モバイルゲームコントローラー「GameSir G8 Plus」は、据え置きゲーム機のコントローラーに匹敵する持ちやすさや操作性を備えた、マルチプラットフォームに対応したモデルです。
GameSir G8 Plus の価格、特徴、操作性、初期設定・使い方をご紹介します。
さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
GameSir G8 Plus の価格・販売ストア
GameSir G8 Plus は、国内外の通販サイトで広く販売しています。
アマゾンにおける販売価格は 11,182円です。
・GameSir G8 Plus
販売価格：11,182円
アマゾンクーポン（10%オフ）が用意されています。
クーポンコード：10G8PLUS（有効期限 11月30日）
GameSir G8 Plus のレビュー
メーカー提供を受けた GameSir G8 Plus をチェックします。
付属品から動作環境、基本的な特徴、実際の使い心地にいたるまでを解説します。
動作環境
GameSir G8 Plus の動作環境はこちらです。
無線接続（Bluetooth）と有線接続（ケーブル接続）をサポートしています。
- Android
- iOS
- Nintendo Switch
- PC
2.4Gレシーバー（別売り）接続にも対応しています。
付属品
1. アフターガイド
2. ステッカー
3. マニュアル
4. USB Type-Cケーブル
5. 合格証
6. 交換用スティック（全3種）
大きさ・重さ
大きさは 230 × 1047 × 55mm、重さは 314g（実測値）です。
重量感がありますが、しっかりとした作りだと感じられます。
本体カラーは、ダークグレーといった色合いです。
表面コーディングはありませんが、さらりとした触り心地の質感です。
サイズ感
一般的なゲームコントローラーを並べてみました。
形状が大きく異なるので、あくまでも参考程度にしてください。
| 製品名 | 大きさ | 重さ |
| Xbox ワイヤレスコントローラー | 105 × 150 × 60mm | 241g（電池なし） |
| GameSir G8 Plus | 230 × 1047 × 55mm | 314g |
任天堂から発売された携帯型ゲーム機を基準に考えると、合計重量が 500g未満であればストレスなく使える印象を持ちます。取り付けるデバイスの重量に注意する必要があります。
インターフェース
GameSir G8 Plus は、伸縮式グリップハンドルの間にデバイスを挟むタイプのモバイルコントローラーです。振動モーターとバッテリー（1000mAh）を内蔵し、6軸ジャイロスコープを搭載しています。
左右のハンドルカバーおよびスティックキャップ、ABXYボタンは着脱式です。
好みに合わせて自由にカスタマイズできます。
挟みこめるデバイス幅は 120～215mm です。
Nintendo Switch本体だけでなく、スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスを装着できます。
縦幅の制限はなく、横幅は8インチサイズのタブレットを装着できるのがポイントです。
また、背面ボタン（L4 / R4ボタン）は、専用アプリで好みのボタンを割り当てできます。
USB Type-C ポートは下部にあり、内蔵バッテリーの充電のほかデバイスに接続することで有線コントローラーとして機能します。
ただし、主に無線接続がメインの製品のため、付属ケーブルを有線接続に使用する場合は、取り回しは期待できまない点には注意しましょう。
専用アプリ
専用アプリ『GameSir』は、公式サイトおよび各ストアで提供されています。
GameSir製品をフル機能で使うための必須アプリです。
・https://www.gamesir.hk/pages/software-detail
開発者モードを有効にして、USBデバッグを解除する必要があります。
さらに、ご利用のスマホに応じて ADBデバッグの解除や、USBデバッグ（セキュリティ設定）を追加で解除する必要があり、やや使いづらい印象です。
お使いのデバイスに応じて、接続モードを切り替える必要があります。
接続方法のボタンを押した後に、ペアリングボタンを長押しして、ペアリングモードに移行して接続します。
パソコンと Bluetooth接続する場合は、DS4モード（iOS）で接続できました。
ただし、Xinput（Xboxコントローラー）としては認識しない点には注意してください。
操作性
据え置きゲーム機のコントローラーに匹敵する操作性です。
ABXYボタンサイズは 8.8mm、ストロークは 1.5mm で、主要ボタンはすべてメンブレン方式を採用しています。そのため、ゲームプレイ中にボタンのカチカチ音も気になりません。
経年劣化や摩耗によるドリフト現象に強いホールセンサーを搭載したアナログスティックとアナログトリガーをも備えています。シームレスな操作と正確なフィードバックを実現しています。
装着するデバイスに応じてアナログスティックの高さや ABXYボタンのレイアウトを物理的に変更できるのは便利です。6軸ジャイロスコープは、Nintendo Switch でも正確に動作します。
LT / RTボタンは、ストロークは深めでレースゲームにも最適です。
トリガーストップはありませんが、ヘアトリガーモード（軽く押すだけで反応）にすることで、FPSなどのシューティングゲームに適した設計になっています。
また、アナログスティックのデッドゾーンも感じられず、可動域も顕著に気になるところもありません。相当にこだわりがあるユーザーを除けば、再設定や調整は不要です。
8インチタブレットを装着すると PS Portalっぽい感じになります。
装着するデバイスの合計重量（500g以上）によっては、長時間のゲームプレイでは気になるかも。
一方で、スマホから 8インチタブレットまでのサイズをカバーできる 1台としては優秀です。この部分については、トレードオフが求められます。
ラバーグリップは採用していませんが、手にフィットする大きめのグリップと滑り止めのテクスチャー加工が施されているため、しっかりとホールドできます。
反応速度については、Bluetooth接続時の遅延は一切感じられません。
また、有線接続の入力間の平均値は 2.10ms、ポーリングレートは 476Hz で、PC接続時の Xbox純正コントローラーより優れた反応速度を示しています。
コントローラー下部にあるMボタンとホームボタンはファンクションボタンです。
特定のボタンと組み合わせることで、以下の機能を呼びだすことができます。
- Mボタン＋LT / RTボタン長押し：ヘアトリガーのオン/オフ
- Mボタン＋スティック上 / 下：バイブレーション強弱
- Mボタン＋特定ボタン：連射モード（オフ含め 4段調整）
- ホームボタン＋方向ボタン上 / 下：音量調整
- ホームボタン＋プラスボタン：機能リセット
まとめ
GameSir G8 Plus は、据え置きゲーム機のコントローラーに匹敵するモバイルゲームコントローラーです。スマホやタブレット、Nintendo Switch、パソコンなどのマルチプラットフォームに対応しています。
総合評価としては「本格的なゲーマー向け」と評価します。
気軽に遊ぶライトユースというよりも、ゲームを本格的にプレイしたい上級ユーザー向けのモバイルゲームコントローラーです。左右独立した振動モーターによるフィードバックや、経年劣化に強く耐久性に優れている点も評価ポイントです。
一方で、やはり賛否両論となるのは本体の大きさと重量です。
持ち運びには大きなサイズ感であることと、装着するデバイスの重さによっては、長時間のゲームプレイではやや負担になるかもしれません。
とはいっても、挟み込めるデバイス幅が広いため、スマホから 8インチタブレットまでのサイズをカバーできる汎用性が魅力です。操作性や持ちやすさを重視する本格仕様のモバイルゲームコントローラーと評価します。
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