2019年６月にリリースされた携帯レトロゲーム機「EVERCADE」が、2020年４月９日に発売されることが決定しました。何度も発売時期が延びていた携帯ゲーム機がいよいよ発売です。
EVERCADE で遊べるゲームタイトルは、初弾で 100本以上をリリース。提携している大手パブリッシャーから過去に発表された名作ゲームタイトルを、専用カートリッジで手軽に遊べます。
すでに海外通販サイトではプレオーダーが開始されています。
本体価格・専用カートリッジの販売価格もお手軽な携帯レトロゲーム機をご紹介していきます。
携帯レトロゲーム機「EVERCADE」がいよいよ発売
2019年６月にリリースされた携帯レトロゲーム機「EVERCADE」は、当初は 2019年10月頃に発売される予定でしたが、同年12月、2020年３月と発売時期が少しずつ延期となっていました。
このまま、ずるずると延期を繰り返しお蔵入りしてしまうのかと思われていましたが、ついに 2020年４月９日に正式発売されることが決定しました。
続々と大手パブリッシャーと提携
リリース当初のパブリッシャーは、アタリ、ナムコミュージアム、インタープレイ、データイーストの４社でしたが、現在は ピコ・インタラクティブ、メガキャットスタジオ、テクノス、ソングバード・プロダクションなどと提携しています。
リリース当初に発表されたゲームタイトル数はおよそ 80本でしたが、現在では提携するパブリッシャーが増え 140本までに拡大しています。
EVERCADE の価格・販売店
EVERCADE は現時点では海外通販サイトのみでプレオーダーを開始しています。
日本国内からの注文に正式対応しているのは funstock のみです。
| 正規販売店での商品名・種類 | 価格 |
| EVERCADE – Standard Editon / Starter Pack | 78.27ドル |
| EVERCADE – Premium Editon | 104.36ドル |
| EVERCADE – ALL-IN Editon + Free Case | 195.69ドル |
| 専用カートリッジ | 19.56ドル |
日本国内で予約受付をしているストアも確認されていますが、正規販売店・代理店ではなく、キャンセルペナルティの請求、商品が到着する保証もないので注意しましょう。
EVERCADE の外観・特徴をチェック
EVERCADE は、８bit / 16bit のレトロゲームに特化した携帯ゲーム機です。
提携しているパブリッシャーから提供された名作・厳選されたゲームタイトルを、専用カートリッジで楽しめます。
液晶ディスプレイは 4.3インチで、アスペクト比は４：３、16：９に切り替え可能、イヤホンジャック、Mini HDMI による TV出力にも対応しています。
内蔵バッテリーの連続稼働時間は４～５時間で、microUSBで充電・給電できます。
本体カラーは２色（ホワイト・ブラック）での販売を予定しています。
液晶ディスプレイの大きさは PSP と同じですが、本体の大きさは PSP よりも二回り大きな感じです。カートリッジの大きさはネオジオポケットカートリッジ相当です。
操作ボタンは十字キー、ABXY ボタン、START / SELECT ボタン、L / R ボタン、音量調整ボタン、電源ボタンといったオーソドックスな作りで、背面には専用カートリッジ挿入口を用意しています。
独自に開発したエミュレータにて動作をして、ゲーム途中にセーブ・ロード
シンプルでチープな感じがする本体
EVERCADE の本体価格・専用カートリッジの販売価格はリーズナブルです。
それだけに本体のビルドクオリティは高いとは言えません。
むしろ、最近になって発売された中華ゲーム機の販売価格の方が高く、ビルドクオリティも高いでしょう。例えるなら、一昔前に発売された携帯型のファミコン互換機と似たようなビルドクオリティといった感じがします。
EVERCADE のボタンの押し心地や性能、操作性はそれほど高くはない印象です。
電源ボタンを ON にしてから、ゲーム選択画面が表示されるまでには 12秒ほどかかります。
あくまでもシングルプレイ推奨、インターネット接続できない点には注意しましょう。
大手パブリッシャーに恵まれた携帯レトロゲーム機
EVERCADE 最大の魅力は大手パブリッシャーから提供されたゲームタイトルです。
リリース当初のパブリッシャーは、アタリ、ナムコミュージアム、インタープレイ、データイーストの４社でしたが、現在では ピコ・インタラクティブ、メガキャットスタジオ、テクノス、ソングバード・プロダクションなどと提携を拡大しています。
１つのカートリッジには、ゲームタイトルがおおよそ６本～20本が収録されています。この記事執筆時点では初弾のゲームタイトル数は 140本で、最近では ATARI Lynx のゲームタイトルが追加されました。
例えばナムコ コレクションのゲームカートリッジには、日本国内でも有名・人気なゲームタイトル「パックマン」、「ギャラクシアン」、「ゼビウス」、「ドラゴンスピリット」、「スプラッターハウス 2-3」などが収録されています。
どれだけの注目・人気が集められるか期待されている
EVERCADE は提携する大手パブリッシャーから提供される名作・厳選されたゲームタイトルを専用カートリッジで遊べる携帯レトロゲーム機です。
なので、EVERCADE 専用に開発・制作されるようなキラータイトルは存在せず、あくまでも当時の追体験を手軽にプレイ、コレクションできるという点に特化しています。
本体価格だけでなく、専用カートリッジの価格も１本 19.56ドル（2,000円程度）と安価なのはポイントです。
発売時期は 2020年４月９日に遅れたものの提携パブリッシャーにも恵まれ、初弾のゲームタイトル数は 100本以上と好調です。これから、どれだけ多くの注目・人気を集めてパブリッシャーとの提携を獲得、継続したカートリッジの発売が続けられるかが期待されています。
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