
Androidゲーム機「AYANEO Pocket S Mini」は、AYANEO Pocket S をベースにした小型モデルです。Snapdragon G3x Gen2 を搭載し、クリスタルボタンや金属フレームを採用した洗練されたデザインも特徴となっています。
AYANEO Pocket S Mini の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。
AYANEO Pocket S Mini について
AYANEO Pocket S Mini に関する情報をまとめたページです。
サンプル機を貸し出していただきましたが、コンテンツの内容には一切影響していません。
価格・販売ストア

AYANEO Pocket S Mini 国内正規版は、日本国内で販売中です。
カラーラインナップは、オブシディアンブラック、アイスソウルホワイトの全2色。
先行予約価格は、販売価格より 3,000円の特別割引(~3/26)です。
アマゾン、AYANEO日本公式サイト、ハイビーム公式オンラインストア、およびハイビーム実店舗にて取り扱いされています。
・8GB / 128GB
販売価格:77,800円
・12GB / 256GB
販売価格:87,800円
製品仕様とスペック
AYANEO Pocket S Mini 国内正規版のスペックについて詳しく見ていきます。
| 製品名 | AYANEO Pocket S Mini |
| 画面 | 4.2インチ、LCD 解像度 1280 × 960、4:3 マルチタッチ |
| OS | Android 14 |
| SoC | Snapdragon G3x Gen 2 |
| RAM | 8GB / 12GB LPDDR5X |
| ストレージ | 128GB / 256GB |
| インターフェース | USB Type-Cポート microSDカード |
| その他 | Masterコントローラー |
| ワイヤレス通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 4700mAh |
| 大きさ | 167.1 × 77.85 × 18.5mm |
| 重さ | 305g |
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。
AYANEO Pocket S Mini のレビュー
AYANEO Pocket S Mini(12GB+256GBモデル)をレビューします。
基本的な特徴、インターフェース、操作性、システム、エミュレーター性能に加え、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。
付属品

1. 合格証
2. マニュアルカード
3. USB-Cケーブル
大きさ・重さ

大きさは 167.1 × 77.85 × 18.5mm、重さは 304g(実測値)です。
金属フレームとプラスチック(ABS樹脂)を組み合わせた筐体を採用しており、サイズに対してやや重量を感じます。
コントローラー面にはオールガラスを採用しており、光沢感のある高品質な仕上がりです。
AYANEO Pocket S をベースにしたデザインは、成形精度の高さと高級感をしっかりと感じられる仕上がりです。
サイズ感

参考として、PS Vita(PCH-2000)や Nintendo Switch を並べてみました。
AYANEO Pocket S Mini のサイズ感がイメージしやすいと思います。

続いて、Androidゲーム機の AYANEO Pocket S を並べてみました。
コンパクトにサイズダウンしているように見えますが、厚みは約5mm増しており、見た目以上に厚みを感じます。
本体自体は大きめのポケットにも収まるサイズ感で、持ち運びしやすい印象です。
個人的には、AYANEO Pocket S と同等の薄さであれば、より完成度の高い仕上がりになっていたと感じました。
インターフェース

インターフェースは、上部に音量ボタン、電源ボタン一体型の指紋認証センサーが配置されており、下部には USB 3.2 Gen2 Type-Cポートがあります。ただし、イヤホンジャックは非搭載です。
デュアルステレオスピーカーの最大音量も十分、音質自体も良好です。
下部配置による影響もほとんど感じられません。

左側には MODEボタン、右側には microSDカードスロットを搭載しています。
また、ワイヤレス通信機能として、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3 を搭載しています。
その他に、マイク、バイブレーション機能、6軸ジャイロセンサーを備えています。
音声を自動解析して振動に変換するオーディオ振動システム「SoundTAPMagic」にも対応しています。

左右のアナログスティック周りには RGBライトエフェクトが搭載されています。
LED のオン・オフや輝度調整、RGBカラーおよび照明効果の変更が可能です。

バッテリー容量は 4700mAh で、PD急速充電をサポートしています。
現時点では、バイパス充電のほか充電制限には対応していないようです。
静音性に優れたアクティブ空冷を搭載しており、温度が手に伝わることなく快適です。
最大時には「キーン」という高音寄りの風切り音(デバイスから約50cm 離れた位置で最大43dB)が確認できるものの、オート設定ではほとんど気になりません。
画面

AYANEO Pocket AIR Mini と同じ 4.2インチの LCDディスプレイを搭載しています。
ベゼルレスのデザインで、アスペクト比は 4:3 で、解像度は 1280 × 960、画素密度は 380PPI です。
ガラスレンズとディスプレイの隙間がないフルラミネーションディスプレイを採用しており、ネイティブでポートレート(縦長)表示に対応しています。10点マルチタッチをサポートし、リフレッシュレートは最大60Hz です。

画面の輝度(cd/m2)を測定したところ、最大 546nit を記録しました。
タッチスクリーンの操作感度(シングルタッチ・マルチタッチ)の平均値は 65Hz、呼び出しレートは平均 139Hz です。
標準的な液晶ディスプレイながら、明るく鮮明な表示が可能です。
同スペックの画面を採用している AYANEO Pocket AIR Mini と比較すると、最大輝度や色味にわずかな違いは感じられるものの、全体として大きな差はない印象です。
有機ELのような強い個性はありませんが、解像度やアスペクト比との相性がよく、定番のレトロゲームをピクセルパーフェクトで楽しめるのは魅力といえるでしょう。
操作感

操作感は良好で、持ち心地については好みが分かれる印象です。
ABXYボタンサイズは 7.2mmで、ストロークは 1.1mmとしっかり、LC / RCボタンやメニューボタン等はドームスイッチ、それ以外の主要ボタンはメンブレン方式を採用しています。
ホール効果センサー搭載のスティックとトリガーに加えて、システム側でボタンレイアウトやトリガーモードを変更できるため、プレイヤーの好みに合わせて細かく調整できるのもポイントです。

AYANEO Pocket S をベースにしたデザインで、方向ボタンと ABXYボタンはクリスタルボタンを採用しています。一方で、左右のアナログスティックは対称配置となっており、スティック径も小さく可動範囲もやや狭めです。
また、本体の厚みも約5mm 増しており、同社の AYANEO Pocket MICRO に近い印象です。
そのため、AYANEO Pocket S の単純な小型モデルとは言いにくく、むしろ画面サイズを抑えた派生モデルといえます。

LRボタンについては、AYANEO Pocket S のボタンサイズと同様の設計が採用されており、押し心地や操作性に大きな違いはありません。また、ABXYボタンのパチパチ音も抑えられており、この点は正当に継承されている印象です。
気になった点としては、初期状態では MODEボタンにパフォーマンス切り替えが割り当てられておらず、AYASetting → Controller → Custom Keys で設定する必要があります。

テクスチャー加工やグリップがない形状のため、あえて厚みを持たせることで持ちやすさや操作性を補っているとも考えられますが、好みが分かれる印象です。
また、同サイズ帯のモデルと比較すると、重量をやや感じやすい点も気になります。
全体としては、AYANEO Pocket S をベースに、最近の AYANEO製品のエッセンスを取り入れたバランスの良い仕上がりといえるでしょう。

アナログスティックのデッドゾーンや可動域は最適化されています。
可動域にも特に気になるところはなく、測定結果も良好でした。
Androidゲーム機全般として、エミュレーターアプリの種類が豊富という利点はありますが、入力遅延を感じやすい傾向があるようです。ただし、繊細な操作・タイミングを必要としなければ特に気にする必要はないでしょう。
システム

基本的なシステム構成は、AYANEO Pocketシリーズ共通の仕様です。
システムには Android 14 を搭載しており、Google Play ストアにも対応しています。
ホームアプリには独自インターフェースの『AYAHome』が標準採用されています。
その他にも AYASpace や Quickstep にホームアプリを変更することもできます。

AYAボタンを短押し・長押しすることで専用アプリ『AYASpace』が起動します。
ゲームパフォーマンスやインジケーター表示、各種コントローラー設定、ウィジェット機能などを手軽に変更できます。

さらに、専用アプリ『AYASetting』が用意されており、パフォーマンスや仮想メモリの設定、システムの OTAアップデートなどを一括管理できます。イコライザー機能を備えているため、サウンドを自分の好みに合わせて調整できます。
残念なポイントとしては、システムを日本語に設定しても、各項目は英語表記のままです。
以前からフィードバックしている点ですが、現時点でも改善は見られません。
ベンチマーク

各種ベンチマークテストの結果は以下のとおりです。
・Antutu(V11)のスコア
総合:1932199
CPU:617833、GPU:536759
・Geekbench 6 のスコア
CPU:シングルコア 2076、マルチコア 5576
GPU:12519
・3DMark のスコア
Steel Nomad Light:1453
Solar Bay:6632
エミュレーター性能

エミュレーター性能は、同社の『AYANEO Pocket S』とほぼ同じレベルです。
Snapdragon G3x Gen 2プロセッサを搭載しており、同社の「AYANEO Pocket S」と同水準のチップです。Androidゲーム機の中でもハイスペックに位置付けられる性能を備えています。
動作するエミュレーターは幅広く、一般的なレトロゲームに加え、セガサターン、PSP、ゲームキューブ、Wii、3DS、PS2、PS Vita のタイトルを高解像度かつフルスピードで実行可能です。また、Switch 向けタイトルも一部動作します。

同社の AYANEO Pocket S や EVO とほぼ同等のパフォーマンスを発揮します。
ただし、一部のエミュレーター(Wii U など)では動作遅延や操作の不安定さが見られることもあり、エミュレーター側の最適化が求められるタイトルについては、今後のアップデートに期待したいところです。
また、使用するエミュレーターやゲームタイトルによっては、解像度やアスペクト比の影響で画面表示が課題となり、性能を十分に活かしきれないケースもあります。
必ずご自身で吸い出したものを使用してください。
ゲームアプリ

デバイス負荷の高いゲームアプリ『原神』や『鳴潮』、『ゼンレスゾーンゼロ』なども、グラフィック設定を「最高」にした状態で快適に動作します。高精細なグラフィック表現とスムーズな描画をしっかり楽しめる性能です。

ただし、画面サイズが 4.2インチと小さいため、文字などの視認性について課題があります。
ゲームアプリやクラウドゲームを重視する場合は、同社の AYANEO Pocket S や EVO を選択するのが適しているでしょう。
まとめ

AYANEO Pocket S Mini は、Snapdragon G3x Gen 2 を搭載したハイエンドクラスの小型 Android ゲーム機です。AYANEO Pocket S をベースにしつつ、4.2インチのコンパクトな筐体へ再構成されたモデルで、レトロゲームとの相性を強く意識した設計が特徴となっています。
エミュレーター性能は AYANEO Pocket S と同等で、幅広い世代のタイトルを高解像度かつ安定して動作させることが可能です。さらに、クリスタルボタンや金属フレームを採用したデザイン性の高さや、質感の良い筐体の仕上がりも魅力で、所有欲を満たしてくれる一台に仕上がっています。
一方で、厚みの増加や重量バランス、スティックサイズなどは好みが分かれるポイントです。また、4.2インチという画面とアスペクト比はレトロゲームとの相性は良好なものの、ゲームアプリやクラウドゲーム用途では視認性に課題を感じる場面もあります。
総合的に見ると、AYANEO Pocket S Mini は「高性能な小型Androidゲーム機」を求めるユーザーに向けたモデルです。汎用性というよりも、コンパクトさと性能のバランスを重視しつつ、特にレトロゲームを快適に楽しみたい人にとって、有力な選択肢のひとつといえるでしょう。
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