完全ワイヤレスイヤホン市場でも、熾烈な争いを繰り広げている価格帯が 3,000円台。
多くの中華メーカーが参入していて、「イヤホンから電撃が出ているのはダメ」という噂を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
百聞は一見にしかず。完全ワイヤレスイヤホン「Tribit FlyBuds 3」は意外と使えます。
音が頻繁に途切れることなく、イヤホン単体で5時間の連続再生ができ、モバイルバッテリー機能を搭載したイヤホンです。
意外とコスパが良くて使える完全ワイヤレスイヤホン Tribit FlyBuds 3 の気になる特徴、防水テスト、使用感、音質などをご紹介していきます。
安価でもそこそこ使える「Tribit FlyBuds 3」
完全ワイヤレスイヤホン「Tribit FlyBuds 3」は、基本的な性能と少しの付加価値を求める人向けのイヤホンです。そこそこ使えるイヤホンであることは間違いありませんが、大きな期待をしてはいけません。
2~3万円クラスの完全ワイヤレスイヤホンには勝てない
当たり前のことですが、アップルの AirPods や、ゼンハイザーの MOMENTUM True Wireless 2 といった高級完全ワイヤレスイヤホンの音質、機能、ビルドクオリティには勝てません。
利用するシーンとしては、通勤・通学の流し聴き、ケーブルレスで音楽を聴きたいというカジュアル向けな完全ワイヤレスイヤホンです。メーカー様よりご提供があった Tribit FlyBuds 3 を読者目線でレビューしていきます。
Tribit FlyBuds 3 をチェックしていく
完全ワイヤレスイヤホン Tribit FlyBuds 3 の付属品、機能、特徴、防水テスト、音質を詳しくチェックしていきます。
イヤーピースが充実した付属品
Tribit FlyBuds 3 の付属品は、マニュアル(日本語あり)、サンクスカード、イヤーピース(S,M,L×2種類)、イヤーフック(3つ)、USB Type-Cケーブルです。
付属品はしっかりしていて、なかでもイヤーピースが充実しています。
Tribit FlyBuds 3 の使い方・設定はマニュアルにしっかりと書かれているので迷うことはありません。
収納ケースを開くだけでペアリング
Tribit FlyBuds 3 の収納ケースを開くだけでペアリングされたデバイスと自動で接続します。
イヤホンを収納ケースのマグネットにカチっとくっつければ充電が開始されます。
収納ケースの重さはおよそ 90g で、持ち運びしやすいサイズ感ではありますが、つるつるとした質感と丸みがあるボディは、滑りやすいので注意が必要です。
完全ワイヤレスイヤホンの収納ケースとしては大きめの作りです。
収納ケースのボタンを押すことでバッテリー残量(25%刻み)を確認したり、外部給電モードON、再ペアリングモードに移行するといった機能を備えています。
モバイルバッテリーにもなる収納ケース
Tribit FlyBuds 3 の収納ケースはモバイルバッテリーとしても使えます。
これは意外と便利で、USBケーブルがあればスマホだって充電できます。
小さいながらもバッテリー容量は 2,600mAh もあるので、普段はイヤホンの充電・給電に使い、いざという時のためのモバイルバッテリーとしても使えるのは評価をしたいポイントです。
イヤホン単体で5時間、ケース込みで 100時間の長寿命
Tribit FlyBuds 3 はイヤホン単体で5時間、ケース込みで 100時間の連続再生ができます。
バッテリー性能は非常に高く評価できます。充電も USB Type-C に対応しています。
ハウジングの重さは片側4g と軽量でビルドクオリティについては価格相応です。
耳へのフィット感も良く、イヤーフックがあるので抜け落ちることはありません。
また、通勤・通学などの混み合う電車内でもペアリング接続が途切れたり、音が途切れるということもありませんでしたが、内蔵マイクの感度が悪いせいかクリアな通話品質は期待できません。
左右どちらでも操作ができる
イヤホン操作はハウジングをタッチすることで対応しています。
安価な完全ワイヤレスイヤホンは、左右どちらかでしか操作ができないことが多いのですが、Tribit FlyBuds 3 は左右どちらでも同じ操作ができる点は評価したいポイントです。
できる操作は限定的で、電話の受話・着信拒否、音声アシスタントの起動、音楽の再生・一時停止・曲送りはできても、曲戻しはできません。
防水性能は高いので、雨にぬれても大丈夫
Tribit FlyBuds 3 の防水規格は IPX7 と非常に高い防水性能を有しています。
これは、1メートル程度の深さの水中であれば 30分間沈んでいても大丈夫という仕様です。
こういった防水性能は実際に試してみないかぎりは本当かどうかはわかりません。
実際に音楽を流しながら、たっぷり水の入ったボウルに 30分間沈めてみましたが問題はありませんでした。生活防水はもちろん、どしゃ降りの雨にぬれても問題ありません。
結構使えてコスパは良いけど、音質はイマイチ
Tribit FlyBuds 3 は基本的な性能と少しの付加価値を求める人向けのイヤホンです。
ケーブルレスで音楽を聴きたいというカジュアルな需要にはマッチしています。
音質は重低音はかなり主張されていて、音の深みや立体感、音場を広げてくれるような感じでもないし、中高音域やボーカルも鮮明とはいえません。2~3万円クラスのモニターライクな音源に忠実な再現をしてくれるイヤホンを期待してはいけません。
普段からエントリークラスのイヤホンを使っている人であれば、ほぼ不満はないとは思えますが、価格相応の音質についてはトレードオフが必要です。正直、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは似たり寄ったりで限界を感じます。
モバイルバッテリーとしての付加価値と、利用するシーンを限定して考えれば、間違いなくコスパが良いワイヤレスイヤホンなので、一つの選択肢として考えてみるのも良いのではないでしょうか。
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