中華イヤホンの代表格として確固たる地位を築きつつあるKZシリーズ。
その中でも上位モデルとして君臨している KZ ZS6と双璧をなす「KZ ZS10」は、ケーブル着脱式、カナル型、片耳５ドライバー（4BA＋1DD）を採用しているイヤホンです。
低価格でありがなら搭載されているドライバー数が多い人気イヤホンをみていきます。
ハイブリッドイヤホン「KZ ZS10」をレビュー
KZシリーズの上位モデルとして発売されている 4BA＋1DD ハイブリッドイヤホン「KZ ZS10」が届きました。KZ ZS6と並び高評価・人気のイヤホンです。
最大の特徴は KZシリーズ最大のドライバー数（片耳５ドライバー（4BA＋1DD））を搭載していることです。この価格帯での音質・解像度の高さは最高峰といわれています。
4BA＋1DD？ハイブリッドイヤホン？と聞いて、何のことか意味がわからないという人も多いと思いますが、ざっくり説明すると、バランスド・アーマチュアドライバー（BA）と、ダイナミックドライバー（DD）という、特徴・性能の異なるスピーカーが搭載されているイヤホンと考えれば良いでしょう。
「KZ ZS10」を見ていく
KZシリーズの上位モデルである KZ ZS10は、KZシリーズ定番のコンパクトなパッケージにおさめられています。カラーは全３色（ブラック、ブルー、レッド）です。私が注文したのは基板色と同じレッドです。
製品スペックはパッケージ裏面に記載されています。
音圧感度は 104ｄB/mW、インピーダンスは 32Ω、周波数特性は 7-40000Hzです。
KZ ZS10はスケルトンボディを採用しています。
基板色が赤なので一体感が得られるカラー：レッドが人気です。
金属筐体ではありませんが、しっかりした作りで安っぽさはありません。こういったところも KZシリーズは定評があります。
付属品を確認する
KZシリーズの上位モデルである KZ ZS10の付属品は、2Pinコネクタケーブル１本、ユーザーガイド、保証書、イヤホンピース S,M,L（内、Mサイズはイヤホンに装着済み）です。
KZ ZS10の付属ケーブルは、KZシリーズの定番ケーブルではなく、さらに改良された高品質なケーブルが付属します。
KZシリーズらしいデザイン
4BA＋1DD ハイブリッドイヤホン KZ ZS10は、KZシリーズの多くの製品で採用されているスケルトンボディーを採用しています。本体サイズはやや大きめな作りですが着け心地は良好です。普段使いや長時間の装着でも疲れません。
本体内部の基板に大きく KZとプリントされていますが、装着時に目立つようなことはありません。届いた KZ ZS10のケーブルの抜き差しは良好で、すぐに抜けてしまったり、きつすぎるということはありませんでした。
イヤホン本体の左右（Left、Right）は、ケーブル差し込み部を見ると確認できます。
本体カラー：レッドの場合だと見づらいかもしれません。
「KZ ZS10」の音質
KZシリーズの最高傑作と名高い KZ ZS10の音質は、くせがなく自然な音を楽しめる音質といえるでしょう。それだけに、個性的な音質のイヤホンが好みという人には物足りなさを感じてしまうかもしれません。
既に多くの人からも高評価を得られているイヤホンだけに音質・解像度の高さは納得できるでしょう。
ただし、箱出し直後では音のまとまりや解像度・音質は安定していないので、数十時間のエージングが必須といえます。 この価格帯での音質・解像度の高さは最高峰といっても良いでしょう。
付属ケーブルでも楽しめる
KZ ZS10の付属ケーブルは、KZシリーズの定番ケーブルではなく高品質な編みこみケーブルが付属します。こだわりがなければ付属ケーブルだけで十分に満足できる音質を楽しめるでしょう。
さらに全域の解像度アップ、バランスの良い音質を楽しみたいという場合には 6N 銀メッキ高純銅イヤホンケーブルをおすすめします。
ケーブル着脱式のイヤホンなので、ケーブルを交換するだけで手軽に全域の解像度・情報量をアップグレードした音質を楽しめます。
まとめ
中華イヤホンの代表格として確固たる地位を築きつつあるKZシリーズ。
その中でも上位モデルである「KZ ZS10」は、多くの購入者からの評価どおり箱出し直後では音のまとまりが安定していません。しかし、数十時間エージングをする ひと手間をかけることでKZシリーズ最高傑作と名高い音質を楽しめます。
中華系イヤホンであることから、それほど期待できない・音質なんて気にならないと思っている人にこそKZシリーズの最高傑作と名高い「KZ ZS10」を体験してもらいたいです。
中国国内では1200人以上の人が満点評価をつけている人気イヤホンです。
