中華ゲーム機「ANBERNIC RG DS」レビュー|1万円台の 2画面クラムシェル型 Androidゲーム機

ANBERNIC RG DS レビュー

中華ゲーム機「ANBERNIC RG DS」は、ニンテンドーDS や 3DS を思わせる 2画面クラムシェル型の Androidゲーム機です。スペックは控えめですが、1万円台で手に入るコストパフォーマンスの高さが魅力のモデルです。

ANBERNIC RG DS の価格、スペック、特徴、エミュレーター性能についてご紹介します。さらに、評価すべき点や欠点についても詳しくチェックします。


ANBERNIC RG DS について

ANBERNIC RG DS に関する情報をまとめたページです。
レビュー用にサンプルを提供してもらいましたが、コンテンツの内容には影響していません。

※販売ストアによっては権利者の許可を得ていないゲームが含まれている可能性があります。ご利用はご自身の責任でお願いします。

価格・販売ストア

ANBERNIC RG DS 価格・販売ストア

ANBERNIC RG DS は、公式サイトを中心に広く販売されています。
カラーラインナップは レッド&ブラック、ターコイズブルー、ホワイトの全3色。

・ANBERNIC RG DS
 販売価格:15,899円(送料別)
 予約価格:14,899円(送料別)

製品仕様とスペック

ANBERNIC RG DS のスペックについて詳しく見ていきます。

製品名ANBERNIC RG DS
画面4インチ、IPS
解像度 640 × 480、4:3
デュアルスクリーン
5点マルチタッチ
OSAndroid 14
SoCRockChip RK3568
RAM3GB
ストレージ32GB
microSDカード(最大2TB)
バッテリー4000mAh
インターフェース

USB Type-Cポート × 2
イヤホンジャック
microSDカードスロット
デュアルスピーカー
6軸ジャイロ
振動モーター

ワイヤレス通信Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
大きさ160 × 90 × 21.5mm
重さ321g
素材ABS樹脂素材

免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが、保証はできません。


ANBERNIC RG DS のレビュー

ANBERNIC RG DS をレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、システム、エミュレーター性能に加え、評価すべき点や欠点についても徹底解説します。

付属品

ANBERNIC RG DS 付属品

1. スクリーンプロテクター
2. 液晶クリーナー
3. ユーザーマニュアル(中国語・英語)
4. USB Type-Cケーブル
5. タッチペン(静電容量式)
6. ストラップ

ANBERNIC RG DS 収納ケース

別売りでストラップ付きの収納ケースも用意されています。
本体をしっかり保護しながら持ち運びたい方は、あわせて購入することをおすすめします。

anbernic

Anbernic の使命は、世界中のゲーマーとオープン ソース開発者にクラス最高のハンドヘルド コンソールと周辺機器を提…

大きさ・重さ

ANBERNIC RG DS 大きさ・重さ

大きさは 160 × 90 × 21.5mm、重さは 315g(実測値)です。
プラスチック筐体(ABS樹脂)を採用した標準的な重さのモデルで、大きさ(厚みを含む)は Newニンテンドー3DS LL とほぼ同等です。

価格に対して、成形精度や組み立て精度はしっかりめです。
また、本体カラー「レッド&ブラック」は天板のみ光沢仕上げで、それ以外はマットな質感になっています。見た目は鮮やかで存在感がありますが、光沢部分は指紋や皮脂がやや目立ちやすいです。

サイズ感

ANBERNIC RG DS サイズ感

参考として、ニンテンドーDS Lite と Newニンテンドー3DS LL を並べてみました。
折りたたんだ状態でのサイズ感は Newニンテンドー3DS LL とほぼ同じで、手に取ったときのボリューム感も近い印象です。

ANBERNIC RG DS サイズ感

続いて、開いた状態でのサイズ感です。
こちらも Newニンテンドー3DS LL とほぼ同じと考えてよいです。
扱いやすいバランスの良い大きさになっています。

ANBERNIC RG DS サイズ感

最後に、競合他社の AYN Thor と並べたサイズ比較です。
本体の縦横サイズはわずかに小さめですが、厚みは抑えられており、全体的にすっきりした印象を受けます。

Androidゲーム機の 2画面モデルで最薄・最軽量の一台といってもよい仕上がりです。
競合機ではサイズや重量がネックになりがちですが、その点がしっかり抑えられており、日常使いのしやすさでは優れています。

インターフェース

ANBERNIC RG DS インターフェース

インターフェースは、背面に USB Type-Cポート 2つ(映像出力なし)と microSDカードスロット、前面にイヤホンジャックを備えています。また、上画面左右にはデュアルスピーカーが配置されており、音量は十分で音質も良好です。

ただし、通常時はノイズが気にならないものの、音声出力のあるアプリを起動すると、ミュート状態でも「ブーン」というノイズが発生することを確認しています。アプリによっては影響が出る可能性があるため、この点はあらかじめ把握しておくと安心です

ANBERNIC RG DS インターフェース

ワイヤレス通信機能として、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2 を搭載しています。
その他に、マイク、バイブレーション機能、6軸ジャイロセンサーを備えています。

ANBERNIC RG DS インターフェース

シームレスですが、やや固めのヒンジ構造を採用しています。
ディスプレイの開く角度の最大値は 180度です。

ANBERNIC RG DS インターフェース

光沢感がある天板にはメーカーロゴがなく、シンプルな仕上がりです。
飽きがこないデザインで、長く使える印象を受けます。

ANBERNIC RG DS インターフェース

バッテリー容量 4000mAhで、バッテリー持ちは 3~4時間ほどといったところです。
長時間じっくり遊ぶというより、空き時間にサッと楽しむのに向いています。

冷却ファンは搭載していませんが、高負荷のベンチマークテスト中でも本体が熱を持つような感触はなく、発熱はほとんど気になりませんでした。

画面

ANBERNIC RG DS 画面

デュアルスクリーン(メイン画面・サブ画面 4インチ)を搭載しています。
どちらも IPS液晶で、解像度は 640 × 480(Nintendo DS Lite の約2.5倍)、アスペクト比は 4:3 です。

ネイティブでポートレート(縦長)表示に対応したディスプレイを採用しています。
メイン画面・サブ画面ともに、5点マルチタッチで、最大リフレッシュレートは 60Hz です。

明るさと輝度(cd/m²)を測定したところ、最大419nit を記録しました。
また、タッチスクリーンの操作感度(シングルタッチ・マルチタッチの平均値)は 58Hz、履歴全体の平均移動速度はメイン 56Hzでした。

ANBERNIC RG DS 画面

輝度や音量は個別に調整できず、共通設定での操作のみです。
また、上下の画面で同期が取れていないため、表示タイミングにわずかなズレが発生することも確認できました。このあたりは、今後のシステムアップデートでの改善に期待したいところです。

上下ともに同一仕様の画面を採用しているため、競合モデルと比べると汎用性はそれほど高くありません。一方で、解像度とアスペクト比は定番のレトロゲームとの相性が良い構成になっており、クラシックタイトルを中心に遊ぶ用途であれば十分に活かせるディスプレイ仕様です。

操作感

ANBERNIC RG DS 操作感

操作感はボタン押し感が良く、全体的にしっかりとした印象です。
ABXYボタンサイズは 7.7mm、ストロークは 0.4mm と浅め。LRボタンはマイクロスイッチ、それ以外の主要ボタンにはドームスイッチが採用されています。

スティックは PS Vita と同タイプのアナログスティックを搭載しています。
ややくぼんだ位置にあるため、可動範囲や反発の強さについては好みが分かれる印象です。

ANBERNIC RG DS ボタン

方向ボタンや ABXYボタンはいずれも底打ち感があり、クラムシェル型に合わせた適切な高さで、全体的に好印象。ボタン音も控えめで、静音性を重視するユーザーにも好まれる仕上がりです。

また、メイン画面とサブ画面はタッチ操作でアクティブ切替ができるほか、ファンクションキーの短押しでも画面を入れ替えられるため、操作性の良さを実感できました。ただ、それ以外の画面制御や調整は限定的でほぼなく残念な印象です。

DSライクに遊ぶためのスタイラスペンは付属していますが、ほとんど出番がありませんでした。個人的には、持ち運び時の手間や、実際の使用シーンを考えても指だけの操作で十分と感じました。

ANBERNIC RG DS 操作性

本体を開閉した際の厚みは Newニンテンドー3DS LL とほぼ変わらず、実際に手にすると十分な薄さを感じられます。競合他社のモデルと比べても薄型・軽量でまとまりのあるサイズ感です。

一方で、LRボタンやメニューボタンはメカニカルなカチカチ音がやや気になります。ここは Newニンテンドー3DS LL のような静音寄りのボタン仕様であれば、より完成度が高まったと感じました。

ANBERNIC RG DS 操作感

グリップやテクスチャー加工は施されていないものの、握り心地や持ちやすさは良好で、手に包み込むようにフィットします。

総合して、携帯性と操作性のバランスを重視するユーザーにとって、十分満足できる作りだといえるでしょう。

ANBERNIC RG DS デッドゾーン

アナログスティックのデッドゾーンもほとんど感じられません。
スティック自体の可動域は広めではないものの、測定結果も良好でした。

Androidゲーム機全般として、エミュレーターアプリの種類が豊富という利点はありますが、入力遅延を感じやすい傾向があるようです。ただし、繊細な操作・タイミングを必要としなければ特に気にする必要はないでしょう。

システム

ANBERNIC RG DS アプリ

システムは Android 14 を搭載していますが、Google Play ストアには非対応です。
ANBERNIC の Androidゲーム機共通のシステム構成を採用しており、標準的なエミュレーターアプリも最初から入っているので、すぐに遊び始めることができます。

ANBERNIC RG DS ランチャー

ホームアプリは標準の『Quickstep』と独自UI の『RGLauncher』を用意しています。
RGLauncher は本体左側の「ファンクションボタン長押し」または「クイック設定パネル」から起動できます。

ANBERNIC RG DS システム

画面上部から引き出せるパネル「クイック設定パネル」では、画面の明るさ調整や自動回転のロック、入力やリマッピング機能、冷却ファンの設定の編集などが可能です。

ANBERNIC RG DS システム

AI機能アプリ『ANBERNIC AI』を用意しています。
画像生成・リアルタイム翻訳・会話形式での質疑応答 などに対応しています。特にリアルタイム翻訳は、リマッピング機能と組み合わせることで使い勝手が大きく向上し、ゲーム中でもスムーズに活用できる点が便利です。

さらに、Google Play ストア非搭載、OTAアップデートにも対応していないため、システム更新は手動で行う必要があります。全体として十分遊べる仕上がりではあるものの、今後のアップデートによる改善や CFW に期待したいところです。

記事執筆時点では、音声出力のあるアプリ起動時にノイズが発生する点や、上下画面で同期がずれる場面がある点など、まだ完成度は発展途上という印象です。

ベンチマーク

ANBERNIC RG DS ベンチマーク

各種ベンチマークテストの結果は以下のとおりです。

・Antutu(V11)のスコア
総合:160320
CPU:55668、GPU:10655

・Geekbech 6 のスコア
CPU:シングルコア 202、マルチコア 483
GPU:443

・3DMark のスコア
Wild Life:292
Sling Shot:549

エミュレーター性能

ANBERNIC RG DS エミュレーター性能

エミュレーター性能は、ANBERNIC 353シリーズと同等のゲームパフォーマンスです。
RockChip RK3568 プロセッサを搭載しており、Android よりも Linux環境で安定性を発揮するチップのため、レトロゲーム中心の用途に向いています。

動作するエミュレーターは一般的なレトロゲームに加え、スーパーファミコンや PS1、ニンテンドーDS が快適に動作します。ドリームキャストや PSP もそこそこ良好で、ニンテンドー3DS はギリギリ動作するといった感じです。

ANBERNIC RG DS エミュレーター

競合他社の AYN Thor や AYANEO Pocket DS と比較すると、最もスペックが控えめなモデルです。そのため、総合的なエミュレーター性能は高いとはいえず、対応するエミュレーターも限定的です。

また、システム全体の最適化が十分ではないため、上下画面の表示ズレや不安定な挙動が見られることもあり、現時点では動作の一貫性という点では改善の余地が残っている点には注意が必要です。

エミュレーターを遊ぶにはゲームデータの吸い出しが必要です。
必ずご自身で吸い出したものを使用してください。

まとめ

ANBERNIC RG DS レビュー

ANBERNIC RG DS は、ANBERNIC初の 2画面クラムシェル型 Androidゲーム機です。ニンテンドーDS や 3DS を思わされるデザインに加え、競合モデルと比べても 1万円台という低価格を実現しており、2画面モデルを試してみたいユーザーが手に取りやすいポジションにあります。

性能面では競合モデルに大きく劣るものの、Newニンテンドー3DS LL とほぼ同サイズで、2画面モデルとして最薄・最軽量という特徴を備えています。さらに、ボタンの押し心地や持ちやすさ、ビルドクオリティの高さといった点で強みがあり、携帯性を重視するユーザーには魅力的な選択肢となっています。

メリット
デメリット
  • 折りたたみモデル
  • デザイン
  • 2画面
  • サイズ・重さ
  • 耐熱対策
  • 価格
  • システム△
  • ボタン音:LRボタン
  • エミュレーター性能
  • Google Play ストア:非対応
  • 技適未取得機器

一方で、エミュレーター性能は限定的です。また、音声ノイズや上下画面の同期ズレなど、システム面の最適化が不十分な部分も残っています。これらが改善されれば、2画面モデルとしての使い勝手は大きく向上し、本来のポテンシャルをより発揮できるデバイスに成長する可能性を感じさせます。

弱点ははっきりしているものの、価格と機能を踏まえれば総合的な完成度は悪くなく、気軽に 2画面モデルを試すには十分な仕上がりです。大きな性能を求めないライトユーザーや、手軽に DSライクな体験を楽しみたい人であれば、価格相応の満足感が得られる一台といえるでしょう。


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