるのが簡単です。

ネオジオポケットカラー 改造方法

次に、裏面の電池カバー・電池を取り外します。
リチウムボタン電池CR2032 カバーは、10円硬貨などのコインを使って取り外します。

ネオジオポケットカラー バックライト化

プラスドライバーを使って裏面カバーを取り外します。
赤丸部分(1カ所)は、Y型 特殊精密ドライバーを使いましょう。

基板は3カ所がネジ止めされているので、プラスドライバーで取り外します。
ネジのイラストが描かれているのでわかりやすいですね。

ネオジオポケットカラー バックライト化

基板と液晶ディスプレイのフレキシブルケーブルが接続されています。
基板側のツメを下げてフレキシブルケーブルを抜きましょう。

ネオジオポケットカラー バックライト化

フレキシブルケーブルは力を入れなくてもスッと抜けます。
また、折り曲げてしまうと断線してしまうことがあるので注意してください。

ネオジオポケットカラー バックライト化

次に液晶ディスプレイを取り外します。
太めのマイナスドライバーを使って、少しずつ力を入れて持ち上げます。

力を入れすぎると液晶ディスプレイが破損してしまうので注意しましょう。
交換後に使うことがなければ、力まかせに取り外しても問題ありません。

ネオジオポケットカラー バックライト化

液晶ディスプレイを取り外したら、プラスチックレンズを押して取り外します。
この後は、いよいよバックライトキットを取り付けていきます。

ネオジオポケットカラー バックライト化

バックライトキットを取り付ける

画像のようにバックライトキットを取り付けてみましょう。
裏面カバー&電池をセットして通電するか確認しましょう。

画面の明るさが点いたり・消えたりしても問題ありません。
おそらく、明るさ調整のケーブルがどこかに触れているからです。
一番細くて短いフレキシブルケーブルの先端を触れると調整できます。
ネオジオポケットカラー バックライト化

フレキシブルケーブルは、基板側の根本のツメを引いたり立たせたりすれば取り外せます。
取り付けたい場合はその逆の手順を進めていきましょう。力まかせだけは絶対にダメです。

ネオジオポケットカラー バックライト化

本体正面からガラスレンズを装着します。
その後ろから新しい液晶ディスプレイ(バックライト)を装着するのですが・・・きちんと場所を合わせないと位置がズレてしまうので注意しましょう。

ガラスレンズに新しい液晶ディスプレイをセットしてから装着するのはオススメできません。
理由は、装着位置によって外装シェルを削る作業が必要になるからです。

ガラスレンズと液晶ディスプレイはピッタリと接着されるので注意しましょう。

ピッタリと合わせてしまうと、やり直しできなくなるので注意しましょう。
私は液晶ディスプレイを通電しながら、位置合わせをしました。
ネオジオポケットカラー バックライト化

装着した新しい液晶ディスプレイの裏に、保護テープ(透明)を貼り付けます。

ネオジオポケットカラー バックライト化

あとは、フレキシブルケーブルを折り曲げないように収納していきます。
明るさ調整のフレキシブルケーブルは、ピンセットなどでグルっとさせて固定します。

※ガラスレンズ裏面のスキマに接着面があるので、そこに固定します。

ネオジオポケットカラー バックライト化

あとは元どおりに組み直していきます。
最後に、液晶ディスプレイの左上部をタッチして明るさ調整ができれば完了です。

ネオジオポケットカラー バックライト化

ネオジオポケットカラー「新型モデル」を改造しよう

続いて、ネオジオポケットカラーの「新型モデル」を改造していきます。
基礎的な説明は「通常モデル」に詳しく書いているので、合わせて読み進めてください。

「新型モデル」を分解する

ネオジオポケットカラーの新型モデルの分解も簡単です。
一つずつ手順どおりに進めていきましょう。

まずは、正面のジョイスティックを抜き取ります。
指で上方向へ引っ張っても取れますが、マイナスドライバーで持ち上げるのが簡単です。

ネオジオポケットカラー バックライト化

次に、裏面の電池カバー・電池を取り外します。
リチウムボタン電池CR2032 カバーは、10円硬貨などのコインを使って取り外します。

プラスドライバーを使って裏面カバーを取り外します。
赤丸部分(1カ所)は、Y型 特殊精密ドライバーを使いましょう。

ネオジオポケットカラー バックライト化

新型モデルの基板は左右のツメで固定されています。
赤丸部分がツメがある場所です。

ネオジオポケットカラー バックライト化

プラスチック素材が劣化している可能性もあるので、力を入れずにゆっくりと基板を取り外しましょう。

ネオジオポケットカラー バックライト化

基板と液晶ディスプレイのフレキシブルケーブルが接続されています。
根本のツメを引き下げてフレキシブルケーブルを抜きましょう。

フレキシブルケーブルは力を入れなくてもスッと抜けます。
また、折り曲げてしまうと断線してしまうことがあるので注意してください。

ネオジオポケットカラー バックライト化

次に液晶ディスプレイを取り外します。
太めのマイナスドライバーを使って、少しずつ力を入れて持ち上げます。

力を入れすぎると液晶ディスプレイが破損してしまうので注意しましょう。
交換後に使うことがなければ、力まかせに取り外しても問題ありません。

液晶ディスプレイを取り外したら、プラスチックレンズも押して取り外します。
この後は、バックライトキットを取り付けていきます。

ネオジオポケットカラー バックライト化

新型モデルに新しい液晶ディスプレイ(バックライト)を装着するには加工が必要です。

赤枠の部分をよく見ると、上部・下部をそれぞれ2~3mmほど削っています
リューターや彫刻刀などで削れます。ケガをしないように注意しましょう。

削る目安としては、新しい液晶ディスプレイ(バックライト)が、四角い穴に収まる大きさを目指しましょう。

ネオジオポケットカラー バックライト化

バックライトを取り付ける

画像のようにバックライトを取り付けてみましょう。
裏面カバー&電池をセットして通電するか確認しましょう。

画面の明るさが点いたり・消えたりしても問題ありません。
おそらく、明るさ調整のケーブルがどこかに触れているからです。
一番細くて短いフレキシブルケーブルの先端を触れると調整できます。
ネオジオポケットカラー バックライト化

本体正面からガラスレンズを装着します。
その後ろから新しい液晶ディスプレイ(バックライト)を装着するのですが・・・きちんと場所を合わせないと位置がズレてしまうので注意しましょう。

ガラスレンズに新しい液晶ディスプレイをセットしてから装着するのはオススメできません。
理由は、装着位置によって外装シェルを再び削る必要があるからです。

装着した新しい液晶ディスプレイの裏側に、保護テープ(透明)を貼り付けます。

ピッタリを合わせてしまうと、やり直しできなくなるので注意しましょう。
私は液晶ディスプレイを通電しながら、位置合わせをしました。
ネオジオポケットカラー バックライト化

あとは、フレキシブルケーブルを折り曲げないように収納していきます。
明るさ調整のフレキシブルケーブルは、ピンセットなどでグルっとさせて固定します。

※ガラスレンズ裏面のスキマに接着面があるので、そこに固定します。

ネオジオポケットカラー バックライト化

あとは元どおりに組み直していきます。
最後に、液晶ディスプレイの左上部をタッチして明るさ調整ができれば完了です。

超簡単!ネオジオポケットカラーが生まれ変わるカスタマイズ

ネオジオポケットカラーのバックライト改造は、初心者でも簡単に作業ができて、めちゃくちゃコストパフォーマンスが高いのが特徴です。

デメリットを上回るメリットが約束されている
デメリットとしては、従来の液晶ディスプレイをよりも二回りほど小さくなりますが、画面が鮮明でハッキリ、十分に上回るメリットが約束されたバックライトキットです。

懐かしのゲームタイトルが現代の技術で鮮明によみがえります。

海外通販サイトでは、この完成品が高額で取引されています。(およそ 265ドル)
完成品を買うよりも、自分で改造した方が簡単で安上りです。

ネオジオポケットカラー バックライト化

通常モデル・新型モデルの両方に対応、驚くほど鮮明でハッキリした液晶ディスプレイ、明るさ調整機能を搭載、バッテリー持ちもほとんど変わらない・・・これはチャレンジする価値は十分にありますね。

実際に完成したバックライトモデルを手にして、その違いを体感してみてください。

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