「Pebble Time Steel」
クラウドファンディングで大成功を収めたことで有名なスマートウォッチ「Pebble Watch」シリーズは、全世界で100万本以上の販売実績がある製品です。
カラー電子ペーパーを搭載し、他社のスマートウォッチと比較してみると、バッテリーの持ちが、ずば抜けているのが特徴です。今更になりましたが、安価になってきているPebble Watchを購入してみたので簡単に見ていきたいと思います。
Pebble Time Steel
クラウドファンディングサイトKickstarterで出資募集を行い、成功を収め、その後、全世界で100万本以上の販売実績があるPebble Watchシリーズ。
2016年にウェアラブルデバイスのトップメーカーであるFitbit社に、Pebble社は残念ながら買収されてしまいました。2018年まではPebbleとしてのビジネスを継続していくと発表されています。
それ以降はRebbleにてサポートを引き継いでいますが、今後は新しい製品が発表されないこと、サポートに不安が残ることからPebble Watchは安価に販売されています。
購入を検討したきっかけ
初のゲーマー向けスマートウォッチ Gamebandの紹介記事を公開したところ、Pebble Watchと比較するコメントが寄せられたことで、Pebble Watchに興味をもち調べてみました。
その結果、使い方によっては便利なのでは(?)という事を考えるようになり、初めてのスマートウォッチとして、Pebble Watchを購入することに決めました。また、使用しているユーザーからの評判が良く、販売価格も安価になっているということも、購入する際の後押しとなりました。
Pebble Watch シリーズ
基本的な性能としては、カラー電子ペーパーが搭載されていて、長寿命(約1週間)、耐水仕様となっています。Pebble Watchを調べてみると、Pebble、Pebble Steel、Pebble Time、Pebble Time Steel、Pebble Time Roundといった種類があり、どれを購入するのが良いのかイマイチわかりません。
調べてみると名前の後ろに「Steel」と付くものは、本体素材が金属製(ステンレススチール)で作られており、高級仕様になっていることがわかりました。大まかに分類すると下記のようになります。
- 第一世代 : Pebble、Pebble Steel
- 第二世代 : Pebble Time、Pebble Time Steel
- 第三世代 : Pebble Time Round
- 第四世代 : Pebble2、Pebble Core、Pebble Time 2 (買収により販売・開発中止)
第二世代のPebble Timeと、Pebble Time Steelについてはバッテリーの持ちに差があり、Pebble Time Steelは、更に約3日間 長寿命(合計、約10日間)となっています。
第三世代のPebble Time Roundは、バッテリーが約2日しか持たず、耐水仕様でもないので正直、他世代の製品と比較すると魅力が不足している印象を受けます。
第四世代については、クラウドファンディングに出資を行った方だけにPebble 2は発送されましたが、Pebble Core、Pebble Time 2についても、買収により販売・開発中止となっています。
Pebble Time Steel を開封
Pebble Time Steelが入っていることが一目でわかる外箱に収められています。
外箱裏に貼り付けられている透明シールをはがすことで、取り出せるような作りとなっています。
革製のバンドが取り付けられています。質感も一般的な時計のものと大差はありません。
時計が巻かれていたケースを開封すると、充電ケーブル(USB)が収納されています。
その他の付属品として、クイックスタートガイド、Pebbleシールなどが入っています。
充電ケーブル(USB)はマグネット仕様となっていて、Pebble Time Steelの本体裏面に張り付ける形で充電することができます。
バンドは簡単に取り外すことが可能なので、自分好みのバンドに変更することが可能です。
Pebble Time Steel 本体だけの重量は46gです。
Steelモデルでない標準モデル(Pebble Time)は、バンド含めての重量が約42.5gと考えると、少し重みを感じるかもしれませんね。
購入したそのままの状態では、Pebble Watchは使うことができません。
時計に表示されているURLをスマートフォンで表示させ、アプリを導入することで、セットアップが可能となります。
自分好みのフェイス
Pebble Watchは自分好みのフェイス(文字盤)に簡単に変更することが可能です。
スマートフォンから、追加(ADD)したフェイスを選択することで、一瞬でPebble Watchフェイスを変更することができます。
かなりの種類があるので、自分好みのフェイスを見つけるのも楽しいです。
普段使いはもちろん、ビジネスシーンでも便利なのが、「91 Dub v4.0」、標準設定では定刻になると時刻を伝えるためにバイブレーションが機能します。好きな色にカスタマイズも可能となっていることから、個人的にオススメです。
バイブレーションでお知らせ
Pebble Watchは、スマートフォンに届く通知・お知らせ(SNS、メール、Lineなど)をバイブレーションで伝えてくれます。一番弱いバイブレーション設定にしていても、気が付くことができるでしょう。音が鳴らないので、不安が残るという方も安心して使用することができます。
フェイス(文字盤)が光る
夜(暗闇)になるとフェイス(文字盤)が見えなくなり、その都度、Pebble Watchのボタンを押すのは面倒と思う方もいるかと思いますが、Pebble Watchを軽く振るだけで、フェイス(文字盤)を光らせることができます。なので、夜(暗闇)であっても、Pebble Watchは簡単に時刻を確認することができます。
日本語表示ができる
通常設定では、日本語を選択することはできませんが、有志の方が作成した非公式:日本語言語パックを導入することで、Pebble Watchを簡単に日本語化させることができます。
Pebble Watchは、ユーザー数が多いので、有志の方が作成したフェイス(文字盤)、専用アプリ等が多く公開されているのも特徴の一つです。
通知に気がつく
私の場合、歩行中にスマートフォンの通知・お知らせに気がつくことが、ほとんどなかったのですが、Pebble Watchを使い始めてからは、確実に通知・お知らせに気がつくようになりました。
簡単な通知・お知らせ(SNS、メール、Lineなど)であれば、スマートフォンを取り出さずに、Pebble Watchだけで確認をすることができるのは、本当に便利な機能だと思います。
ウェアラブルデバイスとして
Pebble Watchは、ウェアラブルデバイスとしての一般的な機能である、ヘルスケア、天気、目覚まし、通知、ストップウォッチ、定型メッセージ返信、曲操作・音量調整といった機能を標準で搭載しています。
また防水仕様(第三世代を除く)となっているので、雨などを気にする必要もありません。個人的には、スマートウォッチだけで、メッセージ返信ができるのは便利な機能であると感じています。
まとめ
スマートウォッチがなくても、今までの生活に困ることはおそらく無いでしょう。しかし、新しい体験・自身の生活のアドオンツールの一つとして考えると、スマートウォッチは本当に面白い製品だと思います。
Pebble Watchシリーズの販売価格も安価になってきていることから、興味のある方・スマートウォッチを体験したことが無い方は、一度試してみてはいかがでしょうか。標準仕様のPebble Timeであれば約1万円で購入することができます。
購入する前に!
残念なことにPebbleシリーズは、2018年6月までに完全にサポートを停止することを発表しています。今後のサポートが期待できない以上は、コレクション目的でもないかぎりは購入しないことをおすすめします。