据え置き型中華ゲーム機「Super console X MAX」は、これまでに登場したモデルと比べて総合的なパフォーマンスを大幅に向上したモデルです。メインとなる SoC を Amlogic S905X3 に刷新、TVBox機能(Android9.0)、エミュレータ性能もパワーアップしています。
Super console X Max の大まかな特徴・機能、エミュレータ性能、簡単な使い方・設定方法などを中心にご紹介していきます。
Super console X MAX の価格・販売ストア
据え置き型中華ゲーム機「Super console X MAX」は、国内外の通販サイトで販売中です。
Whatsko における販売価格は 13,999円となっています。
販売ストアによって付属品が大きく異なる点には注意してください。
【日本国内向け】中華ゲーム機専門ストア Whatsko
万が一のサポートも日本語対応、クレジットカード決済・代引きにも対応している中華ゲーム機専門ストア:Whatsko です。定期的にセールも開催されています。
【グローバル向け】中華ゲーム機専門ストア Whatskogame
Whatsko のグローバル向けサイトで、日本国内向けサイトよりも少しだけお得に購入できます。日本国内向けと同じように、クレジットカード決済・代引きにも対応しています。
スペック
Super console X MAX のスペックを詳しく見ていきます。
最も気になるポイントなので、しっかりチェックしていきましょう。
- システム:Linux(EmuELEC 4.2)/ Android 9.0 / CoreELEC
- CPU:ARM Cortex-A55
- SoC:Amlogic S905X3
- GPU:ARM Mali-G31 MP2
- RAM:4GB
- ストレージ:32GB eMMC / microSDカード
- 大きさ:114 × 114 × 21mm(実測値)
- 重さ:116g(実測値)
- インターフェース:USB 3.0、USB 2.0、microSDカードスロット、HDMI、
有線LAN(RJ45)、SPDIF、AV - 通信:Wi-Fi、Bluetooth 4.0
- 付属品:ACアダプタ、HDMIケーブル、コントローラー、リモコン
- 素材:プラスチック
免責事項:スペック情報の正確性には細心の注意を払っていますが保証はできかねます。
Super console X MAX レビュー
Super console X MAX をしっかりチェックしていきます。
付属品から基本的な特徴、実際の使い心地、エミュレータ性能、簡単な使い方・設定方法にいたるまで徹底解説していきます。
付属品
Super console X MAX のパッケージは2種類確認されています。
届いたのは外箱(パッケージ)なし、本体名称も H96 Max のもので、大きな収納ケースに納められていました。
収納ケースには、ユーザーマニュアル、リモコン、ACアダプタ、HDMIケーブル、コントローラーが2つ(レシーバー含む)が付属します。microSDカード(128GB)は本体に挿入されています。
大きさ・重さ、インターフェース
本体の大きさは 114 × 114 × 21mm、重さは 116g(実測値)です。
コンパクトなので場所を選ばずに設定できますが、丸形のため縦置きには向いていません。
また、Android TV BOX そのままのデザインなのは面白みに欠けていると評価します。
インターフェースは、microSDカードスロット、電源(DC)、SPDIF、AV、HDMI、有線LAN(RJ45)、USB 2.0、USB3.0 という順番に並んでいます。
ワイヤレス通信は Wi-Fi、Bluetooth 4.0 をサポートしていますが、技術基準適合証明を受けた製品ではないので、 Wi-Fiドングルなどを接続して技適マークに準ずる使い方が必要です。
Android TV BOX機能
Super console X MAX では、これまでよりも TV BOX機能が強化されています。
これまでのシリーズよりも新しい Android 9.0 を搭載、4K UHD出力(H.265 4K 60fps)にも対応しています。
TV BOXモードでは、システムで設定した時刻が本体前面に表示されます。
ただし、エミュレータモード(EmuELEC、CoreELEC)では表示はされません。
Google Play ストアに対応しており、YouTube、Netflix などの動画視聴アプリはプリインストールされています。付属のリモコン操作のほか、ゲームコントローラーでも操作が可能です。
通常の電源オンでは エミュレータモード(EmuELEC)が起動するので、TV BOXモードで起動するのは EmuELEC画面のメインメニューから「REBOOT FROM NAND」を選択して起動しましょう。
エミュレータ機能
Super console X MAX のエミュレータ機能は体感的にも向上しています。
単純にメインとなる SoC を Amlogic S905X3 に刷新しており、CPU、GPU、RAM などが大幅に向上しています。Super console X Pro と比較して、AnTuTu ベンチマークスコアでは2倍以上性能を高めています。
アーケード、レトロゲームなどを含め 50種類以上のエミュレータが動作します。
携帯型中華ゲーム機では動作が厳しい PSP、ドリームキャストなどのゲームタイトルは快適に動作します。また、セガサターンの一部ゲームタイトルでは遊べるレベルに動作します。
総合的には Super console X、Super console X Pro よりも快適にゲームプレイができるという性能面では優れていますが、電源を接続してすぐに起動する(電源ボタンなし)、デザイン性という部分では劣っています。
さらなるエミュレータ性能を求めるのであれば、Beeling GT-King Pro がおすすめです。
中級者向けですが、エミュレータ性能は Super Console X MAX を圧倒します。
こちらの記事を参考に検討を進めてみてください。
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Super console X MAX の使い方・設定方法
Super console X MAX の初期設定・基本的な使い方を簡単に解説していきます。
いろいろと設定を変更したい気持ちはわかりますが、初心者の方は初期設定のまま使うことをおすすめします。
メインメニュー日本語化
Super console X MAX の初期設定状態は「ENGLISH」に設定されています。
下記操作を参考に言語を「日本語」に変更しましょう。
- スタートボタンを押してメニューを表示
- 「SYSTEM SETTING」を選択
- LANGUAGE を選択して、十字キー左右で「JAPANESE」に変更
- システム再起動に「OK」して変更完了
ホットキーリスト・ショートカットキー
Super console X MAX のホットキーリスト・ショートカットキーをご紹介します。
基本となる便利なキーも含まれているので参考にしてみてください。
- 音量調整:SELECT+十字キー上下
- 明るさ調整:なし(システム設定で調整)
- ゲーム終了:SELECT+START(2回連続)
- ゲームのセーブ:SELECT+R2ボタン
- ゲームのロード:SELECT+L2ボタン
- セーブスロット選択:SELECT+十字キー左右
- ゲームリセット:SELECT+Aボタン
- 早送り:SELECT+R1ボタン
- FPS表示:SELECT+右ジョイスティック押し込み
- RetroArchメニュー:SELECT+Yボタン or 左右ジョイスティック押し込み
- PSPエミュレータメニュー:SELECT+MODEボタン
- 電源OFF:メイン画面から SELECTボタン→「システムのシャットダウン」
データ転送方法
ゲームイメージのデータ転送方法はいくつかありますが、最も簡単な micoroSDカードによるデータ転送方法がおすすめです。下記手順を参考に進めてください。
- Super console X MAX の microSDカードを取り出す
- パソコンに microSDカードを挿し込む
- microSDカード(EEROMS)ドライブを開く
- romsフォルダを開く
- エミュレータごとのフォルダにゲームイメージを保存
必ず自身で吸い出したものを使用してください。
EmuELEC の設定・操作に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
ファームウェアの導入方法、リカバリ方法は共通ではない点には注意してください。
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総合的なパフォーマンスを向上したモデル
Super console X MAX は、これまでに登場したモデルよりも総合的なパフォーマンスを向上したモデルです。体感的にもエミュレータ性能は向上しており、PSP、ドリームキャストは快適に動作します。セガサターンの一部ゲームタイトルも遊べるレベルに動作できるようになりましたが、まだまだ性能が追い付いていない感じです。
TV BOXモードでは Android 9.0 を搭載、Google Play ストア対応、4K UHD出力(H.265 4K 60fps)、本体前面に時刻表示ができるようになり汎用性・機能性を向上しています。本来の TV BOX としての機能はもちろん、据え置き型中華ゲーム機としても評価できる出来栄えに進化しています。
注意点として、ストアによって外箱(パッケージ)、本体の天板デザイン、付属品が異なるようです。性能はまったく変わらないものの、そういった点が気になる人は事前に確認してから購入することをおすすめします。
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