![GKD 350H リリース](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_release_00-1024x614.jpg)
人気の中華ゲーム機といえば RG350 が有名ですが、それよりも性能がワンランク上なのに、思ったほど人気がない中華ゲーム機があります。それが「GKD 350H」です。
最近になって発売された中華ゲーム機と比べてみても、価格はさほど変わらず、CPU 性能で大きく左右されるエミュレータの動作がより快適であることが確認されています。
それなのに、海外通販サイト・フォーラムでの人気は思ったほど高くありません。中華ゲーム機としては優秀なのに、なぜ GKD 350H は人気がないのか、理由を確認していきます。
当初は注目を集めていた「GKD 350H」
中華ゲーム機 RS-97 に代わる商品として、当初は注目を集めていた「GKD 350H」ですが、最近になって発売された中華ゲーム機の中でも思ったほど人気がないようです。
正式に発売するタイミングが悪かった
思ったほど人気が出ない一番の理由は “発売するタイミングが悪かった” からです。
ちょっと前に発売された RG350 は、その界隈で知名度が高い GCW ZERO の後継機として発売され、性能・操作性・デザインで高い評価を得られています。
また、続いて発売された New PocketGo はプレセールで RG350 と変わらない性能にもかかわらず価格面をアピールして成功しています。
![GKD 350H](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_release_01.jpg)
これから GKD 350H は、ワンランク上の性能を武器に巻き返しできるのでしょうか。
GKD 350H のスペック、大きさ・重量、販売ストア、ほかの中華ゲーム機との違いをチェックしていきます。
GKD 350H のスペック
まずは、GKD 350H のスペックを詳しくチェックしていきます。
中華ゲーム機の中でも一番に気になるポイントなので、しっかりと見ていきます。
購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
![GKD 350H スペック](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_spec.png)
※スペック表は商品ページ、海外フォーラムなどを参考に作成しています。
ワンランク上のスペックを搭載している
最近になって発売された2つの中華ゲーム機 RG350、New PocketGo と比べると、GKD 350H はワンランク上の CPU を搭載しています。
「RAM が小さいから性能がイマイチかも」と思われていましたが、実際にはエミュレータの動作は搭載されている CPU 性能に大きく左右されます。
結果としては、海外フォーラムなでも報告されているように、総合的なエミュレータ性能、液晶ディスプレイの鮮明さ、格闘ゲームなどの操作性は GKD 350Hが優れていると評価されています。
本体の大きさ・重さは変わらない
GKD 350H の本体の大きさは、75 × 150 × 18 mmで、重さは 155g です。
Newニンテンドー3DS の大きさが、80.6 × 142 × 21.6 mm(折りたたみ時)、重さ 253g と比べると小型・軽量で、おおよそのイメージができると思います。
ちなみに、RG350 の本体の大きさは、73 × 145 × 14 mmで、重さは 160g なので、ほとんど違いはありません。
L2 / R2 ボタンはなく、充電・給電は microUSB という点にも注意してください。
microSD カードスロットは2つあり、本体内蔵の microSDカードスロットへは本体裏面にあるバッテリーを外すことでアクセスできます。
![GKD 350H 大きさ・重さ](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_release_02.jpg)
スケールメリットが期待できないかも
人気が高いということは、それだけ多くのユーザーが持っているので、トラブルがあった場合に解決策・代替案を見つけやすいという利点があります。
特に中華ゲーム機は、有志が提供するカスタムファームウェア、エミュレータが特に重要で、中華ゲーム機の使いやすさに大きく影響してきます。
それだけに、直近で RG350 もしくは New PocketGo を購入したユーザーが、短期間で GKD 350H を買い替えする可能性は低く、そのようなスケールメリットをあまり期待はできないかもしれません。
![GKD 350H](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_release_03.jpg)
良くいえば、中華ゲーム機らしいデザイン
GKD 350H のデザインは、お世辞にもカッコ良いとは言えません。
少し前であれば、 “これぞ中華ゲーム機” らしいデザインと認められたのかもしれませんが、RG350 と New PocketGo と比べてしまうと見劣りします。
本体カラーは、イエロー、ホワイト、クリスタルブルー、クリスタルクリア、クリスタルブラックの5色です。特にスケルトンカラーは、黄色い基板が透けてカッコ悪い・チープに見えます。
![GKD 350H](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_release_04.jpg)
人気なんて関係ない。総合的な使いやすさが重要なんだ
「GKD 350H」は、総合的な使いやすさに重点を置いた人向けの中華ゲーム機です。
ワンランク上の CPU を搭載していることもあり、総合的なエミュレータ性能、液晶画面の鮮明さ、格闘ゲームなどの操作性が優れています。
海外通販サイトの正式な発売時期・タイミングが遅れてしまった為に、直近に発売された中華ゲーム機と比べると人気はありません。
しかし、中華ゲーム機に人気なんて関係ない、もう少しエミュレータ性能がワンランク上の中華ゲーム機が欲しいという人におすすめです。実際にその差を実感できるほどです。
![GKD 350H](https://tonchikiroku.com/wp-content/uploads/2020/01/gkd_350h_release_01.jpg)
とはいえ、RG350 や New PocketGo を持っている人にわざわざ “買い替え” をおすすめできるレベルの中華ゲーム機ではありません。
現状のエミュレータ性能に満足していない、「ゲームがしたいんじゃない、中華ゲーム機が欲しいんだ。」というコレクター向けの中華ゲーム機と言えるでしょう。
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