8.9インチ、世界最小の Ultrabook「GPD P2 Max」のクラウドファンディングのキャンペーンが開始されました。
GPD社(SHENZHEN GPD TECHNOLOGY CO., LTD.)からは、日常で気軽に使用できる UMPCの GPD Pocketシリーズが発売されていますが、それよりも大きな画面・機能性を高めた世界最小 “Ultrabook” の登場です。
世界最小の Ultrabook「GPD P2 Max」クラウドファンディング開始!
東京ビッグサイトで開催された IT展示会 Japan IT Week 春(後期)で初公開され、大きな注目を集めた「GPD P2 Max」が、海外クラウドファンディング INDIEGOGOでキャンペーンを開始しました。
先発ブランドの実力が問われる
GPD社だけでなく多くのメーカーから8インチサイズの UMPCが発表されています。
その中でも GPD社の GPD P2 Maxは UMPCではなく、一番大きな 8.9インチ ディスプレイを搭載した世界最小の “Ultabook” で勝負を挑みます。
多くのメーカーが新規参入を続けている7インチ / 8インチサイズの PC市場は、今ではユーザー側の選択肢が広がりつつあります。
衰退したかと思われていた市場の復活に貢献したパイオニア的な存在である GPD社の “新製品” を見ていきます。
GPD P2 Maxのスペック
最初に GPD P2 Maxのスペックを詳しくみていきましょう。
GPD P2 Maxは、選べる2つのモデルをリリースしています。
CPU、メモリ、ストレージ容量、本体カラーに違いがある点に注意してください。
日本語キーボード版も用意されていますが、キートップ用ステッカーが付属するモデルです。
クラウドファンディング価格
エントリーモデル(Intel Celeron 3965Y)、ハイスペックモデル(Intel Core m3-8100Y)のクラウドファンディング価格です。
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一般販売価格はエントリーモデルが 635ドル、ハイスペックモデルが 842ドルを予定しています。少しでもお得に購入したい人は出資することをおすすめします。
GPD P2 Maxの出荷時期
GPD P2 Maxの出荷時期は、2019年9月を予定されていましたが・・・。
今回、出資者へ出荷されたのは8月末から順次開始となりました。約束の期限が守られたのは初めてのことで驚きです。
機能性を高めた世界最小のUltrabook
GPD P2 Maxには、日常で気軽に使用できる UMPCの GPD Pocketシリーズにはない多くの機能を搭載しています。どれも GPD製品 “初” の機能を搭載しています。
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そのほかにも GPD製品で問題視されることが多かった放熱対策、給電・充電仕様についても力を入れているようです。
8インチサイズの覇権を握れるか
日本国内での人気・知名度は先発ブランド GPD社の優位性が高いです。
それを多機能・ハイスペック・多くのバリエーションを売りにした One-Netbook社が追い上げ、その後ろを圧倒的な高コストパフォーマンス・バリュープライスを武器に CHUWIが追いかけています。
先発ブランドの優位性を生かせるか
これからも、多くのメーカーが7インチ / 8インチの PC市場に新規参入してくる可能性も高いことから、先発ブランドの優位性を生かした戦略で既存ユーザーの買い替え需要・新規ユーザーの獲得ができるかが重要となってきそうです。
最近になって、8インチサイズの UMPC / Ultrabookがたて続けにリリースされています。
その中でも最後の発表となった「GPD P2 Max」は、当初よりもスペックは高く、予想をしていたよりもクラウドファンディング価格は安価に落ち着きました。
他社製品と比べてると一長一短なところはありますが、一周回って欲しくなる製品です。
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