当時のゲームボーイカートリッジが使える「SmartBoy」、ゲームボーイのカートリッジを、そのままスマートフォンで遊ぶことを可能にするデバイスが遂に出荷されました!
今回、出荷されたモデルは「Smartboy Development Kit」と呼ばれるもので、製品版ではないものの、コンセプトや動作方法などの詳細がわかるものになっています。早速ですが、気になる情報を確認していきます。
SmartBoy とは?
2015年4月1日のエイプリルフールに、ゲーム関連の周辺機器などを手掛けている「Hyperkin社」よりコンセプト画像が公開され、一気に知名度を高めたデバイスです。
当初はエイプリルフールネタだと思われていたものの、市場ニーズの反応・高さを考え、実際に開発をスタートしました。
SmartBoyは、ゲームボーイ(ゲームボーイ、ゲームボーイカラー)のカートリッジをスマートフォンで遊ぶことを可能にするデバイスです。過去のレトロゲームのカートリッジを使って、スマートフォンで遊べるなんて面白いですよね!
SmartBoy製品版の発売はされていません
現在、SmartBoy製品版の発売はされていませんが、Hyperkin Labで「Smartboy Development Kit」の販売を行っています。販売価格は$59.99と比較的リーズナブルな価格となっています。日本国内でも一般販売がされています。
Smartboy Development Kit とは
その名のとおり、Development Kit=開発キットなので、実際に発売される製品版とは仕様が異なってくる可能性がありますが、実機をとおして「SmartBoy」のコンセプトや仕様、実際の使用感を確認することができます。
SmartBoyを見ていきましょう!
スマートフォンの大きさに合わせて横幅を調整可能
当たり前ですが、メーカーや機種によって、スマートフォンの大きさ(横幅・端子接続部の位置)は異なります。その調整ができるように SmartBoyは横幅を変更することが可能となっています。
本体裏側にあるスイッチを押すことにより、横幅を広げることが可能になります。
ただし、どの程度まで細かく調整が可能なのかは実機で確認してみないとわかりません。
将来的には、iPhone7 Plus程度のサイズまではサポートするものと考えられます。
本体底部にI/Oポート
SmartBoy本体底部には、Micro、HWB、PC⇔Phoneスイッチが搭載されています。
また、開発キットではスマートフォンとの接続端子がmicroUSBとなっているようなので、一部のスマートフォンでUSB Type-Cには対応していないものと考えられます。(製品版では対応されるかもしれません)
動作には、アプリのインストールが必須
「SmartBoySerial」というアプリをインストールすることにより、SmartBoy及び、ゲームボーイカートリッジを認識できるようになります。SmartBoy単体だけで動作するものではないようです。
エミュレータ性能に依存!?
エミュレータアプリ「My OldBoy Free」を起動し、認識された「HyperkinSmartboySerial」を選択し、ゲームカートリッジを起動していることから、動作や互換性についてはエミュレータ性能に依存している可能性が考えられます。
すべてのカートリッジに対応しているかは不明ですが、かなりの数のゲームカートリッジに対応しているものと考えられます。
製品版の発売時期は
当初は2016年12月に発売を開始予定とされていましたが、製品版の明確な発売時期は不明となっています。また、開発キット「Smartboy Development Kit」では、Android端末にしか対応していませんが、当初のコンセプトどおり、Apple社製品(iPhone)にも対応していくことが考えられます。
日本国内で発売が、実際に可能になるのかは不明(任天堂との権利関係に抵触するかどうか)ですが、楽しみなデバイスであることは間違いありません。
本記事に記載している内容は「Smartboy Development Kit」を元にしていますので、実際の製品版での仕様とは大幅に異なる可能性があります。
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