中国の総合家電メーカーである小米科技(Xiaomi)の傘下企業であるZMI(ズーミ)から発売されている大容量モバイルバッテリー「ZMI QB820」は、USB PD(Power Delivery)に対応し、高出力(最大45W)、USBハブ機能が搭載されている製品です。
Xiaomi MI Notebook Airとの相性も良く、人気のモバイルバッテリーの一つです。
日本からの入手が難しい製品といわれていますが、手に入ったので詳しくレビューをしていきます!
USB PD対応のモバイルバッテリー「ZMI QB820」
中国の総合家電メーカーである小米科技(Xiaomi(シャオミと読みます))の傘下企業であるZMI(ズーミと読みます)から発売されているモバイルバッテリー「ZMI QB820」が手に入ったので実機レビューをしていきます。
「ZMI QB820」は、USB PD(Power
Delivery)に対応し、高出力(最大45W)、USBハブ機能が搭載されているモバイルバッテリーとして注目されている製品です。Xiaomi Mi Notebook Airといった製品の充電もできることから汎用性もかなり高い製品と言えるでしょう。
日本からの入手が難しい製品
USB PD(Power Delivery)対応で、高出力、USBハブ機能も搭載されているモバイルバッテリー「ZMI QB820」は、発売されて間もなかったころには、多くの海外通販サイトで取り扱いがされていて簡単に購入することができました。しかし、リチウムバッテリーを含む関連製品は配送不可になることが多く、日本からの入手が難しい製品です。
新しくなった「Xiaomi Mi Notebook Air 12」を購入して、どうしても手に入れたかったので、いろいろな海外通販サイトを探したところ、数日前から海外通販サイト:GearBestでの取り扱い(日本への配送)が確認できたので、ここぞとばかりに注文しました!
注文から到着まで
モバイルバッテリー「ZMI QB820」を注文してから到着までの流れは下記のとおりです。
通常配送(Japan Direct Air Line $0.16)を利用して注文しました。
モバイルバッテリー「ZMI QB820」の販売価格は$60程度となっています。
国内通販サイトで販売されている似たような製品よりも安く購入できます。
2017年8月18日に荷物集荷&出荷
2017年8月26日に到着
モバイルバッテリー「ZMI QB820」を開封
小米グループであるZMI(ズーミ)から販売されているモバイルバッテリー「ZMI QB820」を開封していきます。製品の正式名は「ZMI 10号移动电源」で型号:QB820です。
最大出力は45W のハイパワーのモバイルバッテリーです。
パッケージは2重構造になっていて、こちらが正式なパッケージといったところでしょうか。Apple社製品を意識したようなパッケージです。
パッケージ裏面には、ZMI(ズーミ)正規製品である証明シールが貼りつけられています。最大出力は45Wで、USB-Cでは最大40W、USB-Aでは最大18Wといった製品仕様も記載されています。
パッケージを開封するとすぐに袋に包まれたモバイルバッテリー「ZMI QB820」が目に入ります。
モバイルバッテリー「ZMI QB820」は、アルミニウム合金製の外装(一部ABS素材)で、青みがかかったダークパープルという色合いは、飽きることのないシンプルなデザインとなっています。
側面には、ボタンが用意されています。ボタンを一度押すとバッテリー残量が4段階(25%区切り)でわかるようになっていて、その表示が点灯中にもう一度ボタンを押すことで、給電をしながらのUSBハブ(USB 2.0 HUB)モードに切り替わります。
3つのインターフェースが用意されていて、最大出力は45Wで、USB-Cでは最大40W、USB-Aでは最大18Wとなっています。
モバイルバッテリー裏面にも製品仕様が記載されています。本体重量は約400(実測したかぎりでは約402g)と少し重さを感じてしまいますが、Xiaomi Mi Notebook Air、MacBook、Huawei社のMateBookも充電できるという点に注目したい製品です。
付属品として、Type-C変換が付いているmicroUSBケーブル、Type-C to Cケーブル、説明書が付属します。製品の給電・充電方法については説明書の画像をみればわかるでしょう。
モバイルバッテリー「ZMI QB820」の大きさ
モバイルバッテリー「ZMI QB820」の大きさは、15.80 x 8.00 x 1.80 cmです。20,000mAhという大容量(セル合計値)なので、一般的な大容量バッテリーと大差ない大きさといえるでしょう。
小米グループであるZMI(ズーミ)から発売されているモバイルバッテリーだけに、本家の製品である「Xiaomi Mi Notebook Air」と並べてみるとデザイン的にも違和感はまったくありません。
モバイルバッテリー「ZMI QB820」と、超小型のウルトラモバイルPC「GPD Pocket」の大きさを比べてみました。
「GPD Pocket」よりも一回り小さく、厚みが少しあるといった印象です。GPD Pocketと一緒に持ち運んだ場合でも、1kgを切る重さ(合計重量:GPD Pocket(約480g)、ZMI QB820(約400g))なのも良いですね。
「ZMI QB820」のUSBハブモード
モバイルバッテリー「ZMI QB820」は、側面ボタンを連続して押す(2度押す)ことで、給電をしながらUSBハブ(USB 2.0 HUB)として使うことができます。(USBハブモードの場合、青ランプが点灯します) 通常モードでは、モバイルバッテリーに何も接続されていない場合は、自動的に電源OFFになりますが、USBハブモードの場合には、自動的に電源OFFにはなりません。
「Xiaomi Mi Notebook Air」と「ZMI QB820」の相性はとても良く、モバイルバッテリー、USBハブ(USB 2.0 HUB)のどちらの機能も問題なく使えます。
「ZMI QB820」を使って、Xiaomi Mi Notebook Air 12に給電をした場合(測定には「ルートアール USB Type-C電圧・電流チェッカー」を使用しています)
「GPD Pocket」を使用している方の多くが知っていることですが、GPD社はType-Cで給電をしながらのUSBハブを使うことを推奨していません。個人的には使えたら良いなという気持ちがありましたが、残念ながらUSBハブモードは正常に動作しませんでした。
GPD Pocketへの給電は問題なくできましたが、USBハブモードにした場合、給電は行われるものの接続された機器を認識することはありませんでした。(手持ちの2台のGPD Pocketでテストをしましたが結果は同じでした)
特殊な例(GPD Pocket)をご紹介しましたが、その他の一般的な多くの機器では「ZMI QB820」のUSBハブモードは、問題なく動作するでしょう。
まとめ
小米グループであるZMI(ズーミ)から販売されているモバイルバッテリー「ZMI QB820」は、USB PD(Power Delivery)に対応していて、高出力(最大45W)、USBハブ機能が搭載されているモバイルバッテリーです。
本体の重量は約400g、大きさは15.80 x 8.00 x 1.80 cmと一般的なモバイルバッテリーのなかではヘビー級であるものの、20,000mAhという大容量、高出力でなければ給電することができないXiaomi Mi Notebook Air、MacBook、Huawei社のMateBookといった製品も充電できるという点は魅力的です。
モバイルバッテリー「ZMI QB820」は、小米グループであるZMI(ズーミ)の製品だけに、デザイン性に優れ、高コストパフォーマンスの製品であることに間違いはありません。
この機会に手に入れてみてはいかがでしょうか。
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