XiaomiからAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」が発売されました。
Xiaomi製のスマートフォンというと、独自のファームウェア(MIUI)が採用されていることで有名ですが「Mi A1」は、一般的なAndroid端末と同じ標準的なファームウェア(Android 7.0 Nougat)を採用しています。
安価なのに標準的なスペックを満たすAndroid Oneスマートフォンをレビューしていきます。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」とは
Googleの新たなOEMパートナーとして中国のXiaomiが加わり、発展途上国、新興国市場での流通を目的とした低価格帯のAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」が発売されました。
「Mi A1」は、安価でありながら標準的なスペックを十分に満たす魅力的なスマートフォンですが、残念ながら日本国内での販売発表はされていません。
今までにもXiaomiから多くのスマートフォンやタブレット端末が発売されてきましたが、どれもが驚くべき高コストパフォーマンスで使いやすい製品という評価を得られています。
発売時から気になっていたAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」が届いたので実機レビューをしていきます。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」を開封する
Android Oneスマートフォン「Mi A1」は、日本国内での発売はされていませんが、海外通販サイトで購入できます。
海外通販サイト:GearBestで発売されているAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」のGlobal Versionをレビューしていきます。
海外通販サイトでスマートフォンやタブレット端末を購入した場合、ショップオリジナルのファームウェアが導入されていたり、検品のために開封した商品が届く場合があります。
標準的なファームウェア(Android 7.0 Nougat)を導入しているAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」では、そのような対応はされていません。(未開封品が届きました)
Xiaomi製品らしいシンプルなパッケージデザインです。私が注文したのはRAM:4GB、ストレージ容量:64GB、本体カラー:ブラックの「Mi A1」です。
本体カラーはブラックのほかに、ゴールド、ローズゴールドの全3色です。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」では、標準的なファームウェア(カスタマイズされていないファームウェア)が導入されていることがアピールされています。
Android 8.0(Oreo)へのバージョンアップも予定されています。
パッケージ開封すると、すぐにAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」が目に入ります。
飾り気がないシンプルなデザイン、5.5インチのFHD(1920×1080、450nit brightness、403 PPI)液晶画面を搭載しています。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」のGlobal Versionの付属品はUSBケーブル(Type-C)、マニュアル、ピン、アダプター(EUプラグ)です。もちろん、付属のアダプターは日本国内のコンセントには合わないので別途用意する必要があります。
内箱の側面にSIMカードを取り出すために必要なピンが付けられています。見落としがちなので注意しましょう。
マニュアルは英語表記のみですが、だいたいの意味は理解できるので心配はいりません。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」を見ていく
Android Oneスマートフォン「Mi A1」をはじめて手にとった感想は、想像していたよりも薄くて軽い本体だと感じました。5.5インチのフルHD(1920×1080)液晶画面には、音量ボタン、電源ボタンの位置が書かれている保護フィルムが貼りつけられています。
反対側の側面にはSIMトレイが搭載されていて、デュアルSIMデュアルスタンバイ(nano SIM+nano SIM)に対応しているので2枚のSIMカードを使うことができます。もちろん、microSDカードを使うこともできます。
本体の大きさ:155.4 x 75.8 x 7.3 mm、重量は165g(実測では168gと誤差)とアナウンスされています。本体底面には、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-Cコネクタ、スピーカー穴があります。赤外線も搭載しているのでリモコンとしても使えます。
本体裏面にはAndroid Oneスマートフォンをあらわす「androidone」ロゴがプリントされています。バッテリー容量は3,080mAhで一般的なスマートフォン並みの電池持ちです。
5MPのフロントカメラに加え、メインカメラは12.0MP + 12.0MPのデュアルレンズを搭載、光学2倍ズームもできます。指紋認証センサーの感度は良く、瞬時にアンロックができます。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」のGlobal Versionは、もちろん日本語に対応しているので心配はありません。
必要最低限のGoogleの標準的なアプリがプリインストールされているのも良い点です。
下画像が初期導入画面・アプリです。
気になる点として、標準的なAndroidスマートフォンの戻る/マルチタスクが入れ替わっていることです。(設定からの変更はできません)慣れれば大したことではありませんが、気になるようならアプリなどを導入して機能だけを入れ替えてしまうのも良いでしょう。
ベンチマークテストの結果
一般的なベンチマークテストアプリ「AnTuTu Benchmark」でベンチマークテストを実施しました。発展途上国、新興国市場での流通を目的とした低価格帯のAndroid Oneスマートフォン「Mi A1」だけあり、ベンチマークスコアは63000ほどです。
搭載されているCPU:Snapdragon 625の一般的なスコアです。
重いゲームを遊ばず、一般的な使い方のみをするのであれば困ることはない性能でしょう。
詳しいスペックや販売価格はこちら
Android Oneスマートフォン「Mi A1」の正確なスペックや、販売価格は下記リンクで確認ができます。発売前の古い情報を発信しているサイト・ブログもあるようなので、一度確認してみると良いでしょう。
Android Oneスマートフォン「Mi A1」スペック・販売価格 | |
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公式サイト:詳細スペック | Mi Global Home |
販売価格(GearBest) | Android Oneスマートフォン「Mi A1」 |
割引クーポンコード(GearBest) | TWxiaomia1 (限定100台) |
割引クーポンコードは限定数発行(カラーによって適用できる限定数が異なる)
まとめ
Android Oneスマートフォン「Mi A1」は、安価なのに標準的なスペックを満たしているといえるでしょう。一般的な使い方のみであれば不満はほとんどありませんが、スペックが求められるゲームなどを楽しむというニーズには向いていないでしょう。
スマートフォンには標準的なスペックしか求めない!という考えの方には、Android Oneスマートフォン「Mi A1」は、おすすめできるスマートフォンだといえます。
ほかのAndroid端末と比較して購入を検討してみるのも面白いと思います。