Raspberry Pi Zeroを搭載したデジタルオーディオプレイヤー「ZPOD」は、手のひらサイズのデジタルオーディオプレイヤー(DAP)でありながら、エミュレータを搭載しているので気軽にファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイシリーズなどのレトロゲームを楽しめます。
この金属筐体の気になるデジタルオーディオプレイヤを簡単に見ていきます。
デジタルオーディオプレイヤー「ZPOD」とは
U-geek Workshopから2017年上旬に発売されたAOIDEシリーズの「ZPOD」は、見た目は一般的な金属筐体(アルミ合金製)のデジタルオーディオプレイヤー(DAP)に見えます。
しかし、大きな特徴として一般的なデジタルオーディオプレイヤーにないエミュレータ機能を搭載しています。
手のひらサイズのコンパクトボディでありながら音楽はもちろん、レトロゲームも手軽に楽しめるデジタルオーディオプレイヤーを見ていきます。
デジタルオーディオプレイヤー「ZPOD」のスペック
デジタルオーディオプレイヤー ZPODは、高級感がある金属製筐体(アルミ合金製)の外装、2.2インチの液晶画面(320 x 240)、2500mahリチウムバッテリー(10時間の連続再生)、microSDカードスロット(最大128GB)といった一般的なスペックを搭載しています。
本体サイズは 85 x 71 x 21 mmとコンパクトな手のひらサイズです。
ただし、公開されているスペックどおりの製品とは限らないので注意をしたいところです。
この手の製品としてはパッケージ・品質に力を入れているように感じます。
エミュレータ機能を搭載
デジタルオーディオプレイヤー ZPODは、メイン機能であるオーディオとは関係がないエミュレーター機能に注目を集めています。
搭載されているのはRaspberry Pi Zeroなので、多くのレトロゲームを快適に遊べるわけではありません。また、ボタンの押し心地・操作性もゲームプレイには向いていないものと考えられます。
過去にはソニー製のWalkmanがエミュレータを起動できるということで注目を集めました。
この製品はデジタルオーディオプレイヤーで音楽だけでなく、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイシリーズなどのレトロゲームを遊べる!というコンセプトで販売している点は面白いと思います。
音楽を楽しめる
2017年上旬に発売されたAOIDEシリーズの ZPODは、エミュレータ機能に目がいきがちですが、メインの機能は本格的に(?)音楽を楽しめるデジタルオーディオプレイヤーです。
多くのフォーマットをサポート(ape、flac、alac、wma、aac、ogg、mp3、wav、m4a)しています。
エミュレータ機能を目的として購入している人が多いので、メイン機能であるオーディオ関係についての情報は不足しています。実際にどのような性能・音質なのかが気になるところです。
ただ、Raspberry Pi Zeroを使ったオーディオプレイヤー自作キットは販売されているので、それと同等スペックの性能・音質と考えれば良さそうです。
音楽もゲームも楽しみたい
AOIDEシリーズのデジタルオーディオプレイヤー「ZPOD」は、オーディオ機器としての性能・音質は不明であるものの、エミュレータを起動して複数のレトロゲームを楽しめます。そういった意味ではオンリーワンの製品といえるでしょう。
デジタルオーディオプレイヤー ZPODに搭載されている機能は、それほど高くなく中途半端な感じがします。そういった性能・品質を含めて楽しめるコアなユーザーにこそおすすめしたい製品です。