
Androidゲーム機「MANGMI Pocket Max」は、新ブランド MANGMI が手がける第2弾のポータブルゲーミングデバイスです。Qualcomm Snapdragon 865 を搭載し、144Hz対応の 7インチ有機ELディスプレイや、着脱式ボタンといった個性的な仕様を採用しています。
MANGMI Pocket Max の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
MANGMI Pocket Max について
MANGMI Pocket Max に関する情報をまとめたページです。
レビュー用にサンプルを提供してもらいましたが、コンテンツの内容には影響していません。
価格・販売ストア

MANGMI Pocket Max は、公式ストアや海外通販サイトで広く販売予定です。
カラーラインナップは ブラック、ホワイト、レトロGB の全3色です。
発売日は 2026年2月6日 午前11時(日本時間)です。
通常価格よりもお得な早期価格、超早期価格(いずれも送料別)を用意しています。
・MANGMI Pocket Max
通常価格:239.99ドル
早期価格:219.99ドル、超早期価格:199.99ドル
製品仕様とスペック
MANGMI Pocket Max のスペックについて詳しく見ていきます。
| 製品名 | MANGMI Pocket Max |
| システム | Android 13 |
| 画面 | 7インチ AMOLED 解像度 1920 × 1080、16:9 リフレッシュレート144Hz タッチスクリーン |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 865 |
| RAM | 8GB LPDDR4X |
| ストレージ | 128GB UFS3.1 microSDカード |
| バッテリー容量 | 8000mAh |
| インターフェース | マグネチック式モジュール USB Type-C イヤホンジャック microSDカードスロット デュアルスピーカー RGBライトエフェクト 6軸ジャイロセンサー 振動モーター アクティブ冷却ファン |
| ワイヤレス通信 | WiFi 6 Bluetooth 5.1 |
| 大きさ | 254.87 × 101.06 × 17.45mm |
| 重さ | 450g |
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
MANGMI Pocket Max のレビュー
MANGMI Pocket Max をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、システム、エミュレーター性能に加え、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。
付属品

1. マニュアル
2. 検査合格証
3. USB Type-Cケーブル

別売りで専用アクセサリーも用意されています。
特にマグネティックモジュール(Mechanical Micro Switch Modules)は、あわせて購入しておくのがおすすめです。
超早期価格期間(2月12日のストア時間)であれば、特典として付属します。
この期間内に購入するのがお得です。
オプション交換ボタンはマイクロスイッチ仕様です。
大きさ・重さ

大きさは 254.87 × 101.06 × 17.45mm、重さは 443g(実測値)です。
プラスチック筐体(ABS樹脂素材)を採用しており、サイズ感・重量ともに標準的で、AYN Odin2 Portal とほぼ同クラスと考えてよいでしょう。
コントローラー面にはオールガラスを採用しており、光沢のある高品質な印象です。
成形精度や組み立て精度も高く、全体の仕上がりは良好です。
ただし、カラーによっては皮脂や汚れがやや目立ちやすい点には注意が必要です。
サイズ感

参考として、PS Vita(PCH-2000)や Nintendo Switch を並べてみました。
Nintendo Switch(有機ELモデル)と比べると、横幅は約13mmほど大きく、重量もおよそ 20g重くなっています。

続いて、Androidゲーム機の AYN Odin3 と MANGMI AIR X を並べてみました。
画面サイズの違いもあり、見た目の存在感の差がわかりやすいです。
本体サイズのわりに厚みはしっかり抑えられており、全体としてはスリムな印象です。
ポケットサイズというよりは、バッグに入れて持ち運ぶのにちょうどいいサイズ感といえるでしょう。
インターフェース

上部に電源ボタンと音量調整ボタンを配置し、下部には microSDカードスロット、イヤホンジャック、USB Type-Cポートが並んでいます。
デュアルフロントスピーカーはコントローラー面の左右に配置されており、手でふさぎにくい設計です。音質はクリアで臨場感を兼ね備えたサウンドを楽しめます。一方で、標準設定での最大音量はやや控えめなので、外部アプリなどで調整すると良いでしょう。

ワイヤレス通信機能として、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 を搭載しています。
その他に、マイク、バイブレーション機能、6軸ジャイロセンサーを備えています。

左右のボタンは着脱可能で、マグネティック モジュラーボタンを採用しています。
ボタン側面をつまんで引き抜くだけで簡単に取り外せる仕組みです。
別売りのマグネティックモジュール(マイクロスイッチ仕様)に変更できます。
なお、方向ボタンと ABXYボタンのモジュールの大きさが異なるため、左右の位置を入れ替えることはできません。

アナログスティック周りに RGBライトエフェクトが搭載されています。
システム設定から LED のオン・オフや輝度調整、RGBカラー・エフェクトの変更が可能です。

バッテリー容量 8000mAhで、27W充電に対応しています。
また、冷却能力に優れた静音タイプのアクティブ冷却ファンが搭載されています。
体感的にも本体が温かくなるような発熱を見られませんでした。
デバイスから約 50cm 離れた位置で測定したところ、最小時は騒音計が反応しないほど静かで、最大時は高音寄りの「キーン」という軽い風切り音がわずかに聞こえる程度(34db)に収まっています。
画面

リフレッシュレート 144Hz の 7インチ AMOLED(有機EL)を搭載しています。
全面ガラス張り・ベゼルレスのディスプレイが特徴で、アスペクト比は 16:9、解像度は 1920 × 1080、画素密度は 315PPI と高精細です。
ディスプレイはネイティブでポートレート(縦長)表示に対応しており、10点マルチタッチをサポート。リフレッシュレートは最大 144Hzで、用途に応じて 60Hz / 90Hz / 120Hz / 144Hz を切り替えて使用できます。

注意したいのは、リフレッシュレートの設定によって色味や発色に違いが出る点です。
AMOLED(有機EL)らしいメリハリのある発色を重視する場合は、144Hz ではなく 90Hz を選ぶことをおすすめします。また、設定画面の「ディスプレイ」項目から、色味を自分好みに調整することも可能です。
なお、本内容は記事執筆時点での情報です。
今後のシステムアップデートによって、改善される可能性があります。

明るさと輝度(cd/m2)を測定したところ、最大816nit を記録しました。
リフレッシュレート 144Hz 選択時のタッチスクリーンの操作感度(シングルタッチ・マルチタッチ)の平均値は 128Hz、呼び出しレートは平均 119Hz でした。
多くのゲームジャンルに対応しやすい汎用性の高い解像度を備えた有機EL ですが、定番レトロゲームの一部では 16:9 の画面比率には適していないことに注意が必要です。

Retroid から販売されている「Retroid Dual Screen Add-On」を装着することで、MANGMI Pocket Max をデュアルスクリーン化できます。
ただし、接続した外部ディスプレイの縦横を切り替える機能がないため、ニンテンドーDS や ニンテンドー3DS、WiiU などの 2画面レイアウトを前提としたエミュレーター用途には対応していません。
なお、Retroid Dual Screen Add-On には 2種類のモデルがありますが、MANGMI Pocket Max の縦幅に合うのは『Other Device』向けモデルです。将来の拡張性を見据えて購入する場合は、対応モデルを間違えないように注意しましょう。
必要に応じて交換用クリップを別途購入しておくと安心でしょう。
操作感

持ちやすさと操作感は、一般的なゲームコントローラーに近い印象です。
コントローラー部分には窮屈さがなく、指を置きやすいスペースが確保されています。
本体サイズに合わせた深めのグリップ形状により、しっかりと握り込めるフィット感があります。
ABXY ボタンのサイズは 15.6mm、ストロークは 1.2mm で、メンブレン仕様を採用しています。
メニューボタン類はマイクロスイッチ、それ以外の主要ボタンはすべてメンブレン仕様で統一されています。

方向ボタンと ABXYボタンには、指滑りのよいマットな質感のボタンが採用されています。
ただし、標準ボタン(メンブレン仕様)は「パチパチ」とした音がやや大きめで、静音性を重視する人は気になるかもしれません。
方向ボタンと ABXYボタンにはマグネット式のモジュラーボタンを採用しています。
従来の携帯ゲーム機で課題となりがちなボタン摩耗を回避できるだけでなく、好みに応じてカチッとしたクリック感のあるメカニカルなマイクロスイッチ仕様へ交換できるのは革新的です。

また、TMR アナログスティックとリニアホールトリガーを搭載しています。
プロ仕様のゲームコントローラーと同様に、左右スティックの感度調整や反転設定、トリガーモード(ボタン / リニア / 互換)の切り替えが行えます。
アナログスティックは左右対称ではなく、対角線上に配置されています。
高さがあり可動域も広めで、ABXY ボタン操作時にスティックへ指が触れにくい配置です。

一方で、表面の質感や形状の影響から、グリップ力はやや控えめに感じる場合があります。
特に手汗をかきやすい人は、滑りやすさに注意が必要でしょう。
背面にはバックボタンも搭載され、操作の幅を広げてくれます。
ただし、LR ボタンに滑り止めのテクスチャー加工が施されていない点や、電源ボタンと音量調整ボタンの形状・配置が近い点は、人によっては気になるかもしれません。

総合的に見ると、幅広いジャンルのゲームに対応できるコントローラーといえます。
エミュレーター用途はもちろん、クラウドゲームでも十分に活躍できる操作感が確保されています。

アナログスティックのデッドゾーンや可動域は最適化されています。
スティック軸のわずかなズレもほぼ感じられず、測定結果も良好でした。
Androidゲーム機はエミュレーターアプリが豊富な反面、入力遅延を感じやすい傾向があります。ただし、繊細な操作を必要としないゲームなら特に問題はないでしょう。
補足
画面のタッチ操作が頻繁に誤認識されたり、ゲームプレイ中に意図せず視点が切り替わる場合は、LT / RTボタンのキャリブレーションを実行してみてください。
なお、トリガーをボタンモードに切り替えることで症状が収まる場合もありますが、これは一時的な対処にとどまります。根本的な改善を行うには、キャリブレーションを実行することをおすすめします。
設定 → Handheld Settings → Joysticks & Buttons → Trigger Settings → Trigger Calibration
システム

システムは Android 13 を搭載し、Google Play ストアにも対応しています。
プリインストールされているアプリは最小限で、初期セットアップ時に必要なエミュレーターアプリを自分で選んで導入するスタイルです。

初期設定でシステム言語を「日本語」に変更でき、ホームアプリは標準の「Androidデスクトップ」と、独自UIの「Game Launcher」から選択できます。

また、本体には最適化された独自設定(M SPACE 2.0)が用意されています。
設定内の「Handheld Setting」では、節電設定やステータス表示、スティック・ボタンの設定、RGBライトの切り替えなど、ハンドヘルド機向けの細かな調整が可能です。

画面上部から引き出せる「クイック設定パネル」では、明るさ調整や自動回転ロックのほか、パフォーマンスモードの切り替え、内蔵ファンモードの変更、ボタンレイアウトの変更などをワンタップで操作できます。
さらに、エミュレーター管理に便利な「Game Launcher」も搭載しており、クイック設定パネル内の「Desktop Mode」を切り替えることで、ホームアプリとして使用することも可能です

ホームボタンの長押し、またはクイック設定パネルから「Sidebar」を呼び出せば、主要な設定へすぐにアクセスできます。リマッピング機能である Work Mode の切り替えを行えば、タッチ操作を物理ボタンに割り当てられます。
総合的に見ても、新ブランドの製品とは思えないほど作り込みが丁寧で、システム面の完成度も高く感じられます。細かなバグ修正やシステム改善については、OTAアップデートで順次対応される予定です。
ベンチマーク

各種ベンチマークテストの結果は以下のとおりです。
・Antutu(V11)のスコア
総合:1124133
CPU:381648、GPU:212876
・Geekbench 6 のスコア
CPU:シングルコア 1210、マルチコア 3483
GPU:4544
・3DMark のスコア
Wild Life:5285
Steel Nomad Light:サポート対象外
Solar Bay:サポート対象外
エミュレーター性能

エミュレーター性能は、Androidゲーム機としてはミドルクラス(記事執筆時点)です。
Qualcomm Snapdragon 865 を搭載しており、スペック上では Retroid Pocket 5 や Retroid Pocket Flip 2 と同クラスといった位置づけです。
動作するエミュレーターは幅広く、一般的なレトロゲームに加えて、セガサターン、PSP、ゲームキューブ、Wii、3DS、PS2、PS Vita についても動作します。設定次第では、さまざまな世代のタイトルを楽しめます。

AYANEO Pocket S や AYN Odin2 シリーズといったハイエンド機と比べると性能面では一歩譲りますが、Wii U など一部のエミュレーターや特定タイトルを除けば、スペックの期待値どおりの安定したパフォーマンスを発揮します。
処理速度やグラフィック表現では最新のハイエンド機との差を感じる場面はあるものの、Snapdragon 採用によるエミュレーターアプリとの相性の良さや対応範囲の広さは大きな強みです。汎用性を重視するユーザーにとって、バランスの取れた性能といえるでしょう。
必ずご自身で吸い出したものを使用してください。
ゲームアプリ

デバイス負荷の高いゲームアプリ『原神』や『鳴潮』、『ゼンレスゾーンゼロ』なども、グラフィック設定を「中~高」にした状態でスムーズに動作します。
さらに、Steam Link や Xbox Game Pass を活用すれば、リモートプレイやクラウドゲーム(PCゲーム)も楽しめます。通信環境や回線速度に左右される部分はあるものの、条件が整えば携帯機とは思えないほど快適なプレイが可能です。

ポータブルゲーミングPC と同等の画面サイズを実現しており、さらにリフレッシュレートは最大144Hz に対応しています。エミュレーターに加え、ゲームアプリやクラウドゲーム(PCゲーム)でも十分に活躍できます。
同サイズの画面を搭載したポータブルゲーミングPC と比較すると、150g~250g ほど軽量なため、長時間のゲームプレイでも負担が軽減されるのもポイントです。
まとめ

MANGMI Pocket Max は、144Hz 対応の 7インチ有機ELディスプレイと、着脱式のモジュラーボタンを組み合わせた個性派 Androidゲーム機です。Snapdragon 865 を搭載し、最新のハイエンド機には及ばないものの、エミュレーター用途からゲームアプリ、クラウドゲームまで幅広く対応できる実用的なパフォーマンスを備えています。
特に、144Hz 対応の AMOLED(有機EL)は視認性と没入感に優れており、ポータブルゲーミングPC に近い感覚でゲームを楽しめる点は大きな魅力です。操作面でも、一般的なゲームコントローラーに近い持ちやすさに加え、交換可能なモジュラーボタンによる高いカスタマイズ性が評価できます。
一方で、AYANEO Pocket S や AYN Odin2 / 3 といったハイエンドモデルと比べると、処理性能では差があります。また、リフレッシュレートの設定によって色味や発色に違いが出る点や、本体サイズ・重量については好みが分かれる部分もあるでしょう。
総合的に見ると、MANGMI Pocket Max は「最先端の性能」を追求するモデルではありません。
大画面・高リフレッシュレートの AMOLED(有機EL)と、独自性のある着脱式モジュラーボタンの操作性を活かし、エミュレーターからゲームアプリ、クラウドゲームまでをバランスよく楽しみたいユーザーに向けた一台と評価できます。
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