2018年7月16日に中国国内のクラウドファンディングサイト:京东金融(JD.com)で、GPD社(SHENZHEN GPD TECHNOLOGY CO., LTD.)の新製品「GPD Pocket 2」の出資募集が開始されました。
初代(GPD Pocket)と比べて反響が少ない製品ですが、現在の出資状況や人気を簡単にチェックしていきたいと思います。
中国国内でクラウドファンディングが先行開始!
GPD社(SHENZHEN GPD TECHNOLOGY CO., LTD.)の新作は、いままでは海外クラウドファンディング:INDIEGOGOで先行出資が開始されていました。しかし、「GPD Pocket 2」では中国国内のクラウドファンディングサイト:京东金融(JD.com)で初めて先行出資募集が開始されました。
発表当初はポインティングデバイスを廃止するというアナウンスがあり、多くのユーザーからの反発があった GPD Pocket 2、その後は光学式ポインティングデバイスの追加、Microsoft社から新しい Surface Goの発表があり、初代(GPD Pocket)と比べてユーザーの反響が少ないように感じています。
目標金額を達成
2018年7月16日に中国国内のクラウドファンディングサイト:京东金融(JD.com)で出資募集を開始した「GPD Pocket 2」ですが、初日に目標金額を達成しました。
もともとGPD社はプロモーション目的で出資募集を開始しているので、目標金額は低く設定しています。最近のクラウドファンディングのキャンペーンでは、こういったプロモーション目的が多くなってきた印象を感じます。
過去に実施した海外クラウドファンディング:INDIEGOGOのキャンペーンでは、大きく出資者・資金調達額を増やしてきましたが、中国国内のクラウドファンディングでは勢いが弱いように感じられます。
それでも数日間でこれほどの出資者を集められるのは、GPD製品の注目度が高いことを意味しています。
出資者数は多いけど
中国国内のクラウドファンディングサイト:京东金融(JD.com)の大きな特徴として、出資者数が大きいけど、それと比べて資金調達額が少ないという傾向があります。
その理由はラッキーくじのような出資枠があるからです。その出資枠の出資者から抽選で1名に GPD Pocket 2が当たります。
その他の出資枠の伸びはイマイチといった感じです。GPD Pocket 2(4GB/128GBモデル)は人気がないようです。(画像左がキャンペーン開始日)
出資をするなら GPD Pocket 2(8GB/128GBモデル)ですが、いままでのGPD製品と比べると勢いが良いとはいえません。(画像左がキャンペーン開始日)
初めての中国国内クラウドファンディングの先行出資募集ということ、出資募集終了が2018年8月30日ということもあり、出資者数・資金調達額が少ないのかもしれません。
それにしても初代(GPD Pocket)と比べてしまうと勢いが感じられません。
初代(GPD Pocket)はどうだったのか
GPD社(SHENZHEN GPD TECHNOLOGY CO., LTD.)が、日常で気軽に使用できるUMPC(ウルトラモバイルPC)をコンセプトに作られた GPD Pocketシリーズ、その初代は国内外でも多くの反響がありました。
もちろん、中国国内のクラウドファンディングでも大成功でした。合計44,632名の出資者でした。(内、35849名がラッキーくじ出資者)
新製品である GPD Pocket 2よりも価格(出資額)が安かったこと、このサイズのUMPC(ウルトラモバイルPC)を待っていたという人も多かった。
そのような状況があったからこその結果だったと考えられます。
まもなくINDIEGOGOでの出資募集
すでに多くの情報が発表されている「GPD Pocket 2」は、間違いなく多くのユーザーから注目を集めています。初代(GPD Pocket)よりも薄く軽くスタイリッシュになったデザイン、大幅にパワーアップした性能は気になります。
しかし、個人的にマイナスだと感じたところは、後に光学式ポインティングデバイスを追加しましたがユーザーフィードバックを無視したスペック発表、製品発表のタイミング、Microsoft社の新しい Surface Goのような価格帯で競合する製品の発表など、タイミングが悪かったように感じます。
2018年7月30日(日本時間:午前11時)に海外クラウドファンディング:INDIEGOGOで出資募集が開始されます。先行出資枠である1,200台(8GB/128GB 1000台 599ドル、4GB/128GB 200台 529ドル)はともかく、それ以降の出資者が増えないようであれば初代(GPD Pocket)を超えることはできないでしょう。
成功のカギを握っているのは、国別でみたユーザー割り合いが比較的高い日本ユーザーの動向だといえそうです。
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