わずか150g以下。手のひらサイズの超小型・軽量PC「GMK NucBox」を実機レビュー|一般販売はじまる

手のひらサイズの超小型・軽量PC「GMK NucBox」の一般販売がはじまりました。
GMKブランドとしては初のプロダクトで、プロモーション目的のために、海外クラウドファンディングサイト INDIEGOGO でキャンペーンを開始していた製品です。

GMK NucBox の注目すべきは、その大きさ・重量
本体の大きさは 62 × 62 × 62 mm、重さはわずか 150g以下。
CPU に Intel Celeron J4125、メモリは8GB、ストレージ容量は 128GB~512GB を搭載、2万円台のお手頃価格で持ち運びのできるデスクトップ環境を実現できます。

2020年末に一般発売が始まったばかりの GMK NucBox の価格・販売ストア、スペック、特徴・ベンチマーク結果、利用できるシチュエーションなどをご紹介していきます。

GMK NucBox の価格・販売ストア

GMK NucBox は日本国内・海外通販サイトで一般発売されています。
ざっくり調べると販売価格は 23,000円~28,000円といった感じです。

製品名割引クーポンクーポン適用後価格
GMK NucBox 128GBBGJPGMK52159.99ドル
GMK NucBox 512GBBGJPGMK199.99ドル

搭載されているストレージ容量(128GB~512GB)の違いにより販売価格が異なります。
気軽に安心して購入するならアマゾン、最安値を狙うのなら Banggood がおすすめです。

海外通販サイトで購入するときは、必ず「US Plug」を選択しましょう。

GMK NucBox のスペック

GMK NucBox のスペックを詳しく見ていきます。
同時期にリリースされた製品と比べるとワンランク上の CPU(Intel Celeron J4125)を搭載していますが、その性能差は体感できるほど大きな差はありません。

免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。

GMK NucBox をしっかりチェックしていく

超小型・軽量PC「GMK NucBox」をしっかりチェックしていきます。
付属品から基本的な特徴、実際に使ってみた感想などを徹底解説していきます。

GMK NucBox の付属品

マニュアル(英語のみ)、折りたたみ式の ACアダプタ(122g)が付属します。
HDMIケーブルは付属していないので、テレビや液晶ディスプレイと接続する場合には別途購入しておくと良いでしょう。

本当に小さくて軽い!デスクトップPC

GMK NucBox の大きさは 62 × 62 × 42 mm、重さは 143g(実測値)です。
重さについては当初の発表数値(125g)よりも 18g 重たい結果となりました。
手に取ってみると、どこでも持ち運びできる超小型・軽量なサイズだと実感できます。

内蔵ストレージ(SSD)を換装できる

GMK NucBox の内蔵ストレージ(SSD)は換装できます。
内蔵ストレージは SSD(M.2 2242)で、 本体底面のゴム足を外すことで簡単に分解できます。
どちらかと言えば知識がある人向けの作業なので、こういった作業に慣れていない人は、十分な準備をしてからの作業がおすすめです。

市販されている USB PD対応充電器は使えない

GMK NucBox の欠点は、付属の ACアダプタでしか給電できないことです。
この問題は、ライバル機である CHUWI LarkBoxシリーズ、ReevoCube でも確認されている問題で、GMK NucBox だけの欠点とは言えません。

市販されている USB PD対応充電器が使えれば、より実用的になっただけに残念です。
携帯する際に付属の ACアダプタ(122g)を一緒に持ち歩く必要があるのは面倒かも。

小さいながらもI/Oポートは標準レベル

GMK NucBox の入出力ポートは、一般的なノートパソコン標準レベルです。
電源専用の USB Type-C、HDMIポート、USB 3.0 × 2、microSDカードスロット、イヤホンジャックを搭載しています。

小さいながらも HDMIポートは 4K出力(解像度 3840 × 2160)に対応しています。
対応する大型テレビや液晶ディスプレイに画面を映し出すことができます。

内蔵ストレージ容量(128GB~512GB)は簡単に換装できますが、それが難しいという人は不足するストレージ容量を microSDカードで補うことも可能です。

初期セットアップについて

GMK NucBox の初期セットアップ時の注意点は2点です。

特にストレージ容量の空きが少ないときは、Cドライブ直下に無駄に容量がでかい BurnIn Test filesフォルダ(およそ 30GB)がないか確認してください。

  1. Windows初期セットアップ時の「@」は、Shift+2で入力
  2. Cドライブ直下の「BurnIn Test filesフォルダ」があれば削除

このフォルダはそのまま削除しても問題ありませんが、どうしても気になる人はリカバリ(このPCを初期状態に戻す)を実行しましょう。

GMK NucBox のベンチマーク

GMK NucBox のベンチマーク結果を見ていきましょう。
ストレージ速度や発熱温度についてもチェックしていきます。

ストレージ速度をチェック

一般的なデスクトップPC と比べると GMK NucBox(SSD 128GBモデル)のストレージ速度はレスポンスが良いとはいえません。内蔵ストレージが SSD だけあって、HDD やライバル機(eMMCモデル)よりも高速です。

ドラゴンクエストX ベンチマーク

ドラゴンクエストX ベンチマークを含めたベンチマークテスト結果はご覧のとおりです。
標準品質のスコアは 3028(普通)、最高品質のスコアは 2539(やや重い)。

結果を見てわかるとおり、数年前の軽めのゲームタイトルを遊べるレベルのスペックです。
ベンチマークテスト後の本体表面温度は 40度前後、内蔵ファンの風切り音が気になります。

小ささを追求した超小型・軽量デスクトップPC

GMK NucBox を使うシチュエーションは、簡単なメールのやり取り、オフィスアプリで軽めの編集・ファイル作成、Youtubeなどの動画鑑賞などに限定されます。スペックを求めない軽めのゲームであれば楽しめますがゲーミングには向いていません。

本体サイズは 62 × 62 × 42mm、重量はわずか 143g のコンパクトサイズに似合わず 4K対応(解像度 3840 × 2160) 、設置場所も選ばないので必要に応じてモニター、テレビ、プロジェクターなどに接続できます。

入出力ポートは一般的なノートパソコン標準レベルですが、USB 3.0ポートに周辺機器を接続したり、Bluetooth接続すれば困ることはありません。microSDカードスロットを使ってストレージ容量を補うこともできます。

使ってみて気になったところは、一般的なデスクトップPC と比べると内蔵ストレージ(SSD)の速度が遅く、内蔵ファンの風切り音がうるさく感じる点です。
また、ライバル機である CHUWI LarkBoxシリーズ、ReevoCube でも確認されている問題ですが、市販されている USB PD対応充電器が使えないのもネックです。

結論!どれを選んでも大差なし
同時期にリリースされたどの製品も似たり寄ったりで、性能面ではどれを選んでも大差はありません。Banggood での割引クーポン適用後価格で購入できるのであれば、個人的には GMK NucBox(512GBモデル) がコスパが良く、最も魅力的です。

製品名割引クーポンクーポン適用後価格
GMK NucBox 128GBBGJPGMK52159.99ドル
GMK NucBox 512GBBGJPGMK199.99ドル

もし、セール価格で購入できないようなら、次に CHUWI LarkBox Pro が有力候補にあげられます。ただし、こちらは最軽量を目指した結果としてプラスチック筐体、ストレージ速度が劣っているので決定打に欠ける印象です。この軽さと小ささ・ライト層向けのスペックにアドバンテージを感じられる人にはおすすめです。

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