クリエイター向けデバイス「TourBox Elite」は、画像・動画編集、お絵描きソフトだけでなく、オフィスシリーズなどのビジネスソフトの作業効率化を実現できるデバイスです。
TourBox Elite の価格、動作環境、特徴、使い心地、専用アプリなどをご紹介します。
評価すべきところ、欠点についても詳しくチェックします。
TourBox Elite の価格・販売ストア
公式ストア・アマゾンで販売しています。
一般販売価格 36,580円~43,580円です。
カラーバリエーションは全3色(クラシックブラック、アイボリーホワイト、モダンスモークブラックトランスルーセント)です。クラシックブラック、アイボリーホワイトの2色は UV抗菌・耐指紋加工がされています。
TourBox Elite のスペック
TourBox Elite のスペックを詳しく見ていきます。
カラーバリエーションによって、表面処理加工が異なる点には注意してください。
- 対応OS:
Windows 7以降及びmacOS 10.10以降(ケーブルで接続可能)
Windows 10以降及びmacOS 10.13以降(Bluetoothで接続可能) - 接続方法:無線:デュアルBluetooth 5.1、有線:USB Type-C
- サイズ:116×101×44mm
- 重量:376g (単3電池2本含まず)
- 素材:外殻材質 ABS、ボタン材質 PC
ノブ&ダイヤル材質 PC+TPUダブル射出成形 - 表面処理加工:
トランスルーセント:無処理
ホワイト・ブラック:UV抗菌・耐指紋加工 - モーター:リニアモーター
- 給電形式:有線:5V DC、50mA;無線:3V DC、50mA
- バッテリー:単3電池2本(無線接続時のみ使用)
- バッテリー持続時間:最長約2カ月
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
TourBox Elite の特徴
TourBox Elite の大きな特徴は5つです。
- 有線・無線(Bluetooth)接続に対応
- ハプティクスフィードバック(触感)を搭載
- 各パーツを全面的に刷新
- 単3電池2本で動作(無線接続のみ)
- プリセット・割り当て機能は自由
従来モデルの機能・操作性を引き継ぎ、汎用性、使い心地を向上しています。
TourBox 既存ユーザーは、買い換え判断などの参考にすると良いでしょう。
TourBox Elite レビュー
TourBox Tech Inc. より提供があった TourBox Elite をしっかりレビューします。
付属品から基本的な特徴、インターフェース、操作性、システム、使い勝手にいたるまでを徹底解説します。
製品版では問題修正、操作性が大きく向上している可能性が高いです。
付属品
ユーザーマニュアル、USB Type-Cケーブル、単3電池(2本)が付属します。
製品版では日本語化されたユーザーマニュアル、保証書、製品安全ガイドが付属予定です。
大きさ・重さ
本体の大きさは 116 × 101 × 44mm、重さは 376g です。
ちなみに、電池(単3電池2本)を加えた重さは 423g です。
これまでのシリーズと見た目、大きさ・重さはほぼ変わりません。
筐体素材は ABS樹脂素材で、ノブ・ダイヤル素材は PC+TPU素材です。
特別カラーのモダンスモークブラックトランスルーセントは、酸化や指紋に強く「UV抗菌・耐指紋加工」されていません。
バッテリーは内蔵タイプではなく、電池交換タイプです。
有線接続では電池は不要で、無線接続で使うときのみ単3電池2本が必要です。
サイズ感は手のひらに収まり、高さはマウスとほぼ同等な感じです。
長時間作業を想定するのであれば、パームレストがあると便利そうです。
しっかりとした重さ、底部にゴム足があるため滑ることはありません。
インターフェース
本体上部に USB Type-Cポートがあるのみ。底部に電池ボックス、ペアリング・デバイス切替ボタン、電源ON/OFF(無線接続)が用意されています。
11個の形が異なる物理ボタンを用意しています。
サイド、ツアー、スクロール、ダイヤル、トップ、ノブ、十字キー、C1、C2、トール、ショートボタンを備えています。
操作性・所感
TourBoxシリーズは、操作性に優れたデバイスです。
ボタンごとの押し心地にストローク、直感的に操作できるレイアウトとなっており、作業時間にもよりますが短期間で手元を見なくても操作できるようになります。
ボタン単独でも組み合わせでも機能します。
ボタンの組み合わせは 50近く用意されていますが、用意されたボタンの組み合わせ以外は対応していない点には注意が必要です。
基本的なアプリ操作、マウス操作、キーボード操作、マクロをそれぞれのボタンに割り当て可能で自由度が高いのが特徴です。
内蔵振動モーターによる『ハプティクスフィードバック』は評価ポイントです。
ダイヤルやノブを回した際のカチカチとした振動・音といった操作感覚をダイレクトに体感できます。確実に「操作した」ことを画面だけでなく、手元でも確認できるのは新鮮です。
クリエイター向けデバイスとして有名ですが、一般的なアプリにも使えます。
オフィスシリーズ、ブラウザ、プレイヤー、テキストエディター、ゲームなどでも使えました。
ざっくりと試したかぎり使えなかったアプリはなかったので、汎用性が高く、幅広いアプリで使えるデバイスと評価します。
有線・無線接続
TourBox Elite は、有線・無線(Bluetooth)接続の両方に対応しています。
動作環境は Windows、macOS のみで、Android、iOS には現時点では非対応です。
iPad Pro などで使えれば、さらなる人気・汎用性が高まるので期待したいところです。
有線接続したときは、無線接続が無効化されるので1台のみ使用可能です。
Bluetooth による無線接続では2台のデバイスを接続可能で、同時接続はできず本体底部のデバイス切替ボタンを押して切り替えます。それぞれの接続状態は、LEDカラーで確認できます。
また、有線接続だけを使うのであれば、単3電池2本は不要です。
有線・無線接続のどちらでも入力遅延を感じることなく、デバイス切り替えも、ほぼシームレスに切り替え可能です。
ただし、本機は Bluetooth 5.1対応で低遅延です。
専用アプリ「TourBox Console」
TourBox Elite は、専用アプリ「TourBox Console」をインストールして使います。
すべてのボタン機能、プリセット、マクロなどをカスタマイズする必須アプリです。
ボタン機能、マクロはプリセットごとに設定が可能です。
プリセットは特定ボタンを押すことでの切り替えに加え、自動切り替えにも対応しています。
作成したプリセットはインポート/エクスポートが可能です。
はじめからプリセットを作成するのが面倒だという方は、有志が作成したプリセットをダウンロードして編集して使うのがおすすめです。
プリセットに割り当てたボタン機能は、『ガイド』で視覚的にも確認できます。
ガイドの通常設定では、ボタン単体の基本設定・機能を確認できます。
詳細設定では、ノブ部分、メインボタン部分、キットボタン部分に分かれています。
ボタン単体機能に加え、組み合わせたボタン機能も確認できます。
そのほかにも十字キーに機能を割り当てて「HUD」表示させることも可能です。
HUD表示は ON/OFF できるほか、 色変更(白・黒)、サイズ変更、不透明度などを変更可能です。ガイド的な役割となっているので、操作に慣れた際は表示しなくても良いでしょう。
TourBox本体と同じように、専用アプリ TourBox Console も直感的に操作できます。
一見すると複雑そうに見えますが、何も説明を見ることなく短時間で設定・変更ができました。
まとめ
クリエイター向けデバイス「TourBox Elite」は、従来モデルに比べて機能・汎用性を向上したモデルです。ボタン単独でも組み合わせでも機能し、マウス・キーボード操作といった基本操作からマクロ機能などをアプリごとに設定可能です。
汎用性は非常に高く、有線接続だけでなく、Bluetooth による無線接続(2台切り替え接続)にも対応、クリエイター向けデバイスとして評価されていますが、ビジネスシーンでも十分に活躍できるデバイスに仕上がっています。
ボタン単独・組み合わせは 50近く、割り当てられる機能も幅広いのでシチュエーションによっては宝の持ち腐れとなるかもしれません。TourBox Elite単体でも動作しますが、キーボードやマウスと組み合わせて使っていき、段階的に作業効率化を目指していくのがおすすめです。
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