「GPD WIN 新リビジョン アルミシェル版」
最近になって海外通販サイトで販売が開始された、GPD WINの新リビジョン アルミシェル版。GPD公式ストアでも販売が開始となっている商品ですが、実機が届いたので、いつもより画像を多めにレビューをしていきます!クラウドファンディング INDIEGOGOで出資を行い届いた初期出荷モデルとの違いも記載していきます。
最速レビュー!GPD WIN 新リビジョン アルミシェル版
既にGPD WINを手に入れている方も興味を持っている、新リビジョンであるアルミシェル版が届きました。注文をしたのは海外通販サイト AliExpress.comのGPD Official Storeで、注文から商品到着までの流れは下記のとおりです。商品到着まであっという間でした!
4月24日 FedExにて発送(有料配送を利用しました)
4月27日 商品到着
GPD WIN 新リビジョンを見ていく
GDP WINの新リビジョンであるアルミシェル版は、本体液晶部の天板のみがアルミニウム素材になっています。質感はマットで、色もマットブラックと表現できます。そのような質感なので、手の汚れ(指紋・皮脂など)は付きやすいといえるでしょう。
本体を開いてみます。液晶部のヒンジ部分はアルミニウム製です。ABS樹脂からアルミニウム素材に変更となったので、重量に変化があったのか気にしている方もいるかと思いますが、重量は377gと大きな違いはありません。(初期出荷モデルの重量は約370g)
初期出荷モデルでは、GPDロゴに保護テープが貼られていましたが、新リビジョンには貼り付けられていませんでした。新リビジョンであるアルミシェル版でも、本体を閉じた場合には、キーボード、ジョイスティックの一部が画面に接触します。(軽く押し込むと接触することを確認)
本体後面、アルミニウム素材とABS樹脂の質感の違いがわかります。
本体底部、初期出荷モデルの一部には印字されていなかった技適マーク(技術基準適合証明等のマーク)は、当たり前に印字されています。
初期出荷モデルとの違い
GPD WINでは初めてアルミニウム素材が液晶部の天板に使用されています。下画像で確認してみてもわかるとおり、質感・色味が違うことがわかります。
初期出荷モデルにはなかった、HDMI端子にキャップが取り付けられています。最近になって出荷されたモデルには取り付けられているようです。
ジョイスティックのゴム製カバーの質感もマットなものに変更となっています。
初期出荷モデル(左)、新リビジョン(右)を比べてみると違いがわかります。触り心地もマットな感触です。
GPD WINを大きく開いてみると、初期出荷モデルよりも少しだけ大きく開くことができました。
初期出荷モデル(奥)、新リビジョン(手前)を画像のように並べると違いがわかります。個体差ではありません。(数台のGPD WINで確認しています)
初期出荷モデルを含む、いままでに発売されたモデルは本体液晶部の天板は全体的に丸みを帯びていましたが、新リビジョンは堅い・武骨という印象を受けます。
初期出荷モデル(左)、新リビジョン(右)を並べてみました。新リビジョンの方が高さがあるように見えますが、実際はほぼ同じ大きさとなっています。
開閉するヒンジの位置が少しだけ違うので、この部分の差が本体を開いたときに表われているのだと考えられます。
初期出荷モデル(左)、新リビジョン(右)を背中合わせにしてみました。
BIOSのバージョン、日付は下画像のとおりです。GPD社から回答があったとおり、外装のみの変更なので、その他の仕様変更は確認できませんでした。
初期出荷モデル(上)、新リビジョン(下)、充電時に表示される画像(バッテリー画像)も変更されていることが確認できました。新リビジョンの方が良いですね。
付属品を見ていく
初期出荷モデルに付属していなかったマニュアル(Operating Instruction Manual)が付属していました。最初に行うセットアップや、BIOSバージョンアップの方法などが記載されています。(英語のみで、ほかの言語での記載はありません)
初期出荷モデルは白のイヤホンが付属していましたが、新リビジョンでは黒のイヤホンに変更されていました。視聴はしていませんが後者のほうが品質が良さそうに見えます。
GPD WIN/XD用のスリムハードポーチを見ていきます。しっかりとした作りで、GPD WINを余裕で収納できます。もちろん質感も悪くありません。
ポーチ内部にはポケットがあり、GPD WIN本体をしっかりとホールドできるようになっています。スリムハードポーチに取り付けることができるストラップも付いています。
GPD WINを手に入れている方の多くは、ニンテンドー3DS LL(Newニンテンドー3DS LL)用のスリムハードポーチを使用している方も多いと思いますが、そのスリムハードポーチと比べると、どうしても厚みがあると感じてしまいます。(左がGPD純正(約4cm)、右がニンテンドー3DS LL用(約3cm))
まとめ
GPD WINの新リビジョン アルミシェル版は実際に手にして最初に思ったことは、マットな質感・色味で堅い・武骨と印象を持ちました。簡単にいえば「これ、かっこいい」と表現しても良いでしょう。ただ、残念なことは外装すべてがアルミニウム素材でないという点でしょう。個人的には外装すべてがフルアルミニウム素材のGPD WINを発売して欲しかったです。
GPD社へ問い合わせを行った回答でも、クラウドファンディング INDIEGOGOのキャンペーンで発表されていたアルミシェル版の販売予定はないということから、現段階ではこれ以上のアルミニウム素材の採用はないものと考えられます。
先日公開した記事を読んだ方には、繰り返す内容ですが、個人的な考えとして、既にGPD WINを所持している方は、GPD WINの新リビジョン アルミシェル版を購入する必要はないと考えられます。しかし、これからGPD WINを購入しようと考えている方や、初期出荷モデル(CPU:Z8700)を持っていて2台目として購入を考えている場合には、新リビジョンのアルミシェル版を購入することをおススメしたいと思います。