「GPD Pocket」
7インチのタッチパネル液晶を持ち、フルキーボード、トラックポイント付きで、CPUにAtom x7-8750を搭載し、Windows 10または、Ubuntu 16.04 LTSを搭載できるミニノートPCです。
GPD WINで有名なGPD(gamepad digital)から開発を計画しているということがアナウンスがありました!工人舎のミニノート、ソニーのVaio Pシリーズの再来か!?と思われた方も多いことでしょう!
- 1 はじめに
- 2 GPD Pocket の仕様(スペック)について
- 3 技適マーク(技術基準適合証明等のマーク)取得
- 4 メーカー側(GPD)からのメッセージ
- 5 まったく新しいコンセプトの製品
- 6 Windows 10または、Ubuntu 16.04 LTSを実行することができます!
- 7 キーボードのレイアウト(キー配置)について
- 8 優れた冷却能力について
- 9 GPD Pocket モックモデルを公開
- 10 GPD Pocket プロトタイプモデル(試作品)を公開
- 11 イメージプロモーションを公開
- 12 クラウドファンディングで資金調達を開始!
- 13 「USB Type-C Hub」を追加できるコースもあります
- 14 国内ショップで販売(キュレーションセール)が開始!?
- 15 GPD Pocket の意見・要望について(受付終了)
はじめに
記載されている内容は、開発計画段階ということもあり、大幅に仕様が変更される可能性があります。海外フォーラムの情報に加え、「INDIEGOGO」キャンペーンページ、メーカー側(GPD)担当者からの情報提供をもとに記事作成を行っています。
多くの海外ニュースサイト・ブログなどで当ブログ(とんちき録)を紹介していただき、ありがとうございます! 最新情報については、随時更新(訂正・追記)して対応させていただきます!
GPD Pocket の仕様(スペック)について
OS:Windows 10 HOME または、Ubuntu 16.04 LTS
RAM:8GB LPDDR3-1600
ストレージ容量:128GB eMMC
スクリーン:7インチのIPS画面、フルラミネーション技術、ゴリラガラス3、マルチタッチ対応
解像度:1920 x 1200 (323.45PPI)
バッテリー:7000mAH 12時間連続稼働
ネットワーク:Wireless 802.11 a/ac/b/g/n Wlan、2.4/5GHz Dual-band、Bluetooth 4.1
I/Oポート:USB Type-C、USB-A(USB3.0)、micro HDMI、3.5mmヘッドセットジャック
本体サイズ:180 x 106 x 18.5mm
本体重量:480g
本体ケース素材:マグネシウム合金(CNC掘削加工)
放熱対策:冷却ファン搭載
付属品:5V/2.5Aアダプタ、保証書、仕様書
価格:INDIEGOGO $399、小売価格 $599を予定
7インチのタッチパネル液晶を持ち、超小型のミニノートパソコンでありながら、CPUにAtom x7-8750を搭載しています。そして、その小ぶりな大きさに似合わずフルキーボードを持ち、ThinkPadのノートパソコンのようにトラックポイントも搭載されています。工人舎のミニノート、ソニーのVaio Pシリーズ以来の衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
7,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、長時間駆動(12時間連続稼働)はもちろん、外出先であっても安心して動作させることが可能でしょう。これほど小さな本体に似合わずビジネスシーンでも十分に運用をすることも可能だと考えられます。
そして、本体サイズ:180 x 106 x 18.5mm、本体重量:480g、RAM:8GB、ストレージ容量:128GBと、こちらについても満足できる仕様となっています。
I/OポートはUSB Type-C、USB-A(USB3.0)、micro HDMI、3.5mmヘッドセットジャックという仕様になります。
本体ケースはマグネシウム合金(CNC precise all-in-one body made of magnesium and alloy)となっていて、Apple社製品のようなシンプルでいて飽きのこないデザインが採用されています。また、メーカー側(GPD)はGPD WINでの多くの経験・フィードバックを参考に、新製品の開発計画をすすめているので、放熱問題についても前向きに取り組んでいるようです。
技適マーク(技術基準適合証明等のマーク)取得
海外製デバイスを、日本国内で法律に触れることなく使用するためには、技適マークを取得している必要がありますが、GPD Pocketは初期ロットから技適マークを取得した製品を出荷される可能性があります。先に発表しているGPD WINでも技適マークを取得したように、日本国内への出荷を開発計画段階で、かなり意識していることが表れています。
メーカー側(GPD)からのメッセージ
過去に発表された製品(「GPD XD」、「GPD WIN」)をとおして、メーカー側(GPD)と当ブログ(とんちき録)筆者は懇意にさせてもらっています。今回の新製品情報についてもメーカー側から、多くの方に新商品を広めて欲しい、多くの提案がほしいという要望を受けての情報提供となります。
ご機嫌いかがですか^^
いつもGPD WINの親切なサポートをしていただき、ありがとうございます。
現在、私たちは新製品の開発を計画しています。
その新製品は7インチのラップトップです。今回はゲームパッドを取り除き、フルキーボードを採用しています。いくつかのレンダリング画像を添付します。
GPD WINをリリースして多くのフィードバックを得ることができました。
多くの人達は、日常で簡単に使用することができるUMPC(ウルトラモバイルPC)を今でも使いたいと思っているようです。この新製品はCPUにAtom x7-8700、7インチタッチパネルを採用しています。本体ケースの素材はアルミ製です。
Windows10 Homeまたは、Ubuntu 16.04 LTSを実行することができ、RAMは4GB、ストレージ容量は128GBです。
この新製品をどう思いますか?
あなたから多くの提案があることを楽しみにしています^^
また、この新しいデバイスを多くの人に知らせ、より多くのオススメを得てください^^
あなたの返信をお待ちしています。
※翻訳内容については、誤った解釈・翻訳が含まれている可能性があります。
メール本文の一部を抜粋しています。記載されているスペックは、クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」出資募集が開始される前のものになります。
まったく新しいコンセプトの製品
GPD Pocketの開発メーカーであるGPD(gamepad digital)は、その名のとおりゲームに関わる製品であるAndroidベースの携帯ゲーム機「GPD XD」、ゲームパッド、キーボード、Windows 10を搭載した携帯ゲーム機「GPD WIN」を発表してきました。
今回のGPD Poketはゲームに関わる製品ではなく、日常で気軽に使用することができるUMPC(ウルトラモバイルPC)を想定して開発計画された、まったく新しいコンセプトの製品となります。
Windows 10または、Ubuntu 16.04 LTSを実行することができます!
メーカー側(GPD)からのメッセージを読んでいただければわかるとおり、GPD PocketはWindows10以外のOSとして、Ubuntu 16.04 LTSも実行できることを、初めて公式にアナウンスしています。
キーボードのレイアウト(キー配置)について
QWERTYキーボード、トラックポイントを搭載となっています。また、キーボードにバックライトを搭載するかについては現在検討段階ということです。
実際のレイアウト(キー配置)は下画像の配置となる予定です。GPD WINになかった機能として、割り当てられているファンクションキー(Fnキー)で、画面の明るさを変更できるようになっていることが確認できます。
キーボードサイズ(177.8mm×92.6mm)からもわかるとおり、本体サイズはGPD WINよりも少しだけ大きなサイズ感となる予定です。
レイアウト(キー配置)は、かなり特殊な配置となっているので、現在のレイアウト(キー配置)で開発を計画している場合には「慣れ」が必要となりそうです。
電源ボタンの位置は、Deleteキー上部に設置することを予定しています。通常キーよりも押しごこちが硬い作りとなるように設計しているので、誤って押してしまうような心配はありません。
優れた冷却能力について
GPD Pocketには、銅製のラジエーター、大口径の内蔵ファンを内蔵しています。内部の熱を効率よく移動させ、外部へ放熱することを可能にしています。GPD Pocketから体感できる温度は約38℃を維持できるように設計されています。
GPD Pocket モックモデルを公開
GPD Pocketのモックモデル画像がメーカー側より提供されました。女性の手のサイズでも十分につかむことができるコンパクトサイズで計画しています。
(GPD Pocketと比較しているデバイスはHUAWEI mate8のようです)
これでGPD WINよりも少しだけ大きなサイズ(ポケットサイズ)というのはすごいですね。持ち運びするにも簡単・便利な大きさであることに間違いはありません。
GPD Pocketという名称のとおり、もちろんポケットに収まるサイズに仕上がる予定となっています。それにしてもこの画像・・・どこかで見たような印象を受けたのは私だけでしょうか。
すでにGPD Pocketのモックモデルまで完成しているとは、開発スピードの速さに驚かされます。
GPD Pocket プロトタイプモデル(試作品)を公開
モックモデルに加え、プロトタイプモデル(試作品)もすでに完成しています!GPD Pocket prototype with Displayという名称を使っていることから、2017年2月に開始予定の海外クラウドファンディング(INDIEGOGO)への申請・プロモーション目的で作成されたモデルであると考えられます。
GPD WINと、ほぼ同じ本体の厚みに仕上っているようにみえます。GPD WINよりも少し大きなサイズとなっていますが、本当に小さなミニノートPC(UMPC)といえるでしょう。
MacBook Airのような質感・カラー(シルバー)となっています。他カラーでの発売は未定となっています。
キーボードのレイアウト、トラックポイントの位置についての要望が多く寄せられた結果、一部のレイアウトが変更となりました。また、本体右側に放熱対策としての放熱穴が確認できます。
女性の手のサイズでも十分につかめるサイズでしたが、男性の手のサイズだと余裕をもってつかめることが確認できます。
ポケットにも余裕をもって収まるサイズ感となっているのは嬉しいですね。
本体重量は約480gとなっているので、片手でも簡単に持つことができるでしょう。
iPad mini2/3の重量が331g、iPad Air Wi-Fi版の重量が469gということを考えると、キーボード・トラックポイント搭載でこの重量(約480g)は本当に軽いといえます。
イメージプロモーションを公開
GPD Pocketのイメージプロモーション画像が公開されてました。
メーカー側(GPD社)から、このようなプロモーション活動が確認されたのは初めてとなります。それだけに、このGPD Pocketは一部のコアなユーザーに留まらず、一般ユーザーを視野に入れて開発されていることがわかります。
GPD Pocket product image | Dingoonity.org – The Dingoo Community
クラウドファンディングで資金調達を開始!
GPD Pocketは海外クラウドファンディング「INDIEGOGO」で2017年2月15日に資金調達を開始しました。(10:30頃に、クラウドファンディングを開始し、16:30頃に目標金額を達成)すでにプロトタイプモデルも完成しているので、遅滞なく申請・プロモーションは行われたようです。かなり早い段階で製品出荷することを計画(出荷時期は2016年6月予定)しているようです。
GPD Pocketの1台当たりの価格:$399(クラウドファンディング「INDIEGOGO」で出資を行った場合)で、小売価格:$599と比較すると、$200安い価格設定となっています。また、出資コースによって、選択できるOS(Windows10または、Ubuntu)が異なりますので、よく内容確認を行いましょう!
「USB Type-C Hub」を追加できるコースもあります
GPD Pocketには、I/Oポートが必要最低限しかないので、この部分を不満に感じている方もいるかもしれません。この問題を解決する方法として、メーカー側(GPD)は「USB Type-C Hub」を使用することを推奨しています。
この「USB Type-C Hub」は、わずか$10で追加することができます。ハブを使用することにより、USB 2.0ポート、Micro USBポート、Micro SDポート、SDポートを、GPD Pocketへ手軽に追加することができるようになります。(上画像が実際のリターンとして予定されている「USB Type-C Hub」になります) ただ、直付けタイプの「USB Type-C Hub」を使う場合には、既存のI/Oポートをふさいでしまう形になるので、ご自分の使用方法に合っているのかを、よく確認したうえで、出資コースを選択しましょう。
国内ショップで販売(キュレーションセール)が開始!?
早くも国内ショップでキュレーションセールが開始されているようです。
さて、このキュレーションセールって何なの?と疑問に思われた方も多いと思います。簡単に説明すると「商品を入手するのを、あなたに代わってお手伝いをしますよ」という意味のようです。
なので、通常の商品注文とは異なり、注文後のキャンセルには手数料が発生したり、クラウドファンディング製品だった場合には払い戻しを行うことができない可能性もあります。注文を検討している方は国内ショップだから安心ができると考えずに、よく製品内容・サイト内の説明事項を確認したうえで判断をしましょう。
GPD Pocket の意見・要望について(受付終了)
海外クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」での出資募集に合わせて、GPD Pocketの意見・要望については、受付を終了させていただきました。
今後はクラウドファンディングサイトのキャンペーンページのコメント欄を活用し、意見・要望を直接メーカー側(GPD)へご提出してください。
GPD WINに引き続き、GPD(gamepad digital)が新たにプロデュースする新製品 GPD Pocket。今までに発表された製品以上に、多くの方の注目を集める製品になることは間違いないでしょう。
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