本格的カナル型アーマチュア型ドライバー搭載した NICEHCK NX7 の機能を高めたプロモデル「NICEHCK NX7 PRO」が新たに登場しました。
オリジナルブランド NICEHCK の製品はコストパフォーマンスが高いことで知られています。
NXシリーズは一つ一つの精巧なパーツ、ユニット、視点から組み立てたプロダクトですが、プロ仕様になりユーザーによるカスタマイズの幅が広がりました。
そのクオリティ、カスタマイズ可能なバランスドアーマチュア型ドライバー搭載イヤホンの決定版 NICEHCK NX7 PRO をご紹介していきます。
機能性を高めたプロモデル「NICEHCK NX7 PRO」とは
中国・深セン発のオリジナルブランド NICE HCK は、プロのオーディオエンジニアのハイエンドな技術とこだわりを詰め込み、世に送り出しているブランドです。
そのブランドの本気が感じられる「NICEHCK NX7 PRO」は、バランスドアーマチュア型ドライバー4基、複合カーボンナノチューブダイナミック2基、セラミック振動版ドライバー1基、合計7つのドライバーユニットを採用したカナル型イヤホンです。
また、プロモデルになったことで、よりデザイン性が高いクリアシェル、アルミ合金フェイスプレート、チューニングフィルター、16芯高純度無酸素銅ケーブルを新たに採用しています。
“高級なイヤホンは買えないけれど、安価で良い音質・解像度のイヤホンを楽しみたい” を方針として、評判が良い NICEHCK NX7 PRO をご紹介します。
「NICEHCK NX7 PRO」をチェック
オリジナルブランド NICEHCK のNXシリーズプロモデル NICEHCK NX7 PRO は、NX7シリーズの進化系モデルとされるプロモデルです。じっくりチェックしていきましょう。
パッケージもさることながら、イヤホン本体、付属品もかなり充実したものになっています。
通常モデルよりもコストパフォーマンスは高い商品です。
プロモデルならではの豪華な付属品
NICE HCK NX7 PRO のパッケージ内容をチェックしていきます。
アクセサリーボックスには、マニュアル、ファブリック素材の収納ポーチ、精密ドライバ、ケーブルバンドが収められています。
さらに、ファブリック素材の収納ポーチの中には、イヤーピース5組(ホワイト S / M / L、ブラック、ダブルフランジ)、16芯高純度無酸素銅ケーブル、フェイスプレート3種、チューニングフィルター3種、予備ネジが収められています。
中華イヤホンの付属品セットにしては、かなりグレードが高いセット内容なのがポイントです。
販売価格を考えると、通常モデルよりもプロモデル一択といった感じがします。
交換できる3つのフェイスプレートにハウジング
通常モデルと同じように、外側のフェイスプレートはアルミ合金製、透明性が高く内部構造が見えるスケルトンデザインが採用されています。
大きな違いは、交換できる3つのフェイスプレート(レッド、ブルーシルバー)が付属することです。付属の精密ドライバーを使って簡単に付け替えが楽しめます。
1つのイヤホンで3つのフェイスプレートを楽しめるので、左右(L / R)を違ったカラーにしたり、その日の気分・スタイルに合わせて付け替えできるのは嬉しいポイントです。
デザイン性だけでなく NICEHCK から販売されているイヤホンは、耳にしっかりフィットする点でも好評を得られています。
3つのチューニングフィルターで違った音域を楽しめる
交換できるのはフェイスプレートだけではありません。
イヤホン本体のノズル部のチューニングフィルターも交換できます。
チューニングフィルターは3種類が付属し、シルバーはバランス、レッドは中高、ブルーは重低というように音質・音域をお好みで切り替えできます。
具体的にはシルバーはクセが少なくすべてのジャンルに対応でき、レッドはボーカル、インストゥルメンタル音楽、ブルーはDJ、ダンス、エレクトリック音楽との相性が良いです。
16芯高純度無酸素銅ケーブルを標準で付属している
NICEHCK NXシリーズは 2Pin ケーブル着脱式を採用しているので、リケーブルで音質・音域の変化を楽しめます。
イヤホンケーブルにかける思い
通常であれば “別売り” とされている 16芯高純度無酸素銅ケーブルを標準で付属しています。
中華製イヤホンの価格帯は安いものが多く、イヤホンケーブルにコストをかけていない商品が多いです。
そういった意味合いを考えれば、NICEHCK NX7 PRO のパッケージ内容は妥協することなく、かなり本気度が高いパッケージ内容であるといえるでしょう。
NICEHCK NX7 PRO の音質・解像度
最も気になるNICEHCK NX7 PRO の音質・解像度・チューニングをチェックしていきます。
箱出しすぐの音質・音域ではなく、エージングを 60時間以上してからの感想です。
オールラウンダーに活躍できるシルバーフィルター
最初に、シルバーのチューニングフィルターはバランス型と言われる事だけあり、偏りがない音を再現しています。
バランスが良いだけでなく、一つ一つの楽器やボーカル、細かな音まで拾っているのが分かります。バランスの中にも高精細な緻密な音の表現があり、長時間のリスニングにも耐えうる耳に優しい設計であることが体感できます。
購入時に装着されているチューニングフィルターだけに汎用性が高く、無難なフィルターです。
中高音域に特化したレッドフィルター
次に、中高に特化したレッドのチューニングフィルターではアナログ楽器、ボーカルサウンドがそれぞれ立体的に聞こえ、特に中高音域がクリアになる事でボーカルの繊細な強弱や伸びが感じられました。
もちろん、ボーカルだけでなく、アナログ楽器も臨場感があり楽器そのものの音が身近にあるように感じられます。女性ボーカル、インストゥルメンタル音楽に最適なフィルターといえるでしょう。
重低の響き心地よいブルーフィルター
最後に、ブルーのチューニングフィルターは、ビートのキック、バスドラム、ベースにパンチと重低の響きを強く感じさせられます。
低音の中でも強弱の細かな違いがわかる
今流行りのドンシャリ系の音を再現するイヤホンの多くは低音が過度に強調され、どれも同じように聴こえてしまうような印象があります。
その点 NICEHCK NX7 PRO は低音の中でも強弱や細かい違いが感じられ、従来のエレクトリックダンスミュージック(EDM)でも豊かな表現が再現されています。
低音とその他の中高音域の乖離がなく相対的に豊かで幅広い表現でありながらも、しっかり低音のパンチがあるところに好感が持てます。
Beats を初めとするドンシャリ系サウンドイヤホンに飽きたという人には、新しい魅力に気づかせてくれることでしょう。
自分好みのスタイル・チューニングが醍醐味な「NICEHCK NX7 PRO」
「NICEHCK NX7 PRO」は、3つのフェイスプレートで自分好みのスタイルを楽しめ、3種類のチューニングフィルターを組み合わせる事でイヤホン本体の潜在能力を大幅に引き出してくれます。
聴き比べて体感できる音質・音域の違い
まずは、同じ曲をフィルターやイヤーピースを交換してみて聴き比べるだけでも音質の変化を楽しめるイヤホンです。
また、通常であれば別売りされている 16芯高純度無酸素銅ケーブルが付属しますが、リケーブルも合わせると更なる可能性と領域が広がるのも魅力的です。
NICEHCK NX7 Pro は、3つのフェイスプレートと3種類のチューニングフィルターだけに目が行きがちですが、オリジナルブランド NICEHCKのオーディオエンジニアリングの確かなこだわり・技術・実力を感じさせられるイヤホンに仕上げられていると言えるでしょう。
通常モデル NICEHCK NX7 と比べてみても大きな価格差はないので、グレードが高く付属品が充実したイヤホンが欲しいという人におすすめです。
NICEHCK の本気度が高いイヤホンを体感してみてください。